マイアミ
年間を通して温暖な気候が続き、多くの観光客が訪れるアメリカ有数のリゾート地。美しいビーチやアールデコ様式の建物、街を彩る現代アートなど見どころは多岐にわたります。
画になるリゾートを堪能する
世界的に名の知れたマイアミビーチには、白い砂浜とヤシの木、そしてコバルトブルーの海が広がります。カラフルなライフガードスタンドが点在する景観、リゾートを謳歌する人びと――そんなビーチを歩くだけでもマイアミらしさが感じられるでしょう。海沿いには高層ホテルが並びますが、南端のサウスビーチ周辺には美しいアールデコ様式の建物が集中しています。「マイアミ・モダンスタイル」と呼ばれるパステルカラーの建物たちは、写真映えも抜群。海の美しさのみならず、周辺の散策も含めてさまざまな楽しみ方が叶います。
マイアミの今を感じるスポットへ
高層ビルが空へと伸びる、マイアミのダウンタウン。中でもひときわ賑わいを見せるのが、ビスケーン湾のウォーターフロントエリアに建つ、ベイサイドマーケットプレイスです。買い物や食事、エンターテインメントが一度に楽しめる人気の複合施設で、アメリカチェーンの有名店から地元のラテン料理、マイアミ産のシーフード料理の店まで、グルメだけでも幅広いラインナップが揃います。他にもマイアミらしいお土産を探したり、湾内をめぐるクルーズ船に乗ったりと、マイアミ観光には欠かせないスポットともいえるでしょう。
ラテンのリズムが聴こえる街
1960～70年代、カストロ政権の誕生とともにマイアミへと移ってきた大勢のキューバ人が、コミュニティを形成した場所。それが、リトルハバナと呼ばれるエリアです。現在、マイアミ周辺には約120万人のキューバ系の人びとが暮らし、リトルハバナには手巻きの葉巻工場や、キューバンレストランなどが建ち並びます。スペイン語の看板、店先から流れてくるサルサやラテンのリズム――街を歩けばまるでキューバに来たかのような気分になります。キューバ文化が色濃く息づくリトルハバナを訪れれば、祖国の伝統や文化を守り抜いてきた人びとの歴史にふれられるでしょう。