第70回地球一周の船旅(80日で世界をめくる、世界を楽しむ)

2010年8月 出航 船名:オセアニック

クルーズレポート

2010年10月12日 菊千代ばなしの会 〜噺家の修行話と落語一席〜

エンセナーダから本船に合流したのは、お待ちかね!落語家の古今亭菊千代さんです!!最初の企画となった今夜は、菊千代さんの半生をお話しいただきました。菊千代さんが落語家になりたいと考えた頃は、今とは異なり、女性では弟子入りすらさせてもらえないような時代だったそう。そんな中、前座、二つ目を経て、ついに女性として初めて真打ちへ昇進します。それが1993年のこと。修行時代からこれまで、苦労の連続でしたが、菊千代さんの語りはそんな過去を笑い飛ばしてしまう、ユーモアにあふれたものに。企画の後半では、寄席も一席ご披露いただき会場には温かな笑いが満ちていました。

2010年10月9日 ミュージカル「A COMMON BEAT」

今クルーズ最大規模の自主企画となったのがこちら、参加者・神原洋子さんを中心とするミュージカル「A COMMON BEAT」です。日本国内でも同名のNPO法人として活動中のミュージカル。5つの大陸に分かれ、それぞれが異なる言葉や文化をもつ人びとが、争いや葛藤をこえて「一つの音楽(COMMON BEAT)」を奏でるまでを演じます。登場したのは、歌も踊りも演技も初挑戦だったという参加者約70名。50日にも及ぶ練習の成果が発表されました。初心者ながら、旅の半分以上の時間をかけて取り組んできたとあって、たいへん迫力ある素晴らしい舞台に。会場からは大きな拍手が送られ、熱狂の一夜となりました。

2010年10月8日 沖縄への思いを語る

終戦14年後から沖縄に滞在し、新聞記者やテレビ局の特派員として、米軍統治時代から沖縄返還復、そして現在の沖縄に至るまで取材を続け、「沖縄を語る一人の会」を主宰するジャーナリスト・森口豁さんと、ピースボートスタッフ・井上直による対談企画。長い年月を沖縄と歩んできた森口さん、沖縄は「日本を船に例えた場合の、船の舳先にあたるもの。一番揺れるし、波しぶきもかかる。でも一番、先が見通せるところ」と言います。世界をめぐり、日本へと向かう船の上で、改めて「日本」を見つめる——そんな企画となりました。

2010年10月6日 エンセナーダ(メキシコ)寄港

オセアニック号は、最後の寄港地エンセナーダに寄港しました。今回は、メキシカンプロレス「ルチャ・リブレ」の観戦ツアーに参加しました。ルチャ・リブレは、ヒーロー対悪役の戦いが基本。観客は全力でヒーローを応援するのが伝統的な観戦スタイルです。本日のメインイベントは、ウルティモ・ドラゴンVS大原はじめの一戦。ウルティモ・ドラゴンさんへの歓声はもちろん、悪役を務めた大原さんにも、惜しみない(?)ブーイングが送られます。試合は見事、ウルティモ・ドラゴンの勝利!残念ながら、ここで下船となるルチャドールのお二人。試合後も多くの参加者が輪をつくり、別れを惜しんでいました。

2010年10月5日 ラテン・ナイト

キューバから始まり、ジャマイカ、パナマ、ニカラグア、グアテマラと、ラテンアメリカを航海してきたオセアニック号。今夜は、寄港地だけでなく洋上でも底抜けに明るく陽気な雰囲気を思いっきり味わおうという企画、「ラテンナイト」が開催されました。まず登場したのは、ラテンダンサーのクリスティーナ・ドゥアルテさん。続いては、クリスティーナさんを中心にこの3週間あまり、参加者有志で練習を重ねてきた民族舞踊「ハラナ」のショー。最後は、みんなでサルサやメレンゲ、バチャタといったラテンダンスの大団円に。いよいよ明日は今クルーズ最後の寄港地、メキシコのエンセナーダに寄港です!

