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第92回地球一周の船旅(パリ、ローマ、ロンドン、ニューヨーク…そしてキューバへ)

クルーズレポート

2016年11月29日 第92回ピースボート「地球一周の船旅」横浜帰港

オーシャンドリーム号は、懐かしの横浜港へ——第92回ピースボート「地球一周の船旅」が横浜へ帰港しました!! 出航した時はまだまだ暑い8月だったのに、現在の季節は冬。長かったような短かったような、104日間の旅も終わりを迎えます。横浜で降りた仲間たちに見送られながら、船はゆっくりと離れて行きます。「また会いましょう!!」「ありがとう!!」そんな声があちこちから聞こえてきます。さまざまな思いを乗せて、オーシャンドリーム号はいよいよ旅の終着点、神戸港へと向かいます。

2016年11月17日 ホノルル(ハワイ)寄港

いよいよ最後の寄港地、ホノルルへ入港しました。訪れたのは、オアフ島のシンボル「ダイヤモンドヘッド」です。頂上へと向かう途中、ところどころに休憩ポイントが設置されています。ここからの眺めもすばらしい!!こんな景色を見ると疲れも吹っ飛び、また山頂まで頑張ろうと足が前に出ます。そしてついに山頂に到着!!頂上からはワイキキの景色が一望できます。風に吹かれながらこんな景色を見ていると、登ってきてよかったなぁ……と実感します。ダイヤモンドヘッドを後にしてワイキキビーチを訪れると、ちょうどサンセットタイム。美しい夕日と穏やかな波の音……ハワイを満喫できた1日となりました。

2016年11月12日 アロハ!再生可能エネルギー!〜ハワイイが目指すエネルギー政策〜

マンサニージョから乗船されたアンドレア・ギルさんは、ハワイ州のエネルギー局に36年間勤務し、再生可能エネルギーを専門にしています。本日の講座では、ハワイが取り組んでいる政策やその課題、また、個人でできる再生可能エネルギーへの選択肢などについてお話いただきました。「化石燃料への依存は経済や地球環境を考慮すると最善の選択肢ではなく、豊かな太陽光や風力、地熱など再生可能エネルギーへの転換が重要です」アンドレアさんはそう話します。再生可能エネルギーにおいて、世界の先駆者になろうとしているハワイ。ハワイだけでなく、地球全体のエネルギー問題も考える講座となりました。

2016年11月11日 アロハショータイム

最後の寄港地ホノルルに向けて航行中のオーシャンドリーム号。船内ではハワイの風を一足先に感じようと、アロハショータイムが開催されました。ウクレレを片手にアロハシャツで登場したのは、ウクレレ同好会の皆さんです。軽快なリズムに乗せて歌うのは、クルーズあるあるネタ。朗らかな雰囲気で、会場は笑いに包まれます。そして、ハワイといえば欠かせないのがフラダンス。フラグループの皆さんによる華やかなダンスが人びとを魅了します。ゆったりとした優雅な動きは、まるで穏やかな波のよう。一足早くハワイを堪能する、心地よい時間となりました。

2016年11月11日 洋上ウェディング

ハワイへと向かう洋上で、渡会和馬さんと渡会美紀さんの「洋上結婚式」が開催されました!地球一周の船の上での結婚式。こんなロケーションで結婚式ができるのも、地球一周ならではです!大海原をバックに、指輪を交換します。デッキには、たくさんの参列者が集まりました。旅の仲間たちが、幸せな2人を盛大にお祝いします。幸せたっぷりな新郎新婦の姿に、参列者もたくさんの幸せを分けてもらえるような、素敵な結婚式となりました。和馬さん、美紀さん、末永くお幸せに!!

2016年11月10日 テンダーの、その辺のもので生きる

「ヨホホ研究所主宰」のテンダーさんは、米国で先住民族の文化・技術を学び、現在は鹿児島で「電気・水道・ガスの契約ナシ、年間家賃1万円」というユニークな家で暮らしています。およそ10年ほど前にピースボートに乗客として参加した彼は、下船後に各地を放浪、生きるための技術や知識を収集しながらたどり着いたのが鹿児島でした。”年間家賃1万円”という生活は、まさにテンダーさんが身につけた技術と知識の集大成。その暮らしぶりはメディアからも注目され、鹿児島での生活を追ったテレビ番組は「FNSドキュメンタリー大賞2015」の優秀賞を受賞しました。今後テンダーさんが船内で行う企画に注目です!

2016年11月8日 マンサニージョ(メキシコ)寄港

貿易港であると同時に、リゾート地としても名高いマンサニージョへと寄港しました!船が着岸したのは、街の中心地近く。さっそく街へ繰り出します。船を降りて、まず目に入るのはこちら。巨大なカジキマグロのモニュメントです。メキシコ有数の漁港として知られるマンサニージョ、特に有名なのがこのカジキマグロなんです。夕方からは、このモニュメント前で文化交流フェスティバルが開催されました。イベントに集まった人数はピースボートと現地の方と合わせ、なんと500人以上!!こういった文化交流の時間は、本当に楽しいもの!!言葉は通じなくても、分かり合えることを体感できる瞬間です。

2016年11月5日 プエルトケツァル(グアテマラ)寄港

本船はプエルトケツァルに寄港。訪れたのは、密林の奥深くに佇むティカル遺跡です!!紀元前200年頃から紀元後900年頃までの長い間、マヤの中心地として繁栄したマヤ最大の神殿都市遺跡であるティカル遺跡。遺跡に加え、熱帯雨林を合わせて1979年にユネスコ世界複合遺産に登録されました。バスに揺られて森の奥へとひた進み、舗装されていない道を抜けると、目の前に大きな石積みの建造物が姿を現しました。なぜこんなにも森の奥深くに壮大な遺跡が築かれたのか、不思議でなりません。そしてまだまだ森の中に眠っている建造物がたくさんあるのだそう。壮大なマヤ遺跡に触れる大感動の1日となりました。

2016年11月6日 自由に体を動かしてみよう!

