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第90回地球一周の船旅(南半球航路最大20寄港地を巡り、リオのカーニバルへ)

クルーズレポート

2016年3月30日 第90回ピースボート「地球一周の船旅」

3月30日午前7時、第90回ピースボート「地球一周の船旅」オーシャンドリーム号は、横浜港大さん橋国際客船ターミナルに着岸。105日間の旅を終え帰港しました。本船と港をつなぐギャングウェイがつながり、順に下船が始まります。旅が終わるということは、旅仲間ともここでお別れ。「出会えて良かった」「また。メールする!」いろんな言葉が交わされます。105日前は見知らぬ者同士だったのに、それから毎日一緒に過ごして、明日からはまた別々になるのは何だか不思議。寂しいような、まだ寂しさに気づけていないような、そんな感覚です。明日からまた新しい日々の始まりです!

2016年3月24日 南でみんなの発表会

地球一周の集大成「南でみんなの発表会」のステージに上がったのは総勢44組もの皆さん。これまでのクルーズレポートでお馴染みの皆さんはもちろん、初お披露目の方もたくさん!! 最初はピアノ、マンドリン、ヴォーカルのユニット『サンフラワーズ』。見事な歌声に引き込まれます。ギターの4人組。毎朝、熱心に練習を重ねていた姿は、船内ではお馴染みの存在でした。聞けば、この旅で初めてギターを手にした、という方もいらっしゃるそう。 3ヶ月でステージに立てるほど上達するなんてオドロキです。素晴らしいパフォーマンスが続いた「南でみんなの発表会」。忘れられない1日となりました。

2016年3月22日 マジュロ(マーシャル諸島)寄港

地球一周の船旅は、いよいよ今クルーズ最後の寄港地マジュロ(マーシャル諸島)へ! 南太平洋に浮かぶ小さな島。周囲には美しい海が広がります。木陰で遊ぶ子どもたち。その向こうには珊瑚礁が美しいグラデーションを描きます。この土地の一番の魅力かもしれません。島の子どもたちは本当に元気で、笑顔いっぱい!マジュロの一番の思い出に、こうした子どもたちの笑顔を思い浮かべる方、多いはずです。旅の最後の寄港地を、笑顔の思い出で終えられるのは本当に嬉しいもの。マジュロの皆さん、ありがとうございました!! 美しい景色と笑顔を胸に刻み、船は旅の終着地、横浜へ向けて出港です!

2016年3月21日 私の故郷、福島

福島県飯舘村に暮らしていた佐藤健太さん。東日本大震災に伴う、東電・福島第一原発事故により、故郷からの「避難」を余儀なくされて以来、一般社団法人「ふくしま会議」理事として、様々なプロジェクトを通じ、福島と日本全国、ひいては福島と世界を繋ぐ活動に尽力されています。今、飯舘村はバリケードに囲まれ「除染」作業が行われていますが、遅々として進まない除染や作業により生まれる「廃棄物」の行方も決まってはいません。それでも遠くない将来、避難は「解除」となるー「避難者」が突きつけられる現状や選択を痛感したという方も多かったよう。佐藤さんと模索する企画が今後も続きます。

2016年3月19日 被爆証言会-あれから70年-

広島の原爆で被爆し、現在は語り部としても活動する三宅信雄さんに「その時」と、それからの日々を語っていただきました。 長崎出身で「被爆2世」にあたるジャーナリストの高瀬毅さんは、映像を交えながら、原爆投下から冷戦時代の米国の世論や、ビキニ環礁などで行われた核実験の背景を語ります。そして話題は3.11の東日本大震災に伴う東電・福島第一原発事故へ。原爆や核に関わる取材を多く重ねてきた高瀬さん、広島で被爆した三宅さん、それぞれに自身の体験が「フラッシュバックした」と言います。「核を無くすための運動を繋いでください」三宅さんの言葉を胸に刻む、大切な講座となりました。

2016年3月16日 タヒチの経験-太平洋の核実験-

タヒチからこの旅に合流した水先案内人ミシェル・アラキノさんはかつて核実験場で働いていた「核産業労働者」。働いていた当時は「核実験にも核の利用にも賛成していた」ものの、自らの体験から今では、NGO「モルロア・エ・タトゥ」のメンバーとして、核実験の真相究明を求めるタヒチ国民投票の実施のために、嘆願の署名を集めるなど活動を続けています。現在の目標は今年7月までに7万の署名を集めること。今日までに集まった署名は約3万8000、地道な活動が続きます。「太平洋に住む証言者の声にも耳を傾け、世界へ広めて欲しい」ミシェルさんの言葉を受け取る大切な時間となりました。

2016年3月15日 世界遺産講座1-地球46億年の歴史-

元日本ユネスコ協会連盟事務局長として、長年、世界遺産の啓蒙に取り組んできた水先案内人・吉岡淳さん(カフェスロー代表)による世界遺産講座が開講!! 第一回目に語られたのは、「地球の歴史」。「氷河は地球を冷やす装置」そう表現し、今、急激な気候変動によってかつてない速度で氷河が失われていることへの警鐘を鳴らします。「皆さんは、この船旅を通じて地球の素晴らしい表情をたくさん見ていますが、私たちの小さな欲望で壊していいのでしょうか。今、私たちは生き方を変える大きな選択を迫られているのではないでしょうか」そんな吉岡さんの言葉を胸に刻む大切な講座となりました。