2010年10月5日 日本—メキシコ 400年の交流

昨日のマンサニージョ、そして明日のエンセナーダと、メキシコへの寄港が続く地球一周の旅。そんな中行われたのは、53年間メキシコに暮らし、日墨の外交にも深く関わってきた鈴木松男さんによる講座です。今年は、「ラテンアメリカで最初の社会革命」とされるメキシコ革命から100年、そしてスペインからの独立200周年にあたるメキシコ。また、日本−メキシコ友好400年の記念の年にも当たるのだそう。こうしたメモリアルイヤーに、私たちがこの地を訪れる意味を改めて考える講座となりました。

2010年10月4日 世界チャンピオンが語る王者への道

メキシコの国技であり、国民の娯楽として圧倒的な人気を誇るメキシカンプロレス、ルチャ・リブレ。この世界に飛び込んだ2人の日本人ルチャドール(レスラー)が船内企画に登場!ひとりは、世界初の日本人ルチャドール養成学校「闘龍門」を設立した、ウルティモ・ドラゴンさん。もう一人は、闘龍門出身の日本人ルチャドール、大原はじめさんです。ルチャ・リブレに人生と命を捧げたというお二人が語ったのは、ルチャリブレとの出会いから世界チャンピオンになるまでのエピソードや、試合の楽しみ方。講座終了後には、ドラゴンさんのマスクを始めとする、さまざまなグッズ販売も行われ大好評でした。

2010年10月3日 マンサニージョ(メキシコ)寄港

オセアニック号はメキシコ・マンサニージョに寄港。さっそく市内散策へと繰り出します。マンサニージョは、のどかなリゾート地。港周辺には美しいビーチが広がります。町の人たちもとってもフレンドリー。「オラ(こんにちは)!」と挨拶すると、「どこから来たの?」とにこやかに返してくれます。カラフルな建物が並ぶ、可愛らしい街並みが印象的。地元の人々で賑わうレストランで、タコスや豆料理のフリホレスなどのメキシコ料理を堪能。親切で明るい人々の笑顔が印象的だったマンサニージョを出航し、いよいよ最後の寄港地エンセナーダへと船は向かいます。

2010年10月2日 麗しのメヒコ紹介

今クルーズもいよいよ終盤。残す寄港地は、エンセナーダ、マンサニージョといずれもメキシコの港です。メキシコ出身の水先案内人、クリスティーナ・ドゥアルテさんによる講座では、そのメキシコについてお話し頂きました。 内容は、クリスティーナさんの出身地・ユカタン半島について。もちろん、私たちが訪れるマンサニージョ、エンセナーダに関する情報についても、自然や食、文化などさまざまな面からご紹介いただきました。色鮮やかな民族衣装ををまとったクリスティーナさんのお話を聞き、メキシコ寄港がさらに楽しみになるひとときとなりました。

2010年10月2日 タンゴDJ

中南米が専門のジャーナリスト、伊高浩昭さん。バルセロナからご乗船いただき、ここまで約1ヶ月本当にたくさんの講座を開催してくださいましたが、今日が最後の企画に。今回は、伊高さんがアルゼンチンタンゴについて語り、DJまで務めるという贅沢なものに!元共同通信中南米記者として、日本人では最も長く中南米に携わってきただけに選曲も幅広く、中南米への造詣の深さが伝わってくる時間となりました。企画の最後には、感謝の気持ちを込めて色紙をプレゼント!中南米への深い知識と限りない愛情、そしてオシャレで温かな人柄と、ステキな笑顔で参加者を魅了した伊高さん、ありがとうございました!

2010年9月30日 プエルトケツァル(グアテマラ)寄港

オセアニック号はグアテマラに寄港。ここでは「男女平等な社会を目指して」という交流プログラムに参加しました。かつて、中南米最悪と言われるほど激しい先住民族への弾圧が行われていたグアテマラ。現在も根強い差別は残り、差別による貧富の格差も大きな問題となっています。ツアーでは女性の地位向上を目指して活動している「バモス・アンデラス」という女性団体を訪れ、マヤにルーツをもつ女性や子どもたちと交流しました。お互いの文化を紹介し合い、大盛況に終わった交流ツアー。華やかな民族衣装をまとうマヤの人びとの背後には、苦難の歴史と人びとの努力があることを心に刻む1日となりました。