クリストバルより乗船された、ダンサー、ダンスインストラクターのマルタ・エレナさん。「メキシコシティ・バレエ」で10年間ダンサーを務めた経験を持ち、コンテンポラリーダンスとバロックダンスを融合させるなど、幅広く活動しています。さっそく船内では、自分の身体や心の内面を見つめて表現しよう、というワークショップが開催されました。今回のテーマは、「風景」です。4〜6人ほどのグループに分かれ、「波」や「森」などの風景をダンスで表現します。身体とともに心にも意識を向けることで、「新しい自分が発見できた」「想像力が高まった」という参加者も。充実した時間となりました。

2016年11月1日 パナマ運河通航

船旅ならではのハイライトのひとつ・パナマ運河通航の日を迎えたオーシャンドリーム号。午前6時、大西洋側の入り口に到着、いよいよ運河通航です。運河の全長は約80キロメートル。26メートルもの高低差を越える「階段式」というユニークな方式で知られています。船はカリブ海側から3段「昇って」、運河中央につくられた人工湖・ガトゥン湖へ。この湖を抜けたら、今度は逆に3段「下って」太平洋へと進むことになります。さぁ、いよいよ太平洋へ。オーシャンドリーム号は次の寄港地プエルトケツァルを目指します。

2016年10月31日 クリストバル(パナマ)寄港

旅も終盤、オーシャンドリーム号はパナマ運河の大西洋側の拠点・クリストバル港に入港しました。船を下りて、さっそくパナマ運河鉄道に乗ってパナマシティへと向かいます。始発駅となるコロン駅へ向かうと、赤と黄色のカラフルな列車がお待ちかね!!ワクワクしながら乗り込みます。この路線はパナマ運河と併走しているため、車窓からの眺めも抜群!!ガトゥン湖周辺では、まさに運河通行中の船を近くで見ることができます。大自然の中をくぐりぬけ、列車は目的地・パナマシティに到着です。パナマの鉄道を堪能する、充実した時間となりました。

2016年10月29日 モンテゴベイ(ジャマイカ)寄港

オーシャンドリーム号はジャマイカの中でも人気の高いリゾート地、モンテゴベイへ寄港しました。さっそく、カラフルな魚たちが泳ぐ人気のビーチ、ドクターズ・ケーブ・ビーチへ。さらに深いところに潜るとたくさんの魚を見ることができるとあって、ビーチではシュノーケリングを楽しんでいる人が大勢います。ジャマイカ名物のコーヒーを販売しているお店にも立ち寄ります。ジャマイカといえば、優雅な香りと調和が取れた、甘味のある味わいのブルーマウンテンコーヒーが有名です。お店の方が入れてくれる引き立てのコーヒーが、おいしいのなんの。こちらも素敵なおみやげになること間違いナシです!!

2016年10月28日 旅大学in peace boat 〜旅するように働き、旅するように生きる〜

世界一周団体TABIPPOの代表として20名の従業員を抱える、若き経営者の清水直哉さん。学生時代に世界一周の旅を経験したことをきっかけに、旅好きな若者たちに向けたコミュニティを主催しています。「旅するように働き、旅するように生きる」を合言葉に、独自の経営スタイルを実践する清水さんの話を聞こうと、会場には100名以上の参加者が集まりました。「旅をすることで世界を良くする、人生で大切なことはやりたいことをやること」清水さんの言葉から、改めて『旅をする』ことに魅了される講座となりました。

2016年10月26日 ハバナ(キューバ)寄港

すべての教育が無償のキューバでは、小学生は未来を築く「ピオネロス(開拓者)」と呼ばれ、さまざまな教育が行われています。そんなキューバならではの教育プログラムを学ぶ、交流ツアーの様子をお届けします。訪れたのは、『ペドロ・ドミンゴ・ムリージョ小学校』。ここももちろん教育はすべて無料、文具や書籍、給食も支給されています。授業風景を見学した後は、広場で生徒たちと大交流。折り紙に興味深々の子どもたちに、折り紙の折り方を教え始めると、あっという間に人気者に。言葉が伝わらなくても通じ合える——教育の違い、そして平和は小さな繋がりから始まると感じられるツアーとなりました。

2016年10月24日 ナッソー(バハマ)寄港

オーシャンドリーム号は、バハマのナッソーに寄港しました。カリブの島々の中でも有数のリゾート地と知られるバハマは、1973年にイギリスから独立。それまでは植民地だったため、今なおイギリスの面影を街の至るところで見ることができます。パステルカラーのアンティークな家が建ち並び、南の国らしいまぶしい太陽の日差しが降り注いでいます。バハマと言えば、やっぱりビーチ!!白い砂浜、どこまでも広がる青い海と空…なんとも贅沢な景色が広がっています。ビーチでは、泳いだり、本を読んだり、スポーツをしたり。美しいオーシャンビューに癒された1日となりました。

2016年10月23日 Dragon76 in the HOUSE

世界中で活躍するペインターの水先案内人Dragon76さん。本日の企画では、彼の生い立ちや、絵に対する思いに迫りました。スライドに次々と映し出される躍動感のある作品の数々、中には見覚えのあるものもチラホラ。ドラゴンさんの絵がとても身近なものだと気付かされ、会場からは驚きの声もあがりました。今後、洋上や寄港地でもライブペインティングが行われるとあって、どんな作品が生まれるのか、そしてその瞬間に立ち会えるのか、期待が高まります!

