クルーズレポート
パナマ運河通航
クリストバルを出航したあとは、いよいよ今クルーズのハイライトのひとつであるパナマ運河の通航が始まります。大勢の方がデッキから見守るなか、船は「閘門」とよばれる細い水路に入り、後方の門が閉まると大量の水が注入され船が徐々に上昇します。水位が上がると、また次の門が開く――その繰り返しを経て、海抜26mもの標高差を越え、船は広大な湖、そして太平洋へとたどり着きました。システマティックな通航シーンはもちろん、周囲に広がる豊かな自然の景色に魅了されながら、クルーズでしか味わえない雄大なパナマ運河の通航を楽しんだ一日となりました。
パナマ運河通航の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]海と海をつなぐ、パナマ運河を渡る
クリストバル(パナマ)に入港しました
中米パナマの、カリブ海側の玄関口であるクリストバルに寄港したパシフィック・ワールド号。この日は港から少し足を延ばして、首都パナマシティにある歴史的な旧市街エリアを訪れました。スペイン植民地時代の名残りを色濃く残す美しい街並みはユネスコの世界文化遺産にも登録され、夕暮れ時を迎えるとさらに雰囲気のある姿に。石畳の路地や鉄細工のバルコニーが魅了する街並みをめぐり、色彩豊かなお土産を買うなど、パナマでの旅時間を堪能しました。
グアテマラからの声
水先案内人としてご乗船いただいている、アンドレア・モンソン・フアレスさんの講座が行われました。講座では、ご自身のルーツであるマヤ人としてのアイデンティティや、地域の女性たちを支えて高め合う「コミュニティの連帯」の力、そしてグアテマラが誇る自然と豊かな文化の魅力についてなど、多方面からお話しいただきました。
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[水先案内人紹介]アンドレア・モンソン・フアレスさん
スラムで出会った「協同」の力
スペイン語圏を中心に、ジャーナリストとして取材活動を続ける水先案内人の工藤律子さん。この日の講座では、工藤さんがジャーナリストとして活動するようになった経緯や、その原点となった経験についてお話しいただきました。メキシコや中米、フィリピンなどで、格差社会に生きる人びとを見つめ続ける工藤さん。戦争や対立、格差と分断が続く現代の世界――。温かな眼差しで語られる工藤さんのお話を通して、私たちはどう生きるべきなのかを静かに問う時間となりました。
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[水先案内人紹介]工藤 律子さん
コミュニティ・ビレッジへ
モンテゴベイでは、レゲエ・ミュージックの源流といわれる「ラスタファリズム」に則り、自然とともに生きる人びとが暮らすコミュニティ・ビレッジを訪れました。環境に配慮し自然と共存する生活スタイルを見学し、ランチにはコミュニティの方が用意してくれたベジタリアンフードをいただきました。短い時間ではありましたが、彼らの暮らしを体験し、持続可能な社会や生き方について考えるとても貴重な機会となりました。
モンテゴベイ(ジャマイカ)に入港しました
美しいカリブ海に浮かぶ自然豊かな島国、ジャマイカにやって来ました。寄港したモンテゴベイは、同国屈指のリゾート地であり、ビーチの絶景はもちろん、深い緑をたたえた山々や雄大な滝などさまざまなアクティビティが楽しめる地です。晴れ渡る青空が迎えるなか、皆さん期待を胸にモンテゴベイの街へと出発して行きました。
ジャマイカの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]クルーズのメッカ、カリブ海
学びを深めて持ち帰る
寄港地の専門家やジャーナリスト、各界で活躍するゲストを招き、日々多彩なイベントが繰り広げられる船内。
講座やショーなどの本編を楽しむだけでなく、会場の外に設けられた特設ブースも、見逃せない魅力のひとつです。そこには企画に関連した書籍や特別なグッズが並び、「先ほどの学びをさらに深めたい」「現地の文化にもっとふれたい」と熱を帯びた大勢の皆さまが足を運び、毎度絶えない賑わいを見せています。
カリビアン・サンセット
夕暮れのプールデッキが、何やら陽気で楽し気な雰囲気に――。「カリビアン・サンセット」と名付けられたこの日の企画では、専属バンドが演奏するレゲエミュージックを聴きながら、カリブ海の島国が発祥とされるラム酒を楽しみました。時間の経過とともに空の色が変わるなか、カリブ海の夕暮れを堪能された皆さん。ジャマイカ、パナマとカリブ海諸国への寄港も近づき、カリビアンムードが高まりつつある船内です。
メキシコ民族舞踊団パフォーマンスショー
この日、ステージで華麗な舞いを披露してくださったのは、世界的な民族舞踊団「Casa Hogar Los Angelitos A.C 民族舞踊団」の皆さん。メキシコのマンサニージョにある、若者の自立支援に取り組むNPOのダンスプログラムのメンバーで、伝統的な舞踊にバレエの要素を加えた踊りを通して、メキシコの民俗文化を表現する美しいパフォーマンスを届けてくれました。素晴らしい踊りはもちろん、リズミカルな音楽や鮮やかな衣装など見どころが多く、超満員となった会場は一足先にメキシコの雰囲気に包まれていました。
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[水先案内人紹介]NPO Casa Hogar Los Angelitos A.C 民族舞踊団
ジャマイカの女性と若者に力を
まもなく寄港するジャマイカを拠点に、ジャーナリストや慈善活動家、市民社会のリーダーとして活躍されているジャネット・シルヴェラさん。この日の講座では、ジャマイカにおける社会経済的格差や貧困、人種差別など、普段メディアでは報道されない現地の実情を解説されました。美しい自然や陽気な国民性というイメージが強いジャマイカですが、ジャネットさんのお話を通して、さまざまな課題を解決しようと連帯する人びとの存在を知ることができました。
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[水先案内人紹介]ジャネット・シルヴェラさん