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第101回地球一周の船旅(五大陸をゆく世界一周グランドクルーズ)

クルーズレポート

2019年8月1日 第101回ピースボート「地球一周の船旅」横浜帰港

104日間かけて五大陸をめぐった101回クルーズは、本日横浜港へ帰港しました。美しい街並みや豊かな自然、そこで暮らすさまざまな文化の人びと。移り変わる海の色の美しさ、海流や緯度の変化に伴う気温の変動、稀有な天体ショー。 104日間過ごした我が家と、ともに旅をした仲間に別れを告げ、頬に熱いものが伝いながらも「また会いましょう」と強く握手を交わします。「本当に楽しい旅でした」あふれる笑顔でそう話してくださる方もいました。 横浜で降りる仲間を見送ったあと、オーシャンドリーム号は大阪港へ。さまざまな思いを乗せた船は、いよいよ旅の終着点へと向かいます。

2019年7月24日 ラバウル(パプアニューギニア)寄港 

船は、最後の寄港地、パプアニューギニアのラバウルへ到着しました。ラバウルは第二次世界大戦中に日本軍と連合軍の戦場となった地であり、今でも当時のままの戦跡を見ることができます。歩いていると人懐っこく、目をキラキラ輝かせている子どもたちが声をかけてきました! お土産屋さんの紐にかけてあるパレオが色鮮やかに風にたなびき、青空をバックに素敵なコントラストを描いています。またこの地域の伝統料理「ムームー(バナナの葉で包んだ食材を焼き石の上で蒸したもの)」も売られています。 戦跡をたどり戦争について考えるとともに、手つかずの大自然を感じられたラバウルでした。

2019年7月23日 料理教室

私たちがいつも食事をするレストランが、今日は料理教室に早変わり!教えて下さるのはオーシャンドリーム号の調理顧問を務める石河シェフです。今日作るのは「アップルシュツルデール(オーストリア・ウィーンの家庭料理)」。参加された20名の皆さん真剣な表情で、石河シェフの手さばきや料理の手順を見ています。普段使わない食材は使用せず、家へ帰っても作れる材料や行程に工夫されており、さらにはリンゴの皮の向き方のコツまで!プロが使うテクニックも惜しみなく教えていただきました。料理が完成したあとは皆で美味しくいただき、知識もお腹も満たされた大満足のレクチャーとなりました。

2019年7月23日 海の上でゴスペルリフレッシュ

朝のデッキから、気持ちよさそうな歌声が聞こえてきました。行われていたのは、これまで多くのアーティストのバックコーラスを担当したゴスペルシンガーで水先案内人のはらヒロコさんによるゴスペルワークショップ。太陽の光を感じながら、海に向かって大きな声を出す!音楽に乗ってお腹から声を出す!わかりやすく取り組みやすいリードに、皆さんの声も大きくなりとても気持ちがよさそうです。朝から大海原に向かって大きな声で歌い、気持ちの良い朝のスタートを切ることができました。のはらさんは、この先行われる合唱コンクールに向けて指導もしてくださるので、これからの練習も楽しみです!

2019年7月21日 ケアンズ(オーストラリア)寄港

船はオーストラリアのケアンズへ寄港しました。港から徒歩5分ほどの場所にあるズームワイルドライフドームへ。ユーカリの木の上で、ゆったりとコアラが動いています。ここでは抱っこすることができ、オーストラリアに来た記念にもなりますね。さて港近くでは、ピースボート&ケアンズ フレンドシップ・フェスティバルが始まっていました。先住民族の伝統歓迎式や伝統楽器の伴奏とダンスで迎えてもらい、ピースボートからもよさこいのパフォーマンスを披露。大いに盛り上がりました。オーストラリアの旅を終えた船は、いよいよ101回クルーズ最後の寄港地パプアニューギニアのラバウルへ向かいます。

2019年7月20日 グレートバリアリーフ海域航行

船は今クルーズの見どころの一つ、世界最大のサンゴ礁であり、世界自然遺産にも登録されているグレートバリアリーフ海域へ。その大きさは日本列島がすっぽり入ってしまうほどだとか。本船には「パイロット(水先人)」と呼ばれる特殊海域のスペシャリストが乗船し、いよいよ海域へと入ります。海の色も少しずつ青緑色へと変化し、周囲にはウィットサンデー諸島の島々が見えます。 晴天の空のもと、海はキラキラと反射し、多くの方がデッキで航行の様子を眺めています。太古の昔に形成され、今なお多くの生き物が生息するグレートバリアリーフ。自然の素晴らしさを感じる貴重な体験ができました。

2019年7月19日 生きがい、循環型経済 -希望に向かって-

元オーストラリア上院議員で、ウラン採掘反対キャンペーンや核兵器廃絶、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のサポーターとしても活動されている水先案内人のスコット・ラドラムさん。今日は石炭や石油、そして原子力発電事業が生み出した利益が、数少ない権力者たちに集中している現在の経済システムについてお話ししていただきました。「今後は、循環型経済(資源を保護する経済)へ移行していく必要がある。廃棄物を出さない「生物分解」や「リサイクル」のシステムを、既存の都市生活に活用するための方法も1つ」と語ります。これまでの生活について改めて考えさせられる内容でした。

2019年7月18日 ブリスベン(オーストラリア)寄港

船はオーストラリア第三の都市、ブリスベンに寄港。乾燥した空気がすがすがしい!今日はオプショナルツアー「先住民族の観点から見るブリスベン」に参加します。会場のクイーンズランド州立図書館へ向うと、先住民族の権利を守るために活動をしている市民団体「ブラックカード」の方々が、伝統楽器の演奏で出迎えてくれました。彼らの独自文化やこれまでの歴史について理解を深め、ランチはカンガルーやワニ、エミューの肉を使用したハンバーガーをいただきました。そのあとはストリートビーチと呼ばれる人工ビーチへ。観光だけでは知ることができないオーストラリアの一面に出会うことができました。