2016年10月20日 ニューヨーク(米国)寄港

オーシャンドリーム号はニューヨークに到着。今回は、フェリーに乗って自由の女神像が建つリバティー島へ向かいます。ご存じのとおり、自由の女神像は1886年にフランスから贈られたもの。以来、アメリカの自由と民主主義の象徴であると同時に世界各地からやってくる移民たちの守り神に、そして1984年には世界遺産にも登録され、現在は観光スポットとして多くの人が訪れる大人気の場所です。右手にはたいまつを、左手には独立宣言書をもっているこの像の高さは、約93メートル。大迫力です。

Ⓒ Mizumoto Shunya
2016年10月18日 CRAZY WAY〜新しい働き方〜

「ピースボートに乗船する人は夢を持っている人が多いと思う」そう話すのはCRAZY WEDDING代表の山川咲さん。この企画では、山川さんの夢をカタチにした会社、株式会社CRAZYでの”新しい働き方”についてお話しいただきました。 ウエディングの常識をくつがえしたといわれる完全オーダーメイドのウェディングプロデュース事業と同じように、会社の形態そのものでも理想を追及する山川さんのユニークな姿勢から、「自分らしく生きていくこと」を考えさせられ、そしてパワーをもらったという参加者も多かったよう。

2016年10月15日 トルーマン大統領の孫がヒロシマを訪れたわけ

本日講座を行ったのは、広島・長崎への原子爆弾投下の決定を下した米国大統領・トルーマン大統領の孫であるクリフトン・トルーマン・ダニエルさんと、原爆を投下した爆撃機の搭乗員を祖父に持つアリ・ビーザーさんのお二人。ダニエルさんとビーザーさんは、原子爆弾の恐ろしさと、その被害にあった方々のことを世界に伝えるために活動しています。ふたりの話を熱心にメモする人の姿も目立ち、講座への注目度が伝わってきます。この後船内では、ビーザーさんが制作した、広島・長崎、そして福島を題材としたドキュメンタリー映画『HIBAKUSYA』の上映会も予定されています。

2016年10月15日 フィンランドとオランダの教育ってどんな感じ?

教員志望の方に向けた特別プログラム、グローバルティーチャーズカレッジ(GTC)の受講生を中心としたツアーの報告会が行われました。フランスで船を一時下船して、フィンランドとオランダを訪れたメンバーは、現地でどんな体験をしてきたのでしょうか。世界の中でも高いレベルの学力を誇るフィンランドは、大学まで学費は無償で自主性を尊重した教育が行われているそう。一方、子どもの幸福度が世界一と言われるオランダは、ひとりひとりの子どもに合わせた個別教育も行われているそう。学ぶ内容を自分で自由に選択できたりと、日本とは大きく異なる教育システムに驚きの声があがりました。

2016年10月14日 さぁニューヨーク、国連に向けて!〜持続可能な未来に向けて〜

次なる寄港地、ニューヨークへと向かう船内では、武者小路公秀さん、四角大輔さん、ランディー・ライデルさんなど水先案内人の方々とともに、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成のために私たちにできることは何か、一緒に考える企画が行われました。企画の後半には参加者も登壇し、この旅を通じて学んだことや実践したい取り組みなどについてスピーチしました。人前で発言するのはニガテと話す近藤有里さんは、「帰国後はシリア難民の支援をします!」と力強く宣言!!会場は大きな拍手で包まれました。

Ⓒ Mizumoto Shunya
2016年10月14日 花も花なれ、人も人なれ〜ボランティアの私〜

「皆さんはスペシャルオリンピックスと、パラリンピックの違いをご存じですか?」細川佳代子さんの講座は、そんな問いかけから始まりました。「障がい者支援はさまざまな広がりを見せていますが、まだまだ理解や支援は足りていないという現状もあります。そもそも『障がい者』という言葉も、マジョリティがその価値観と物差しでつくったもの。この言葉そのものが、彼ら・彼女らを取り巻く状況を表しているとも言えます」「ひとりの人生が幸せかどうか、それは障がいの有無とは関係ない」そう力強く話す細川さん。まるで我が子の成長を語るような話ぶりに、会場はとても和やかな雰囲気に包まれました。

2016年10月11日 レイキャビク(アイスランド)寄港

アイスランドの首都、レイキャビクが位置しているのは北緯64度8分と、首都としては世界最北です。今回訪れたのは、シングヴェトリル国立公園です。この一帯には活発な火山帯が広がっていて、この国立公園は、「ギャオ」と呼ばれる北米プレートとユーラシアプレートの裂け目が見られる場所としても知られています。この2つのプレートは現在でも動いていて、毎年2〜3センチメートルずつ互いに離れていっているのだそう。ギャオが”大地の裂け目”と呼ばれる所以です。壮大な地球のスケールに、すっかり魅了されてしまいました。

Ⓒ Mizumoto Shunya
2016年10月10日 オーロラ

10月9日から10日にかけての夜。夜空を包む大きな雲のわずかな隙間から、緑色の光が確認されました。再びのオーロラ出現です!!待つこと1時間、本船が大きな雲から抜ける瞬間……星空とともに帯状の光が大きく広がり、瞬く間にオーシャンドリーム号全体を包み込みました!デッキからも大きな歓声が上がります。自然が作り出すその絶景は、言葉で表現できないほどの美しさ。空全体に広がったオーロラは、風になびくカーテンのようにゆらゆらと揺れ動きます。この夜オーロラが観測できたのは約3時間。心ゆくまでオーロラを堪能する一夜となりました。

2016年10月10日 おはようサルバドール

ティルベリーより乗船されたジャーナリストの伊高浩昭さんによる、世界各地の音楽を紹介する企画「おはようサルバドール」。伊高さんの学生時代は歌声喫茶の最盛期だったそうで、週末には学校の先生もこぞって都心へと出向いて、週明けの授業で歌を紹介してくれたというエピソードも明かしてくれました。今でも新宿には歌声喫茶が残っていて、海外の方には『古き良き日本』の姿として映るそうです。今日のテーマは「ロシアの歌」。鮫島有美子さんの歌を中心に名曲の数々を紹介していただきました。最後の曲が流れるころには参加者の歌声で会場が包まれ、とても優雅な朝のひとときとなりました。

