水先案内人
ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。
ビデオメッセージ
これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)
布施 祐仁 FUSE Yujin
(ジャーナリスト)
戦争と平和の問題をテーマに約25年間、取材・執筆を続けてきた。情報公開請求を駆使し、南スーダンに派遣された自衛隊の活動記録(日報)を防衛省が組織的に隠蔽していた事実や、政府が長年「消失した」としてきた浮島丸事件(1945年、京都府舞鶴港で爆発・沈没し、戦時中日本軍に徴用されていた朝鮮人500人以上が死亡)の名簿を政府が保有していたことを明らかにした。著書に『ルポ・イチエフ 福島第一原発レベル7の現場』(岩波書店、平和協同ジャーナリスト基金賞大賞・JCJ賞受賞)、『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(三浦英之氏との共著、集英社、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞)のほか、『従属の代償 日米軍事一体化の真実』(講談社)など多数。
モース・フローレス Morse FLORES
(国連人権担当官)
2000年に参加したピースボートでの人生を変えるような航海をきっかけに、国連で働くことを決意。国際労働機関(ILO)に10年間勤務し、技術協定を通じて労働基準を強化した。その後、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)で10年間人権担当官や国連先住民自主基金の事務局長を務め、気候変動交渉や国連ビジネスと人権フォーラムでOHCHRを代表した。フィリピン大学と立命館APU(日本)で学士号を取得し、コスタリカ、ドイツ、スペイン、スウェーデンで国際法と人権・人道問題で修士号を取得。ピースボートで得た変革の経験は、国連での日々の仕事にインスピレーションを与え続け、より公正な社会を築くための世界的な連帯という彼の信念を後押ししている。
岡根谷 実里 OKANEYA Misato
(世界の台所探検家)
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、クックパッド株式会社に勤務し、独立。世界各地の家庭の台所を訪れて一緒に料理をし、料理を通して見える暮らしや社会の様子を発信している。30以上の国と地域、170以上の家庭を訪問。講演・執筆・研究などをおこなう。著書に『世界の食卓から社会が見える』(大和書房)、『世界のお弁当とソトごはん』(三才ブックス)など。京都芸術大学客員講師。探検の傍ら、現在はオランダの大学で文化人類学を専攻中。
オレダブエコ Olethabweko
(アフリカンバンド)
2009年結成。ケニア出身のジョージ・ニナと、大阪出身のリカコ・ニナによる夫婦ユニット。ジョージは、国連の平和活動の音楽祭としてルワンダ、ウガンダ、ジブチ、フランス、イタリアなどで活躍。元スト リートダンサーのリカコは、アメリカへのダンス留学中にダンスのルーツを求めアフリカへ。日本とケニアの文化を組み合わせた音楽で、人々を楽しませることを一番に考え、平和や協調性の大切さをメッセージに込めている。ジャンベやトーキングドラムなどのアフリカ楽器と、リカコのダイナミックなダンス、ジョージのやさしい歌のパフォーマンスは迫力満点。
韓 興鉄 ハン・フンチョル HAN Heungcheol
(翻訳・編集業)
横浜で生まれ、1980年代を主にソウルで過ごし、横浜へ。2002年より『韓国語ジャーナル』や『韓国語学習ジャーナルhana』などで、ニュースや社会関連の記事を担当。翻訳にキム・イェスル著『キャンドル革命 — 政権交代を生んだ韓国の市民民主主義 写真集』(コモンズ)、韓洪九著『韓国スタディーツアー・ガイド』(彩流社)、共著に『なるほどこれが韓国か 名言・流行語・造語で知る現代史』(朝日選書)、『K-POP bibimbap 好きな人をもっと深く知るための韓国文化』(池田書店)など。
磯崎 由佳 ISOZAKI Yuka
(チアインストラクター)
