クルーズレポート
戦地で「自然を守る」とは
紛争地域における環境問題の専門家として、アフリカ各国に約13年居住した経歴をお持ちの品川夏乃さん。この日の講座では、世界屈指の豊かな生態系が広がるコンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園において、生態系や戦争と資源搾取の関連性などさまざまな情報を収集・分析する業務に就いた経験から、戦地における環境保護の取り組みについてお話しいただきました。紛争地での自然保護の難しさやジレンマにふれると同時に、それでもなお現地で自然を守ろうとする人びとがいることを知るなど、世界へと目を向ける貴重な機会となりました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]品川 夏乃さん
交流ツアー報告会
先日寄港した南アフリカのポートエリザベスでは、現地のNGOや自治体の協力のもと、地元の人びとと直接ふれ合うことのできる「交流ツアー」が実施されました。この日は、同ツアーに参加された方たちによる体験報告会が行われ、交流を通じて肌で感じたことや、日本から集められた支援物資を届ける様子などが、スライド写真とともに紹介されました。会場に集まった方々は皆さんのお話に真剣に聴き入っていた様子で、ピースボートならではの“草の根”の国際交流の経験を、多くの皆さんと共有する時間となりました。
洋上夏祭り
大西洋を北上中の船上で、夏祭りが開催されました。デッキではヨーヨー釣りや的当て、お化け屋敷など縁日の雰囲気が楽しめるブースが設けられたほか、参加者によるパフォーマンスステージも開催され、大勢の方が楽しむ様子が見られました。夕暮れ時には定番の盆踊りも行われ、大海原を舞台に開催された夏祭りは大盛況のうちに幕を閉じました。
宇宙にあふれる多様性
かつて、物理学者のエンリコ・フェルミが「みんなどこにいるの?」と問いかけたことで知られる『フェルミのパラドックス』。宇宙には地球外生命体や高度な文明が高確率で存在するはずなのに、その存在を示す証拠が全く見つからないという矛盾を指す言葉で、この矛盾を説明するために天文学、生物学、哲学などさまざまな分野から仮説が提唱されています。この日の講座では、カナリア諸島宇宙物理学研究所教授のエドワルド L. マルティンさんの解説によってこれらの仮説が紹介され、今なお謎に満ちた宇宙の不思議にふれる時間となりました。
忘れられた世界最大の人道危機
先日私たちが寄港したアフリカ大陸。その中央に位置するコンゴ民主共和国は、25年に渡り戦火にさらされています。この日の講座に登壇された水先案内人の品川夏乃さんは、コンゴの国立公園の生態系やコンゴ東部の戦争と資源搾取の関連性などの情報を収集・分析する業務に就く、「紛争地域における環境問題」の専門家です。なぜコンゴの戦況が国際ニュースで取り上げられないのか――長年、現地でその複雑な状況を目の当たりにしてきた品川さんだからこそ語ることのできる現状を、分かりやすく掘り下げてお話しいただきました。
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[水先案内人紹介]品川 夏乃さん
にぎわう夜のデッキ
陽が落ちたあとも、屋外デッキはにぎわいを見せます。夕食後の散歩を楽しむ方や、星空や月を眺める方、お酒やおつまみなど「食後のもう一杯」を楽しむ方たちの姿も。世界一周の旅という”非日常”の環境であっても、そこにあるのは人それぞれの暮らし――今夜も洋上には、自由で豊かな時間が流れています。
インドネシア語を話してみよう
さまざまな国や地域から参加者が集うピースボートクルーズですが、実は私たちの船内生活を支えるクルー(乗組員)たちも国際色豊か。特にインドネシア出身のクルーが多く、レストランやハウスキーピングなど、日々さまざまな場面で彼らと挨拶を交わす機会があります。この日の企画では、語学講師によるインドネシア語講座が行われ、インドネシア人クルーたちとのコミュニケーションに役立つ基本的な挨拶や言葉が紹介されました。「元気ですか?」「ありがとう」など、簡単な言葉が使えるだけでクルーたちとの交流が深まるとあって、参加された方たちはメモを取るなど熱心にインドネシア語を学んでいました。
美の殿堂 ルーブル美術館をめぐる
中国国家博物館や故宮博物院などの研究機関をはじめ、中国国内外の大学で世界遺産についての講座を行う、世界遺産講師・檀 怀宇(タン・ホァイユー)さんのレクチャーが行われました。この日取り上げたのは、古代エジプトからルネサンスに至るまでの数々の至宝が集結した、フランス・パリにあるルーブル美術館。所蔵されている名画や名宝について、じっくりとお話を聞かせてくださいました。今後寄港が続くヨーロッパ区間には、世界的に知られる美術館が数多くあるとあって、これまで以上に旅の楽しみが増えそうです。
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[水先案内人紹介]檀 怀宇(タン・ホァイユー)さん
卓球交流会
日々利用者の絶えない、船内の卓球スペース。この日は「卓球交流会」と題したダブルスの大会が行われました。事前にペアを組んでいた方はもちろん、おひとり参加の方もその場でペアを組み、さっそく試合開始です。ギャラリーが見守るなか白熱した試合が展開し、点が入ると「おぉ!」という歓声とともに拍手も起こります。試合後は握手を交わしお互いのプレーを称え合うなど、卓球を通して交流を深めた楽しい時間となりました。
宇宙の起源
カナリア諸島宇宙物理学研究所教授のエドワルド L.マルティンさんによる、「宇宙の起源」をテーマにした講座が行われました。素粒子が生まれてから、銀河や星々、惑星、そして謎にみちたダークマターが形づくられるまでの、宇宙のダイナミックな進化の歴史をお話しいただきました。私たちはどこから来たのか――地球を旅する船上から宇宙の神秘に思いを馳せる、特別なひとときとなりました。