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PEACE&GREEN BOAT 2014(活気あふれるアジアで出会う、歴史ある街並みと人々の素顔)

クルーズレポート

2014年11月6日 韓国語/日本語講座・卒業式!!

PEACE&GREEN BOATの出航から今日まで、たいへんな人気、盛り上がりを見せ、また日本と韓国双方の参加者を繋ぐ大切な企画となった「韓国語/日本語講座」。両国の参加者が多く集まり、お互いにお互いの言語を学び合う、大切な時間が紡がれました。フリースペースでは「卒業式」が行われました。わずか1週間強ですが、一緒に暮らして旅する時間というのはやはり特別なもの。挨拶や簡単な自己紹介だったら、へっちゃらです。日本語/韓国語講座を中心スタッフとなって引っ張ってくれたおふたり。本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました!カムサハムニダ!

2014年11月6日 非公式サミット-日韓関係最悪ってホント!?-

早いもので今日が最後の洋上生活の日。そこでこの旅を振り返り、日韓関係について考える企画が行われました。進行役は、日韓、両言語を扱い、この旅で日本と韓国の「交流の架け橋」となってくれたCC(コミュニケーション・コーディネーター=通訳スタッフ)の皆さん。お互いの国のことが報じられない日はないくらい近しい国なのに、こんな風に、ごく近くで旅仲間として生活するなことはなかなかないこと。それだけにひとりひとりに、様々な出会いや発見があったよう。こうした対話の場こそが、日本と韓国、そして東アジアの相互理解と平和に繋がるのでは。そんな期待が感じられる企画とでした。

2014年11月6日 他民族・多文化共生-私たちが思うこと-

ピースボートと在日ブラジル領事館との共同プロジェクトを通じて乗船された、在日ブラジル人ユースで日本の中学校に通うサマラさんとルーカスさん、在日ブラジル領事館に勤めるシルビアさん。日本とブラジル、2つの文化に暮らす3人が、それぞれの「共生」について語ります。ブラジル人であるがゆえに、学校でいじめを受けた日々、それを乗り越えた体験や「音楽と出会ったことで、人の多様性を、そして自分自身を認められるようになった」と語るしっかりとした言葉に、感銘を受けたという参加者も多かったよう。2つの国の交流の歴史と、3人の言葉から「共生」について考える、大切な講座となりました。

2014年11月6日 ヨジョ・ソロライブ

先日の「PEACE&GREEN CONCERT」でも、素晴らしい歌声を披露いただいた、韓国で活躍するミュージシャン、ヨジョさんのソロライブ!! 優しく、柔らかな歌声がラウンジに響きます。スペシャルゲストに、ギタリストのルビンさんを迎えてのセッションも。まさに夢の共演!さらに、日本からの参加者も加わり、ヨジョさんの“ソロライブ”ではありますが、みんなで盛り上げるのがピースボート流。ライブを終えたヨジョさんを中心に人の輪ができます。サインや記念撮影をお願いする参加者に、ヨジョさん、笑顔で気さくに応じてくれます。思い出がまた一つ増える、楽しい一夜になりました。

2014年11月5日 那覇寄港

船は沖縄・那覇港に寄港。沖縄県県知事選挙のまっただ中。普天間基地移設問題、そして辺野古への基地建設問題に揺れる「現場」を訪れます。弁護士でゴールドマン環境賞を1996年に受賞された環境活動家、インド出身の水先案内人M.C.メータさんは、テントで粘り強い活動を続ける皆さんを前に「強い感銘を受けた」と言います。広がる海の美しさは、ため息が出るほど。本当にここに基地を作る気なんでしょうか。辺野古への基地建設問題に取り組んできた市議の東恩納琢磨さんは、「もっとこの自然に触れて欲しい。実際に触れないと、どんどん“他人事”になる。これは、沖縄の人でも然り」と語ります。