2019年7月16日 目指せジャグラー!ジャグリング教室

赤と白の球が一斉に宙に舞いはじめました!球を投げるのは圧倒的なジャグリングの技術で人びとを魅了する、世界的パフォーマーのちゃんへん.さん。今日はそんなちゃんへん.さんから直接ジャグリングを教えてもらえる貴重な機会が設けられました。実際に球を投げた参加者の方からは「難しい!」、「惜しい!もう少し!」といろんな声が上がります。一見、とても簡単に球回しをしているように見えますが、実際にやってみると思うようにはできません。ちゃんへん.さんにコツを教えてもらいながら練習し続けると、少しずつできるようになっている方もいらっしゃいました。

2019年7月14日 洋上結婚式-Ocean Wedding-

今回の船旅に「新婚旅行」として参加されているご夫婦がいらっしゃいます。出航前から「ぜひ船の上で結婚式を挙げたい」という気持ちを温めていたお二人。今日は他の参加者の方々の力添えによりすべて手作り、世界でたった一つだけの結婚式を太平洋の上で執り行いました。 たくさんの方たちに祝福され、「おめでとう!」の声があちこちから飛び交います。集まった方々はこれまでの寄港地で買われた色鮮やかな衣装を身にまとい、よさこいやダンスに歌が披露され、始終明るくて温かな雰囲気。まるでお二人の新たな門出を祝福しているかのように晴れた空のもと、喜びと祝福に満ちたひとときとなりました。

2019年7月13日 ラウトカ(フィジー)寄港

船は、300以上の島々からなるフィジー諸島共和国のラウトカ港に到着。今日は現地の若者たちとの交流ツアーとマングローブの植林体験を通じて環境について考える見聞ツアーに参加します。交流会場では、フィジーの若者たち100人にフィジーの大臣も迎えてくれて、大交流会がはじまります。まだ発展途上国であるフィジー。日本で集めたサッカーボールとユニフォームも届けました。次にマングローブの植林に参加します。苗木を1本ずつ植えていきます。いつか青々とした葉を茂らせる姿を想像すると嬉しくなります。普通の観光では知ること、体験できない事を味わえるのはピースボートならでは。

2019年7月10日 パシフィックの気候変動

フィジーの環境活動家であり、弁護士でもある水先案内人のカヤ・ラールさん。今日はフィジーをはじめとする美しい太平洋の島々が直面する気候変動への危惧についてお話しいただきました。約3万以上の島々からなる太平洋諸島は、他の地域に比べると気候変動による影響を大きく受けています。島の海抜が低いことにより、内陸部へ海水の浸水が起こり土壌が汚染される–さらにはサイクロンの被害なども重なり、短期的にも中長期的にもさまざまな問題がおこっています。次の寄港地であるフィジーや太平洋諸国の現状を知り、地球温暖化によってもたらされる環境問題について考えるきっかけとなりました。

2019年7月8日 二胡演奏家・張艶 First Live

今日はパペーテから乗船された二胡演奏者・張艶(CHO Yean)さんの洋上スペシャルライブが開催されました。二胡は2本の弦を弓で弾いて演奏する、中国の伝統的な弦楽器です。張さんが二胡の弓を握り始めたのは6歳の頃。これまで南京、上海、香港、台湾、日本など各地で二胡の紹介や演奏を行い、たくさんの人を二胡の世界へ誘い魅了してきました。会場には、たった2つの弦から紡ぎだされているとは思えない、奥の深い伸びやかでやわらかい音色が響き渡ります。今日は中国や日本の曲やご自身でアレンジした曲も披露。優雅で温かい音色に包まれ、二胡の世界を堪能した素敵な夜となりました。

2019年7月6日 パペーテ(タヒチ)寄港

船は、「南太平洋の楽園」タヒチのパペーテへ寄港。まずは賑やかなマルシェを抜け、街の中心に建つゴシック建築様式のカテドラルなどを見ながら町歩きです。ランチはタヒチを代表する「ヒナノビール」と一緒に。午後は、フェリーでかつて画家のゴーギャンが「古城のようだ」と評したモーレア島へ。水上バンガローのあるビーチと遠浅で波の穏やかな海が続き、ヤシの木が伸びやかに生い茂っています。透明度の高い海に、気持ち良い程の青い空、真っ白で悠々としている雲、絵に描いたような南国の景色に感動が止まりません。 南太平洋をめぐる旅はまだまだ続きます!

2019年7月3日 トリセツ・カラダ

意外と知らない、ヒトの臓器の位置や名前-今日は小説『チーム・バチスタの栄光』で知られる作家で医師の水先案内人・海堂尊さんに、私たちの身体についてお話しいただきました。まずは会場で配られた身体の輪郭が描かれた紙に、自分が想像する身体の地図を描いてもらうところから始まったこの講座。「身体の地図を書けると長生きができますよ」と話す海堂さんに、臓器がどうしてそんな形をして、どんな働きをしているのかをわかりやすく解説していただきました。知らないうちにすごい働きをしてくれている自分の身体。なるほど!そうだったんだ!と、自分の身体のことを楽しく学んだ時間でした。

2019年7月2日 皆既日食

今クルーズの見どころでもある皆既日食。太陽と月、地球が一直線に並び、太陽が月に隠れて見える珍しい天体ショーへの期待で胸が高鳴ります。観測地点の大半は南太平洋上というまさに船がいる地点という条件にぴったり。水先案内人の伊東昌市さんのアナウンスで、部分日食の始まりが伝えられます。徐々に気温が少しずつ下がり涼しくなり、さらに辺りは急に暗くなり午前10時34分、ついに皆既日食!コロナ(黒い太陽の周囲に現れる輝くベールのような光)の観測も出来ました。太陽に筋状の光が広がり、とても神秘的です。 天体が織りなす神秘的な現象を体験できた貴重で感動的な時間となりました。