2010年9月28日 コリント(ニカラグア)寄港

オセアニック号はニカラグア・コリント港に寄港。ピースボートがこの港を訪れるのは実に20年ぶり。夜には、ピースボート参加者と、ニカラグアの人びとが集まっての大フェスティバルが開催!登場したのは、ダニエル・オルテガ大統領です!!力強く平和を訴えるスピーチは、この場にいた全員にとって忘れられないものに。オルテガ大統領はこの後、本船オセアニック号も訪問しました。船内でも、出会う参加者に気軽に声をかけたり、記念撮影にも応じるなど、気さくな人柄が印象的なものに。国を挙げての祝福を肌で感じるニカラグア寄港となりました。

2010年9月18日 STAND UP TAKE ACTION

2015年までに世界の貧困を半減させるために設定された、国連ミレニアム開発目標(MDGs)。この「貧困をなくす」という目標に賛同を示すために立ち上がろう、という全世界的アクション「STAND UP」が洋上でも行われました。昨年(2009年)は世界で1億7300万人以上が参加し、ギネス記録を更新し続けているこのキャンペーン。今年、ピースボートの洋上から集まったのは参加者有志290名!!この写真は、MDGs達成のために活動する、国連ミレニアムキャンペーンに届けられます。

2010年9月16日 VIVAキューバサルサ!

サルサの本場キューバで、サルサダンサー兼インストラクターとして活躍する、水先案内人ホセ・メンディオラさんによるサルサレッスンがスタート!レッスンは、サルサは初体験という初級コースと、サルサ経験ありの上級コースに分けて行われましたが、あわせて200名以上が参加するという盛況ぶりに。「ダンスなんてとんでもない、と思っていたんだけど、ホセさんの華麗なダンスを見たら自分もやってみたくなっちゃって…」と話す参加者もいたように、ホセさんのダンスを見て参加を決めた、という方も多かったよう。洋上には、早くも熱いキューバの風が吹いています。

2010年9月14日 キューバの医療制度

卓越した医療システムや予防医学の分野でも世界の注目を集める、医療先進国キューバ。船内講座に登場したのは、キューバで医師として活躍するリバン・トレドさんです。トレドさんが語ったのは、キューバの医療で最も重要だという「ファミリードクター」について。キューバでは国民150〜500人に一人あたりファミリードクターが配置されるシステムになっており、ドクターたちは地域住民の健康状態・生活状況を把握し、精神的ケアも含めた予防医学に務めています。もちろん受診は全て無料。日本をはじめ、先進諸国で医療の格差が不安視される中、キューバ式医療はますますの注目を集めそうです。

2010年9月11日 ラスパルマス(カナリア諸島)寄港

カナリア諸島、グラン・カナリア島の港町ラスパルマスに寄港しました。小さな島ながら、珍しい野鳥が多く生息する山林や、美しい砂丘といった、様々な自然の景観が楽しめる土地として、ヨーロッパではバカンスに訪れる人も多いそう。ここからは、港からバスで2時間ほど、島の内陸に位置する山でトレッキングを楽しんできました。なかなか本格的なトレッキングコースなだけあって、景色も本格的。広がる絶景に歓声があがることも。緑の木立が並ぶ中、登山を満喫する皆さんにとカメラを向けると、元気いっぱいに応じてくれました。ホントに気持ちがいいですから、いつもより陽気になっちゃうんですよね。

2010年9月9日 カサブランカ(モロッコ)寄港

地球一周の船旅はカサブランカに寄港。ここでは、首都ラバトをめぐるツアーに参加しました。カサブランカ市内からバスで1時間半ほど。ラバトに到着。写真の白い壁に緑の屋根の建物は王宮です。私たちが訪れた日はちょうどラマダンが明けたところ。まもなく行われるラマダン明けのお祭りに国王が出席し、この宮殿に滞在するのだそう。昼食のレストランへ。昼食のメニューは、最近、日本でも話題のタジン鍋。鍋のフタが取られる瞬間をこんなにワクワクしながら楽しめるのは、日本も鍋文化の国だからでしょうか。鍋の中身は魚料理、じっくりと時間をかけて蒸されたお魚はとっても美味しかったです。

