第75回地球一周の船旅(西アフリカ・黒海をめぐる新航路!!)

2012年1月 出航 船名:オセアニック

クルーズレポート

2012年5月4日 第75回「地球一周の船旅」帰港

1月に横浜港を出航し、21の港をめぐった第75回ピースボート「地球一周の船旅」。オセアニック号は地球一周の航海を終え、横浜港大さん橋国際客船ターミナルへ帰港しました。約100日前にスタートラインだったベイブリッジが、今日はゴールラインに。デッキには、懐かしい横浜の景色と、最後の船上からの景色をしっかりと目に焼き付けようと、たくさんの参加者が集まりました。「写真、送りますね」、「また必ず会いましょう」、「ありがとう、これからもよろしく」——たくさんの再会の約束を交わし、75回クルーズは終了。ここからまた、新しい日々の始まりです。

2012年5月2日 75回クルーズファイナルイベント

今夜は最後を飾る「ファイナルイベント」の日。会場中央のスクリーンでは、スライドショーが始まりました。出航から今日まで、赤道祭に洋上大運動会といったイベントはもちろん、何気ない船内のヒトコマ、寄港地で出会った人々……今クルーズの軌跡が映し出されます。そして「ピースボート合唱団」の皆さん。ドイツ語で第九を歌い上げると、会場からは割れんばかりの拍手が起こります。「この船で出会えた皆さんと、これからも仲良くしていけたら幸せですね」と笑顔で語る方、その言葉に大きく頷く皆さん。たくさんの思い出を胸に、終着地、横浜港はもうすぐそこです。

2012年5月1日 基隆(台湾)寄港

オセアニック号は、今クルーズ最後の寄港地、基隆に入港しました。お天気にも恵まれ、さっそく散策スタートです。向かったのは、基隆グルメが楽しめる仁三路周辺。400mほどの通りに、200近くの屋台が並びます。シーフードや焼き鳥、フレッシュフルーツ、かき氷など、どの屋台も美味しそう!! あちこち覗いてみた結論、どの屋台もすごく美味しい!!続いて訪れたのは、中正公園。小高い丘にあるこの公園、基隆市民の休日のレジャースポットに人気の場所なんだそう。ここからは、本船・オセアニック号ものぞむことができるとあって、参加者の写真スポットにもなっていました。

2012年4月30日 地大まる見え

ピースボート洋上の平和教育プログラム・地球大学。3ヶ月間の旅を通じて、世界の貧困や紛争、持続可能な社会などをテーマにゼミや寄港地でのツアーを重ね、学んできました。今日は、30名ほどの地球大学生による最後の成果発表が行われました。「良くも悪くも世界は繋がっていると感じた」、「貧困問題は途上国の問題だと思っていたが、先進国の問題だと思った」、「自分たちの行動をもう一度見直したい」——知識を得ること、現場を訪れること、当事者に出会うこと、行動する人びとと語り合うこと、そして自身が行動すること——地球一周を舞台に地球大学で学んだ彼ら、彼女らの帰国後の活躍に注目です。

2012年4月24日 シンガポール寄港

オセアニック号はシンガポールに寄港しました。インド系、マレー系、中華系など、さまざまな民族が暮らす多民族国家シンガポール。着岸後、さっそく街中へと繰り出します。訪れたのは、リトルインディア。その名の通り、インド系の人々が多く暮らす地域で、シンガポールの観光名所のひとつにもなっています。写真はヒンズー教の神ヴィシュヌを祀ったスリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院です。色鮮やかな彫像が目を惹きます。そして忘れちゃいけないマーライオン。夜にはライトアップされ、昼間とはまた違った趣を見せてくれます。高層ビル群を背に佇むマーライオン、何とも神秘的です。

2012年4月22日 洋上金婚式

洋上で結婚50周年、金婚式を迎えたのは木村喜郎さん、信子さんご夫婦です。アクターズバーでは、本船船長やクルーズディレクター・村石由里弥らによるささやかなパーティーが行われました。船長による乾杯の音頭の後、オセアニック号から、と贈られたのは額に入った本船の写真と記念品。この船で記念日を迎えたことを心からお祝いします、そんな船長のメッセージが込められています。お二人の記念日にご一緒させていただいた、こちらの方が何とも幸せな気持ちになる、そんな一夜となりました。

2012年4月21日 サリーの着付け教室

インドの民族衣装と言えばサリー。先日のインド寄港の際、お土産に購入された方も多かったよう。しかし、サリーの着付けは難しいもの。そこで、「せっかく買ったけど、着方がよくわからない」という声に応えて、着付け教室が行われました。会場のフリースペースには、色鮮やかなサリーを手に50名ほどの参加者が集まりました。皆さん、最初こそぎこちなかったものの、何度か練習するうちに着付けのコツがわかってきたよう。「覚えちゃえば一人でも着られそう。帰国したらホームパーティーの時に着てみたい!」なんて声も。鮮やかなサリー姿の皆さんに、華やかなひとときとなりました。