2016年10月9日 組織・国・制度に依存しない生き方で学んだ7つのこと「森の生活」編

執筆家、アーティストインキュベーターの四角大輔さんは、かつて15年間レコード会社に勤めていました。プロデューサーとして大きな成功を収めた一方、過度のストレスにも苛まれました。そんな生活に見切りをつけ、ニュージーランドの原生林に囲まれた湖畔に生活の場を移した四角さん。以来、1年の約半分は森で、残りは世界を飛び回る生活をしています。オーガニック菜園で野菜を栽培し、湖で釣った魚をさばく——そんな四角さんが唯一”依存”しているもの、それが地球です。「人間を含めすべての生物は地球に依存している」そんな四角さんの言葉に、自然と命の尊さを改めて実感する時間となりました。

2016年10月7日 オーロラの神秘

夜空に揺らめく幻想的な光のカーテン——神秘的で美しい現象は、ローマ神話の女神の名前から「オーロラ」と名付けられました。オーロラ博物館「オーロラ・レイキャビク」創設者兼CEOのグレタル・ヨンソンさんと写真家、編集者、マインドフルネス・トレイナーのカタリーナ・レイカーさんも、オーロラの神秘に魅せられたひとり。グレタルさんは3年前にオーロラ博物館をアイスランドに創設し、訪れる人々にオーロラの魅力を紹介しています。この日の講座では、グレタルさんとカタリーナさんが撮影した写真や映像を使いながら、オーロラにまつわる世界各地の神話や発生の仕組みを解説していただきました。

2016年10月8日 オーロラ写真撮影講座

オーロラベルトに入ったとあってオーロラムード全開の船内で、クルーズカメラマンの水本俊也さんによるオーロラ写真講座が開催されました。せっかくのオーロラチャンス、肉眼で見るのはもちろん写真にも収めたいもの。なんだか難しそうなイメージがあるオーロラ撮影ですが、カメラの設定を変えるのは、実は1ヵ所だけと話す水本さん。「それは、光を感知する『カメラの感度』です」これだけなら、カメラ初心者でもなんとかなりそう!!オーロラ出現の可能性があるのは、早ければ今夜からとのこと。さぁ、撮影の準備は万全、あとはオーロラの出現を待つだけです。

2016年10月6日 アムステルダム(オランダ)寄港

オーシャンドリーム号はアムステルダムに寄港、まずは玄関口として知られるアムステルダム中央駅を訪れました。レンガ造りの外観と時計台がとても美しく、そして何より、その大きさにオドロキ!!またこの駅は、東京駅丸の内側駅舎のモデルになったという説もあるのだとか。確かに雰囲気が似ているかも?!そんな縁もあってか、アムステルダム中央駅と東京駅は現在姉妹駅となっています。そして、街のシンボル運河のある風景をパシャリ。運河が街の風景の中に溶け込んでいて、とっても絵になります。またひとつ、再訪したい街が増えました。

2016年10月5日 ゼーブルージュ(ベルギー)寄港

ベルギーのゼーブルージュから訪れたのは、世界遺産の街・ブルージュ。「ゼーブルージュ」と「ブルージュ」、似ているけれど、別の街なんです。ブルージュをアルファベットで表記すると「Brugge」で、橋を意味しているそう。その名通り街の中には運河がはりめぐらされ、50以上もの橋が架かっています。この街が”水の都”といわれるのにも納得です。歴史も古く、12〜13世紀頃には商業の中心都市として繁栄しました。15世紀以降、水路は閉ざされ商業的な役割は失いましたが、そのおかげで中世そのままの街並みを現在まで残しており、「ブルージュ歴史地区」として世界遺産に登録されています。

2016年10月4日 ロンドン[ティルベリー](イギリス)寄港

本船はロンドンの外港ティルベリーに寄港。今回は、1942年に設立されたイギリスを代表するNGO「OXFAM/オックスファム」を訪れるオプショナルツアーに参加します。チャリティ文化が盛んなイギリス。オックスファムのチャリティショップは、国内に700店舗あるのだとか。店内では、寄付された食器などの生活雑貨やフェアトレード商品などを販売しています。さっそく、近くのチャリティショップへ。週に4500アイテムがここに寄付され毎日違う商品が並ぶため、ファンも多いのだとか。中には、1日3回来店する常連さんのお客様もいるそう普段の買い物が国際協力活動になるって、ホントに素晴らしいですね。

2016年10月2日 ル・アーブル(フランス)寄港

フランスのル・アーブルに寄港。今回は世界的に人気の高いモン・サン・ミシェルへと向かいます。モン・サン・ミシェルの近くまで観光バスは入れないため、シャトルバスに乗り変えて移動します。シャトルバスを降りると、目の前に広がっているのは、有名なあの景色!!島の入口から歩くこと約20分、修道院へ到着です。この修道院は増改築を繰り返しているため、建築様式がロマネスク様式からゴシック様式へと変化していく様子を見ることができます。そんな修道院からはノルマンディ地方を見渡すことができます。ところどころに水たまりの残る干潟に太陽光が反射して、とってもキレイ!!

2016年9月28日 リスボン(ポルトガル)寄港

美しい朝焼けとともに入港したのは、ヨーロッパの中ではもっとも西に位置するポルトガルの首都リスボン。この日訪れたのは、ユーラシア大陸最西端のロカ岬。西に広がるのは大西洋。その先にはポルトガル領のアゾレス諸島、そしてそのはるか先には、アメリカのワシントンがあるのだとか。広場に建てられた石碑には、ポルトガルの詩人カモンイスの詩の一節が刻まれています。「ここに地終わり海始まる」その言葉どおり、どこまでも広がる青い海の景色を見ることができました。

2016年9月25日 バルセロナ(スペイン)寄港

スペインのバルセロナへ寄港しました。ここは、建築家アントニ・ガウディの作品群を数多く見ることのできる芸術の街でもあります。さっそく向かったのは、バルセロナの顔ともいえるサグラダ・ファミリア。建物全体に張り巡らされた彫刻がすばらしく、上から下まで、見れば見るほど引き込まれてしまいます。この教会が完成するのはおよそ10年後。以前訪れた方に「前は、まだここは出来てなかったんだよ」なんて教えてもらうと、完成への期待も高まります。完成した日には必ず来よう、と再訪を誓った方も多かったよう。何度来ても新しい発見があって楽しめる、バルセロナ大満喫の1日となりました。