2016年3月13日 ボラボラ島(タヒチ)寄港

地球一周の船旅は、ボラボラ島(タヒチ)へ。美しい緑に覆われたオテマヌ山が、港では地元のミュージシャンの皆さんが私たちを迎えてくれます。ジープで港を出発し、しばらくすると道はデコボコの獣道に。ぐいぐいとジープが力強く進む様はアトラクションのようで、一同おはしゃぎ。そして視界が開けるとこの景色!!島の人々との小さな出会いも楽しいもの。女の子が頭に花飾りをつけているのは、タヒチではごくポピュラーなもののよう。日頃から花飾りをしているなんて、オシャレだなぁ。そして、私たちの感覚からするととっても贅沢。ボラボラ島大満喫の素晴らしい1日となりました。

2016年3月12日 パペーテ(タヒチ)寄港

地球一周の船旅はタヒチ、パペーテ港に入港。さっそく街の市場へ。とにかく広い!お花屋さん、民芸品店、パレオショップ、新鮮な野菜やカラフルなフルーツ、キラキラのお魚…見ているだけでワクワクします。お芋の種類が豊富なのもタヒチならでは。サツマイモ、タロイモ…その隣りは何だろう? 主に蒸し料理にして、シンプルに楽しむのがタヒチ流。お芋そのものが美味しいからこその料理法です。夕方になると、タヒチ名物「ルロット」と呼ばれる屋台が並びます。ローカルフードはもちろん、軽食や多国籍料理、創作料理など種類も豊富。柔らかな南国の風を感じ、タヒチの美しい夜景が本船を見送ります。

2016年3月8日 マオヒというアイデンティティー

「まず、大事なこと。私はフランス人ではありません」タヒチからの水先案内人ガブリエル・テティアラヒさん(通称ガビさん)は語り始めます。タヒチの正式名称は「仏領ポリネシア」で未だフランス領。タヒチの先住民族マオヒは、フランスの入植以来、土地や言葉、伝統文化、コミュニティも奪われました。そしてムルロア環礁での核実験で多くの島民が犠牲となり、深刻な健康被害は今も続いています。ガビさんは、タヒチの非植民地化、マオヒの自決権を求めて国際社会へ発言を続けています。「自由を求める権利、それは誰もが持つものです」そんな言葉にハッとさせられた参加者も多かったよう。

2016年3月6日 洋上結婚式

「けんけん」の愛称で親しまれる参加者の鈴木健二さんと、「ミポリン」こと岩橋美穂さん、お二人の洋上結婚式が開催です!! このクルーズレポートの参加者紹介コーナーにトップバッターとしてご登場いただいたお二人。出発当初は式の予定は考えていなかったそうですが、旅仲間の薦めから洋上で挙式することに。ドレスは、今日のためにと参加者有志で縫い上げたもの。ベールやブーケももちろん手作りです。笑顔でデッキを歩くお二人に、大きな大きな拍手がおくられます。鈴木さん、岩橋さん、おめでとうございます!! これからも仲良く、そして残る旅の日々をめいっぱい楽しんでくださいね!

2016年3月3日 ラパヌイ(イースター島)寄港

台座に立つモアイ像が見えてきました。像が島を見守る存在とされるため、台座に立つモアイ像はすべて島の“内側”を向いています。ラパヌイにはかつて日本の「ちょんまげ」のような髪結い文化があり、それがモアイ像にも反映された帽子のようなものを頭に乗せたモアイ像。また目の入ったモアイ像には「マナ」と呼ばれる特別なエネルギーが宿るという伝説があったとか。そのため、部族紛争の際にはモアイ像を倒し目を壊す様が多く見られたと言います。船着き場でお土産物屋さんをのぞくと、様々なモアイグッズや小物など気軽なお土産がたくさん。日本で待つ皆さん、ラパヌイグッズをお楽しみに!!

2016年3月2日 GETスピーチフェスティバル

地球一周を通じて英語/スペイン語を学ぶ洋上語学プログラム「GET(Global English / Espanol Training)」。今日は受講生の皆さんのこれまでの成果を発表する、スピーチフェスティバル! テーマは自由。旅の思い出や出会い、自身の故郷のこと、皆さんそれぞれに英語/スペイン語で語ります。それにしても皆さんの明るい表情が何とも印象的。一口に「コミュニケーション」と言っても、言葉だけではないんだなぁ、と改めて実感させられる機会にも。挑戦された皆さん、ありがとうございました! 笑顔あふれる素敵なスピーチフェスティバルとなりました。

2016年2月29日 洋上囲碁大会

愛好者が多く、日々、静かにしかしアツい戦いが繰り広げられている囲碁。そのアツさに応え、本日、洋上囲碁大会の開催!! 船内イチの囲碁の猛者が決まるのです。碁石を打つ手にも力がこもります。夕方からは団体戦、「連碁」が始まりました。大きな碁盤を使い、白・黒2チームに分かれて戦います。1人1手ずつ、チームメンバーで順番に打っていくのが連碁。同じチームとはいえ、相談は厳禁。ゲームの流れや盤面を見て、ひとりひとり自身の判断で石を置きます。団体戦ゆえに、意外な1手が打たれたり、予想だにしない流れが生まれるのもオモシロイところ。囲碁ざんまいの楽しい1日となりました。