2019年7月1日 裸足のガビ

イオラナ! 現地の元気な挨拶からはじまった、反核・先住民族人権活動家である水先案内人のガブリエル・テティアラヒさん(通称ガビさん)の講座。ガビさんはタヒチの先住民族「マオヒ」のアイデンティティを守るため、NGO「ヒティ・タウ」を設立。リゾート地のイメージが先行するタヒチ。しかしそこには、フランスの占領によって先住民族の文化やアイデンティティが奪われ、人びとの生活や命を無視した核実験が行われるなど、決して忘れてはならない歴史があります。「人生は悲しみではなく、楽しさを持って生きていかなければならない」ガビさんが語ったその言葉が強く響きました。

2019年6月27日 イースター島寄港

周囲2000kmには人の住む島がない、まさに『絶海の孤島』イースター島。島には大きな船が泊まる港がないため、船は沖に錨泊しテンダーボートを利用して上陸します。現在雨期のおかげでモアイ像の向こうに虹がかかり、さらに神秘的な姿! 15体のモアイが立ち並ぶアフ・トンガリキは、全長100m、幅6mのアフ(モアイが建つ祭壇)は、ポリネシア最大級といわれています。太陽が眩しく輝く青空に白い雲が良く映え、海を背に15体のモアイがきれいに並ぶ姿はまさに圧巻! 不思議なパワーを肌で感じたイースター島に別れを告げ、船は太平洋を西へ、タヒチのパペーテを 目指します。

2019年6月25日 太陽と太陽系の仲間たち

全国のプラネタリウムの組織化を支援し、プラネタリウム担当者のレベルアップ研修などを実施されている元平塚市博物館館長で水先案内人の鳫宏道さん。今日は「太陽」と、その太陽の重力が及ぶ空間である「太陽系」についてお話しいただきました。 地球そして太陽系について、各惑星の大きさから自転の速さ、どんな大気があるのかなど、とても分かりやすくお話ししていただき、宇宙への興味がどんどん深まります。太陽系が誕生しておよそ46億年。私たちの住む地球がいつまでも太陽系の中で輝き続けられるように、地球環境に関心を持つことの大切さを考える時間にもなりました。

2019年6月24日 月を目指して-NASAのアポロミッション-

希ガス分析の専門家であり、火星や月の隕石の年代測定に関する研究を行っている宇宙論研究者である水先案内人のパク・ジソンさん。今日は月について、そしてNASAのアポロミッションについてお話ししていただきました。月はどのようにしてできたのか、地球に住む私たちに月の裏側が見えない理由、月の満ち欠けがなぜ起こるのかなど、わかりやすく教えていただきました。参加者からの質問もあり、終始温かい雰囲気の講座でした。私たちが住む地球から当たり前のように見える月についてのお話をたくさん聞くことができ、今夜月を見るときには少し見方が変わりそうです。

2019年6月21日 船から見る北天・南天の星空

広島市こども文化科学館で館長を務め、小中学生たちに星や宇宙の魅力を伝え続けてきた水先案内人の加藤一孝さん。今日は夏の星空の見どころについてお話いただきました。普段私たちが日本で見ている星空は、北半球の北天の空です。現在船は少しずつ南下しているので、星空の様子も北天の空から、少しずつ南天の空へと移り変わっています。南天の夜空で見つけたいのは、何と言っても「南十字星」!南十字星の見つけ方はもちろん、日本での星座の探し方を簡単にそして面白く教えていただきました。今後は星空観望会も予定されていて、毎晩夜空を眺める楽しみが更に増しました。

2019年6月21日 赤道通過

パナマ運河を通過し太平洋を順調に航行中の船は、次の目的地であるイースターを目指して、地球をどんどん南下中です。先に訪れた中米は暑かったのが、ここ最近はペルー海流(寒流)の影響で気温、海水温ともに少しずつ下がり始め、肌寒さを感じますが、今日は赤道通過日!「赤道=暑い」と思われますが、実際の赤道付近はこんな気候なんですね。 船の操舵室の計器では、今までの「N(北緯)」の表示が、赤道と越えると「S(南緯)」へと切り替わりました。飛行機の移動ではあまり意識しないことを船旅では目に見えて感じることができ、私たちは着実に地球の上を進んでいるんだなと実感します。

2019年6月19日 パナマ運河通航

今日はクルーズのハイライトでもあるパナマ運河通航の日。パナマ運河は全長約80kmある「階段式」運河です。まず船が閘門(こうもん)に入ると背後の門が閉まり、大量の水が注入され、船が徐々に上昇していきます。 水位が上がり、ゆっくり水門が開くと「おぉっ!」と歓声があがります。まずは3つの閘門を経て、一気に海抜0mから26mまで登ったあと後ろを振り返ると、カリブ海を見ることが出来ました。人工湖「ガトゥン湖」を通過した後は、3つの閘門を経て徐々に下り、最後に「アメリカス橋」をくぐると、そこは太平洋!船でしか体験できない運河での1日はとても充実したものになりました。

2019年6月18日 クリストバル(パナマ)寄港

パナマ運河のカリブ海側の玄関口として知られるクリストバル。赤道に近いため1年中高温多湿の亜熱帯気候。港周辺のスペイン植民地時代のパステルカラーで統一された建物は、とてもカラフル。お土産屋さんではパナマの先住民族・クナ族の手芸品である「モラ」が多く売られています。パナマの動植物をモチーフにした独特な模様にカラフルな色使い、ハンドメイドで作られた民芸品はひとつとして同じものがなく、どれだけ見ていても飽きません。パナマといえばパナマ帽も有名で、大きさも形も様々なものが並びます。明日はいよいよパナマ運河通航の日ーどんな景色が見られるのか、今から楽しみです!