2012年4月19日 コーチン(インド)寄港

オセアニック号が寄港したのはインド・コーチンです。ここで参加したのは、ヨガ体験ツアーです。先生の指導のもと、ゆっくり、じっくり、1時間ほどかけて身体をほぐしていきます。柔らかな風が吹き抜ける中、気持ちのいい汗をかいたら15分ほど休憩。その後、いよいよヨガの呼吸法を学びます。ポイントは鼻で深く吸い、肺をしっかりと動かすことなんだそう。この呼吸法には身体の活力を回復させる効果があると言います。「こうした呼吸や瞑想を日常的に取り入れることで、心と体に安らぎが得られますよ」そんな言葉通り、ヨガ体験で皆さんすっかりリフレッシュできたよう。

2012年4月17日 GETスピーチフェスティバル!

インド洋を進むオセアニック号。約3ヶ月の地球一周の旅も、終盤へさしかかっています。そんな中行われたのが、洋上語学プログラムGETによるスピーチフェスティバル。受講生の皆さんが、旅を通じて学んだ英語・スペイン語を使ったスピーチを披露しました。クルーズが始まった頃は不安げだった受講生も多かったもの。しかし、今日は皆さん堂々と前に立ち、スピーチをしています。会場は立ち見が出るほどの超満員。笑いあり、感動あり、喝采ありの何とも温かな空気があふれます。全員のスピーチが終わると、どこからともなく大きな拍手がわき起こりました。

2012年4月17日 インディアナイト 

インド寄港を間近に控え、一足先にインド文化を体感する「インディアナイト」が行われました!オープニングはダンスチーム「ダンスアース」によるパフォーマンスから。インドの民族衣装であるサリーに身を包んだメンバーのダンスに、会場の熱気が高まります。続いて登場したのは、インド出身の本船のクルー3名。クイズ形式で、インドを紹介してもらいます。その多様性にインドの”深さ”を再確認。特に注目を集めたのは結婚式の作法についてです。豪勢な結婚式が数日間も続くと聞いて、会場からはどよめきが起こります。オセアニック号が目指すコーチン港はもうすぐそこ。インド寄港への期待が高まります!

2012年4月15日 アースデイ

地球環境について考える日として、各地で関連イベント等が多く行われるアースデイ。1970年、ウィスコンシン州のG・ネルソン上院議員が4月22日を「地球の日」とすることを宣言したことから始まったものです。オセアニック号でも4月14日・15日をアースデイとし、2日間にわたってたくさんの関連企画が行われました。生きていく上で、決して無関係ではいられない環境問題。それは、家族や友人との関係に似た「コミュニケーションの問題」とも言えるのかもしれません。私たちが地球環境とどうコミュニケーションを取るのか、どんな生き方を持って接するのか——さまざまなことを考える2日間になりました。

2012年4月12日 現代インドの「常識」を超えて

インド、デリー大学で教鞭を執る世界の安全保障問題の第一人者、アチン・ヴァナイクさんによる講座が行われました。テーマは、『現代インドの政治、経済、そして外交』。日本からインドを見た際、ひときわ注目を集めているのが著しい経済成長率や技術の発展、そして人口です。「例えばインド最大の都市ムンバイ。高収入を求めて人々が移り住み、人口は1900万人にまで膨れあがりました。しかし、うち55%の人々はスラム地区に暮らし、貧困状態にあるという統計もあります」5年後、10年後の世界を考える際、重要な位置づけにあると言われるインド。今後のアチンさんの講座にも注目です!

2012年4月12日 NPO・NGOって何なの?-私、勘違いしてたかも-

水先案内人・斎藤千宏さんによる講座。テーマは「NPO・NGO」です。「NPOは民間非営利団体。主に公益的活動をしている団体を指します。そしてNGOは非政府組織。もともとは国連が定義した言葉で、従来の国家の概念では捉えきれない、政府によらない主体を持つ団体を示す用語として普及しました」まずは、それぞれのざっくりとした違いを説明します。専門用語も多く、とかく”解説調”になりがちな内容も、斎藤さんの明快な語りにかかれば、スッと入ってくるもの。この旅を通じて、NPO・NGOに興味を持ったという方も多い中、斎藤さんの続く講座に注目が集まります。

