クルーズレポート
広島・メキシコ友好壁画に込めた思い
壁画アーティストであるアドリー・デル・ロシオさん、カルロス・アルベルトさん姉弟は、昨年広島空港の壁面に、核のない世界を願って『広島・メキシコ友好壁画』を描きました。この日の講座では、クレーンを使って制作をしている様子をはじめ、プロジェクト実施に至った背景や、お二人が作品に込めた思いなどを語ってくれました。広島とメキシコで核廃絶運動を牽引してきた人びとや両国を象徴する花や鳥、笑顔の子どもたち――制作者の思いを聞いた上であらためて眺める壁画からは、核なき世界への力強いメッセージが感じられました。
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[水先案内人紹介]アドリー・デル・ロシオ Adry del Rocioさん カルロス・アルベルト Carlos Alberto GHさん
名前を奪われた少女
この日の水先案内人講座に登壇されたのは、カナダの先住民族の元族長であり作家のベブ・セラーズさん。強制的な先住民族同化政策によって幼少期に名前を奪われ、生まれ持った文化を消し去るために寄宿学校へと送られたご自身の体験を語ってくださいました。間もなく寄港するバンクーバーが属するカナダのブリティッシュコロンビア州には、独自の文化や言語、伝統をもつ先住民族の人びとが29万人以上暮らしているといわれています。苦難の道のりを辿った先住民族の人びとの歴史にふれ、学びを深めた時間となりました。
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[水先案内人紹介]ベブ・セラーズさん
洋上ライブペインティング
船内中央に広がるアトリウムではじまったのが、メキシコ人壁画アーティストのお二人によるライブペインティング。世界各地で巨大壁画や、平和をテーマにした作品を手がけてきた、アドリー・デル・ロシオさん、カルロス・アルベルトさんの姉弟が、大きなキャンバスに作品を描いていきます。周囲で見学していた方々も、お二人の巧みな筆さばきや色の重ね方にすっかり釘付けに。作品が出来上がっていく過程を、興味深く見入っていらっしゃいました。
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[水先案内人紹介]アドリー・デル・ロシオ Adry del Rocioさん カルロス・アルベルト Carlos Alberto GHさん
ジャマイカで考えた、支援のかたち
先日寄港したジャマイカのモンテゴベイは、世界中から観光客が集まる同国有数のリゾート地。一方で、経済格差や不安定な雇用環境、失業者やハンディキャップを抱える人へのセーフティーネットの不足などから、家を失いホームレスとなる人びとが社会問題となっています。この日の企画では、モンテゴベイ寄港時にこうした人びとを支援するNPOが活動・運営するシェルターを訪れたツアー参加者の方々による報告会が行われました。施設の見学や現地の方々との交流を通して学んだこと、感じたことをご自身の言葉で語られた参加者の皆さん。現場を訪ねることで見えてくる、人とのつながりや尊厳、支援のあり方など、とても貴重なお話をきくことができました。
Ocean Upcycleプロジェクト ワークショップ
毎日さまざまな表情を見せてくれる海とともに、世界をめぐる私たちの旅。しかし、近年は海洋汚染、とりわけ海洋プラスチックの問題が世界的にも報じられています。NGOピースボートでは、世界の海でビーチクリーンなどを実施しながら海の美しさや豊かさを守ろうという『Ocean Upcycleプロジェクト』を立ち上げ、捨てられてしまうモノに手を加え、新たな価値を生み出す取り組みを続けています。この日は、これまでのビーチクリーンで回収されたプラスチックゴミを使用して、オリジナルのピンバッジを作るワークショップが行われました。参加された皆さんは楽しそうに手を動かしながら、旅の思い出にもなる“世界にひとつだけ”のアート作品を制作していました。
デッキで過ごす時間
船の7階部分には、船体をぐるりと周回するウォーキングデッキがあります。体力維持を兼ねてのウォーキングはもちろん、ベンチに座って風や波を感じながらリフレッシュするなど、さまざまな過ごし方が叶うスポットです。美しい海の色、癒しを誘う波音――どこまでも続いてゆく海の景色は、どれだけ眺めても飽きることはありません。
サッカー交流
現在開催中のサッカーW杯の共催国でもあるメキシコは、中南米を代表するサッカー強豪国。マンサニージョでは、地元の若者たちとサッカーを通して交流を深めるツアーも開催されました。はじめは少し緊張気味でしたが、ともにボールを追いかけるうちに、お互い自然と笑顔がこぼれます。試合後は一緒にメキシカンランチを囲み、日本から持参したサッカーボールを手渡すこともできました。遠く離れた国で同じ時代を生きる人びとと過ごしたかけがえのない時間――言語や文化のちがいを超えて友情を育んだ、思い出に残るひとときとなりました。
マンサニージョ(メキシコ)に入港しました
太平洋に面したメキシコの港町、マンサニージョに寄港しました。美しい海岸線に彩られたマンサニージョは、多くのクルーズ客船が訪れるメキシコ屈指のリゾート地。名物であるカジキマグロの大きなモニュメントに迎えられたあとは、中米らしいカラフルな街並みの散策へ。ランチには新鮮な魚介類をマリネしたセビッチェに、タコスやワカモーレなど、楽しみにしていたメキシコ料理もいただき、この街の多彩な魅力を味わうことができました。
ナイトプール
夜風を感じながら、特別なロケーションで楽しむ夜のプール――この日はいつもとは趣向を変えて、夜のプールデッキを舞台に「洋上ナイトプール」が開催されました。ライトアップされたプールは雰囲気抜群、ご友人と一緒にゆったりくつろぐなど、皆さんそれぞれのスタイルでナイトプールを楽しんでいました。
海図の書き方
水深や海岸の地形などを記載した“海の地図”である海図は、船の安全な航行には欠かせないもの。本船では豊富な航海経験をもつ事務局長が、毎日手書きで海図に船の現在地を書き入れ、参加者の皆さまに向けて掲示しています。この日は海図がどのように書かれているかを学ぶ講座が開かれ、参加者の方々は熱心にメモを取るなど、海図の読み解きや書き込みに取り組んでいました。