乗船者インタビュー

3ヶ月半で夢や希望がギュッと叶った旅でした。

前川梨奈さん(福岡県 / 31歳)

話を聞いてワクワクしました

ピースボートのことはポスターを見て知ってはいたんです。それこそ20歳くらいのときから、よく居酒屋さんとかで見かけてました。小さい頃から「いつか世界へ行きたい」と思っていたので、仕事を辞めることになってから「ワーキングホリデーに行こうか、それとも夢だった世界一周の旅をしようか」と迷って、両方に問い合わせてみたんです。そのときピースボートクルーズの窓口で対応してくれたスタッフの話を聞く中で、地球一周に対してすごくワクワク感を感じたんです。それで「こっちの方がいいな」と思って申し込みました。

充実の食生活

船内ではもともとの生活リズムを乱したくなかったので、朝はきちんと起きて、夜は遅くならないように心がけていましたね。日中に活動することが多かったです。空いている時間には読書をしたり、海を眺めたりする時間も結構ありました。ごはんを食べるのも大好きなので、朝は和食の朝ご飯をしっかり食べて、夜はいろんなコース料理が出るのでそれをお目当てに行ったり。場所と時間帯によってはサンドウィッチやクッキー、スコーンが出ることもあるので、それもほぼ毎日食べていました。お気に入りのメニューがいっぱいありましたし、本当にごはんがおいしかったですね。

船内新聞で講座をチェック

特別なことがなくても、こんなふうに海に浮かんで生活することなんてないですよね。海を眺めながら音楽を聴いたり、ちょっと何かを食べるだけでも、とても幸せを感じてました。あとは水先案内人の講座はどれもとても興味深くておもしろくて、ほとんど毎回参加しました。乗船してから興味を持ったんですが、ハマってからはまず船内新聞を見て水先案内人の講座があれば、興味のあるなしに関わらずとりあえず参加していました。個別で少しお話させていただく機会もあって、いい経験をさせてもらったなと思っています。

寄港地での多様な楽しみ方

寄港地はどこも印象に残っていますが、選ぶとすればペルーから船を離脱してマチュピチュ遺跡とウユニ塩湖に行ったこと、アルゼンチンのブエノスアイレスからイグアスの滝へ行ったことが思い出です。マダガスカルもとても楽しかったですし、カンボジアの地雷問題検証ツアーにも参加したんですが、本当に行ってよかったと思います。地雷問題検証ツアーは乗船前に福岡のピースボートセンターでいろんな話を聞いていたし、スタッフの方からも「これは絶対に行く価値があるよ」と背中を押されたので、即申し込みました。

地雷問題検証ツアーでの深い学び

地雷問題検証ツアーでは、カンボジアの歴史の悲惨さや残酷さを学びました。でもツアーそのものは学びだけに特化したものではなく、学ぶときは学ぶし、観光するときは観光するし、すごくバランスのとれたツアーだなと感じました。帰ってきてからは、船内でツアーの報告会も行いました。シニアから若者まで全部で25名のツアーでしたが、自分たちが学んだことをどのようにカタチにするか毎晩ミーティングをしました。また、地雷撤去のための街頭募金のようなことを船内でも実施したりしました。

「絶対行った方がいいよ」と伝えたい

ずっと夢だった世界一周の旅がもう終わりますが、「どこに行きたい」「なにがしたい」というひとつひとつの希望が、3ヶ月半でギュッと叶った感じです。だから「次は何を楽しんだらいいんだろう」、「ちょっとこれからどうしようかな」と思うくらいですね。もし今行きたいなと少しでも思っている人がいるなら、「絶対行った方がいいよ」と言いたいですね。自分が背中を押してもらったように、私もその人の背中を押してあげたいなと思います。

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