2012年4月11日 インドの女性の地位 

インドにおける女性の地位の変遷について、水先案内人のパメラ・フィリポスさんにお話しいただきました。カースト制度によって身分が厳しく分けられていた時代、女性の地位はどのカーストにおいても低いものとされ、多くの女性たちが、教育の機会を与えられず、収入も低く危険な仕事に就かざるを得ない状況にあったと言います。カーストが廃止され少しずつ時代は動き始めているとはいえ、今なお教育や結婚といった場面において、女性の地位が軽んじられるケースもあるのが現状なのだそう。これから寄港するインドを”ジェンダーから見つめる”、そんな講座となりました。

2012年4月10日 エッセイの書き方

ご自身の趣味だというエッセイ執筆の経験を生かし、多くの人に書く楽しさを知ってもらいたいと、自主企画「エッセイの書き方」を開催したのは徳田正幸さんです。エッセイを書く上で一番大切なことは、テーマの選定だと言います。「書くテーマが決まったら、まずは関連する単語や語句を書き出し、短文にする。そしてそれをつなげて一つの文章にし、最後に文書の順番を決めて清書する」と語り、ご自身のエッセイ執筆の手法をホワイトボードを使って説明します。徳田さんの言葉に、エッセイに挑戦してみよう、と思われた方も多かったよう。参加者からは「今日から地球一周の思い出を書いてみたい」なんて声も。

2012年4月9日 ジェッダ(サウジアラビア)寄港

オセアニック号が寄港したのは、サウジアラビア第二の都市・ジェッダ。船内では、現地の学生や政府関係者ら約150人を迎えての、大交流会が行われました。写真は書道ブース。名前を伺い、漢字をあてて半紙に記してプレゼントします。少しの英語と身振り手振りを交えながら、漢字の持つ意味を説明する参加者も。「つたない英語ですが、何とか意味を伝えられて嬉しかった」と笑顔で話してくれました。短い時間ながら、さまざまな交流が行われた1日は、お互いにとても思い出深いものになったよう。ちょっぴり名残惜しい気持ちを抱きながら、船は次の港をめざします。

2012年4月7日 スエズ運河通航

世界一周クルーズのハイライトのひとつ、スエズ運河通航の日を迎えました。運河に入りしばらく進むと見えてきたのは、スエズ運河橋。通航量は年間1万4000隻、巨大なタンカーなども利用するスエズ運河に掛けられた橋だけに、水面から橋桁までの高さは実に70メートル!これは世界一の高さです。船が進むにつれて水面の色はだんだんと群青色に変わり、運河の終わりが近いことを教えてくれます。全長約190キロのスエズ運河を半日かけて通過したオセアニック号。その先に広がるのは紅海——いよいよ旅も終盤です。

2012年4月6日 ポートサイド(エジプト)寄港

地中海を抜けたオセアニック号はエジプトへ。ポートサイド港から向かったのは、悠久の歴史を紡いできた首都・カイロです。そこから訪れたのは、砂漠にそびえ立つ「ギザの三大ピラミッド」。左からクフ王、カフラー王、メンカウラー王と並びます。3つのピラミッドが並ぶ様子はまさに圧巻。そして3つのピラミッドを見守るように鎮座しているのは、ライオンの体と人間の顔を持つスフィンクス。鼻と口ひげは欠けているものの(※大英博物館にあります)、その存在感はピラミッドに劣りません。青空の下にそびえ立つピラミッドとスフィンクスは、”いつか見たかった風景”そのものです。

2012年4月5日 アラブの春

昨年1月、エジプトで起こった民主主義革命について、ピースボートスタッフで、フリージャーナリストとしても活動するヤスナ・バスティッチが語りました。講座では、この運動に携わったエジプトの人びとの声を紹介。高校生や大学生といった若い世代がこの運動に積極的に携わり、大きな原動力となったことが伺えます。講座後参加者からは、「インターネットによる情報伝達力は凄いものがある。しかし逆に、これを悪用される可能性だってある。両面を認識しておかないと」という声が。多くの意見や議論が交わされる講座となりました。

2012年4月5日 フォーマルディナー・パーティー

今夜は、普段よりちょっぴりオシャレを楽しむフォーマルディナーです。メニューも合わせて少しオシャレに和風懐石。シェフの「日本の春をモチーフにしました」という言葉通り、山菜おこわや鰹のたたきなどが彩り鮮やかに盛りつけられています。普段は談笑する人たちで賑わうフリースペースも、今日ばかりはダンスホールに早変わり。こうしたダンスパーティー、回を重ねるごとにダンスに加わる人が増えていきます。ステップを踏む足裁きも、すっかりこなれたものに。普段とはちょっと違う雰囲気になるフォーマルディナーの夜。皆さん、船旅ならではの一夜をゆったりと楽しまれたようです。