神奈川県厚木高校にてチアダンスを始め、全国大会出場。2007年にチアインストラクターとなり、4歳から大人まで幅広い世代を対象としたチアダンス&チアリーディング指導をおこなう。完全な初心者から、全国大会出場チームまで様々なジャンルの指導、また長年に渡り指導者の育成にも取り組む。CM、MV、TV、ドラマ、映画、企業イベント等の出演、ディレクション経験多数。2010年にマットピラティス指導者資格を取得。現在は、ピラティスの知識を活かし、シニア世代も安全に楽しく身体を動かすことができるチアダンスレッスンを開催。あらゆる世代、体力レベルの方々に合わせたプログラムを提供し、多くの人に『チア』を通して一日でも長く元気に健康に暮らしてもらうことを目標としている。
ジェニファー 劉 Jennifer LIU
(インド古典アーティスト、ダンサー)
台湾で初めてインド・ボリウッド映画界に進出し、インド古典舞踊で活躍するダンサー。2010年からインド舞踊を学び、14年間インドで研鑽を重ねる。『スーパー・ナニー』『ハンプティ・シャルマの花嫁』など6本のボリウッド映画に出演。その後、より深い芸術的訓練を求め、インド・ケララ州のカラマンダラム大学で南インド古典舞踊の「モヒニヤッタム」を学び、台湾で初めて「モヒニヤッタム」の教師となった。また、インド古典演劇のナンギャール・クースーやケララ州の古代壁画芸術も学び、2019年には同州で壁画個展を開催した。台湾に戻ってからは、台湾の伝説とインドの古典舞踊を融合させた「Kala Taiwan」芸術グループを設立し、インド文化の普及に尽力している。ほかにも台湾の伝説とインドの古典舞踊を融和させてインターカルチュラル・ダンス・シアターを創設し、国際的な文化交流を推進し、より多くの人々にインド芸術の多様性と奥深さを広めている。
福島 富子 FUKUSHIMA Tomiko
(神奈川県原爆被災者の会(日本被団協の神奈川県組織)副会長、葉山支部会長)
爆心地より2.5kmの自宅で被爆。自宅と爆心地の間に小高い丘があり、直接的な被害を免れる。4歳の頃に家族から一人離され親戚の家に預けられて、被爆を知らずに育つ。親戚の家で着物に親しみ、現在はPeaceの文字を刺繍した平和の帯で被爆証言をおこない、2022年核兵器禁止条約第1回締約国会議から2025年の第3回同会議まで大学生にその平和の帯を託す。被爆当時の記憶はないが、2024 年4月より現在94歳の長崎被爆者の交流証言者に認定され、講話活動をおこなっている。
権 赫泰 クォン・ヒョクテ KWON Heok-Tae
(歴史学者、聖公会大学名誉教授)
高麗大学校卒業後一橋大学に留学、日本経済史研究で博士号を取得。山口大学経済学部助教授を経て、定年まで聖公会大学教授を務める。主な著書に、日本で出版された『平和なき「平和主義」:戦後日本の思想と運動』(法政大学出版局)、韓国で出版された『日本の不安を読む』、『日本戦後の崩壊:サブカルチャー消費社会と世代』など、共著に『主権の野蛮』、『戦後の誕生』など(いずれも韓国で出版)。主に社会運動や日韓関係などを中心に日本の「戦後」を研究してきたが、最近では「ベトナム戦争と反戦運動」を韓国と日本を含む世界史的な次元で再び位置づけようと試みている。
コロンえりか COLON Erika
(ソプラノ歌手、ホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督)
ベネズエラ生まれ。聖心女子大学、大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院声楽科修士課程を優秀賞で卒業。2019年東京国際声楽コンクールにてグランプリ・歌曲両部門で優勝。国内外で演奏活動を行う。キングレコードより「BRIDGE」をリリース。イタリア、フランス、イギリスでの音楽祭出演、国内外で演奏活動を続けながら、ホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督として、視覚・聴覚など 障害のある子どもたちに音楽を教えている。音楽による社会インクルージョンを目指した活動は2024年にバリアフリーの国際賞ゼロ・プロジェクトアワードを受賞。国際学会での発表や講演も精力的に行っている。4児の母。
ホワイトハンドコーラスNIPPON https://elsistemaconnect.or.jp/activity/whc-nippon/index.html