2016年9月24日 マルセイユ(フランス)寄港

フランスのマルセイユに寄港したオーシャンドリーム号。今日のランチには、名物のブイヤベースをいただきます!!魚介類のうまみが凝縮されていて、とっても濃厚です。このスープにバゲットをつけて食べると、これがまた絶品…。おなかも満たされたところで、おみやげを探しに旧港へ。無数の船がひしめき合う港の風景も、マルセイユを象徴する景観のひとつです。おみやげの定番は、マルセイユ石鹸!!屋台には、カラフルな石鹸が並んでいます。これがまたとても綺麗で、悔しいくらい絵になるんです。包装もかわいくて、おみやげに最適!!なかには、おみやげではなく「船内で使ってみよう」と購入する方も。

2016年9月22日 リヴォルノ(イタリア)寄港

リヴォルノに寄港したオーシャンドリーム号。ここから向かったのは、花の都フィレンツェです。電車に揺られること約1時間半、フィレンツェに到着するとさっそく見えてきたのは、シンボルのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。建物の間から、その特徴的な屋根がのぞいています。ヴェッキオ宮殿も見どころのひとつ。ここは屋上にのぼることができ、フィレンツェの街並みが一望できるそう。階段をのぼること10分、屋上に出るとそこにはなんとも美しい景色が広がっています。青い空、オレンジ色の街並みとトスカーナ州の山々…。この街が「天井のない美術館」と称されるのも納得の風景です。

2016年9月21日 チビタベッキア(イタリア)寄港

イタリアはチビタベッキアに入港しました。ここからは電車に乗って約1時間、ローマへと向かいます。まず訪れたのは、世界一小さい国、バチカン市国です。カトリックの総本山でもあり、芸術的・建築的にも最高傑作がつまったバチカン市国のシンボルともいえるサン・ピエトロ大聖堂。その周りは、多くの人で賑わっています。それもそのはず。人だかりの先にはなんと、法王の姿が!!とても貴重な姿を見ることができました。1日では足りないくらい、魅力満載のローマ。名残惜しい「また来たい」という気持ちを胸に、オーシャンドリーム号は次の港リヴォルノに向かいます。

2016年9月19日 バレッタ(マルタ)寄港

船はマルタのバレッタに到着しました。16世紀に築かれた要塞都市バレッタは、1980年に街全体が世界遺産に登録されました。船を降りて訪れたのは、古都イムディーナです。貴族や多く市民が暮らしていましたが、遷都に伴い人口は減少、「静寂の街」と呼ばれるようになりました。そんな街でひときわ目立つのがこの大聖堂です。左右2つの大時計のうち、時刻を刻んでいるのは右側の時計。左側の時計は暦を表しており、短針は月を、長針は日を表しているのだとか。日が暮れて夜になると、バレッタの街はまた違う表情を見せてくれます。街の光が水面に反射する幻想的な景色の中を、船は静かに出港します。

2016年9月17日 サントリーニ島(ギリシャ)寄港

エーゲ海に浮かぶサントリーニ島へ寄港しました。この島には大型客船が停泊できる港がないため、船からテンダーボートと呼ばれる小舟に乗り換えて上陸します。美しいサントリーニ島でも、特に美しい街並みで知られるイアの街に到着!青い海と突き抜けるような空、そして白い家の数々…。街のどこを見ても、美しくオシャレな景色が飛び込んできます。続いて向かったのは展望台。立ち並ぶ風車の姿は本当に絵になります。船へと戻る帰り道、またここでも絶景に出会いました。そう、素晴らしい夕焼けです!!晴天にも恵まれ、心ゆくまで絶景を堪能したサントリーニ島、大満足の1日となりました。

2016年9月16日 ピレウス(ギリシャ)寄港

オーシャンドリーム号はギリシャのピレウスへ寄港しました。さっそくパルテノン神殿のあるアクロポリスの丘を目指します。港からアテネの中心へは電車で向かいます。約20分ほどで最寄り駅に到着です。見えてきたのは、イロド・アティコス音楽堂。ここは遺跡であると同時に、現在も演劇やミュージカル、コンサートなどで使用されています。そして言わずと知れたパルテノン神殿。雲一つない空の青さが、神殿の美しさをさらに引き立てます。展望台からの景色も見どころのひとつ。ここから、どこまでも広がるアネテ市街が一望できます。鮮やかなオレンジ色の屋根が、アテネの街に彩りを与えています。

2016年9月15日 洋上のヒトコマ-夕日-

地中海を航行中のオーシャンドリーム号。見渡す限り広がっているのは、さえぎるものがなにもない大海原。デッキには、船旅ならではの景色と時間を楽しむ人たちの姿が多く見られます。友達同士で写真を撮る人、座って好きな音楽を聴く人、読書を楽しむ人…皆さん、思い思いの過ごし方をしています。よく晴れた日の夕方に見えるのは、美しい夕日。毎日、夕日を見に来ているという方に聞いてみると、今日は今までで一番綺麗だそう!「こんな夕日が見られて幸せ」と感嘆のため息をこぼす人も。

2016年9月15日 地球大学オープンゼミ

ピースボートの平和教育プログラム「地球大学」では、さまざまな問題について考え学ぶ洋上ゼミやワークショップ、寄港地でのツアーなどを実施しています。通常のプログラムは受講生のみを対象としていますが、この日は、誰でも自由に参加できるオープンゼミが開かれました。ディスカッションでは「難民」をテーマに、7〜8名のグループに分かれて意見を交換し合い、そこで出た意見や議論の内容を発表。企画終了後には、「オープンゼミに参加したことで、受講生が学んでいることがわかり良いきっかけになった」、「ワークショップ形式でいっしょに考えることができて良かった」という声があがっていました。