2012年4月1日 オデッサ(ウクライナ)寄港

オセアニック号は黒海に面した湾岸都市・オデッサへ寄港。着岸後、さっそく街へ出てみると、なにやらとっても賑やか。今日はちょうどエイプリルフールのお祭りが行われていました!4月1日はオデッサでは「笑いの日」と呼ばれ、人を楽しませる日とされているそう。私たちもよく知る「ウソをついてもいい」というのも、この”人を楽しませる”が由来になっているよう。楽しみ、楽しませる、をテーマに仮装をした人びとが、軽快なリズムで街を練り歩きます。参加者の多くも4月1日にオデッサに寄港できた幸運を心から楽しんだ方が多かったよう。2012年のエイプリルフールは、特別な1日となりました。

2012年3月31日 コンスタンツァ(ルーマニア)寄港

地球一周の船旅は、美しい自然と中世の面影を残す街並みが残るルーマニアの首都・コンスタンツァ港に寄港しました。今回は、ルーマニア革命に縁のある地を巡り、当時の様子を学びます。水先案内人の伊藤千尋さんも、ジャーナリストとしてルーマニア革命の現場に立ち会ったひとり。伊藤さんが感じた当時の様子や、出会った人々の声をお話しいただきました。革命から20年が経過し、当時の出来事は「歴史」となっています。しかし、チャウシェスク元大統領の処刑をはじめ、当時の報道を鮮明に覚えているという方も少なくありません。観光だけでは知り得ないルーマニアを体感する、貴重な1日となりました。

2012年3月31日 ブルガス(ブルガリア)寄港

オセアニック号は、ピースボート初寄港・ブルガスに寄港しました。港からバスで約50分、やってきたのは古代都市・ネセバル。3000年もの歴史を持ち、街中のあちこちに歴史的建造物が残ることから、1983年には世界遺産にも登録された街です。写真は聖ソフィア聖堂。6世紀頃に作られた、ネセバルでも最も古いバシリカ(教会堂)のひとつです。ネセバルは歴史的建造物もさることながら、海を望む風景も大きな魅力。周囲を海に囲まれた地形にあるため、海沿いの散策ルートがたくさんあるんです。キラキラと輝く海を見ながら歩くだけでも何とも楽しいもの。 古代遺跡のロマンを堪能する1日となりました。

2012年3月29日 イスタンブール(トルコ)寄港

「東西文明の十字路」と呼ばれる街、イスタンブールに寄港したオセアニック号。ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国と3代続いた大帝国の首都の歴史を持つこの街には、当時の様子を伝える数々の史跡が残されています。港から旧市街へは電車で15分ほど。訪れたのは、地元の人も多く訪れる市場。人びとの生活の様子がうかがえます。この土地ならではのお菓子や様々な香辛料が並ぶ様は見ているだけでも楽しいもの。もう一つ、中東最大の市場ともいわれる「グランドバザール」では、かわいらしいランプや絹織物が並んでいます。店員さんと値段交渉をしながら買い物をするのも、市場ならではの楽しみです。

2012年3月28日 自由を求めた東欧革命

中南米、ヨーロッパ、米国などで取材した国際ジャーナリスト伊藤千尋さんが洋上講座に登場!本日は、伊藤さんが特派員時代に経験した2つの革命についてお話しいただきました。1989年11月、東西ドイツを隔てる象徴だったベルリンの壁が崩壊。その翌月、伊藤さんは東欧チェコの首都・プラハの広場にいました。同時期にあったルーマニア革命では、弾丸がすぐ脇を飛び交う中で取材を進めたと言います。激動の世界を現場で見つめてきた伊藤さん。そのアツい語りに引き込まれたという参加者も多かったよう。明日以降も続く伊藤さんの講座に、ますますの注目が集まりそうです。

2012年3月28日 3.11後の世界〜カフェスロー〜

本日は、水先案内人の吉岡淳さんが主宰するオーガニック料理店「カフェスロー」についてお話いただきました。カフェスローで提供する料理は、お店の裏の畑で栽培した有機野菜や玄米によるもの。市場に出すような農業はできなくとも、ランチメニューとしてなら、と提供を始めたところ、連日大行列が出来るほどの人気店となりました。「いずれは、子どもも年配の方も関係なく交流できる施設をカフェの隣に併設したい」という吉岡さんのアイデアに刺激を受けたという参加者も多かったよう。旅もそろそろ終盤へと向かう頃。「これから」を考える一助となる吉岡さんの企画には、さらなる注目が集まりそうです。

2012年3月26日 知りたい、聞きたい、中東のいま

オセアニック号船内で行われている「第2回中東非核地帯会議」。これは、ピースボートが行っている中東非核地帯プロジェクト「ホライゾン2012」によるもの。2010年のNPT再検討会議において「中東非核地帯のための国際会議を2012年に開催する」と決定したことを受け、市民社会から喚起を促そうと活動しています。今日の講座はこの「中東非核地帯会議」を参加者の皆さんに紹介するもの。壇上には、軍縮運動指導者で社会政治活動家のシャロンさん、カイロ大学で政治学や紛争解決を学ぶハイディさん、イラン人医師として軍縮活動に携わるシャリエールさんが並び、中東地域の現状と非核への道筋について語りました。