2010年9月6日 バルセロナ(スペイン)寄港

オセアニック号はスペイン、バルセロナに寄港しました。街を彩るガウディのユニークな建築物で知られるこの街で訪れたのは、ガウディ建築の”最高峰”と言っていいでしょう、サグラダ・ファミリアです。ガウディがその生涯のうち40年を捧げ、時に寝泊まりもしていたという教会。一時は「永遠に完成しないのでは……」と言われたこともありますが、現在の見通しではあと30年ほどで完成するのだとか。もちろん、私たちが訪れた今日も工事が進められています。30年後の完成も楽しみだけれど、建築中の『いま』が見られたことも貴重な体験——未完の大聖堂に思いを馳せるバルセロナ寄港となりました。

2010年9月5日 マルセイユ(フランス)寄港

地球一周の船旅はマルセイユに寄港しました。ここから向かったのは、港から車で1時間ほどの古港・アヴィニョンです。ローヌ川のほとりに位置する、城壁の町。町の入り口にあたるローヌ門をくぐって、城塞都市の中へと入ります。荘厳な外観が目を惹くのは、中世にローマ法王が暮らした法王庁宮殿。高さ50メートル、厚さ4メートルという強固な壁に囲まれたこの建物にローマ法王が暮らした時代は、「法王のバビロン捕囚」とも呼ばれたそう。その堅牢さに圧倒されます。昼食後はワイナリーを訪問。街歩きと美食を堪能する1日となりました。

2010年9月3日 ナポリ(イタリア)寄港

オセアニック号はイタリア第3の都市・ナポリに寄港しました。南イタリアの経済・文化の中心地でもあるこの街ですが、何と言っても欠かせないのは、ナポリ風ピッツァ!向かったのは、130年以上にわたって同じ味を守り続けているという伝統店「Da Michele」です。メニューはマルゲリータとマリナーラの2種類のみ、というシンプルな構成ながら、その伝統の味に惹かれてお店を訪れる人は本当に多いよう。次々と入る注文をさばく厨房は大忙し。それでも、カメラを向けると笑顔で応じてくれました。このサービス精神もまた、店の伝統と人気を支えているのかもしれません。

2010年9月1日 ピレウス(ギリシャ)寄港

本船はギリシャに寄港。向かったのは、港から首都・アテネに建つパルテノン神殿です!やっぱり、これを見ずしてギリシャに来たとは言えません。アクロポリスの丘に佇む世界遺産のシンボルに、ただただ圧倒されるばかり。写真は、同じくアクロポリスの丘に建つエレクティオン。イオニア風の少女像で有名です。造られたのは今から2000年以上前、紀元前408年。途方もない年月を越えて向き合っていることを思うと、何とも不思議な気分に。陽が暮れた後、もう一度アクロポリスの丘へ。そこには、美しくライトアップされた神殿の姿がありました。アテネの街を見守るように佇む神殿の姿は、何とも幻想的です。

2010年8月30日 イズミル(トルコ)寄港

オセアニック号はトルコ、イズミル港に寄港。ここから訪れたのは、港から車で1時間ほどに位置するエフェソス遺跡です。紀元前2世紀頃からローマ帝国の一部となり、地中海貿易の拠点として栄えた港湾都市。保存状態も素晴らしく、トルコを代表するローマ遺跡として人気を集めています。大理石でできたメインストリート「クレテス通り」の突き当たりに建つのはケルルス図書館。ここは、アレキサンドリア図書館、ベルガモ図書館と並ぶ「世界三大図書館」の一つに数えられ、当時は1万2000冊以上の蔵書を誇ったと言われています。他にも、浴場や神殿跡が残されており、当時の生活の息吹を伝えています。

2010年8月28日 ポートサイド(エジプト)寄港

昨晩、オセアニック号はエジプト・ポートサイド港に入港。一夜明けた今朝、早起きして向かった先は、ナイル川の向こうアレキサンドリアです。街並みを楽しみながら訪れたのは、「カーイト・ベイの要塞」。世界七不思議の一つに数えられることもある、ファロスの灯台があったとされる場所です。この要塞は、大地震によって8世紀に倒壊したファロスの灯台の一部を使って建てられたと言われています。数奇な歴史が残した、重厚な建物の素晴らしさは、思わずため息が出てしまうほど。ピラミッドやルクソール神殿だけではない、エジプトのさらなる魅力に触れる1日となりました。