2014年11月4日 PEACE&GREEN CONCERT

音楽イベント「PEACE&GREEN CONCERT」が開催! 最初に登場したのは、タイからこの旅に参加のミュージシャン、ナティさん。芸能大国韓国へ自ら飛び込むとあって、圧巻のパフォーマンス!!ギタリストのルビンさん。この日のために、日本の歌も準備してきてくれて、会場も沸き立ちます。そして、韓国POPシーンを代表するシンガーソングライター、イ・ハンチョルさんの登場です!在日ブラジル人のルーカスさんもチェロを携えてステージにあがり、イ・ハンチョルさんと即興でセッション。アーティストの皆さんにとっても、忘れられない舞台となったよう。素晴らしい一夜でした。

2014年11月4日 日韓、若者のいま-就職難、ワーキングプア、競争社会を生きる-

日本における貧困や格差、ワーキングプアといった問題に取り組む水先案内人、雨宮処凛さん(作家、活動家)を進行役に、日韓の若者でそれぞれの「いま」を語り合う企画に、双方の若者達から活発な意見が交わされました。韓国でも若い世代は厳しい雇用条件、経済状況にあると雨宮さんは指摘。グローバル化による質量率の上昇、進む学歴至上主義、「奨学金」という名の「借金」、政府や上の世代の語る「自己責任」は、日本と酷似しています。こうした問題は、1国だけの閉じた関係の中では解決できず、日韓双方の若者たちの連携も必要で、ネットワークを作り、情報交換を続けることが大切だと言います。

2014年11月3日 基隆(台湾)寄港

オーシャンドリーム号は台湾・基隆港に着岸しました。ここでは、蒋介石政権、戒厳令下の台湾を知り、その歴史を学ぶ検証プログラムに参加。訪れた国家人権博物館は、2011年の「世界人権デー(12月10日)」に開館し、戒厳令下にあった当時の状況を伝え、人権について考える展示を行っています。「蒋介石政権の下、台湾で何があったのか。今日学んだことをより多くの人に伝えてください」と受け入れてくれた郭さんは話します。「正義」とは何なのか。「人権」とは。「自由」とは——台湾の歴史に多くを考えさせられる、またここから平和な未来へのバトンを引き継ぐ、大切な1日となりました。

2014年11月2日 バブル&マジックショー

韓国の人気マジシャン、クァク・ドンホさんと、バブルアーティスト・バブルドラゴンによる夢の共演が実現!大歓声の中、登場したのは“口ヒゲのマジシャン”の愛称で知られるクァク・ドンホさん。瞬きする間も惜しいようなマジックに、会場の視線は釘付け。続いてバブルアーティスト(※シャボン玉アーティスト)・バブルドラゴン!「ちょっと手伝ってもらってイイ?」と参加者を壇上へ呼ぶと、バブルショーではお馴染みのコレ。これには子どもたちも大はしゃぎ。(もちろんオトナも大はしゃぎ(笑))素晴らしいマジックと、美しいバブルショーに、大盛り上がりのイベントとなりました!

2014年11月2日 韓国伝統衣服教室

韓服(チマチョゴリ)デザイナー、またライフスタイリストとして韓国の芸能界や文壇で活躍されているイ・ヒョジェさんの企画。イさんは、ドラマ『王の女』『食客』などの衣装デザインを務めるなど、韓国だけでなく日本の韓流ファンの間でも名の知れた存在。「伝統衣服教室」と銘打ったこの企画では、韓服アレンジをご紹介いただきました!時に「包む文化」とも言われる韓国の風呂敷文化。普段はモノを包む1枚布も、ヒョジェさんの手にかかればバッグや装飾はもちろん、素敵な巻きスカートにも!今日の企画で、参加者のココロをがっちりとつかんだヒョジェさん。続く企画も大注目となりそうです。

2014年11月2日 わが家の災害対応ワークショップ

1995年の阪神淡路大震災以来、国内外、多くの現場で災害支援活動に取り組んできたピースボート。2011年の東日本大震災でも、震災発生直後からピースボート災害ボランティアセンターでは、現地にスタッフを派遣し、現在も宮城県石巻市を中心に活動を続けています。また、こうした活動と共に続けているのが、災害に強いコミュニティ作り。スタッフ小林深吾と一緒にひとりひとりに出来ることを考えます。住環境や立場によって、災害への備えは異なるもの。考えてみれば、国や地域を越えてこうしたテーマで語り合う場というのはたいへん貴重なもの。実りおおき講座となりました。

