ウシュアイア
アルゼンチン最南部、フエゴ島に位置するウシュアイア。ここは、南米のみならず世界最南端の地。雪を冠した急峻な山々やパタゴニアの氷河など、美しい景観が広がります。
南極旅行の起点の街
マゼランが、先住民族の人びとが焚く火の灯りを見て名付けた「フエゴ島(火の島)」。その南端に位置するウシュアイアは、「世界最南端の街」と呼ばれています。南極大陸まではおよそ1,000キロメートルの距離にあり、南極観光の玄関口にもなっています。世界一の海の難所ともいわれるドレーク海峡を抜けた先にあるのは、澄み切った空気に包まれた、どこまでも続く青と白の氷の世界。ここでしか見ることのない絶景がどこまでも広がります。地球最後の秘境を訪れる体験は、かけがえのない一生の宝物となるでしょう。
世界の果てに思いを馳せる
アルゼンチンのフエゴ島とチリのナバリノ島・オステ島を隔てる、全長約240キロメートルのビーグル水道。静謐な空気に包まれた美しい海峡に広がる雄大な景観は、見る者すべてを魅了します。また、ティエラ・デル・フエゴ国立公園を訪れれば、美しい山々、澄み切った川、豊かな海、深い谷、溢れ出すような緑、パタゴニアの大地に広がる壮大な自然を思い切り感じることができます。世界中の旅人が憧れる世界の最果て――悠久の時を紡ぐ大自然に包まれたウシュアイアで、とびきりのひとときをお過ごしください。
最果ての街に広がる魅力
南米大陸の南端に位置するウシュアイアの街では、郵便局や博物館からスーパーマーケットに至るまで、すべてが”世界最南端”。街のあちこちで、「世界最南端」や「世界の果て」といった惹句を目にすることができます。中でも、世界最南端の鉄道・南フエゴ鉄道は特に有名です。街の南西に位置する「世界の果て駅」からレトロな外観を持つ「世界の果て号」に乗り込めば、美しい滝や湖を望むことができます。夏季でも最高気温は15度になんとか届くほどという冷涼な気候も、”世界の果て”の演出に一役買っています。
[特集記事]冒険心をかきたてる、世界の果ての街