Voyage120が帰港しました

Voyage120が帰港しました

パシフィック・ワールド号は世界一周クルーズを終え、横浜港・神戸港に帰港しました。

春の陽気の中、大勢の参加者の皆さん、そしてそれぞれが抱く期待や希望を乗せて横浜と神戸を出港したパシフィック・ワールド号。活気づくアジアを訪れ、美しいインド洋を南下したあとは、野生動物たちが闊歩する南アフリカの地へ。生き物たちが力強く生きる姿や雄大な自然を、全身で体感することができました。
洋上では美しい海や星空を堪能しながら、船は初夏のヨーロッパへ。初寄港となるスペインのテネリフェ島を皮切りに、ゼーブルージュやハンブルクなど絵になる街に寄港。世界遺産をはじめとする歴史を重ねた街並みの中を歩き、地元の名物グルメとの出会いも楽しみました。

北大西洋を北上した船は北欧の国々へ寄港。色とりどりの可愛らしい建物が迎えてくれたベルゲンを経て、クルーズのハイライトのひとつであるノルウェーフィヨルド遊覧へ。世界最大スケールのソグネフィヨルドでは、その雄大で神秘的なフィヨルドの光景を船上からゆったりと堪能しました。
アイスランドで地球の息吹を体感したあとは、大西洋を西へと舵を取り、いよいよアメリカ大陸へ。摩天楼がそびえるニューヨーク、船上から体感するパナマ運河の通航、ラテンの国々への寄港など、たくさんの楽しみが続きました。

再び広大な太平洋へと辿り着いた船は、北米大陸を北上。「世界でもっとも住みやすい都市」と謳われるカナダのバンクーバーに寄港し、都会的な街並みと自然に抱かれた素晴らしいひとときを過ごしました。その後は、お待ちかねのアラスカフィヨルドへ。地球が刻んだ悠久のときを感じる大氷河や、険しい山々と美しい海の競演など、“最後の秘境”アラスカの絶景をたっぷりと堪能しました。豊かな先住民文化が残るシトカやスワードへの寄港も、忘れられない思い出となりました。

クルーズの舞台となる洋上では、クルージングパーティーや寄港する地域や暦に合わせたイベントなど、“船の上でも世界一周”をテーマに日々さまざまなイベントや講座が開催されました。また、洋上での時間を実りあるものにしてくださる水先案内人の方々も、作家の四角大輔さん、アーティストのDRAGON76さん、日本ユネスコ協会連盟の元事務局長の吉岡淳さんなど世界各国からたくさんの方々にご乗船いただきました。
戦後80周年を迎える本年、世界の平和を改めて希求するピースボートの特別プロジェクト「TIME FOR PEACE」が船内でも実施されました。2024年のノーベル平和賞を受賞した日本被団協や2017年のノーベル平和賞受賞団体であるICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のメンバーも船にお迎えし、旅をとおして平和について学び、考える時間となりました。

Voyage120で訪れた寄港地や日々の記録は、こちらからご覧いただけます。

PHOTO:PEACEBOAT、ソー写ルグッド株式会社

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