2016年2月26日 バルパライソ(チリ)寄港

オーシャンドリーム号はチリ、バルパライソ港に寄港しました。青空に映えるヤシの緑も美しい。街中は、商店やアパートの壁にはカラフルでポップなペイントが施され何とも賑やか。ランチでは、チリに来たので、名産のチリワインで乾杯!中南米ではポピュラーな一品「エンパナーダ」も注文します。 街中のあちこちでエンパナーダの屋台が出ていて、揚げたてが楽しめます!また、私たちの寄港に合わせ、バルパライソ市と地元の日系コミュニティによるフェスティバルが催されました。双方からの出し物に大盛り上がり!楽しい思い出をたくさんいただいて、船はまた次港をめざします。

2016年2月23日 神秘の島・ラパヌイ 

ラパヌイ伝統舞踊から講座をスタートしたのは、水先案内人で教師でもありダンサーのロサ・パオア・トゥキさん。イースター島は、現地の言葉で「ラパヌイ=大きな島」と呼ばれています。現在はチリに属しますが、周囲数千キロにわたり島影を見ない“絶海の孤島”。ゆえに独自の文化を築いてきました。プロダンサーとして活躍する傍ら、観光ガイドや、ラパヌイ文化の継承を行うNGO「トキ」でも活躍されています。人びとのルーツや歴史、そして未だ多くの謎をもつ「モアイ像」についてと話題は多岐に渡ります。 ラパヌイへの期待を何倍も高めてくれるロサさんの講座、明日以降もまだまだ続きます。

2016年2月22日 パタゴニアフィヨルド-ピオ11世氷河-

オーシャンドリーム号はいよいよ、パタゴニアフィヨルド最大の見どころと言われる「ピオ11世氷河」へやってきました。普段は立ち入り禁止となっている7階前方デッキですが、今日ばかりは特別開放。カメラやビデオを構えた参加者でにぎわっています。大氷河の前で本船を少しずつ方向転換しながら鑑賞します。それにしても大きな氷河。その幅なんと4,000m以上!!いま、「ピオ11世氷河」前方の氷が崩れ落ちました。立ち上る水しぶき…。ギザギザと切り立った氷河の景観と、その迫力に圧倒されます。10階デッキからの1枚。大氷河と本船の位置関係が何となく伝わるでしょうか。

2016年2月19日 ウシュアイア(アルゼンチン)寄港

地球一周の船旅は南米大陸「最南端」の街 、アルゼンチン、ウシュアイア港に寄港しました。「南米」と聞くと暖かいイメージを抱きがちですが、ここは南極のほど近く。本日も最高気温は13℃と、寒いくらいです。迎えてくれた可愛らしい看板と我が家オーシャンドリーム号を入れて1枚。何でもない写真が、後々大事な思い出になるのでしょう。目指すは「世界の最果て号」と呼ばれる汽車。駅舎も可愛らしい!車窓風景がまたのどかで、美しくてステキなんです。なんとも贅沢なひととき。いろんな国の言葉で「世界の最果て」と書かれているTシャツは、家族や友人へのお土産にもいいですよね!

2016年2月18日 NIKKEIってなに?-南米の日系コミュニティ-

かつて日本から多くの人々が移住し、独自の日系文化を築き上げた南米諸国。ピースボート寄港時には、各地でこうした日系コミュニティとの交流会を行います。自身も日系2世で、すべての「アメリカ大陸」における日系人ネットワーク「パンアメリカン日系人協会」の理事をつとめる小木曽モニカさん(通訳・翻訳家)。アルゼンチンでそれぞれの世代が設立した団体の設立過程や活動から日系の歴史、文化の変遷が伺えると言います。「日系同士、日本の人々はもちろん、世界の様々なコミュニティと繋がりを持ちたい。それが互いのアイデンティティを再確認することに繋がるはず」と小木曽さんは笑顔で語ります。

2016年2月17日 フィヨルド航路紹介

今クルーズのハイライトのひとつパタゴニアフィヨルドへ向かう前に、恒例の航路紹介企画、今回はフィヨルド特集編。解説は本企画ではすっかりお馴染み、本船事務局長の挾間です。ウシュアイア出港後、針路は北へ。マゼラン海峡を抜け、ビーグル水道へ。オランダ氷河、イタリア氷河、フランス氷河、ドイツ氷河、ロマンチェ氷河…見所を次々と聞くと、ワクワクも高まります。2/22頃にはパタゴニアフィヨルド最大の見所とも呼ばれる「ピオ11世氷河」が見られる予定とのこと。ここでは何と、幅4.7kmもの大氷河が迎えてくれるとか!? どんな景色に出会えるのか、楽しみでなりません!!

2016年2月15日 八木啓代・First Live

作家であり音楽家・八木啓代さんのファーストライブ!メキシコと日本で音楽活動を続けられ、時に「絹の声」と称される美しい歌声がラウンジを満たします。サン・プルー作曲『ひとりぼっちのコンチェルト』は、まさに「絹の声」を堪能するにはうってつけの曲。日本のロックバンド「ソウル・フラワー・ユニオン」の『満月の夕』。阪神淡路大震災から生まれたこの曲を、八木さんはじめラテンアメリカのミュージシャンがカバー。2011年9月、東日本大震災から半年の節目に、ラテンアメリカからの連帯をこめた1曲として贈られます。八木さんの素晴らしい歌声を胸に刻む、感動の一夜となりました。