2019年6月17日 カルタヘナ(コロンビア)寄港

船はコロンビア北部の都市、カルタヘナへ寄港。今日はオプショナルツアーの「マングローブの森遊覧エコ・ツアーとカルタヘナ旧市街」に参加します。まずはサンフェリペ要塞へ。標高40mの丘に築かれ、南米の中でも最も強固で堅牢であるといわれ、その大きさと高さに圧倒されます。 さてボートに乗り込み、マングローブの森へ!陽射しは強いですが、日陰に入ると心地よい風が通ります。ボートを降りて、ほんのり甘くてさっぱりしたココナッツウォーターで水分補給!ランチの後は、世界遺産にも登録されたコロニアルな雰囲気が漂う旧市街へ。たくさんの見どころを訪れ、とても濃密な1日となりました。

2019年6月16日 マリアさんと一緒に金継ぎをやってみよう!

芸術、コミュニケーション、平和構築の分野横断的な論文をいくつも投稿している研究者でもあるマリア・エリサ・ピント・ガルシアさん(PROLONGAR財団代表)が行うのは、日本の「金継ぎ」技術を用いた紛争解決のためのワークショップ。明日寄港するコロンビアは、かつて50年に渡る内戦が続き、その内戦による心の傷を癒すために行っているものです。壊れた陶器を修復する技術である金継ぎ。割れたり欠けたりした器を接着し、繕った部分を金で装飾していく伝統的な修理技法が、心の傷を癒すワークショップで活用されている実情を知り、とても貴重な体験ができた時間でした。

2019年6月13日 モンテゴベイ(ジャマイカ)寄港

船はジャマイカのモンテゴベイに寄港しました。ターミナルからタクシーに乗り、「ボトムロード」と呼ばれるリゾートエリアへ。遠浅の白い砂浜に、カリビアンブルーの海を感じながらビーチで遊び、お昼は、ハーブやシナモン、コショウ、トウガラシなどのジャークソースに、鶏肉を漬け込んで炭火で焼いたジャマイカ名物「ジャークチキン」をいただきます。オールドフォートクラフトマーケットには、ジャマイカを象徴する色であるラスタカラー(赤、緑、黄色)をメインとしたカラフルなお土産が並びます。 夜は船のデッキがライブ会場に様変わり!ジャマイカをリズムで感じる、そんな夜となりました。

2019年6月12日 モバイルプラネタリウム紹介!!

会場に入ると、そこには半円の大きなドームが・・・空気で膨らませた半径5mのドームの正体は、船内でプラネタリウム体験ができる「モバイルプラネタリウム」!この企画を実現してくれるのは、プラネタリウムや大型天体望遠鏡を使った天文教育に携わる、水先案内人の小関高明さん(関西モバイルプラネタリウム代表)。国内ではさまざまな場所で開催しているモバイルプラネタリウムですが、海外での開催は初めてとのこと。皆さん初めて見る装置に興味深々!海の上をすすむ船の中、プラネタリウムで星を眺める。そんな贅沢な時間を体験できるのが、今からとても楽しみです。

2019年6月12日 死刑制度と私たち -日本・アメリカ・北欧-

死刑制度のある日本では1995年の地下鉄サリン事件以降、厳罰化、重刑化が進んでいます。映画監督で作家の森達也さんは、オウム真理教の内部に迫る映画『A』『A2』を手がけ、死刑制度に対する発言を積極的に続けてきました。 群れる生き物である人だからこそ発展を遂げてきた一方で、「集団化」し大きな犯罪が起こることも。その犯罪のメディアの取り上げ方も時代とともに変化し、同調圧力を強め、危機感を煽るようになりました。他方、寛容化を進めている北欧諸国の実態なども紹介。これまでたくさんの当事者の声を聞いてきた森さんと、命について考える時間となりました。

2019年6月11日 地球発、宇宙一周の旅 伊東昌市さん

アメリカ・カナダをはじめ世界各地の天文台、天文教育施設を視察し、プラネタリウムの国際化や天文学普及、人材育成に力を入れている水先案内人の伊東昌市さん(国立天文台特別客員研究員)。今日の講座では国立天文台が作成したソフト「Mitaka」を使用し、今日船から見える星空の解説から、地球を飛び出し宇宙まで映像を交えお話しくださいました。「時刻」や「一ヶ月」の成り立ちなど難しい天文学をわかりやすく、面白く話してくださり、星空や宇宙への興味が深まりました。今後は今クルーズの見どころのひとつで、皆さんも楽しみにしている皆既日食についてもお話ししていただく予定です。

2019年6月8日 ニューヨーク(米国)寄港 2日目

ニューヨーク停泊中の船内にて、「World Oceans Day(世界海洋デー)」の国連公式イベントが行われました。これは2009年に国連で制定され、「国を越えて皆で海のことを考えよう」と、海洋資源の保護や海洋汚染、地球温暖化による問題など海を取り巻く多様な問題が挙げられます。船内では国連や企業、市民団体がブースを並べ、ピースボートも取り組むSDGsの活動紹介、講演会、様々なセッションやアクティビティと、まさに「海」を考える機会になりました。 船のデッキでよさこいも披露。マンハッタンの街並みをバックに踊る姿は、とても見ごたえのあるものになりました。

2019年6月7日 ニューヨーク(米国)寄港 1日目

船は大西洋を渡り、ついにアメリカ大陸東海岸ニューヨークに到着!シンボルである自由の女神像を一目見ようと、早朝から多くの方がデッキで待ち構える中、高さ93メートルの自由の女神像が現れ大歓声が上がります。港から徒歩20分で立ち並ぶ高層ビルと巨大なディスプレイに囲まれ たタイムズスクエアに到着。本場ハンバーガーを食べ、地下鉄に乗りブルックリンへ。マンハッタンブリッジからのニューヨークの街並みを臨みます。夜は、ロックフェラーセンターの展望台へ。マンハッタンの夜景は色とりどりのネオンが輝き、思わず時間を忘れてしまうほど。ニューヨークの見どころを満喫した一日となりました。