2014年11月2日 原発に「ふるさと」を奪われて

福島県飯舘村で酪農を営んでいた長谷川健一さん(飯舘村前田行政区長)、長谷川花子さん(福島県伊達市東仮設住宅管理人)。東日本大震災に伴う東電・福島第一原発事故により避難移住を余儀なくされ、現在伊達市の仮設住宅に暮らしています。事故によって放出された放射性物質に土地や家、畑、家畜、人々も晒されました。スクリーンに投影された牛たちの変わり果てた姿に言葉を失います。また薄いベニヤ板一枚で区切られた応急仮設住宅で、不安で大変な生活だからこそ、繋がりを大切にしたいとコミュニティ作りに取り組まれています。“希望”や“未来”を語れるような状況とは言い難い現実がありました。

2014年11月1日 済州島(韓国)寄港

釜山に続き韓国・済州島へ寄港。「4.3事件」について考えるプログラムに参加します。1948年4月3日、在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁の支配下にあった済州島で、南北朝鮮の統一と独立国家樹立を訴える民衆蜂起があり、南朝鮮国防警備隊、韓国軍、警察などはこれを弾圧。1954年9月21日までに、島の7割の村が焼き払われ、島民の約5分の1(6万人)もの人々が虐殺されました。公園内にある「行方不明者墓石」。どこまでも続くかのように並ぶ墓石の数に胸が痛みます。2000年代に入りようやく歴史清算事業が始まりますが、真相究明は未だ道半ば。多くを学び考える1日となりました。

2014年11月1日 命を大切にする東アジアをめざして-3.11とセウォル号事故から何を学ぶのか-

2011年3月11日の東日本大震災とそれに伴う東電・福島第一原発事故。2014年4月16日、観梅島沖で発生した韓国フェリー船・セウォル号沈没事故。私たちは何を学ぶのか。韓国NPO「環境財団」代表のチェ・ヨルさんは「いずれも、命を第一に考えない、官僚・企業・政府の利益優先主義、秘密主義が事態をより深刻なものにした」と発言。かつて原子炉格納容器の設計技術者だった後藤政志さん「 事故の原因究明は絶対に必要」と断言。「事故の検証を怠れば、さらに大きな事故が生まれる可能性がある」と キム・ミンジュさん。日韓の市民が、命を大切にできる社会について考える時間となりました。

2014年10月31日 釜山(韓国)寄港

昨晩、博多港を出航したPEACE&GREEN BOAT2015。オーシャンドリーム号は韓国・釜山港に着岸しました。さっそく、街へと繰り出します。 美味しそうな香りに誘われて、屋台をのぞいてみると…韓国風海苔巻きに、キムチに、煮物。特にこの韓国風おでん、絶品です!! たどり着いたのは、見るからに“地元の人しか来ないだろうな”と思われるような小さな食堂。席につくと、次々と小皿が並べられます。その料理の色鮮やかで美味しそうなこと!メインは大きなエビとカニが入った海鮮チゲ鍋。素晴らしい韓国グルメに大満足の1日となりました。

2014年10月30日 PEACE&GREEN BOAT2014出航!!

いよいよ、PEACE&GREEN BOAT2014出航の日。博多港は素晴らしい晴天に恵まれました。参加者の皆さん、ぞくぞくと船へ。迎えるスタッフとの間で「わー、懐かしいっ!!」なんて会話が交わされることも。短期間のアジアクルーズとあり、以前、地球一周に参加された、という方も少なくありません。明日寄港する釜山(韓国)から残る半分の参加者が乗りこみ、ほんとうの意味で「全員集合」となります。美しい博多の夜景に見送られ、オーシャンドリーム号はゆっくりと港を離れます。目指す最初の寄港地は韓国・釜山。PEACE&GREEN BOAT2014いよいよ始まります!!

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