PEACE&GREEN BOAT 2013(活気あふれるアジアで出会う、歴史ある街並みと人々の素顔)

2013年10月 出航 船名:オーシャンドリーム号

クルーズレポート

2013年10月26日 韓国語落語

ピースボート・クルーズではお馴染みの水先案内人、落語家の古今亭菊千代さんの登場です!落語と言えば日本の古典芸能ですが、日本語と韓国語、両言語で落語を披露してしまうのが菊千代さんのスゴイところ。今回も、1回目の講演は日本語で、2回目は韓国語で落語を披露いただきました。初めての落語に韓国から参加の皆さんも興味津々。菊千代さんの軽妙な韓国語落語にあっと言う間に引き込まれたよう。大きな笑いと拍手が続きます。国が違えば笑いのポイントも違うのでは?なんて心配は無用だったよう。日韓でともに落語を楽しむ、素晴らしい時間となりました。

2013年10月26日 イ・ヒョジェの風呂敷アート

ドラマ『王の女』『食客』などの衣装デザインを手がける服飾デザイナーで、ライフスタイリストとして韓国の芸能界や文壇でも活躍されているイ・ヒョジェさんが洋上講座に登場!今回教えていただくのは「風呂敷アート」。時に”包む文化”と言われる韓国には、日本の風呂敷に似た「ポジャギ」という布があります。風呂敷同様ただの1枚布なのですが、彼女の手にかかればステキなハンドバッグや便利なショッピングバッグに早変わり!バッグだけでなく「スイカを包む」「ワインを包む」なんて応用編の解説まであり、会場の皆さん大満足の講座になりました。

2013年10月25日 今、私たちの罪と罰-あなたの家族が殺されたら死刑!?-

オウム真理教に密着したドキュメンタリー映画『A』などで知られる、水先案内人・森達也さんによる講座。テーマは「死刑」。”先進国”では数少ない、死刑制度を持つ日本は「1995年の地下鉄サリン事件以後、厳罰化が進んでいる」と言います。また米国や英国でも9.11を契機に同様の傾向があると森さんは指摘します。そして、こうした流れが犯罪率や再犯率の低下、抑止に繋がっているのかデータを元に解説。講座は会場を巻き込んでの討論会へと進みます。日本同様、韓国も死刑制度を採っている国。それぞれに、死刑や刑罰、犯罪、更正など様々に考える時間となりました。

2013年10月25日 日韓ホンネで語らナイト

日本人と韓国人、一緒に旅をして印象が変わったところはありますか?お互いの”ホンネ”をぶつけてみよう——そんな呼びかけで始まった企画。「日本人はこう、韓国人はこう、というステレオタイプがあったけど、実際に会って話せば国籍に関係なく一人ひとり違う。ちゃんと話せて実感できたのは大きな収穫」「今まで、なぜ韓国の人は60年以上も前の歴史にここまでこだわるのか理解できなかったんです。でもこの船でたくさん話して、逆にいかに自分が無関心だったのか気付かされました」——それぞれに収穫があったよう。クルーズも残り2日、この企画を足がかりに、もっともっと語り合っていきましょう。

2013年10月25日 上海(中国)寄港

本船は中国・上海に寄港。ここからは少し足を伸ばして、南京を訪れるツアーよりレポートします。上海駅から新幹線に乗り、南京へ。今日の目的地、「南京大虐殺記念館」に到着です。1937年、日中戦争の際、日本軍により数多くの市民が虐殺された南京大虐殺の資料が展示されています。膨大な検証資料には、ただただ圧倒されるばかり。かつてここで多くの命が理不尽に犠牲になったことを示す資料の数々に、胸が苦しくなります。今回は、日本人のみならず、韓国からの参加者の皆さんも多く参加。日本、中国、韓国それぞれに歴史を学び、平和な未来を考える、大切な1日となりました。