2010年8月26日 洋上夏祭り

スエズ運河を通航中のオセアニック号。今日は船内企画はお休み?いえいえ、今日は船をあげての一大イベント、洋上夏祭りが行われました。プールデッキには、わたあめ、お好み焼き、かき氷、冷やしキュウリといった、お祭りではお馴染みの屋台が登場。デッキには、浴衣姿の皆さんが多く見られました。そして夜は、お祭りには欠かせない盆踊りへ。振り付けがわからなくても、見よう見まねで踊れるのが盆踊りのいいところ。また時には、踊りを教え合うことで交流の輪が生まれることも。洋上の夏の一夜は、盆踊りの調べに乗って、ゆっくりと暮れていきます。

2010年8月26日 スエズ運河通航

オセアニック号は、地球一周のハイライトのひとつ、スエズ運河を通航。シナイ半島とアフリカ大陸を左右に望みながら、船はゆっくりと進みます。今日は特別に、普段はクルー(乗組員)用のエリアとなっている、トップデッキが一般解放。デッキはご覧のような賑わいに。船旅ならではの壮大な景色に、皆さん、夢中で写真やビデオを構えていたよう。そしてスエズ運河のハイライトと言えば、ムバラク平和大橋。大きな橋の下をくぐると、デッキからは大歓声があがりました。「WELCOME TO EGYPT」そう、運河を抜ければそこはエジプト。次港、エジプト・ポートサイドはもうすぐそこです!

2010年8月26日 なぜ戦争は続くのか

戦争は、非合理的なものである。戦士階級が生存理由を求めて戦争を続けているのだ——オーストリアの社会・経済学者、ヨーゼフ・シュンペーターが語ったという言葉を切り口に講座はスタート。マイクをとったのは、国際政治学者の高橋和夫さんです。テーマは、「なぜ戦争がなくならないのか」。高橋さんはその理由のひとつを「世界には、戦争を目的、生業とする人びとが存在し、また彼らは戦争という生き方しか知らないから」だと説明。私たちは戦争と聞くと、それがそれらの国の国家戦略であるように考えがちですが、政策や主義、体制とは関係のないところに戦争が繰り返される原因がある、と続けました。

2010年8月22日 ノルディック・ウォーキング

民間スポーツクラブのインストラクターを経て、2004年よりノルディックウォーキングの指導を専門に、年間100本以上のイベントや講習会などを行っているという畑顕治さんによる、ノルディックウォーキング企画がスタートしました。2本のストックを用いることで、通常のウォーキング以上の運動効果が得られると、近年日本でも人気のフィットネス。畑さんによる「正しい歩き方」はもちろんのこと、ストックを使用したストレッチなどの指導を受けながら、一緒に運動ができます。参加者からは「わかりやすい」、「ほめてくれるから、よりやる気が出る」という声も。船内でまた新しいブームが生まれそう。

2010年8月20日 サラーラ(オマーン)寄港

オセアニック号はかつて乳香の積出港として栄えた、オマーンの港町サラーラに寄港しました。船を訪れたのは、乳香を扱う商店が並ぶ市場のアル・フスン・スークです。このスーク、市場全体がエキゾチックな雰囲気と、何とも言えないいい香りに包まれていて、歩いているだけで楽しいんです。乳香は一見、石のようですが、乳香の木の幹に傷を付け、出てきた樹液が固まったものなんです。これを焚いて香りを楽しむのが一般的な使用方法。昔は口に含んでガムのように噛んだり、薬として使われることもあったそう。

2010年8月16日 コーチン(インド)寄港

オセアニック号はインド・コーチンに寄港。ここからは、近郊のスパイス農園を訪れました。農園に到着。オーナー一家が笑顔で迎えてくれます。女性たちから、キレイな花飾りを受け取って、さっそく農園散策へ。お昼は、農園で採れたスパイスを使ったインド料理。お皿になるのはバナナの葉っぱ。食べ方も手を使うインド流に挑戦。せっかく世界旅行をしているんだから、何事も経験してみないと、ですね。食事の後は、広大なスパイス農園を見学したり、カレーの作り方を教わったり、と思い思いの時間を過ごします。「本当はナイショなのよ」といたずらっぽく笑うお母さんからスパイスの調合も教わりました。