2016年9月14日 スエズ運河通航

オーシャンドリーム号は、地球一周のハイライトのひとつ、スエズ運河通航の日を迎えました。早朝、優しく降り注ぐ朝の日差しをたっぷり受けて、運河へと入っていきます。右手にシナイ半島、左手にアフリカ大陸を望みながら、船はゆっくりゆっくりと進みます。外洋と比べ、この日は船のスピードもゆっくり。吹き抜ける風がとても心地よく、穏やかな気持ちになります。 運河通航に合わせて地元のお土産屋さんが、なんと本船の中まで”行商”に!可愛らしい雑貨やポストカードから、民族衣装まで、さまざまなおみやげが所狭しと並びます。運河通航記念にと、カードやアクセサリーを購入した方も多かったよう。

2016年9月13日 チャリティーオークション for シリア難民

地中海沿岸諸国で急増し、社会問題となっている難民。次の訪問国ギリシャも、多くの難民が目指す土地のひとつです。そこで今夜は難民支援のためのチャリティーオークションが行われました。オークションといっても、そこはピースボート流。出品されるのはピースボートならでは、そして地球一周ならではのアイテムばかりです。本船事務局長によるお手製航路図や、本船船長との特別ディナー券など、ここでしか手に入らないユニークな品々に会場は大盛り上がり。思い出に残る素敵な時間になりました。オークションや募金にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!

2016年9月12日 洋上大運動会

世界一周クルーズの一大イベント、洋上大運動会。この時のためにそれぞれのチームが練習を重ねてきたとあって、どの団も気合い・迫力・ともに十分です。何より、皆さんの楽しそうな表情がとっても印象的。この日もっとも盛り上がった競技が綱引きです。老いも若きもみんなの力と気持ちを込めて、「オーエス、オーエス」、かけ声とともに最後の力を振り絞ります。ギャラリーの応援も、この日最大の盛り上がり。手に汗握る勝負を力強く後押しします。運動会に参加されたすべての皆さん、運動会づくりに携わった運営チームの皆さん、本当にお疲れ様でした!!!!

2016年9月11日 ピースセレモニー

9月11日。15年前のこの日、米国で同時多発テロが発生しました。洋上では9.11への追悼の意を表し、またすべてのテロや戦争の犠牲者に思いを馳せるセレモニーを行いました。写真や映像で改めて9.11を振り返ると、思い起こされるのは恐怖や悲しみ。セレモニーでは、平和への願いを込めた歌やパフォーマンスによる追悼も行われました。最後には、祈りの意を込めたキャンドルとともに1分間の黙祷。9月11日は、私たちにとって、どのような意味を持つ日なのか——。改めて平和について考える、大切なひとときとなりました。

2016年9月10日 初めての社交ダンス

船旅は新しい趣味を始めるのに最適な環境。社交ダンスというと敷居が高いように感じるかもしれませんが、ビギナーでも3か月間取り組めば、みるみる上達するんです。講師の後藤京子さんによる指導のもと、レッスンがスタート。本日踊るのはワルツです。「ダンスは姿勢から、視線も大切」アドバイスに耳を傾ける皆さんの表情は、真剣そのもの。そして練習を続けること30分…、次第にステップが揃ってきました!それではお待ちかね、ペアになって踊りましょう。やはり2人で踊るのが、社交ダンスの醍醐味。今後ダンスパーティーや発表会も行われるとあって、さらなる盛り上がりを見せそうです!

2016年9月7日 PANIC ART

世界的パフォーマーのちゃんへん.さんによる、ジャグリングショーの開演です!ちゃんへん.さんの圧倒的なスキルと驚異的なスピードは世界的に評価されており、これまでステージをおこなった国はなんと60ヵ国以上! 中でもちゃんへん.さんが特に得意としているのが、「ディアボロ」と呼ばれる中国駒(こま)。天井が非常に低い場所にも関わらず、駒の数が1つから2つ、最後にはなんと3つに!!天に投げた駒は天井に当たるか、当たらないかの紙一重…。まさに神業です!さまざまな道具を使って繰り広げられる圧倒的なパフォーマンスの数々に、会場も拍手喝采。大盛り上がりで楽しい公演となりました。

2016年9月6日 他人事ではない?「ホームレス」ってどんな人たち?

NGO「世界の医療団」ギリシャ代表のアントニス・ロンポスさんは、神経科医や大学教授として活躍する一方、長年に渡りホームレスの人びとの支援をしてきました。本日は、実は私たちの誰もがなり得るホームレスについて解説していただきます。その定義は広く、まったく住む場所がなく路上生活をしている人から、自分の家を持たずにシェルターなどで生活している人までを含みます。参加した60代の女性は、「ホームレスの定義が、イメージとまったく違うことに驚きました。ただ単に食べ物や住居で困っているだけはなく、精神的な疎外感を抱えていることを初めて知りました」そう感想を語ってくれました。

2016年9月5日 船内バーベキュー

快晴が続くインド洋の上でバーベキューが行われました。360度、大海原を眺めながらたっぷりのお肉や海鮮、野菜に舌鼓を打ち、片手にはビール……こんなロケーションでバーベキューができるなんて、なんてゼイタクなんでしょう!!具材を焼き始めると、周りにはなんともイイ匂いが立ち込めます。本船専属バンド「JOY&BLUE SKY」も登場!陽気な音楽で会場に花を添えます。味よし、眺めよし、音楽よしと、3拍子そろって気分はもう最高!バーベキューはこれからも定期的に開催されるそうで、さっそく次回も参加したい!という声も。次回も要チェックです!!