2019年6月6日 コミュニティオーガナイジングワークショップ

『コミュニティ・オーガナイジング』とは 「市民が立ち上がり、社会を変えていく活動」の意。 2014年に「特定非営利活動法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン」を立ち上げた水先案内人の鎌田華乃子さんのワークショップ。「自分の思いをどう多くの人に伝えることができるのか」、そして「一緒に行動を起こせる人を集めることができる方法」などを学びます。「社会を変える」と聞くと周りに変化を求めがちですが、「自分自身のことを深く掘り下げることで、はっと気付くことも多かった」と語る方も。今後も、ここで得た知識や経験を活かしそれぞれがアクションを起こしていくことでしょう。

2019年6月4日 カルチャースクール -よさこい-

今クルーズでは、ピースボートクルーズ初となる「よさこいプログラム」がおこなわれています。高知では知らない人がいないほど人気のよさこいチーム『ほにや』から講師の岡田良太さんをお招きし、楽曲、衣装も全てをプロデュース!今回は外国籍の方も含めて、約80人の方々がよさこいに挑戦しています。練習場所では鳴子の音が軽快に響き、ぴたりとそろった踊りに目が奪われます。ニューヨークでの披露に向けて、皆さん真剣な表情で練習に取り組んでおり、本番が今から楽しみです。

2019年5月31日 ポンタデルガーダ(ポルトガル)寄港

船はポルトガル領アゾレス諸島のポンタデルガーダへ到着!ポルトガル本土から約1400km離れた大西洋に浮かぶ島で、海底に沈んだ伝説の大陸「アトランティス」の一部とも言われています。穏やかな亜熱帯気候のポンタデルガーダ。まずは絶景「緑の湖」と「青の湖」へ向かいます。霧が移動し右側が青の湖、左側が緑の湖が見えました。天気が良ければ色の違いが良くわかるそうです。 色とりどりの花と白壁の建物にマッチした街並みに戻り、ポルトガルワインと地元料理をいただきます。春のヨーロッパの豊かな自然と、悠久の歴史を刻む世界遺産から、次はいよいよ大西洋を渡りアメリカ大陸へ入ります。

2019年5月30日 世界を旅したピアニスト -洋上コンサート-

ポンタデルガーダまで特別に乗船していただいている、ピアニストのジェレミー・ゴダードさん。今夜は世界各地を旅したジェレミーさんの人生をお話ししていただきながら、これまでの旅をテーマにしたジャス、ボサノバ、クラッシックなどオリジナル曲10曲を弾き語りにて披露していただきました。今現在、船に乗って世界を旅している私たちですが、今日は一夜にして音楽にのせて世界を旅した気持ちになりました。アンコールはジェレミーさんの演奏する「Let it be」に合わせて、皆さんで大合唱!音楽に身を任せながら、心地よい時間を堪能した夜となりました。

2019年5月29日 オーシャンユース

現在船には、太平洋・インド洋・カリブ海などの島諸島から8名の若者が「海洋保護・気候変動のためのユースアンバサダー」として乗船しています。海洋汚染や気候変動などの地球が抱える問題を伝え、世界規模でどのように解決するか考え、意見交換し、発信しているユースの皆さん。今日はメンバーの紹介、どのような活動をしているのかなどをお話ししていただきました。常に海や自然と近い距離に身を置き、より問題を体感している彼らの言葉は、とても説得力があります。ニューヨークまでの乗船期間中、船内で多くの企画を計画中。地球が抱える問題を知り、ともに考えるきっかけとなる講座でした。

2019年5月28日 タンジェ(モロッコ)寄港

船はモトリルに続き、北アフリカ、モロッコのタンジェへ入港。古くからヨーロッパとアフリカの交易の中継点として栄えた、ジブラルタル海峡に面した港町です。昨日訪れたスペインとは目と鼻の先とはいえ、全く違う雰囲気。城壁に囲まれた旧市街「メディナ」は、一際目を引く白と緑のミナレットが美しい「グラン・モスク」や香辛料の独特な匂い、有名な革製品、特産品のバラを使ったローズウォーターなどお土産屋もたくさん!昼食は、串焼きのケバブやタジン料理、食後のミントティーとアラブ料理を満喫!アラブの香り漂う、エキゾチックなタンジェを後にし、次の寄港地ポンタデルガーダへ向かいます。

2019年5月27日 モトリル(スペイン)寄港

船はスペイン南部、アンダルシア州のモトリルへ寄港。街に降り立つとリズミカルな音楽が流れ、目の前でフラメンコのショーが始まりました。艶やかで情熱的な踊りに目を奪われ、大勢の方が鑑賞し人の輪ができます。バスと車で、かつては「スペインで最も美しい村」に選ばれたこともあるフリヒリアナという街へ向かいます。紺碧の地中海をバックに白い街が広がり、まるで1枚の絵ハガキの様。帰り道、予定していたバスが運休になるハプニングもありましたが、途中下車した街でじゃがいもホクホクの本場スパニッシュオムレツが食べられ、お腹も心も満たされ、情熱の国を存分に味わう旅となりました。

2019年5月26日 生きづらさダヨ!全員集合-Let’s MAZEKOZE!

ドラマやCM、骨髄バンク、ドイツ平和村などのボランティア活動と多岐に渡る分野で活躍されている女優東ちづるさん。2012年からアートや音楽を通して誰も排除しない「まぜこぜの社会」を目指す一般社団法人「Get in touch」を設立し代表としても活動されています。 今日はこの時代を生きる参加者もステージに上がり、こころの奥の「生きづらさ」や「なぜ」を自らも体験された東さんが引き出します。正解もないテーマに「もっと、対話や交流が広がるといいな」と東さん。この船もさまざまな「ちがい」を持つ、言わば「まぜこぜ」の縮図。たくさんの学びと気づきの時間となりました。

2019年5月25日 なぜイギリス国民は「EU離脱」に投票したのか?

