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PEACE&GREEN BOAT 2016(夏休み!釜山、上海、沖縄をめぐるショートクルーズ)

クルーズレポート

2016年8月4日 日韓・大交流! -Friendship Day-

今日を大交流の1日に——そんなコンセプトでFriendship Dayの開催です。せっかくだから、それぞれの文化でオシャレも楽しもう、とチョゴリや着物姿の方も。ラウンジで、デッキで……あちこちでおしゃべりの輪が広がります。PEACE&GREEN BOATではお馴染みの企画、「日本語・韓国語講座」が始まりました。交流の日だから、とこちらもチョゴリと浴衣姿で。いいなぁ。お二人ともよく似合っています。こんなやりとりがあちこちから。また来年、次のPEACE&GREEN BOATで会えたらいいね!——そんなやりとりが嬉しい、思い出に残る1日となりました。

2016年8月4日 民主主義って何だ?/これだ!

昨年夏、「安全保障関連法案」に反対し多くの人々が国会を取り囲みました。中でも、注目を集めたのが若者たちの姿。その大きな役割を担った学生団体「SEALDs」の奥田愛基さんと寺田ともかさん、韓国の大学生ムン・ユジンさん、チョ・ヘミンさんによるパネルディスカッションです。「国家のための国民なのか、国民のための国家なのか」さらに奥田さんは、個人の権利や少子高齢化、出生率の低下を指摘。同じく少子高齢化が進む韓国。チョさんもその言葉に大きく頷き続けます。ひとりひとりが社会に「参加する」こと、そしてそういった社会の実現のためにできることを考える大切な時間となりました。

2016年8月3日 那覇(沖縄)寄港-基地から見る日本『本土』の姿-

戦後70年以上が経つ今なお、多くの在日米軍基地が集中する沖縄。普天間基地問題や、辺野古への新基地建設などが注目を集める今、改めて基地問題を考えるプログラムを実施しました。かつては「日本軍」の陣地の一つだった宜野湾市・嘉数高台公園からのぞむ普天間基地。右手前にオスプレイが見えます。住宅が密集する「ふつうの暮らし」のすぐ横に基地があることを改めて知らされます。沖縄国際大学は、普天間基地からはまさに「目と鼻の先」。ここが学生達の学びの場だと思うと、やはり複雑な気持ちになります。基地のある日常、そこに暮らす人々の声から多くを考える、大切な1日となりました。

2016年8月2日 子ども交流会!

「福島子どもプロジェクト」「熊本南阿蘇子どもプロジェクト」、そして韓国の「洋上子ども学校」と、日韓双方からたくさんの子どもたちが参加している今クルーズ。子どもたちと彫刻家・美術家として活躍されているキム・ボンジュンさんによるワークショップ「生態系マップをつくろう!」が開かれました。図鑑から好きな動植物を模写し、ハサミで切り抜き、壁に貼っていきます。川や草原を描き、日韓・生態系マップの完成。手の形をした紙に、ひとりひとりが考える「環境のための5つの約束」を書き出すことで、自分に出来ることを考えられます。共通点や意外な視点の違いに驚くこともありました。

2016年8月2日 イ・ハンチョル コンサート「人生は旅」

PEACE&GREEN BOATではすっかりお馴染みの存在。韓国「大衆音楽賞」「最優秀ポップシングル賞」受賞の大人気ポップシンガー、イ・ハンチョルさんの登場です!! 客席が総立ちとなったのは、以前のPEACE&GREEN BOATでイ・ハンチョルさんが作詞作曲した『PEACE&GREEN BOATの歌』。すっかりお馴染み!という方も多く「何度聞いてもいいよねぇ…」なんて声も。「ワシ、韓国語はぜんぜんワカランのに、なんか、すごい分かるようになった気ィしたよ」と満面の笑みで語る参加者も。ハンチョルさん、ありがとうございました!! 素敵な一夜となりました。

2016年8月2日 沖縄から考える日本の民主主義

7月10日、参議院選挙沖縄選挙区で辺野古新基地建設反対とオスプレイ配備撤回を掲げた伊波洋一さんが、次点候補を10万票以上上回る大差で当選。しかし政府は、米軍北部訓練場のヘリパット建設に向けた資材搬入を強行。この状況を私たちはどう考え、何が出来るのか。「今、沖縄の民主主義ではなく、日本の民主主義が試されている」と木村朗さん(鹿児島大学教授)。社会学者の宮台真司さんはこの問題を「戦後民主主義の帰結」と言います。立教大学教授の西谷修さんは「自発的隷従論」という切り口で『沖縄の自治』について語ります。様々な視点から「沖縄」をとらえ、考える注目の講座となりました。

2016年8月1日 上海出港ミニライブ

上海出港の夜、デッキでは出港を祝う、ミニライブが開催されました。ステージにご登場いただいたのは、水先案内人の村上木綿子さん(歌手)、荒井かおりさん(歌手)、そして平竜従さん(ギタリスト)のお三方! 大歓声が迎えます。ご披露いただいたのはサザンオールスターズやピンクレディーといった名曲の数々。ものまねタレントとしても活躍されているとあって、圧巻のバリエーション&さすがのパフォーマンスです。これが盛り上がらないワケがないっ!! 気がつけばデッキは大合唱。PEACE&GREEN BOAT、ますます盛り上がりそう!!