2012年3月23日 チビタベッキア(イタリア)寄港

オセアニック号が寄港したのは、チビタベッキア。古くからローマの外港として栄えた港町です。ローマまでは電車で1時間ほど。訪れたのは、古代ローマ遺跡のシンボル的存在の「コロッセオ」です。周囲527メートル、高さ48.5メートル、5万人近くを収容することができたといわれるとあり、その存在感たるや圧倒的。コロッセオの地下には迷路のような空間があり、競技場として使われていた当時は、楽屋や舞台裏として使われていました。古代ローマ時代から現代まで、人類の歩みをそのまま今に伝えるローマの街。皆さん、どこを切り取っても深い歴史と文化を感じさせる景色が続くローマの虜となったよう。

2012年3月22日 モナコ寄港

地球一周の旅は、モナコに寄港しました。その美しさから”リヴィエラの真珠”とも称される土地。ここから向かったのは大公宮殿です。800年もの伝統を継承するこの宮殿が建設されたのは、1215年。 ルイ15世のサロンや、青と金色の調和が美しいサロン、巨大なルネッサンス様式の暖炉のある王冠室、カラレ大理石で出来た二重階段など、挙げればキリがないほど。いずれも豪華で美しくてきらびやかで……思わずため息をもらす参加者も。大公宮殿からは、モナコの街を一望することが出来ます。真っ青な空と真っ青な海——眼下に広がるのはまさに絶景!有名なF1モナコグランプリもここから観戦できるそう。

2012年3月21日 マルセイユ(フランス)寄港

バルセロナに続いてオセアニック号が寄港したのは、フランス最大の港町マルセイユ。訪れたのは、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ寺院です。海抜154メートルの小高い岩山の上に建つ、白い教会の塔の上には、街のシンボルでもある聖母マリア像が地中海の彼方を見つめています。長い石階段を登った先に建つ寺院からは、マルセイユの街並みを一望出来ます。穏やかな風の吹く中、そのすばらしい眺望にしばし言葉を失います。美しい自然と歴史的建物に囲まれたマルセイユの街を堪能し、港で待つオセアニック号へ。印象的な街並みの寄港地が続く地中海、次の目的地はモナコです!

2012年3月20日 バルセロナ(スペイン)寄港

オセアニック号が寄港したのは、スペイン第二の都市、バルセロナ。さっそく街へと繰り出し、ランチにチョイスしたのは、スペインの代表料理「パエリア」です。サフランのいい香りと、新鮮なエビや貝など魚介の旨味が広がります。食後には、本場のフラメンコショーを観覧!情熱的なギターと歌声に乗ってダンサーがステージに登場。しなやかに、時に激しくステップを踏みます。40分にわたる圧巻のショー、ラストは出演したすべてのダンサーがステージに上がり、全員で力強いダンスを披露。ポーズを決めると客席からは大歓声があがります。バルセロナの文化と食を堪能する、充実の1日になりました。

2012年3月19日 今だからこそ出来る東北応援のカタチ〜元気トリップ編〜

「東北をより身近に感じてほしい」とNPOオンザロードと旅行代理店HISが共同で企画している、「石巻元気トリップ」。これは、東京から石巻を訪れ、地元の人たちと一緒にご飯を食べたり話をしたり、復興へのお手伝いをしたりと、交流と旅行をセットにしたものです。ツアーの食事も一工夫。参加者はエビやマグロといった魚介を自身で購入、その場で海鮮丼にして頂けるようになっています。これらはもちろん地元でとれたもの。地球一周を通じて、旅の魅力やそのチカラを知る参加者だけに、こうした「支援」に関心を抱いた方も多かったよう。「次の旅の目的地は東北」なんて声も多く聞かれる講座となりました。

2012年3月17日 カサブランカ(モロッコ)寄港

オセアニック号はカサブランカに寄港しました。日本からは遠く離れた土地ながら、最近は日本語を学ぶ学生たちも増えているそう。今回レポートするのはそんな学生たちとの交流会の様子です。10人ほどのグループに分かれ、まずは自己紹介。続いて親睦を深める伝言ゲームです。お題を隣の人に耳打ちして伝えていくゲームですが、意外と長いフレーズに、日本語が母国語であるはずの私たちの方が苦戦する様子も。ゲームを通じて、皆さんすっかりうち解けたよう。モロッコの人びとの温かさに触れ「モロッコが大好きになっちゃった」という声も。新しい友人に別れを告げ、船は次の港バルセロナへと向かいます。