「ヨーロッパは美しくてきれいなだけではなく、さまざまな問題を抱えています」と語るのはジャーナリストとしても活躍するピースボートスタッフのヤスナ・バスティッチ。現在28ヶ国が加盟するEU(欧州連合)。2016年に実施されたEU離脱の是非を問う国民投票では、離脱賛成派が過半数を占め、EU離脱の方向性が示されました。 経済危機があったわけでも、外から圧力をかけられたわけでもないのに、なぜ離脱を選択しようとしているのか。イギリスがEU加盟に至った経緯や、EUのもつ役割など、とても勉強になる内容でした。ひとつの国が選択する未来に、世界中の注目が集まっています。

2019年5月24日 バレッタ(マルタ)寄港

船は「地中海のへそ」と呼ばれるマルタ島の首都バレッタに寄港。海に浮かぶこの要塞都市は、街全体が世界遺産に登録されています。朝日に照らされた美しい街並みを一目見ようとデッキには大勢の人が集まります。まるで中世に迷い込んだような景色に、感嘆の言葉があふれます。聖ヨハネ騎士団によって築かれた城塞都市バレッタ、当時の面影を残したままの街並みが広がり、カラフルな張り出しバルコニーの家々はとてもきれいです。 要塞の上からは本船を見ることができました。 夕日の中に浮かび上がるマルタ島はとても幻想的で、今日見た美しい景観を思い返しながら離れていく島を見送ります。

2019年5月23日 カタニア(イタリア)寄港

船はイタリア半島の西南に位置するシチリア島の玄関口、カタニアに到着。バスで島南東部の都市で、2005年に世界遺産に登録されたシラクーサへ向かいます。まずは腹ごしらえ!有名な米料理アランチーニ(ライスコロッケ)とピザ、ニョッキをいただきます。お腹も満たされ、メニアの丘にあるシチリア島最大の「ギリシャ劇場」や城壁を作るために使われた「天国の石切り場」と呼ばれる人口洞窟へ。最後は、火山と立ち向かうこの街の象徴と言われる「象の泉」の噴水があるカタニアのドゥオーモ広場へ戻ってきました。美しく活気あふれる街で、数々の歴史的建造物を眺めた大満足の一日でした。

2019年5月22日 ドイツ・ベルゴフ財団の活動紹介

現在船内にはNGO「ベルゴフ財団」から12名の学生が、内部トレーニングやチームビルディングのために乗船しています。ドイツのチュービンゲンとベルリンを拠点とするべルゴフ財団は、政治的・社会的暴力がない持続可能で平和な社会を目指すための活動を行なうNGOです。平和教育のトレーニングでは「暴力のない学校」を目指し、対話を通じて自分たちの力で解決していくことを学ぶ「相互仲介」や、個人的な平和教育ではなく、体系的に整えていく介入の重要性とその活動について紹介してくれました。「持続して活動していくためには信頼・尊敬を保っていくことが大切」その言葉が印象的でした。

2019年5月20日 ピレウス(ギリシャ)寄港

船はギリシャ最大の港、ピレウスへ寄港。地下鉄に乗り、首都アテネへ向かいます。駅から歩いて向かうのは、ギリシャ遺跡のハイライトともいうべきアクロポリスです。石畳の坂道を少しずつ登って行くとパルテノン神殿が見えます。壮大なパルテノン神殿とアテネの街並みが一望し、遺跡散策をしたあとは、賑やかなプラカ地区散策!日の入りは20時30分。まだ明るい夕焼けの空を見ながら、日本を離れて海外に来たんだなと改めて感じます。 日が落ちるとパルテノン神殿がライトアップされ、暗闇の中にその壮大なシルエットが浮かび上がります。ギリシャの象徴に見送られ、船に帰ってきました。

2019年5月19日 サントリーニ島(ギリシャ)寄港

エーゲ海に浮かぶ美しい島、サントリーニ島に到着!島には大きな船が停泊できる港がないため、本船は沖合へ停泊し、上陸には「テンダーボートという小舟を使います。港から島の中心フィラまではケーブルカーか、ドンキーと呼ばれるロバに乗って向かうことができます。展望台に立つと、街の向こうに広がるエーゲ海の美しい「青」がより一層建物の“白”を惹き立てる、まるでポストカードのような景色が広がっています。 のんびりと時間を忘れて眺める景色ーーなんて贅沢な時間なのでしょうか。「いつまでもこうしていたい・・・」そんな想いを抱きながらも美しい街を離れ、ボートで船へと戻ります。

2019年5月17日 ポートサイド(エジプト)寄港

インド洋からアラビア海、そして紅海をぬけた本船はエジプトのポートサイドへ寄港しました。朝は涼しいくらいでしたが、日中は太陽の下ではジリジリとした日差しが痛いくらいです。まず向かったのは、世界一有名な「ツタンカーメン王」の黄金のマスクがあるエジプト考古学博物館。多くの展示物があり、じっくり見ようと思うと1日では足りません!次いよいよはギザの三大ピラミッド!砂漠の砂地に足を取られながらピラミッドの近くまで行くと、ひとつひとつの石の大きさに圧倒されます! 今クルーズでも、特に期待する声が大きかったピラミッド。みなさんこの景色を存分に味わうことができたようです。

2019年5月16日 スエズ運河通航

今日はクルーズの見どころのひとつ、スエズ運河を通航します!この日は特別に船の前方デッキが開放され、多くの人がスエズ運河の航行を見ようと集まりました。右手にシナイ半島、左にアフリカ大陸をのぞみながら船はゆっくりと進みます。運河の航行は船旅でしか経験できないとあり、とても良い記念になりますね! スエズ運河にかかる唯一の橋、通称「平和大橋」は日本のODA(政府開発援助)によって建造されたものです。近づくとそのスケールの大きさに圧倒されます。スエズ運河を通り抜け地中海へ出て、久しぶりの訪問となるエジプト、ポートサイドへ寄港します。