2013年10月24日 なぜ9条は必要なのか -再び戦争を起こさないために-

戦争放棄と軍隊の非保持を明言した日本国憲法9条。この「改定」に向け、現在の安倍政権は具体的行動を始めています。こうした状況を、国内はもとより海外の人々はどう捉えているのか。様々な視点から「9条」を考える講座が行われました。登壇したのは、沖縄・台湾・韓国・米国そして日本とさまざまな立場、視点を持つ水先案内人の皆さん。それぞれの視点から「9条」を語りますが、一貫して語られたのは、「9条は日本の、それも一部の人だけのものではない」ということ。さまざまな角度から9条の果たしている役割が語られ、改めて9条の意義や価値を考える講座となりました。

2013年10月24日 高里鈴代の沖縄出前講座 -ふれてほしかった沖縄の現実-

2013年1月、沖縄県の41市町村代表を含む100名をこえる方々が安倍首相と面会。米軍による沖縄へのオスプレイ配備撤回と、普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念を求める申し入れを行いました。しかし、日本政府はこの内容を具体的に検討することなく、2013年10月現在24機のオスプレイが沖縄に配備されています。こうした「民意」が無視される沖縄の実情を、水先案内人・高里鈴代さんにお話しいただきました。高里さんが何度も語ったのが「対等」という言葉。沖縄の、基地をめぐる理不尽なまでに不平等な実情を知り、高里さんらの強い思いを受け取る講座となりました。

2013年10月23日 松田美緒ソロライブ「海を渡る歌」

ポルトガル、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、チリ、ペルー、ベネズエラなど、ジャンルを超え世界で活躍するアーティスト松田美緒さんによるソロライブの開演です!!洋上でのライブとあって今回のテーマは”海を渡る歌”。そして日本と韓国、それぞれの参加者に向けたメッセージと日本と韓国の歌を披露します。世界20ヶ国以上(!!)、もちろん韓国での公演経験もあるという松田さん。ギタリスト平竜徒さんの伴奏にのせ、伸びやかな歌声が響きます。日本と韓国、言葉も文化も違うけれど、松田さんの美声に感動する気持ちは同じ。夢のような時間が流れる、忘れられない一夜となりました。

2013年10月23日 戦争体験者がいなくなったら -記憶の継承-

現在22歳、今クルーズ最年少の水先案内人・畑江なつ希さん。NPO法人「ブリッジ・フォー・ピース」で、戦争体験者の証言記録映像を世界各国で上映し、戦争の継承を考える活動を続けています。今日は、そんな畑江さんによるワークショップが開催されました。はじめに、フィリピンの市民と旧日本軍兵士双方の証言やそれらに対する反応、今の思いが1本の映像作品となったものを上映。その後、会場の皆さんでディスカッション。戦争の被害者・加害者、双方の言葉を記録すること、それぞれを繋ぐこと、そこから戦争の「継承」について考えます。被害と加害、そしてその先の未来を繋ぐ大切な時間となりました。

2013年10月22日 イ・ハンチョル コンサート with パク・ソンリョン

韓国で人気の歌手、イ・ハンチョルさんの洋上コンサートが開催!! 昨年に続いて2年連続での乗船とあって、コンサートでは昨年乗船された際のちょっと懐かしい映像も登場。イ・ハンチョルさんの明るいトークも相まって、会場からは大きな笑いが起こることも。そして、何と言っても圧巻はその歌声。明るく澄んだ、力強く、そして寄り添うように優しい歌声にうっとり……。韓国語の歌ながら、イ・ハンチョルさんの歌声にのると、まっすぐにその言葉が届きます。この船に乗って良かった——そう感じた方も多かったのではないでしょうか。素晴らしいコンサートになりました。

2013年10月22日 東アジアに米軍基地は必要なのか

東アジアの安全保障のために米軍基地は必要——そんな名目の下、日本と韓国では大規模な米軍基地を受け入れています。その歴史と現状、そして今後の展望について日本、韓国、米国、沖縄、それぞれの視点からお話しいただきました。水先案内人の皆さんによる解説から見えてきたのは、米軍撤退のためにそれに代わる強力な武力を求めるのではなく東アジア全域で平和基本法を結ぶべきだという、連帯による新しい安全保障の枠組みの必要性。「非武装による安全保障も、決して非現実的なものではない」講座を締める前田哲男さんの言葉に大きく頷く参加者も。新しい東アジアの展望を感じる講座となりました。