2016年2月14日 ブエノスアイレス(アルゼンチン)寄港

船はアルゼンチン、ブエノスアイレスに寄港。絶対にハズせないボカ地区にやってきました。色鮮やかな建物、あちこちから聞こえてくる軽快な音楽にワクワク。街中のレストランはテラス席も充実していて、食事をしながら街並みや、音楽を楽しめるようになっているんですね。レストランの軒先でタンゴショーなどを行っているお店もたくさん。軽やかな足さばき、ピンと伸びた背筋、視線…動きもシルエットも美しいのに、さらに美男美女に、思わずため息が出ます。陽気で明るくて、でもどこか哀愁も漂う、まさにタンゴの調べのようなブエノスアイレス。また来たい、そう思える街がまた一つ増えました。

2016年2月13日 モンテビデオ(ウルグアイ)寄港

地球一周の船旅は、モンテビデオ港(ウルグアイ)に寄港。時刻は午前9時過ぎ。街はまだのんびりムード。風情ある街並みを抜け、街の中心部、独立広場にやってきました。先ほどまでの古い街並みとはまた異なる、荘厳な建物が続きます。自転車専用道路があり、市民の足として自転車は欠かせない存在のよう。街のあちこちにレンタサイクルがあり、スマートフォンをかざし貸出と返却ができる。これは便利!街中ではチェスに講じる人たちも。お巡りさんのパトロールの足はなんとセグウェイ!! 石畳の小道が多い街ではセグウェイが便利なよう。こんな、何でもない風景がまた楽しいんですよね。

2016年2月8日 リオのカーニバル

リオのカーニバル最終日の今夜、最大の盛り上がりを迎えます。客席は超満員。パレード開始前ながら、スゴイ熱気です。各エスコーラ(サンバチーム)ごとに5〜7台の巨大な山車が登場。山車と山車の間にダンスチームやバテリア(打楽器隊)が入り、パフォーマンスを披露します。一糸乱れぬ、力強い大迫力の演奏が鳴り響きます。巨大な山車、たくさんのダンサー、力強いバテリア——パフォーマーの数は、1エスコーラあたり2500名〜4000名ほど!なんという規模。リオっ子たちが「1年でイチバン楽しみな日」と語るカーニバル。この熱狂の奇跡を体感できたことは一生忘れられません。

2016年2月4日 洋上サンバカーニバル

「リオのカーニバル」が待つ、リオデジャネイロ寄港を2日後に控え、今宵、一足先にカーニバルを先行体験しようと「洋上サンバカーニバル」が開催されました!!水先案内人フランシス・シルバさん(サンバミュージシャン)率いる「バテリア」(打楽器隊)の演奏が進み、満を持して、ダンサーのマーク朋子さん登場!艶やかな衣装と軽やかなステップに大歓声!そしてピースボート参加者によるダンス隊が続き、本家のカーニバル同様、チームごとにダンスを披露。全10チーム、ダンス参加者300人超という洋上の一大イベントにデッキは大賑わい。フィナーレには、キラキラと紙吹雪が舞いました。

2016年1月27日 ウォルビスベイ(ナミビア)寄港

本船は、今クルーズ、アフリカ大陸最後の寄港地、ナミビアのウォルビスベイに入港。ここから向かうのは、もちろん、世界最古の砂漠・ナミブ砂漠です。「ナミブ」とは、この土地に古くから暮らす先住民族の言葉で「何もない」を意味するそう。広大な砂漠が広がり、想像を絶する景色…。巨大な砂丘に足をとられ、登るだけでも一苦労。でもどうしても登りたい!! 頂上めざして一歩一歩…。ほとんど雨のない、極度に乾燥した土地ならではのユニークな「ウェルウィッチア」という植物で、大きなものは2000歳(!!)にもなるそう。まだ見ぬ地球と出会う、未知にあふれた1日となりました。

2016年2月2日 「リオのカーニバル」大解剖

「人は、一人では独り言を言うしかない。人は、二人になるとケンカをするしかない。人は、三人になると祭りが始まる!」そんなユニークな「名言」から始まったのは、水先案内人でカーニバル評論家・白根全さんによる講座。「世界に2人だけ」という一風変わったカーニバル評論家の肩書きをもつ白根さんが語るカーニバル大解剖講座には大きな注目が集まりました。世界の「カーニバル」を歩いたという白根さん。カーニバル発展の歴史、人気のチーム、パレードの構成や見どころなどお話しと写真は、ワクワクさせてくれるものばかり。カーニバルが何十倍も楽しみになる、素晴らしい講座となりました。

2016年2月1日 ソウェトツアー報告会

船がマプト〜ケープタウンを航行中、陸路で南アフリカの首都ヨハネスブルグを訪れ、アパルトヘイト時代最大の旧黒人居住区「ソウェト」を訪れるツアーに参加した有志による報告会が開催されました。始めに南アフリカ国家『コシシケレリ・アフリカ』の合唱。様々な民族・人種が共に暮らす「虹の国」をめざす南アフリカをイメージした多彩な衣装が印象的。 アパルトヘイトの撤廃と共に表向きには黒人居住区はなくなりましたが、ここには今なお貧困層にある黒人たちが多く暮らし、差別も根強く残っていると言います。私たちが出来ることとは—自らに問い、「知る」意義を考える大切な時間となりました。

2016年1月30日 ビンカの森林

ブラジルで熱帯雨林の保護や先住民族コミュニティ支援などに取り組むNGO「イラカンビ」で活躍する環境活動家であり作家のビンカ・レ・ブレトンさん。約700万平方キロ—「多様性の宝庫」であり、地球全体に酸素を供給する重要な役割も担っている世界最大の熱帯雨林がいま、かつてない速度で失われています。同団体では、「森を保護する林業」 —木々を根元から伐採せずに木材を得る工夫、植林と組み合わせた持続可能な森林の利用、伐採した木々にタグを付け販売ルートを管理する取り組みを行なっています。地球環境の保護と、私たちに出来ることを考える、大切な講座となりました。