2019年5月13日 洋上のヒトコマ-影が消える日-

現在ポートサイドに向けて、順調に航海中。この海域は、ちょうど北回帰線と南回帰線に挟まれた熱帯地域。今日はこの地域だけの特別な現象で「影」が消えてしまうというのです! これは太陽が自分の真上にくる(太陽直下点)昼頃、直立した物や人の影が消える、熱帯地域でのみ見ることのできる天文現象なんだとか。しかし影が完全になくなった訳ではなく、写真をよく見てみると物の真下に影があるのが確認できます。皆さん、持参した水筒を置いては「本当に影がない!」と大興奮!!ゆっくりと進む船の上で、そこでしか見られない空や海、そして珍しい天文現象に出会うー想像以上に贅沢なものです。

2019年5月10日 カルチャースクール  -水彩画教室-

明るく和やかな雰囲気の中で行われているのは、カルチャースクール「水彩画教室」。先生のデモンストレーションと手本を見ながら、デッサンをした紙の上に色を塗っていきます。ひとりひとり丁寧に教えてくださるので、初めての方でも安心。船旅で見ることのできる日の出や海、寄港地などの景色を、水彩画として自分らしくかたちに残せるなんて本当に素敵です。ゆっくりと絵を描きながら過ごすーーそんな楽しみ方ができるのも船旅ならではです。

2019年5月8日 船旅の健康法

生活習慣による代謝性疾患を専門に扱い、自然と人間の結びつきを総合的に考え日常生活を調整しながら治療を行っている、水先案内人で医師の袁群(えんぐん)さん(中国北京第一中西医結合病院内分泌科教授、東北大学医学部医学博士)。今日は現在増加している慢性疾患について、また船旅で実践できる健康法についてお話しいただきました。現在、中国でも日本でも、生活習慣が原因の慢性疾患が増えています。健康を保つカギは「飲食量の管理、運動、禁煙、飲酒制限、楽しく過ごすこと!」と語る袁群さん。船旅の中で改善できる生活習慣のヒントを、たくさん知ることができた今日の講座でした。

2019年5月7日 洋上のヒトコマ -フリースペース-

船内8階にあるフリースペースでは、日々参加者の方たちが思い思いの時間を過ごしています。本を読んだり、刺繍をしたり、友人同士で歓談したりする姿も。こちらのテーブルでは折り紙を楽しまれています。興味のあることを教えあったり、好きなことについて語り合ったり。賑やかでありながらも、ゆったりとした時間が流れています。 囲碁や将棋、麻雀のできるスペースもあり、世代や国籍を超えて楽しむ姿も見られます。さまざまな企画が目白押しの船内ですが、自分のペースでゆったりと過ごせるも船旅ならではです。

2019年5月6日 フルーツパーティー

今日はフルーツパーティーが開催されます!シンガポールで仕入れた南国のカラフルなフルーツが並び、会場となったレストランにはフルーティーな香りが広がります。 バナナにオレンジ、パイナップル、マンゴーはもちろん、日本ではなかなかお目にかかれないジャックフルーツ、マンゴスティン、ロンカンにランブータン、フルーツの王様ドリアンも! 「はじめて食べたドリアンは強烈でしたが、2度目はおいしかった」、「なかなか食べられない新鮮なフルーツが食べられて嬉しかったです」そんな声も聞かれました。お皿にあふれんばかりの色とりどりのフルーツでお腹いっぱい!南国の味を堪能しました。

2019年5月6日 エジプトの平和教育

今日の水先案内人講座にご登壇いただいたのは、長期にわたり持続可能な開発や平和構築、人権にかかわるいくつものプロジェクトに携わっている、Justice Call for Rights and Development代表であり弁護士のカレド・エマムさんです。エマムさんには2011年に起きたエジプト革命で実際に何が起こっていたのか、当時の衝撃的な映像を交えながら、革命の経緯や状況、現在に至るまでを語っていただきました。質疑応答では、エジプトの憲法についてや宗教的な問題のこと、エジプト現地で気を付ける振る舞いがあるかなど、皆さんたくさん質問をされていました。

2019年5月5日 世界遺産のはじまり

今日の水先案内人講座は、プロデューサー であり、2004年から2015年にかけてNHKの世界遺産プロジェクト事務局長として多数の関連番組を制作された須磨章さんにご登壇いただきます。世界遺産とはどのようにして始まり、どのようにして登録されてきたのか。世界遺産条約のきっかけとなったエジプトの世界遺産「アブ・シンベル神殿」など世界遺産の歩みに合わせた映像を見ながら、知られざるその裏側をお話しいただきました。今後はこれから訪れる世界遺産についてもお話していただく予定。エジプト、そしてヨーロッパと世界遺産との出会いが続く私たちにとって、大注目の講座が続きそうです。

2019年5月2日 ペナン島(マレーシア)寄港

船はマレーシア、ペナン島に寄港しました。船を降りてすぐの街ジョージタウンはコロニアル様式の建物が点在し、「マラッカ海峡の歴史的都市群」として2008年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。東西貿易の中継点として発展したペナン島は、西洋、中国、イスラムヒンドゥー文化が融合する独特の雰囲気を持つ街並みが形成され、街中にもさまざまな文化様式を見ることができます。景色や建物もさることながら、交易都市として栄えた歴史もさまざまな側面から感じることができました。ペナン島を出港したオーシャンドリーム号は次の寄港地エジプト、ポートサイドへと舵を取ります。

2019年5月1日 ピラミッドの大航海

これまで「エジプトの謎の象徴」であったギザのピラミッド。今、そのイメージは変わりつつあります。ピラミッドという巨石建造プロジェクトは、さまざまな最新技術を用いた調査によって、高度な航海技術が関わっていることが判明したのです。今日はギザのピラミッドの発掘調査に10年以上従事し、現在は世界初のドローンを用いたピラミッドの3D計測調査を行う考古学者の河江肖剰さん(エジプト考古学者、名古屋大学高等研究院准教授)にその見解を映像と共にお話しいただきました。貴重な話しを聞こうと会場に多くの方が詰めかけ、通路で立ち見する方が出るほどの盛況ぶりでした。

2019年5月1日 モンテッソーリって何?