2012年3月15日 ラスパルマス(カナリア諸島)寄港

本船はカナリア諸島のラスパルマスに寄港。スペイン領ですが、地理的にはアフリカ寄り、また大西洋を挟んでカリブ・中米からの文化も加わり、独自の文化を築いてきました。今回は、このカナリア文化を学ぶプログラムからレポートします!まずは食文化を体験。挑戦したのはカナリア伝統のベイクドポテト、「パパス・アルガダス」など3品です。見慣れない調味料や、トマトやパプリカを豪快に丸挙げするなどの調理行程に、皆さん興味津々です。自分たちで焼いたパン、赤ワインと一緒に美味しくいただきました。午後にはラスパルマスの伝統舞踊や音楽を鑑賞し、カナリア文化を満喫する1日となりました。

2012年3月14日 超簡単!地雷教室

ピースボートスタッフ上泰歩(うえ・やすほ)による地雷教室が洋上で行われました。無差別に人を傷つける上に、何十年も地中に残り、戦争や紛争が終わった後も土地を奪うことから、地雷はその非人道性を指摘されてきました。「地雷の目的は人を殺すことではなく、手足を奪うこと。被害者は手足を失ったまま、その後の生涯を生きなければなりません。地雷をすべて除去しない限り『地雷があるかもしれない土地』は使えません。地雷は人間の感情を利用して追い詰め、被害者の人生を奪い、紛争後の復興すら妨げるんです」地雷の凄惨さと除去活動の必要性を改めて学ぶ時間となりました。

2012年3月12日 セネガル(ダカール)寄港

オセアニック号はセネガルのダカールに寄港。ここから訪れたのは、ダカールの沖合3キロほどの地点に浮かぶゴレ島です。ここはかつて奴隷貿易の拠点となり、多くの人びとが奴隷として各地へ送り出された歴史から、「負の遺産」として世界遺産にも登録されています。訪れたのは「奴隷の家」。この2階建ての家は、奴隷商人のための住まいでした。「アフリカは、強国に支配され翻弄され続けました。今では、奴隷貿易を行った人たちを憎む気持ちはありませんが、その事実を忘れることはありません」ガイドさんは静かに話します。負の歴史を繰り返さないために歴史を学ぶ、その大切さを痛感する1日となりました。

2012年3月11日 「3.11」から1年

東日本大震災から1年を迎えた今日、洋上でも多くの関連企画が行われました。その時、日本時間14時46分から1年となる船時間午前5時46分、夜明け前のデッキには150名ほどの参加者が集まり、黙祷をささげました。そして夜、復興へのメッセージが書かれたキャンドルに火が灯されます。潮風に揺れる小さな炎を見つめながら、東北に思いをはせる時間に。1年前のあの日のこと、今日までの日々、自分にできること、それぞれに「3.11」への思いを再確認し、静かに1日を終えました。

2012年3月10日 UPA国際協力プロジェクト

フリースペースで行われているのは「UPA国際協力プロジェクト」による支援物資の仕分け作業です。出発地・横浜港で船に載せたたくさんの物資から、次港・セネガルで降ろすサッカー用具と文房具を広げ、ひとつひとつ点検。サッカーボール、空気入れ、鉛筆、ノート、折り紙などを、しっかりと使えるものか、汚れたり壊れたりしていないか確認したら、届け先別に袋や箱に詰めていきます。こうして仕分けられた物資は、セネガルの学校などに届けられます。

2012年3月9日 アフリカンナイト

セネガルへと向かうオセアニック号の船内で、「アフリカンナイト」が開催されました!オープニングはジャンベの音色に合わせたアフリカの歌の合唱から。この歌声に導かれるように、この間行われていた水先案内人ラティール・シーさんのジャンベワークショップ参加者による演奏が続きます。ラストは真打ち登場!ラティールさんがジャンベを披露します。力強いジャンベの音とラティールさんの深い歌声に、会場は一気に引き込まれます。軽快なリズムに身を委ねると、自然と身体が動き出します。皆さんすっかりジャンベに魅了されたよう。一足早くアフリカの風が訪れた船内、向かうセネガルはすぐそこです!