2016年1月29日 OPEN GET-スペイン語-

オーシャンドリーム号は南米大陸に向け大西洋を横断中。そこでだんだんと盛り上がりを見せているのが、洋上語学プログラムGETによる無料のスペイン語教室「OPEN GET」。講師をつとめるのは、「チェマさん」の愛称で親しまれているホセ・マリア・サリさん。バルセロナ出身のチェマさん、今クルーズにはピースボートの英語版ウェブサイトのレポーターとして乗船しているのですが、スペイン語教師の資格も持っているという多才ぶり。数字や前回学んだ基本の挨拶「こんにちは」や「ありがとう」もおさらい。南米大陸上陸の日はもぅすぐそこ。ここで学んだスペイン語会話の実践も楽しみです。

2016年1月26日 フランシスLIVE!!

この日を心待ちにしていた方も多いはず! 水先案内人、サンバミュージシャンのフランシス・シルバさんによるライブステージ!「パンデイロ」や「カイシャ」、「ヘピニキ」、「ショカーリョ」など様々な楽器が登場。そしてサンバダンサーのマーク朋子さん の登場に会場からは「待ってました!」の拍手喝采。セクシーで、カワイくて、妖艶でもあり——カッコイイ!サンバって楽しい!フランシスさんの呼びかけで皆さんどんどんステージへ。『イパネマの娘』、『コーヒールンバ』お馴染みの曲に、ノリノリ。素晴らしいステージをありがとうございました! これから迎えるカーニバル本番が楽しみ!

2016年1月23日 ケープタウン(南アフリカ)寄港

地球一周の船旅はケープタウンに入港。街を守るようにそびえるテーブルマウンテンとその山頂にふわりと雲かかる「テーブルクロス現象」! 美しい入港シーンに目を奪われます。今日は、アフリカ音楽体験ワークショッププログラムに参加!迎えてくれたのは、10年来の交流があるNPOの皆さん。「毎年、ピースボートが来るのを楽しみにしているんだ」なんて聞くと、こちらまで嬉しくなっちゃいます。アフリカのものはもちろん、世界の様々な楽器が登場。それぞれ気になったものを手に取り、みんなでセッション。初めて見る楽器、触れる楽器、音を出して、リズムを取って、みんなで合わせて—楽しい!

2016年1月21日 ヨガ・ストレッチ教室

ゆったりとした音楽のかかったラウンジで始まったのは洋上ヨガ教室。講師をつとめるのは日本でもヨガ講師として活躍されている市橋佳那子さん。まずはリラックスした姿勢で座り、ゆっくり深呼吸。自分の身体と会話をするように、身体全体に息をめぐらせます。肩を回し、股関節を動かし……。「呼吸を合わせながら、ひとつひとつの動きを大事に。周りの人に合わせようとしなくても大丈夫。自分のペースで、動かせる範囲でリラックスして…」市橋さんの柔らかなインストラクションもまた心地よいもの。地球一周の旅の中で、自分の身体と向き合う——ヨガ教室、ますますの人気となりそうです。

2016年1月18日 マプト(モザンビーク)寄港

船は、モザンビーク・マプト港に寄港。今日は、マプトの若者たちが音楽を学ぶ、地元音楽学校を訪れる交流プログラムに参加!まずはこの学校の先生と生徒さんが打楽器のセッションを披露!これがめちゃくちゃカッコイイ!!私たちはこの土地の伝統楽器を習いましたが、もちろん実際のクラスではサックスやクラリネット、フルートといった現代楽器の演奏にも取り組んでいます。今日のお礼にピースボートからもパフォーマンス。たおやかな日本舞踊をご披露くださったのは参加者の一柳時子さん。最後にみんなで記念撮影。モザンビークでこの土地の楽器を体験する、素晴らしい1日となりました。

2016年1月17日 阪神・淡路大震災、あの日から21年

1995年1月17日午前5時46分、M7.3・最大震度7の巨大地震が発生——阪神淡路大震災から21年、洋上では改めてあの震災を考える講座が行われました。ピースボートスタッフの吉田岳洋と吉岡陽がマイクをとります。大規模火災が発生し黒煙を上げる神戸の街、ぐにゃりと歪んだ線路、倒れた高速道路の橋桁……。当時感じた恐怖や不安、自身の状況を思い出します。当時19歳、神戸市長田区で震災を経験した吉岡は、 震災後、一時大阪の友人宅に避難。その後、ピースボートの震災ボランティアに参加しました。改めて、あの震災とこの21年を思う、大切な講座となりました。

2016年1月15日 エホアラ(マダガスカル)寄港

この土地に生息する希少な動植物を保護するハナンプアナ保護区を訪れます! 到着すると、さっそく樹上から2匹のキツネザルがお出迎え。今回案内してくれたガイドのドーファンさんと 通訳のフランシスさんにこの土地の生態系や固有種について伺います。草むらからノソリと現れたのはリクガメが!さらに進むと、地元の子どもたちが手招き。行ってみると、その手には大きなカメレオンが!! こんなユニークな動物に出会えるとは、マダガスカル、スゴイ。街を歩いていると、地元の方が店先から気さくに声をかけてくれます。ユニークな動物たちに、明るい市場に——楽しい1日となりました。