2016年9月4日 シリーズ「世界遺産」紹介

カフェスロー代表の吉岡淳さんは、元日本ユネスコ協会連盟事務局長として長年世界遺産の啓蒙に取り組んできました。今クルーズでは朝のシリーズ企画として、さまざまな世界遺産の魅力をたっぷりご紹介いただきます。本日は、世界遺産に登録されるまでの流れ、そしてユネスコとの関わりについて解説していただきました。世界遺産に登録された理由や見どころだけではなく、その場所が地球にどんなメッセージを送っているのか、地球温暖化や公害などの環境問題も交えながら、鋭く解説していく吉岡さん。世界遺産を通して地球について考える講座となりました。

2016年9月3日 コーチン(インド)寄港

広大な水郷地帯の北端に位置し、天然の入り江や湖に恵まれた風光明媚な港町、南インドのコーチンに寄港しました。水辺を歩いていると、ズラリと並んだ独特なカタチの巨大な網を発見。これは「チャイニーズ・フィッシング・ネット」と呼ばれる、この地域特有の魚を捕るためのユニークな仕掛け。その昔中国から伝来したことから、”中国式の魚獲り網”というネーミングがついています。網を海中に沈め、太い丸太を20人がかりで引き上げるというダイナミックな漁法は、眺めていても迫力満点!ここで獲れた魚は、すぐ近くの露店で直売!大モノから小魚まで、キレイに並んでいます。うーん、とっても美味しそう!

2016年9月2日 被爆体験を語り継ぐ〜平和な世界を創るために〜

広島・長崎の被爆者の方々とともに、寄港地・船内での被爆証言を通じて非核の声を世界へと発信する「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」(通称・おりづるプロジェクト)。被爆者の高齢化が進む中、「放射能の人体への影響について、常に不安がある」そう話し始めたのは、被爆二世の東野真里子さん。東野さんは、2015年に広島平和文化センターより被爆体験伝承者の委嘱を受け、母の被爆体験と平和への思いを伝承しています。戦争と核兵器の残酷さや悲惨さ、そして平和の尊さ。お母様の体験を語る東野さんの言葉にはとても重みがあり、心に突き刺さります。核の脅威について、深く考える貴重な時間となりました。

2016年9月1日 メイクレッスン(眉)

「自分史上最高の眉を書こう!」そんな呼びかけで始まったこちらの自主企画。企画者の守分繭子さんは、なんとパリコレクションでクリスチャン・ディオールを担当されたりするほどのメイクアップ・アーティストなんです!!会場には年齢問わず幅広い方々がつめかけ、大きな賑わいを見せています。まずは眉毛の生え方について話しはじめる守分さん。そしていよいよ、参加者の方をモデルにデモンストレーションが始まります!守分さんの手つきに会場は釘付け。みるみるうちに眉が整えられていきます。「明日から早速使える!」と皆さん大満足の企画となりました。明日からの船内、「眉」に注目です!

2016年8月31日 危機の時代〜世界の愚かな核政策〜

「核軍縮・平和連合(CNDP)」「南アジア人による反核運動」の創設者のひとりで、長年にわたり核軍縮活動に従事する元デリー大学国際関係・政治学教授のアチン・ヴァナイクさんが話してくれたのは、インドにおける核政策の歩みと現状です。核保有国のインドは、1974年に初めての核実験を実施。実験後、多くの市民から強い反核運動が巻き起こったにも関わらず、政府は隣国パキスタンとの関係を理由に積極的な核政策を進めてきたといいます。「核兵器自体がテロである」「核は平和利用できない」そう話すアチンさん。インドの核政策のみならず、核兵器の非人道性や原発の問題についてもお話しいただきました。

2016年8月29日 ポートクラン(マレーシア)寄港

オーシャンドリーム号は、初寄港となるマレーシアのポートクランに到着しました。港から向かったのは、ヒンドゥー教の聖地・バトゥ洞窟です。タクシーとバスを乗り継いで2時間半、バトゥ洞窟に到着です。入り口には金色に輝く巨大な仏像と、ながーい階段が待ち構えています。階段をやっとの思いでのぼりきると、そこには神秘的としか言いようのない空間が広がっています。洞窟の上から光が差し込み、自然にできたスポットライトが人びとを照らす様子はまさに絶景……。この光景、一見の価値アリです。マレーシア随一のヒンドゥー教の聖地・バトゥ洞窟、その神秘的な魅力に心癒される1日となりました。

2016年8月28日 シンガポール寄港

オーシャンドリーム号はシンガポールに寄港しました。港から地下鉄とバスを乗り継ぎ訪れたのは、シンガポール動物園。この動物園は、なんと動物園なのに檻がないんです!!檻がないのに動物が逃げたり観光客に危害を加えたりしないの?と思われるかもしれませんが、心配無用。檻の代わりに木々や池など自然の”柵”があるんです。檻がないため、迫力満点!遠くをじっと見つめるチーターの獲物を探しているかのような凛々しいまなざしに、なんだか胸がドキドキします!動物の種類が多すぎて紹介しきれないのが残念ですが、見どころ満載の動物園でした。

2016年8月27日 モンテッソーリって何?

世界の子どもを観察する中で人類共通の成長の法則を発見し、「生命が健全に育つ手伝いをする事が平和にいたる道である」と説いた、イタリア初の女性医師マリア・モンテッソーリ。今クルーズでは、彼女の意志を継ぐモンテッソーリ教育を取り入れた洋上の保育園プログラム「ピースボート子どもの家」が行われており、子どもたちも家族とともに乗船しています。プログラムのアドバイザーを務める深津高子さんは、「子どもは適切な時期に適切な環境を与えられることで、生まれ持った能力を発揮する事ができる」と語ります。また、ピースボートの洋上で保育園を行うことの大切さや意義もお話しいただきました。

2016年8月26日 ひきこもり大国ニッポン

フリージャーナリストの石川清さんは、15年ほど前から引きこもりのケアに取り組み、年間1000回近く家庭訪問や面談・相談をおこなっています。この講座では、そもそも引きこもりとは?という話から日本社会が抱える問題の背景まで、わかりやすく解説していただきました。一口に”ひきこもり”と言っても、その存在は実に多様。日本の引きこもりの総数は、70万〜200万人と言われています。石川さんの講座から見えてくるのは、この問題が決して他人事ではなく、誰の身にも起こり得るということ。問題を自分にも関係あることとして捉え、私たちにできることを改めて考える——そんな講座となりました。

2016年8月26日 歌声広場

自主企画、「歌声喫茶」にお邪魔しました。大人気のこの企画、秘訣は企画者のチャコさんによるアコーディオンの生伴奏!なんでもチャコさんは、この企画のために日本から楽器を持参したのだとか。アコーディオンの生演奏をバックに歌うなんて、なんともゼイタクです!チャコさんの伴奏に合わせ、歌声が響き渡ります。お馴染みの曲「幸せなら手を叩こう」では、皆さん手拍子とともにひと際大きな声で歌いあげ、大盛況のひとときとなりました。

2016年8月25日 お隣さんとどう付き合う?