2013年10月21日 海は人をつなぐ母の如し〜戦争の渦中、日韓民衆の心は国境を越えた〜

海は人をつなぐ母の如し——福井県小浜市泊地区にはこんな言葉が刻まれた記念碑が建っています。この記念碑にまつわる歴史について、泊の歴史を知る会事務局長の大森和良さんにお話しいただきました。1900年1月、日本海で遭難した大韓帝国商船が泊の沖合に漂着。泊の人びとは総出で言葉も文化も異なる外国の人びとを助け、無事乗組員は全員本国へと帰還しました。彼らが帰途に着く時には、互いに親族兄弟のように別れを惜しんだと言います。先述の記念碑はこの事業を通じて、商船の乗組員との交流から100年を記念して建てられたもの。国家の関係を越え、人と人とが繋がる意味を知る企画となりました。

2013年10月21日台湾副総統、来船セレモニー

台湾・基隆港に停泊中の本船に、呉敦義(ゴ・トンギ)台湾副総統が来船。これは、財団法人「周大観文教基金会」からピースボートへ「第17回・全球熱愛生命奨章」が送られたことを受けてのもの。「平和を追求する船旅を続けるピースボートに敬意を表します。東アジアの平和のために資源を共有し、対話を広め、海も、山も、民族をも越えて、紛争に対する平和的な方法を築いていきましょう」そんな呉敦義さんの言葉を受けて、吉岡は「この賞には『まだ東アジアは平和じゃない。だから、もっとがんばれ!』という意味が込められていると思う。まだまだ、市民を繋ぐ船旅を続けていきます」と応じました。

2013年10月21日 基隆(台湾)寄港 -台湾の海から考える尖閣諸島問題解決への道-

日本、台湾、中国が領有権を主張する尖閣諸島。外交問題として取り沙汰されることの多い場所ですが、古くから近隣の人々の生活を支えてきた豊かな漁場でもります。今回は、台湾の漁業から尖閣問題、ひいては領土・領海問題を考えてみようという交流プログラムに参加。「尖閣問題」なんて言われると思わず及び腰になってしまいますが、1日を通して「現場」の人びとと出会い語り合うことの大切さを体感したという方も多かったよう。報道では”外交問題”ばかり語られますが、漁師や市場の人びとなど、地元の市民のアタマを飛び越えた議論だけでは物事は進まない——そんなことに気づかされる1日となりました。

2013年10月20日 ソ・ムンタク ソロコンサート

韓国を代表する女性ロック歌手、ソ・ムンタクさんによるコンサートが開演!!日本でもK-POPファンの間ではお馴染みのソ・ムンタクさん。圧巻のパフォーマンスで会場を魅了します。日本への留学経験もあり、2007年には英国のバンド・THE WHOによるオペラアルバム『Tommy』をミュージカル化した舞台『ロック★オペラ THE WHO’S 「TOMMY」』にも出演したソ・ムンタクさんは、日本語も堪能。素晴らしい歌声と迫力のパフォーマンス、さらに日韓両言語が出来るとなれば、盛り上がらないワケがありません。日韓クルーズらしい、素晴らしいステージとなりました。

2013年10月20日 本当に共存できるのか!?-竹島/独島、ヘイトスピーチ、そして歴史認識-

日韓が共に新しい政治リーダーを決めてからまもなく1年。依然として動きの鈍い日韓関係に打開策はあるのか——日韓の歩みを見つめ、未来を探る講座が行われました。講座ではまず、日韓の歴史と現状を再確認。その後、日韓関係がこじれる契機となった出来事や欧州諸国の事例、未来への展望について考えました。日本のヘイトスピーチデモの映像を見て「個人的にはあまり心配していない」と言うのはキム・ハンジョンさん。「大切なのはこれを受け止める側、多くの『普通の人たち』です。沈黙するのか、問題を指摘するのか。常識的な市民やマスコミの反応こそこの問題の本質で、解決策です」と語りました。