今日は国際モンテッソーリ協会公認教師であり、今クルーズで実施されている「ピースボート子どもの家」アドバイザーである水先案内人の深津高子さん( 一般財団法人「AMI友の会NIPPON」副代表)の講座が開かれました。人格形成の土台となる幼児期に自分で考えたり、手を使う経験が、なぜ民主主義や平和につながるかをお話ししていただきました。 モンテッソーリ教育は乳幼児教育にとどまらず、高齢者を対象とした福祉の現場や、サッカーのチームづくりなどにも広がりをみせているそうです。人間の根幹にアプローチするモンテッソーリの考え方に、多くの方が熱心に聞き入っていました。

2019年4月30日 シンガポール寄港

船は2つ目の寄港地であるシンガポールへ寄港。地下鉄でチャイナタウン、リトルインディアを散策。また移民の国だからこそ生まれた美食にも注目。お昼は、店員さんオススメのミーゴレン(マレー系の焼きそば)をいただきます。次は、アラブストリートからマーライオンパークへ。そこから歩くこと20分ほどで「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」未来型の植物園に到着。高さ25〜50mの植物が植えこまれた人工巨大木のスーパーツリー・グローブに釘付け。一つの街に多種多様な人種と文化が存在し、それらが巧みに融合することで、活気あふれる独自の文化が育まれたことを感じたシンガポールの街でした。

2019年4月27日 社会企業家が語るリーダーシップとは?

香港出身の起業家でコミュニティーオーガナイザーでもあるエイダ・ホさん(パッショニア代表)による講座。旅人と地元民をつなぎ、より豊かな経験と学びを生み出す「パッショニア(Paxxioneer)」というインターネット中心の会社の起業を皮切りに、2009年には社会的企業である「L plus H Fashion」を共同創設。十分なサービスを受けることができなかった人びとに雇用の機会を提供し、香港の新世代のファッションデザイナー、技術者、衣料業界従事者を生み出しています。「小さな行動でリーダーシップは行使できる」と力強くお話しされる姿が印象的でした。

2019年4月25日 香港寄港

今クルーズ初めての寄港地、香港に寄港しました。湿気を帯びた風が吹き、「海外に来たんだな」と実感。まずは地下鉄に乗って旺角へ。街角には、いたるところに屋台や食事どころがあり、観光客はもちろん、地元の方にも大人気。 カタコトの英語と身振り手振りでなんとか注文。食べたことのないものを食べてみる。そのドキドキする瞬間も旅の醍醐味。 陽が沈み暗くなると街の灯が灯り始め、あっという間に香港の街が『100万ドルの夜景』の姿に!香港島の最高峰、ビクトリアピークからの夜景は息をのむほどの美しさ! 夜景を眺めながら刺激にあふれた一日を振り返り、香港の夜は更けていきます。

2019年4月24日 アジアのこれからをつくる若者の力

今クルーズに乗船している香港青年協会のグローバルセミナーの方たちによる「SDGs(2030年までの達成を目指す、環境や開発に関する17の国際目標)」をテーマに「今、私たちに何ができるのか」を考え、その成果を発表します。SDGsのスローガンである『だれひとり取り残さない』が示すように、自分たちだけが潤う生活ではなく、世界全体が持続可能な生活を営めることを目標としています。「小さな行動が大きなことにつながっていく」彼らはそう語ります。今後訪れるたくさんの寄港地や船内生活で「私にできることはなんだろう」と考え行動することが、地球の未来につながっていくと感じました。

2019年4月23日 旅行ガイドにない香港

高校や予備校での教壇生活を経て、香港軍政史研究を端緒に華僑・華人社会と交わる中で、日本との関係史や現状分析を手掛けてきた水先案内人でジャーナリストの和仁廉夫さん。香港の知られざる魅力や、香港社会について紐解いていただきます。 香港の港から行きやすい観光地や、お値打ちな買い物ができる場所など知って得する情報を、日本との関係を交えて紹介。講座の中では、広東語で「トイレはどこですか?」と話す練習も行われました。これは、香港の街中にはトイレがあまりないためなんだそう。最初の寄港地にまつわる話とあって大変多くの方が参加され、香港寄港への期待の高さがうかがえました。

2019年4月23日 食糧安全の視点から見る世界 -飢餓をゼロに-

ピースボートの旅には『水先案内人』と呼ばれる、船内生活をより豊かなものにしてくれる多彩なゲスト(通称:水案)の方々が乗船されます。今日の講座は、30年以上にわたり国連に勤務し、人道支援、開発支援の現場で活躍され、2009年〜2014年まで国連世界食糧計画(WFP)元アジア地域局長を務められた忍足謙朗さん。貧困のある地域に食糧を「必ず届ける」その信念のもと、世界の食糧貧困の現状やWFPの活動について、映像を交えながらお話していただきました。「食糧支援のエキスパート」忍足さんのお話しから、世界が抱えるアンバランスな食糧問題を知り、これからの未来を考える機会となりました。

2019年4月20日 第101回ピースボート「地球一周の船旅」横浜出航!

春の暖かな日差しの中、ターミナルには大きな荷物を持った方々が続々と集まり、出国手続きの済んだ方から順番に船内へ足を進めます。船旅のはじまりに期待と不安が入り混じり少し緊張している方も、クルーのお出迎えに顔がほころびます。ついに出航の時。船からの「行ってきます」の声に、陸からの「行ってらっしゃい」の声が重なり、風にのって響きます。大きな汽笛が鳴り、オーシャンドリーム号は少しずつ横浜港を離れます。これから始まる、104日間の旅。たくさんの想いがあふれ、涙を流している方もいらっしゃいます。ベイブリッジを抜けたオーシャンドリーム号は、大阪港へと舵をとります。

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