2016年1月12日 レユニオン島寄港

船はインド洋・マダガスカル沖に位置する仏領・レユニオン島に寄港しました。街のお店のペイントもカラフル! 文字は公用語のフランス語。ビーチへ向かうと、白浜ならぬ、黒いビーチ。ここは火山の島なので、火山観察やトレッキングでも有名です。今日のお昼ご飯は、ランチボックスを購入。「Boucane Pomme de terre」と呼ばれ、この地域独特のクレオール料理ではポピュラーな料理。「豚の燻製とジャガイモのトマト煮」といったところでしょうか。燻製の塩加減と独特の食感、そこに優しいジャガイモが加わり、美味しい!島の美しい景色に見送られるように船は港を離れます。

2016年1月11日 ポートルイス(モーリシャス)寄港

澄み切った青空の下、船はポートルイスに寄港! 港では地元ミュージシャンの皆さんが出迎えてくれます。こんな風に待っていてくれる人がいるのが、船旅の醍醐味でもあります。まず訪れたのは、ポートルイスの名産品のひとつラム酒の醸造所「シャトー・レ・ゾビノ」。一般的なラム酒はもちろん、ココナッツや珈琲などを使ったフレーバー・ラム酒のテイスティングも楽しめます。車窓には、緑美しい茶畑が広がります。香り高い紅茶もこの土地の名産品。無農薬・有機栽培にこだわった農園も多く、高品質で知られているそう。紅茶農園のレストランでランチをいただき、大満喫の1日となりました。

2016年1月8日 世界の貧困と向き合う

モルディブから合流した水先案内人・冨田沓子さん(日本国際ボランティアセンター(JVC)南アフリカプロジェクトマネージャー)の講座は、本船の船体に描かれた『2015』のロゴの写真から始まります。2000年〜2015年までに世界の貧困を半減させることなどを掲げた「国連・ミレニアム開発目標(MDGs)は、2015年9月に期限を迎え、現在は新しい目標や課題に取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)」が制定。世界中で新たな取り組みが始まっています。南半球をめぐるこの地球一周で、「先進国」の役割や「国際協力のあり方」を考えるきっかけとなる大切な講座となりました。

2016年1月8日 南アフリカ国歌を歌おう!

南アフリカから水先案内人として乗船されている、JVC南アフリカプロジェクトコーディネーターのドゥドゥジレ・ンカビンデさんと一緒に、南アフリカの国歌『ココシケレリ・アフリカ』を歌おうという企画。もともとは、サハラ以南のアフリカでよく歌われているという賛美歌。アフリカの独立や黒人解放運動のシンボルとして歌われるようになり、現在、南アフリカやタンザニアなどで国歌に制定されています。「神よ、アフリカに祝福あれ」——祖国の独立や解放、人権回復や差別撤廃の思いをこの歌にのせた人々の歴史や背景を思うと、歌声にも自然と力がこめられます。

2016年1月7日 マダガスカルの歴史・文化・自然・人に目を向けて

マダガスカルで、貧困や環境といった様々な問題に取り組むNGO「アザファディ」で活躍する水先案内人、ツィナ・エンドロールさんが洋上講座に登場。「ハジメマシテ」のご挨拶も兼ねて、マダガスカルの歴史や文化、大自然についてご紹介いただきました。美しいビーチや豊かな熱帯雨林についての紹介はもちろんこと、特に注目が集まったのは、古くから伝わるという様々なしきたりや文化について。ご先祖様への思いや、「死後の世界」の捉え方、また「赤ちゃんの散髪のお祝い」なんて儀式には、「へぇ〜」と関心することも多く皆さん興味津々のよう。マダガスカル寄港への期待が高まる講座となりました。

2016年1月4日 マーレ(モルディブ)寄港

本船は、インド洋の島嶼国家・モルディブのマーレに寄港。大型客船の着岸できる港湾施設がないため、本船は沖合で錨を降ろし、テンダーボートに乗り替えて上陸。淡路島の半分くらいの小さな島ながら「世界一人口密度が高い」と言われ、特に市場の周辺はスゴイ賑わい。オシャレなカフェでいただいたのは、地元の方オススメのシーフードカレー。優しいココナッツミルクの香りがたち、スパイスもたっぷり。そしてモルディブと言えば、海!本当にキレイ!ボートツアーはもちろん、シュノーケリングやサーフィンといったマリンスポーツを楽しまれた方も多かったよう。モルディブ大満喫の1日となりました。

2016年1月2日 オーシャンドリーム号発 宇宙への旅

先日の紹介講座から大注目の水先案内人、元国立天文台特別客員研究員の伊東昌市さんが洋上講座に登場です!! 今回紹介いただいたのは、国立天文台・4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U)で開発している天文学ソフトウェア『Mitaka』。オーシャンドリーム号発・宇宙への旅が始まります!!地球をめぐる惑星を眺め、太陽系をめぐり、銀河系を旅し、さらに銀河系の中心にある巨大質量ブラックホールへ。そして銀河系を過ぎ、138億光年の彼方まで——。地球一周の船旅から、時空を超えた宇宙旅行へと旅立つひとときに、大きな注目の集まる講座となりました。

2016年1月1日 2016年!!-お餅つき・鏡開き-

2016年の初日の出。デッキにはたくさんの参加者が集まり、その輝きを見つめています。明けましておめでとうございます!元旦の本船はお正月モード全開。10Fデッキではお餅つきが始まりました。「餅つきなら任せとけ!」と頼もしい皆さんの協力で、美味しいお餅がどんどんつきあがり、有志の皆さんでどんどんと丸められお皿へ。あんこ、きな粉、お醤油で、みんなでいただきます。最高に美味しい!!本船船長や、クルーズディレクターらが木槌をふるい鏡開き!「あっついねぇ〜」「日差しが強い」と皆さん、ちょっと眩しそう。 だってココ、インド洋ですよ!こんなお正月、初めて!