2012年3月7日 マスカレードパーティ

今宵開催されたのは、マスカレードパーティー。それぞれにユニークな仮面と艶やかな衣装、時に奇抜なコスチュームに身を包んだ参加者がパーティー会場に集まりました。皆さんの衣装も、民族衣装をアレンジしたもの、和服にモダンな仮面を合わせたもの、かと思えば思い切って着ぐるみに挑戦!……と本当にさまざま。特に大きな喝采を浴びたのは、社交ダンスチームの皆さん。素晴らしいダンスが艶やかな一夜を彩ります。全てのパフォーマーがステージに集まり、ショーは閉幕。ショーの出演者も観客も、いつもと違う自分になって、この時を楽しむ。そんな熱気あふれるパーティーとなりました。

2012年3月6日 ピラティスインストラクター養成コース

本日お邪魔したのは、洋上で行われている「ピラティスインストラクター養成コース」。水先案内人・原田枝里さんの講座で学び、試験に合格すればピラティスの国際ライセンスが取得できるという特別講座とあって、参加者の表情は真剣そのもの。元来は負傷兵のリハビリ・エクササイズとしてドイツで生まれたピラティス。正しい身体の動かし方と呼吸法を身に付ければ、骨盤の歪みや骨格バランスが整うのだそう。最近ではプロスポーツ選手も、身体のケアや体幹の筋力トレーニングに取り入れるなど、注目を集めています。資格取得を目指し、受講生の皆さんは実習と座学を積み重ねていきます。

2012年3月6日 9条とアフリカ

セネガルに向かうオセアニック号。行われたのは、アフリカの政治・経済・文化などに関する書籍も多く著している勝俣さんによる講座です。そのテーマは、「日本国憲法9条とアフリカの繋がり」。豊潤な土地に恵まれ、本来は「豊か」だったアフリカ大陸は、欧州諸国による侵略と奴隷制度によって多くの資源が奪われました。「経済格差と環境問題はアフリカだけでなく、人類が抱える大きな問題」と語る勝俣さんは、「日本国憲法の理念は、人類が生き残る指針として、現実的なものとなってきている」とも指摘します。アフリカの歴史と現在を学び、平和憲法の持つ意味を考える時間になりました。

2012年3月5日 「世界の食卓」ワークショップ

「食卓から世界を考える」をテーマに行われたのは、水先案内人・冨田沓子さんによるワークショップです。国連が制定した貧困半減などを掲げた8つの目標「MDGs(ミレニアム開発目標)」達成のために活動するNGOの運営委員を務め、現在は国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」日本支部で活躍する冨田さん。食生活から世界の食糧事情と、日本の食卓が世界に及ぼしている影響について考えました。「食卓」から世界を見るという視点は、多くの参加者にとって新鮮なものに。世界の飢餓人口10億人、肥満人口8億人と言われる中、MDGs達成に必要なこととは何なのか。多くを考える企画となりました。

2012年3月5日 アフリカで国際協力

企画者はピースボートスタッフ・山下夏沙。大学卒業後、青年海外協力隊として勤務したウガンダ共和国での体験を語りました。「電気も水道もガスもなく、主食はバナナ。地元のNGOの方と一緒に家々をまわって子どもたちに勉強を教える——そんな毎日でした」滞在中に撮影したたくさんの写真を交えながら、自身の勤務内容やウガンダの生活を紹介。出会った人びとの明るさや力強く生きる姿が、特に印象に残っていると言います。日本ではあまり知る機会のないウガンダ共和国に、参加者の皆さんも興味津々。次の旅の行き先候補はアフリカ!——企画を通じて、そんな思いを抱いた方もいるようです。

2012年3月3日 ひな祭り撮影会

今日は桃の節句——ということで、フリースペースにはひな祭り特製の撮影ブースが登場。お内裏様とお雛様になって記念撮影ができる特設パネルには、終日、たくさんの参加者が集まりました。このパネルをよく見てみると、五人囃子と三人官女は、この間ご乗船いただいている水先案内人の方々がモデルになっているんです。ひな祭りの日を洋上でというだけでなく、こんな水先案内人の皆さんと一緒に迎えました、という記念にもなる粋な演出です。夕食も今夜はひな祭り仕様。ちらし寿司や桜のアイスクリームなど、華やかなメニューが並びました。洋上で迎えるひな祭り、皆さんしっかり満喫されたようです。

2012年3月3日 夢と冒険(1)〜原点〜

アウトドアメーカー「mont-bell」の創設者、辰野勇さんが船内企画に登場!冒険家にとって大切な資質は集中力・持続力・決断力、そして経営者にとって最も大切なのは「決断力」だと辰野さんは言います。「将来を見据えて困難な方を選ぶ決断力。と言っても、登山家というのは恐がりなんです。雨や風の心配ばかり。天気が良くても常に備えをするんですから」冒険家の心を持って、経営者として決断する——そんな辰野さんの言葉に感銘を受け、また何よりもその温かな人柄にすっかりファンになったという方も多かったよう。明日以降も続く辰野さんの講座、ますますの人気となりそうです。