2016年8月1日 上海(中国)寄港

船は上海に寄港。上海観光も楽しみですが、今回はここから南京を訪れるプログラムに参加。 上海から新幹線で1時間半ほどで南京に到着。訪れた南京大虐殺記念館では、 南京大虐殺の生存者、ツェン・ホングイさん(92歳)から当時の想像を絶する悲惨な話を伺います。「私は、世界の平和を促していきたい。それは日本も、中国も、そして世界の人々の共通の願いだと思います」と副館長のワン・ウェイミンさん。「歴史を忘れず、未来を築いていこう」——記念館の出口に掲げられたメッセージをしっかりと胸に刻みます。多くを学び、考える。そして「未来」へ一歩を踏み出す、大切な1日となりました。

2016年7月31日 沢知恵ピアノ弾き語りコンサート The Line

この時がとても楽しみだったという方も多いはず。コモエスタ代表であり歌手の沢知恵さんによる弾き語りコンサート!! 日本、韓国、米国の3つの国で育ったという沢さん。韓国語と日本語による素晴らしい歌に大感激です。ラストを飾るのは、本クルーズでは出港時の定番曲となっている『The Line』。「愛と憎しみ、北と南、男と女、日本と韓国……たくさんの『Line』があります。ひとりでは難しいかもしれない。でも、みんなで、この船旅をきっかけに、『Line』をこえていきましょう!」沢さんの歌声とメッセージが心に響く、素晴らしいコンサートとなりました。

2016年7月31日 若者が希望を持てる社会とは?

日本・韓国で共通の課題である「若者が生きづらい社会」。本講座では、こうした若者たちへの支援を行うNPO「DxP」の今井紀明さん、精神科医の香山リカさんが今日の現状と、展望について語りました。今井さんは、2004年、医療支援で訪れたイラクで「人質」となり、帰国後の日本で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患うほどの激しいバッシングに晒されたことが「DxP」設立のきっかけとなったと語ります。香山さんは「あらゆる個性を肯定できる、受け入れてくれる社会」を提案。「一億総活躍ではなく、そこから『降りる』ことも認められる社会を目指していければ」と呼びかけます。

2016年7月31日 ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越えるために

多くの水先案内人が乗船し、多彩な視点で論じることに定評のあるPEACE&GREEN BOAT。在日朝鮮人差別問題などに取り組むコリアNGOセンター東京事務局長、金朋央さんは、先日国会で成立した「ヘイトスピーチ解消法」について、人材育成コンサルタントの辛淑玉さんは、日本におけるヘイトスピーチの変遷について解説。同じ精神科医が、ナチスドイツの時代にヘイトクライムに協力してしまった事例から、この問題に興味を持ったという香山リカさん。立教大学教授、西谷修さんは、現政権が集団的自衛権を閣議決定した点からと様々な視点から論じる内容に、注目の講座となりました。

2016年7月30日 釜山(韓国)寄港-古里原発-

釜山港に寄港。今日は、港からバスで1時間ほどの釜山市郊外に位置する古里原子力発電所へ。韓国初の原子力発電所として1978年に運転を開始。 以来、130回を超える事故・故障が報告されています。ガイドをつとめていただいたイ・ジンソプさんは、古里原発近くに暮らし、原発による健康被害に対し、運営会社・韓水原に訴訟を提起し、 世界初とも言われる勝訴判決をもぎ取ります。古里原発エネルギーファームPR館からすぐ近くに古里原発、そして民家が見えます。近くの海岸では素潜りで漁をする海女さんの姿も。その網の中にはたくさんのウニ。美味しそう!! でも……そんな思いが拭えません。

2016年7月29日 Peace&GreenBoat2016出航!!

いよいよ、PEACE&GREEN BOAT 2016出航の日。博多港で私たちを迎えるのは客船オーシャンドリーム号!今回のクルーズの特徴のひとつが、たくさんの子どもたちが乗船すること。福島県南相馬市の子どもたち、そして今回は熊本県からもたくさんの子どもたちが乗船します。そして、韓国からもやはりたくさんの子どもたちが乗船予定。ターミナルには、元気いっぱいの子どもたちの歓声があちこちから。船が動き始めました。ゆっくり、ゆっくりと福岡の街が遠ざかっていきます。船旅ならではの素晴らしいひとときです。楽しいクルーズにしましょう!

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