2015年12月31日 洋上紅白歌合戦

大晦日の夜の定番と言えば「紅白歌合戦」! 洋上でだってやっちゃいます。というわけで、暑いインド洋で、どこよりもアツい洋上紅白歌合戦の開催!! ステージにあがったのは事前の予選を勝ち抜いた18組。地球一周ならではのユニークなパフォーマンスが繰り広げられました。オープニングを飾るのは5人の若者たちによる「荒(ARASHI)」。イキの合った歌とダンスとラップで会場を沸かせます。厳正なる会場審査の結果、2015年洋上紅白歌合戦を制したのは…紅組!おめでとうございます!洋上の2015年はあと2時間ほど。皆さんデッキへ!カウントダウンパーティーが始まりますよ!!

2015年12月29日 シンガポール寄港

地球一周の船旅は、シンガポールに寄港。訪れたのは「シンガポール・ボタニック・ガーデン」。1859年開園の歴史ある植物園で、先日、ユネスコ世界遺産に登録されたことでも大きな注目を集めました。園内には、色鮮やかでユニークな南国の草花がたくさん。その面積はなんと、52haにもなり、じっくり全体を見ようと思ったら、半日がかりでも足りないくらい。来園者を飽きさせない演出も多く、1日たっぷりと楽しめます。苔生した石像も、周囲の植物と見事にマッチ!この素晴らしい植物園、何が嬉しいって入場無料!シンガポールに来たらぜひ、この「都会のオアシス」を訪ねてみてくださいね!

2015年12月20日 那覇(沖縄)寄港

今クルーズ最初の寄港地、沖縄。まずは、沖縄随一の観光名所・首里城へ。首里城前にそびえるアカギの大木。年に一度、神様が舞い降りるという言い伝えがあり、神聖な存在だとか。国際通りの中心部の歩行者天国では、沖縄伝統舞踊・エイサーが獅子舞と一緒に披露されています! こちらも沖縄の伝統芸能の一つ、悪霊を祓い、五穀豊穣と地域繁栄を祈願するものとされています。「本土」で見るそれよりも野性味にあふれた印象。船へ戻る帰り道、タコスを購入。サクッとした食感の中に、もっちり感も残る沖縄ならではの手作りタコスは、懐かしさを感じるような味わい。沖縄の歴史・文化を堪能した1日でした。

2015年12月28日 Singlish(シングリッシュ)

マレー語、英語、中国語、タミル語、たくさんの言葉が使われる多民族国家シンガポールでは「英語」の枠を越えて使われる独自の言葉があるんです。それが「Singlish(シングリッシュ)」。本日講師をつとめるのは、シンガポール出身のピースボートスタッフ、アンジェリです。例えば、「Shiok!(シオック)」は、中国語の「美味しい」からシングリッシュに転じたもの。「美味しい!」だけでなく、「素晴らしい!」「気持ちいい!」「スゴイ!」といった意味でも使われるとか。シンガポールでどんな「Shiok!」に出会えるかますます楽しみになる、そんな講座となりました。

2015年12月27日 サンバ・レッスン

今クルーズの「目玉」と言えば、ブラジルの「リオのカーニバル」という方も多いはず。ピースボートの旅では、カーニバル鑑賞はもちろん、希望者はそこに「参加」も出来るというのが大きな特徴です。講師はダンサーのマーク朋子さん(サンバ講師)。サンバのリズムは「8拍子x4」、通称「フォーエイト」と呼ばれ、このリズムをしっかり確認することが第一歩。「サンバは、ココロをどんどん解放できるもの」とマーク先生。リズムに乗ってステップを踏み、腕を大きく動かし…繰り返す度、皆さんの表情がイキイキとしてきます!ブラジル寄港の際、カーニバルではどんなサンバとなるのか、今から楽しみ!

2015年12月25日 ダナン(ベトナム)寄港

ピースボートがダナンを訪れる際の「定番」と言えるのが、地元の若者との大交流。この日を楽しみにしていた方も多いよう。船を降りると、さっそく交流パートナーとなる「ダナン青年連盟」の皆さんが迎えてくれます。旅先に、待っていてくれる人がいることは嬉しいものですね!お待ちかねのお昼ご飯。みんなでテーブルを囲み、乾杯!さぁ次は、バイクの後ろに乗せてもらって市内観光へ出発です。夜、大交流会が始まりました。楽しい歌とダンスに、ベトナムの若者たちも大歓声&大盛り上がり!楽しんでもらえて本当に良かった!!——そんな思いにあふれた、忘れられない1日となりました。

2015年12月21日 ジョン・ミッチェルさんってどんな人?