「大げさに言えば、私は難民だった」そう話す早稲田大学教授の金敬黙(キム・ギョンモク)さんに、日本と南北コリアに関する諸問題について平和教育の視点からお話しいただきました。在日コリアンであることを隠してきた母と、韓国育ちの留学生だった父を持つため「文化的にはハーフ、または(二つの文化的ルーツを指して)ダブル」そうご自身について語る金さんの親族も、さまざまな国籍なのだそう。金さんの講座を通して、今後多くの人たちと出会う中で、その人個人を知ることはもちろん、その方が暮らす国の歴史や文化などを学ぶことの大切さに改めて気づく講座となりました。

2016年8月24日 テレビと国際政治〜もうだまされないために〜

ピースボートではお馴染みの水先案内人、中東情勢を専門とする国際政治学者として、また放送大学教授としてご活躍の高橋和夫さん。今回はイントロダクションの意味も込め、”メディア”という身近な存在をテーマに講座を行っていただきました。私たちの生活に不可欠なメディアであるテレビ。しかし、そのテレビがもし情報を操作して嘘の情報を流していたら?見慣れたテレビや新聞がテーマとあって、会場の皆さんも、興味津々の様子。高橋さんご自身のテレビや新聞、ラジオなどの出演経験から、メディアの特性やテレビ業界の向こう側、その中でも国際政治に対する影響力について、お話しいただきました。

2016年8月24日 僕の人生谷あり底あり

テレビシリーズ『タッチ』『ジャングル大帝』、映画『森の伝説』など、日本を代表するアニメーション作品の監督・脚本を手がけてきた宇井孝司さんに、アニメーション監督になるまでの道のりや思い描く未来についてたっぷりと語っていただきました。テレビシリーズ『タッチ』など、携わったアニメにまつわる裏話や、師と仰ぐ巨匠・手塚治虫さんとの思い出など、軽妙な語り口とともに話は次々と広がっていきます。宇井さんの講座を聞いて、すっかりファンになってしまったという方も多かったようで、宇井さんの明るく優しい人柄のトリコになる、笑顔の絶えない講座となりました。

2016年8月22日 基隆(台湾)寄港

オーシャンドリーム号は、今クルーズ最初の寄港地である基隆に入港しました。基隆は古くから商業や漁業の拠点として栄えた、台湾の”海の玄関口”。今回訪れたのは、台湾で人気の観光地・九フン(フンの字は、にんべんに分)です!九フンに到着して最初に目に飛び込んできたのは、色鮮やかな街並みとその先に広がる山々と海!いきなりの絶景に心をつかまれます!だんだんと日が傾いてきました。夕日が九フンの町を優しく包み込み、映画のような雰囲気が一気に広がります。そして太陽が沈み、夜が訪れます。街中にめぐらされた赤い提灯に照らされた夜の九フンの光景は、まさに圧巻!言葉を失うほど幻想的でした。

2016年8月21日 「あん」に秘めた、生きる意味

近年大きな話題となったベストセラー小説『あん』の著者で、詩人・道化師でもあるドリアン助川さん。この講座では、ハンセン病の元患者と中年のどら焼き職人の交流を描いた2013年刊行の小説『あん』の制作秘話や、作品に込められた思いについて語っていただきました。不治の病であっただけでなく偏見や差別も根強く、患者の家族まで非常に辛い思いを強いらたハンセン病。今では治療できるようになりましたが、差別され続けた元患者やその家族の方々の苦しみは、深い傷跡として残されています。ドリアンさんが伝えようとした人が生きる意味について、深く考えさせられるひとときとなりました。

2016年8月21日 航路説明会

今クルーズ最初の寄港地である基隆への寄港を翌日に控えたこの日、船内では「航路説明会」が開催されました。まずは出航から今日まで、そして基隆までの船の運航ルートを紹介します。奄美大島や与那国島など聞き覚えのある島の名前が次々と出てきて、船は私たちを乗せて着実に歩みを進めているんだなと改めて実感します。この先もすべての寄港地について事前に航路説明会があるので、これなら安心ですよね。さあ、次回のレポートはいよいよ基隆から!どんな1日が待っているのでしょう。

2016年8月20日 洋上のヒトコマ-晴天の航海日-

横浜を出航してから3日目の今日は、とっても良いお天気!!船から眺める外の景色を少しご紹介。たった3日ではありますが、出航してすぐの海の色とくらべると、ずいぶん青さが増しています。後方のデッキからは、船の軌跡に潮の道ができ、その先に見えるのは水平線だけ——船旅ならではの風景が広がります。こんなお天気の良い日には、プールで水遊び!大海原をバックに水遊びなんてなんとも贅沢、最高ですね!この先も、世界の海と空がまた違った景色を見せてくれることでしょう。今から楽しみです!

2016年8月18日 第92回ピースボート「地球一周の船旅」出航!

第92回ピースボート「地球一周の船旅」が、いよいよ出航!世界をめぐる3ヶ月の船旅。我が家となるオーシャンドリーム号のデッキには、たくさんの参加者が集まり、期待を胸に出航の時を待ちます。「行ってきまーす!!」「行ってらっしゃーい!!」声がやりとりできるくらい近いのに、こちらは岸壁、向こうは船上——近くて遠い、何とも不思議な感覚です。いよいよ出航の時刻。船と岸壁を繋ぐロープが外され、色とりどりの紙テープが飛び交います。いよいよ船が動き出しました。少しずつ岸壁を離れるオーシャンドリーム号。さあ、地球をめぐる大冒険がいよいよ始まります!!

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