2010年8月15日 戦争と平和、そして憲法9条

水先案内人、池上彰さんと池田香代子さんによる対談企画。65年目の終戦の日にお二人が選んだテーマは、戦争と平和、そして憲法9条。ちょうど戦争に関するテレビ番組の収録を終えたところで日本を発ったという池上さんと、2008年に行われた『9条世界会議』の呼びかけ人でもある池田さん、それぞれの視点から、終戦から現在までの日本の歩みを語ります。「『空気』が時代を支配することの危うさ、それを私たちは知らなければなりません。『もう絶対に繰り返さない』と思い込んでいては、いつの間にかまた繰り返してしまうかもしれない」——そんな池上さんの言葉が印象深い講座となりました。

2010年8月15日 グローバルスクール公開トレーニング

洋上のフリースクールとして注目を集める、『グローバルスクール』。今クルーズでも、約30名の”生徒”がコミュニケーションを学んでいます。普段は、受講生のみ、クローズドにして行われているものですが、今日は特別に公開トレーニングが行われました。講師は、コミュニケーショントレーナーの西田弘次さんです。写真は、ワークショップの一幕。ランダムに選んだ相手に背中を預けてみようというものです。たったこれだけのことなのに、意外と難しいもの。また同時に、背中をポンッと支えてもらえた時、相手の手の力や暖かさを感じた時の安心感に驚くことも。

2010年8月13日 フルーツパーティー

シンガポール出港後の船内で、ピースボートお馴染みのイベントといえばこちら、フルーツパーティーです。会場では本船シェフによる、フルーツのカービング実演も。鮮やかなナイフさばきから、フルーツが美しいキャンパスとなり、また彫刻となる様子は「お見事!」の一言。今回のフルーツパーティーに登場したのは、14種類のトロピカルフルーツとマンゴーラッシー。日本ではあまり見かけない、ドリアンやマンゴスチンが特に人気だったよう。担当スタッフも、民族衣装や花飾りをまとった色鮮やかな装いで、南国ムードを盛り上げました。

2010年8月13日 「100人の村」が問いかけるもの

2001年の9月11日に発生した、米国・同時多発テロ。その後、1通のメールが人から人へ、世界を駆けめぐりました——。日本では後に『世界がもし100人の村だったら』というタイトルで出版されたこの物語。地球を小さな村に例えることで、世界の現状を描き、ベストセラーとなりました。船内講座に登場したのは、この物語を日本に広めた翻訳家・池田香代子さん。今日の講座では、この物語の誕生の背景や、池田さん自身が一番伝えたかったことをお話しいただきました。

2010年8月13日 報道という仕事 〜たとえば下村の場合〜

シンガポールを出港し、船内企画もそろそろエンジン全開。そんな中の登場が、水先案内人の下村健一さんです。かつてはTBSの社員として『スペースJ』をはじめとする報道番組のキャスターとして活躍。フリーとなった現在は、報道キャスターの仕事と共に、全国のNGOや地域ネットワークから生まれている市民メディアのサポートも続けています。下村さんが語ったのは、私たちが普段見ている報道の”舞台裏”とも呼べるもの。自身の体験から、報道記者たちが取材の中で抱える悩みや葛藤、そして報道の危うさや限界、さらにはそれを「突破」する可能性についてお話しいただきました。

2010年8月11日 シンガポール寄港

オセアニック号はシンガポールに寄港。マーライオンや、最近では新設のカジノなどで知られる国ですが、文化的にもたいへん面白い土地だということ、ご存じでしょうか?まず訪れたのはカトン(加東)という地区。ここは、マレー系・中華系・ヨーロッパ系の文化が融合して生まれたプラナカン文化の影響を色濃く受けた場所。お昼ご飯には、プラナカン料理「ラクサ」をいただきます。ラクサは、ココナッツミルクとシーフードをベースにした麺料理です。ココナッツミルクのコクと、魚介のスープ、そこにピリ辛の香辛料が相まって、後を引く味。シンガポールを旅行する際には、ぜひ堪能して欲しい一品です!