横浜に居を構え、沖縄の歴史文化や基地問題などをテーマに日米双方のメディアで活躍するジャーナリスト、ジョン・ミッチェルさんの紹介講座。日本に暮らし18年になるというジョンさん。「14歳の頃、ジャーナリストになりたいと思い、生徒をいじめる先生について記事にし、印刷屋だった父の協力を得て150部を刷り学校で配ったんです。友人は喜びましたが、後に校長室に呼ばれて怒鳴られ、『ジャーナリズムには力がある』、『権力はジャーナリズムに秘密を暴かれることを嫌がる』ことを体感した」と言います。ジャーナリズムは人道的支援をもたらす–ジョンさんの言葉が胸に響く講座となりました。

2015年12月23日 「昭南島」と呼ばれるまで

ピースボートの旅をより充実したものへ深める講師として乗船しているのが、私たちが「水先案内人」と呼ぶ皆さん。本日、講座に登壇いただいたのは今クルーズの水先案内人のひとり、シンガポール在住のツアーガイド小林香津子さん。観光だけにとどまらない、シンガポールの様々な表情を伝えています。かつて日本がシンガポールを占領し「昭南島」と呼んでいたその歴史はあまり知られていません。英国占領時代に始まり、日本軍の攻撃と侵略、日本占領下にあった連合軍への「捕虜虐待」——小林さんは「昭南島」の歴史を丁寧に紐解きます。シンガポール寄港へ向けて歴史を学ぶ大切な講座となりました。

2015年12月18日 復興に向けて〜東日本大震災と宮城県石巻市〜

ピースボートは、1995年の阪神淡路大震災以来、日本国内、世界各地で災害支援活動を展開。2011年3月の東日本大震災では、宮城県石巻市にボランティア拠点「ピースボートセンターいしのまき」をかまえ、現在も仮設住宅の支援、漁業復興のため活動を続けています。活動に従事するスタッフ合田茂弘がピースボートの災害支援のあゆみを紹介。また復興支援活動をきっかけに共同プロジェクトを始めた石巻専修大学学長・坂田隆さんに、 震災における石巻市の被害や「復興」について解説いただきました。今後も起こり得る災害に私たち一人一人に何が出来るのか。改めて考える貴重な講座となりました。

2015年12月24日 クリスマスLIVE

クリスマスイブの夜、本船8FデッキではクリスマスLIVEが始まりました。まず登場したのは、この旅で結成されたコーラスグループの皆さん。短い練習期間でこのクオリティー、スゴイです!もちろん中央には大きなツリー。光をまとい、星空のように美しく輝いています。お待ちかね、寿[kotobuki]の登場です!! 先日のコンサートで参加者のココロをがっちりとつかんだお二人とあって、大歓声が迎えます。歌ったのは沖縄・八重山諸島に伝わる民謡『安里屋ユンタ』。優しい三線の音色と伸びやかな歌声が空に響く、思い出深いクリスマスとなりました。メリークリスマス!

2015年12月22日 厦門(中国)寄港

地球一周の船旅は厦門(中国)に寄港。ここからは世界遺産「福建土楼」を訪れます。客家独自の集合住宅「土楼」。外敵の襲来に備え、こうした要塞のような建築になったと言われています。最も大きなこの土楼には、かつて300名を超える人々が暮らしていたそう。土楼の内部へ。円形の土楼はこうしたドーナツ型になっており、周囲をぐるりと囲むように家屋が続きます。現在も住居として使われていることも、福建土楼の特徴の一つ。建物の奥を覗くと野菜を切って火を焚いて…と食事の準備をしていたりと、日常の景色が広がります。この土地の、歴史といまを垣間見る1日となりました。

2015年12月19日 寿[kotobuki]ファーストライブ

沖縄の伝統音楽・島唄をベースに、音楽活動を続けるユニット・寿[kotobuki]によるファーストライブ! 寿[kotobuki]のナビイさんとナーグシクヨシミツさんは、ピースボートではお馴染みのお二人ですが、今クルーズではこれが初ライブ。お二人の和やかな掛け合いに笑いが起こります。「ご先祖様が命を繋いでくれたおかげで、私たちがある。一人の命には、膨大な命が入っていて、たくさんの命を『尊い』と祈ることは、自分の命を尊ぶことにも繋がるのではないでしょうか」寿[kotobuki]が奏でる曲『オリオン』の音とことばを胸に刻む、忘れられない一夜となりました。

2015年12月18日 ウェルカムパーティー

出航翌日の夜、ラウンジでは船長によるウェルカムパーティーがありました。ビクター・アリモフ船長から、本船で働くクルー(乗組員)のセクション・チーフが紹介されます。本船では、数百名のクルーが船の運航を支えます。105日間、よろしくお願いします!続いて、本船専属バンド「JOY&BLUE SKY」が登場。優雅なリズムと伸びやかな歌声がラウンジを彩ります。だんだんと賑やかになっていくステージに背中を押された皆さんが次々とステージへ向かいます。参加者の皆さんの「楽しもう!」という思いが、この場をますます楽しいものにしています。さぁ、楽しい旅がここから始まりますよ!

2015年12月17日 第90回ピースボート「地球一周の船旅」出航

第90回ピースボート「地球一周の船旅」出航の日。横浜港には青空が広がり、絶好の出航日和となりました!岸壁には、旅立つ家族や友人のお見送りの方々もたくさん。いよいよ出航の刻が近づいてき、船と岸壁を繋ぐギャングウェイが外され、5色の紙テープが飛び交います。ボーッ!という汽笛の合図と共に、船がゆっくりと動き始めます。大きく手を振って、船を見送ります。「いってらっしゃーい!」「行ってきまーす!」ちょっぴり寂しいような、でもいよいよ始まるんだというワクワクにもあふれた、複雑な気分。大海原へ針路をとり、めざす港は沖縄・那覇。「地球一周の船旅」がいよいよ始まります!

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