2013年10月20日 バブルショー&マジック公演

満員のブロードウェイラウンジに登場したのは、韓国の大人気パフォーマー、クァク・ジュニョンさんとバブルドラゴン。韓国では「鼻ひげマジシャン」の愛称で親しまれているというクァク・ジュニョンさんが魅せるユニークかつ素晴らしいマジックに会場は大盛り上がり。続いて、バブルアーティスト・バブルドラゴンが登場!!日本ではあまり見る機会のない、シャボン玉を使った幻想的なパフォーマンスに釘付け。スゴイ!キレイ!ビックリ!そして何より楽しい!! ショーの後半にはこんな大技も!当然、会場からは拍手喝采&大歓声がわき起こります。クルーズ序盤を盛り上げる、素晴らしい時間となりました。

2013年10月20日 Peace&Green Boatは何を目指すのか

釜山出航から一夜が明け、日韓それぞれの参加者そろっての最初の洋上講座がこちら。日韓が共に船を出す「Peace&Green Boat」の理念や目指すものを語ります。登壇したのは、ソ・ヘソンさん(小説家)、前田哲男さん(軍事ジャーナリスト)、イ・ミギョンさん(韓国NPO「環境財団」事務総長)、池田香代子さん(作家・翻訳家)、鎌田慧さん(ルポライター)の5名の水先案内人とピースボートの吉岡達也。皆さんそれぞれに、自身のフィールドから東アジアの平和な未来と、そのためにこのクルーズが果たす意義、そしてクルーズから生まれる新しいネットワークへの期待を語りました。

2013年10月19日 Peace&Green Boat2013出航式

釜山港にて、韓国からの参加者約500名が乗船し、いよいよ「Peace&Green Boat2013」の出航です!!デッキでは盛大な出航式が行われました。出航を祝う乾杯用にと参加者に配られたのは韓国ではお馴染みのマッコリです。デッキにはあふれんばかりの人、ヒト、ひと……。出航の挨拶に立ったのは、ピースボート共同代表・吉岡達也と韓国NPO「環境財団」事務総長のイ・ミギョンさん。「これからもPeace&Green Boatを出し続けましょう!」イ・ミギョンさんの力強い呼びかけで、乾杯!乾杯の音頭と共に、デッキからは大歓声と大きな拍手。東アジアの未来を描く航海がいよいよ始まります!

2013年10月19日 釜山(韓国)寄港 -釜山民主公園で考える韓国民主化運動-

韓国・釜山では、韓国民主化運動の歴史を伝える釜山民主公園を訪れるツアーへ。韓国の民主化運動を学び、「民主主義」について考えます。向かったのは民主公園内に建つ民主抗争記念館。「民主化抗争」という言葉で語られるため、少し物々しいイメージがあるかもしれませんが、その多くは人々が民主主義のために非暴力で立ち上がったもの。館内へ進むと目に飛び込んでくるのが、たくさんの「靴」が並べられたこちらの展示。これは、民主化運動に携わった労働者たちのものなのだそう。自らの働く環境のために立ち上がり行動した人びとの姿や、強い思いが伺えます。多くを学び、考える1日となりました。

2013年10月18日 第85回ピースボート「Peace&Green Boat2013」まもなく出航!

第85回ピースボート「Peace&Green Boat2013」出航の日。こちらが10日間の旅の舞台となる客船オーシャンドリーム号です。今回のクルーズは、ピースボートと韓国のNPO「環境財団」による共同クルーズ。日本と韓国、双方から約500名ずつ、計約1000名で東アジアをめぐります。本船8階に位置するスターライトラウンジでは、本船船長による企画が始まりました。こちらが船長さん。「ようこそ、オーシャンドリーム号へ!これから10日間、ここが皆さんの『家』です。我が家同然にくつろいでくださいね!」30年目のピースボートで行く日韓クルーズがいよいよ始まります!

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