クルーズレポート
クラシックの歴史をたどって
作曲家、指揮者であり、クラシカルDJとしても活動する音楽家の水野蒼生さんによる講座が行われました。第二回となるこの日は、バッハやモーツァルトなど誰もが知る巨匠たちによって、音楽の歴史がどのように変化していったかを紐解いてくださいました。音楽を「芸術」へと昇華させた作曲家たちの作品を紹介するとともに、音楽史の変遷をたどる時間――水野さんの手によってあらためてその音にふれたことで、奥深い音楽の歴史を味わうひとときとなりました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]水野 蒼生さん
中間発表会
ピースボートクルーズでは、参加者自らが企画者となり趣味や特技を一緒に楽しむ「自主企画」や、専門講師のもとで“好き”を極める「カルチャースクール」など、日々さまざまな企画が実施されています。この日は、そんな皆さんのこれまでの成果を披露する場が設けられました。楽器やバンドの息の合った演奏、華麗なダンスや美しい合唱などさまざまな演目が続き、客席をうめた方々はご家族やご友人の発表に、温かい拍手を送っていらっしゃいました。
旅を支える、縁の下の力持ち
私たちの旅の舞台となる大型客船パシフィック・ワールド号では、大勢のクルーたちが働いており、24時間船の運航を支えてくれています。そんな“縁の下の力持ち”であるクルーたちの中でも、指折りの「力自慢」を誇るメンバーが集い、イベントが開催されました。普段は穏やかな笑顔であいさつをしてくれるクルーたちの本気の眼差しに、会場も大いに盛り上がります。デッキをうめたギャラリーの皆さんは、顔見知りのクルーを応援したり、真剣勝負を称えるなど、大きな声援を送っていました。
マスカレードパーティー
船旅ならではの催しのひとつである、クルージングパーティー。この日は、個性豊かなマスクを着用して不思議なひとときを過ごす「マスカレードパーティー」が開催されました。仮面を着けた人びとがランウェイを歩くファッションショーをはじめ、洋上仮面舞踏会や謎解きゲームなどが華やかに行われ、皆さん思い思いの装いでパーティーを楽しんでいらっしゃいました。ご自身で制作されたマスクを身に着けた方も多く、船内はいつも以上に“非日常”の雰囲気に包まれていました。
スピーチフェスティバル
国や地域、文化の違いを超えて互いに耳を傾け、相手を理解し、尊重し合う姿勢を促進することをめざす『国際平和共存デー』。国連の定めるこの国際デーにあわせて、船内ではスピーチフェスティバルが開催されました。登壇された参加者の皆さんは、ご自身の平和に対する想いや旅で感じたことなどを、さまざまな言語で語ってくださいました。ともに旅をする皆さんの想いをのせた言葉は、とても心に響くものがあり、ピースボートクルーズが多様性に満ちた場であることを改めて感じるひとときとなりました。
クルーズの必需品・船内新聞
日々さまざまなイベントや講座が開催されるクルーズライフにおいて、欠かすことのできないものが「船内新聞」です。毎夕船室に届けられる新聞には、翌日のイベントや講座のタイムスケジュールが記載されており、参加者の皆さんはこれを見て翌日の予定を検討されます。日の出・日の入り時刻や、時差調整、寄港地に関するお知らせも掲載されているため、“クルーズの必需品”ともよべる重要なアイテムです。
戦地で「自然を守る」とは
紛争地域における環境問題の専門家として、アフリカ各国に約13年居住した経歴をお持ちの品川夏乃さん。この日の講座では、世界屈指の豊かな生態系が広がるコンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園において、生態系や戦争と資源搾取の関連性などさまざまな情報を収集・分析する業務に就いた経験から、戦地における環境保護の取り組みについてお話しいただきました。紛争地での自然保護の難しさやジレンマにふれると同時に、それでもなお現地で自然を守ろうとする人びとがいることを知るなど、世界へと目を向ける貴重な機会となりました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]品川 夏乃さん
交流ツアー報告会
先日寄港した南アフリカのポートエリザベスでは、現地のNGOや自治体の協力のもと、地元の人びとと直接ふれ合うことのできる「交流ツアー」が実施されました。この日は、同ツアーに参加された方たちによる体験報告会が行われ、交流を通じて肌で感じたことや、日本から集められた支援物資を届ける様子などが、スライド写真とともに紹介されました。会場に集まった方々は皆さんのお話に真剣に聴き入っていた様子で、ピースボートならではの“草の根”の国際交流の経験を、多くの皆さんと共有する時間となりました。
洋上夏祭り
大西洋を北上中の船上で、夏祭りが開催されました。デッキではヨーヨー釣りや的当て、お化け屋敷など縁日の雰囲気が楽しめるブースが設けられたほか、参加者によるパフォーマンスステージも開催され、大勢の方が楽しむ様子が見られました。夕暮れ時には定番の盆踊りも行われ、大海原を舞台に開催された夏祭りは大盛況のうちに幕を閉じました。
宇宙にあふれる多様性
かつて、物理学者のエンリコ・フェルミが「みんなどこにいるの?」と問いかけたことで知られる『フェルミのパラドックス』。宇宙には地球外生命体や高度な文明が高確率で存在するはずなのに、その存在を示す証拠が全く見つからないという矛盾を指す言葉で、この矛盾を説明するために天文学、生物学、哲学などさまざまな分野から仮説が提唱されています。この日の講座では、カナリア諸島宇宙物理学研究所教授のエドワルド L. マルティンさんの解説によってこれらの仮説が紹介され、今なお謎に満ちた宇宙の不思議にふれる時間となりました。