2010年8月10日 エベレストママさん

世界で39番目に、そして女性としては初めて、世界最高峰・エベレスト登頂を果たした登山家・田部井淳子さんが船内講座に登場!!子ども時代は「身体が弱くて体育の授業が大嫌いだった」という田部井さんですが、青春時代の山との出会いが転機に。しかし、そこからエベレスト登頂までには、想像もつかないような困難や偶然があったのです。参加者からは「パワフルな田部井さんの姿に勇気づけられた」という声があがっていました。

2010年8月8日 ダナン(ベトナム)寄港

地球一周の船旅は、最初の寄港地、ベトナム・ダナンに寄港しました。本日は、ベトナムの農村を訪れるプログラムに参加。訪れたのは、美しい田畑に囲まれたのどかな風景が広がるホアティン村です。まずはお昼ご飯の準備。村の皆さんからベトナム料理を習います。こちらは生春巻きの皮、ライスペーパーを作っているところ。ベトナムの家庭料理を教えてもらえるなんて、めったにない機会。作り方のコツをいろいろ教えてもらいながら、みんなで作ったお昼ご飯が完成!お味はもちろん、美味しいに決まってますよね!

2010年8月6日 枯葉剤ってなぁに?〜今も苦しむ子供たち〜

生物学の観点から、ベトナム戦争中に散布された「枯れ葉剤」に含まれるダイオキシンの研究を続けている、ミー・ドゥアンさんによる講座。テーマは、タイトルの通り、ベトナム戦争終結から30年以上を経てなお、大きな影響を与えている枯れ葉剤についてです。枯れ葉剤は、人々や自然に大きなダメージを与えただけでなく、今なお生まれてくる子どもたちに深刻な影響を与えていることを、データを示しながら語るミー・ドゥアンさん。無差別に人々とその未来を奪う兵器の恐ろしさと、こうした兵器を使わせてしまう、戦争というものについて考えさせられる講座となりました。

2010年8月6日 文章講座

元朝日新聞記者であり、数々の著作をもつジャーナリスト・伊藤千尋さんによる文章講座が開講!!文章のプロから直接指導を受けられることはもちろん、講座を通じて私たちにアツいエールを送ってくれた千尋さんが講師とあって、会場となったピースボートセンターにはたくさんの参加者が集まりました。講座内容は、千尋さんのたくさんの経験に裏打ちされた、取材時の心がけや、インタビューにおける工夫など、かなり実践的なものに。

2010年8月4日 地球で遊ぼう!

著書『毎日が冒険』『地球を遊ぼう』などで知られ、旅する若者らを中心に支持を集める、高橋歩さんが船内企画に登場!!現在も、家族4人で「無期限・世界一周の旅」の真っ最中だという高橋さんですが、そもそもの始まりは、「20歳の時、大好きな映画に憧れてカフェバーを始めたこと」だったと言います。小さなバーを起点に始まった、壮大な地球旅行——その姿に、今まさに地球一周の船旅に旅立つ自分自身を重ねた参加者も多かったよう。旅の始まりにふさわしい企画に、たくさんの参加者が耳を傾けました。

2010年8月4日 楽しく禁煙プログラム!〜タバコの真実・禁煙のススメ〜

地球一周を契機に「禁煙」にトライしてみたい——そんな声に応えて生まれた「洋上禁煙プログラム」。洋上講座には、このプログラムの講師で、日本禁煙学会理事の宮崎恭一さんが登場です。今回の講座は、まずはタバコについて知ることが目的。タバコがもたらすさまざまな健康への影響や、こうした影響に警鐘を鳴らす各国のタバコのパッケージについて、また対する日本のタバコメーカーや政府の対応などを語りました。タバコ業界を紐解くとそこには、喫煙者をしっかりと囲い込む企業・政府の思惑が見え隠れする現状に、「タバコ=嗜好品=個人の自由」とは言い切れないものを感じたという声も。

2010年8月2日 第70回ピースボート「地球一周の船旅」出航!!

いよいよ、ピースボート70回記念クルーズ「地球一周の船旅」が出航の日を迎えました。今クルーズの参加者は約1000人!お見送りの人は……ざっとそれ以上!たいへん賑やかな出航となりました。岸壁から手を振るお見送りの皆さん。岸壁と船の間は、大きな声を出せばぎりぎり声が届くくらいの距離。この距離の近さもまた、船旅ならではです。出航を知らせる汽笛が鳴り、いよいよ船が動き出しました。皆さん、声のかぎりに「行ってきます!」、「行ってらっしゃい!」と声を掛け合います。レインボーブリッジをくぐり、目指すは大海原。”80日間世界一周”の始まりです!

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