2012年3月1日 ハバナ(キューバ)寄港〜本場キューバでサルサ・フェスティバル!〜

キューバ寄港の夜、行われたのはサルサ・フェスティバル!フェスティバルには地元の子どもたちも参加。おそろいの蜂のコスチュームがカワイイ!しかし、子どもと言ってもあなどれません。歌も演奏もダンスも、素晴らしいパフォーマンス。思わず見とれてしまいます。私たちも、サルサワークショップで磨いてきたステップで音楽を楽しみます。音楽はカラダで楽しむもの——この間、イベントやワークショップを通じて学んできたこと。サルサのステップができなくたって、問題ありません。音楽に委ねて自然と身体を動かせばそれでOK!楽しめればそれがイチバン!それぞれがキューバの夜を堪能しました。

2012年3月1日 ハバナ(キューバ)寄港〜グローバル・ヒバクシャ・フォーラム〜

本船はキューバの首都・ハバナに寄港。市内中心部では、「グローバル・ヒバクシャ・フォーラム」が開催されました。これは、ピースボートとキューバ政府によって開催が実現したもの。キューバ政府からの招待で、参加者有志約740名が参加しました。登壇したのは、船旅に参加している10名の被爆者のほか、タヒチで行われた核実験の被爆者、チェルノブイリ原発事故関係者、キューバ国際大学の学生、そしてフィデル・カストロ前議長。被爆者の証言や福島第一原発の現状、そしてカストロ前議長の語る核廃絶の難しさ。改めてこうした声を聞き、私たちにできることは何なのかを考える時間となりました。

2012年2月29日 キューバンナイト!

キューバ寄港を明日に控え行われたのは、「キューバンナイト!」。心地よい海風の吹くプールデッキ中央にはダンスフロアが設置され、イベント開始前からたくさんの参加者で賑わいます。水先案内人でキューバ伝統ダンスの講師、ヨレシキ・ラブラダ・ノリスさんも、軽快なサルサダンスを披露。ヨレヒキさんによるダンスワークショップ参加者も加わり、陽気な音楽に合わせてステップを踏みます。会場からは手拍子と歓声が飛び、見よう見まねでダンスに飛び入り参加する方も。キューバサルサ、楽しい!キューバへの寄港がますます楽しみになる、アツい一夜となりました。

2012年2月27日 モンテゴベイ(ジャマイカ)寄港

オセアニック号は、ジャマイカのモンテゴベイへと入港しました。船を降り、向かったのはモンテゴベイに次ぐ第二の観光都市・オーチョリオスです。このツアーでトライするのは、「ダンズ・リバー滝上り」。水着に着替えて準備万端。滝のふもとへ向かいます。しっかりと体をほぐしたら、ガイドさんの指示に従って、手を取り合いながらゆっくりと滝を登っていきます。頂上へ着いたら、もちろんこれは欠かせません、記念撮影。皆さん、本当にいい笑顔です。みんなで水しぶきをあびながらの滝上り、爽快かつエキサイティングな体験は、皆さんの思い出の一ページにしっかりと刻まれたようです。

2012年2月26日 災害ボランティアの全て

ピースボートでは東日本大震災発生以降、被災地への支援活動を続けています。マイクを取ったのは、ピースボート災害ボランティアセンターの代表理事を務める山本隆。ピースボートにおける災害支援活動の歴史や、東日本大震災における活動について語りました。山本が初めて災害支援活動に携わったのは1995年の阪神淡路大震災。ピースボートも多くのボランティアを募集し、さまざまな活動を行いました。この経験はその後の支援活動の糧になっていると言います。ピースボートでは現在も石巻市で支援活動を継続中。「人こそが人を支援できる」そんな山本の言葉が印象的な講座となりました。

2012年2月25日 クリストバル(パナマ)寄港-キャノピーでパナマの自然体験

昨日パナマ運河を通航したオセアニック号、本日寄港したのはパナマのクリストバル港です。ここでは、豊かな自然を体感するプログラムをレポートします!訪れたのは、ナマケモノやタイランチョウ、カイマンワニといった貴重な野生動物が生息する熱帯雨林。ガイドさんの解説を聞きながらしばらく行ったところで、ガイドさんが足を止め森の奥を指さします。じっと目を凝らすと、真っ黒いホエザルが木の葉をくわえてこちらの様子をうかがっていました!その姿のカワイイこと!この出会いでホエザルさん、ツアー参加者の人気者に。パナマの美しい熱帯雨林を体感する、大満足の1日となりました。

2012年2月24日 パナマ運河通航

横浜出航からちょうど1ヶ月、オセアニック号は地球一周のハイライトの1つ「パナマ運河」通航の日を迎えました。今日は特別に、船の最上階にあたるトップデッキが一般開放され、朝早くから多くの参加者がその運河通航の様子を見守りました。パナマ運河の特徴は「階段式運河」、前後の水門に挟まれてできたプールに水を入れることで船が階段を上るように、上がっていくのです。後半はこの仕組みを逆にして下ります。3万8千トンのオセアニック号が、”階段を上下”する様はまさに圧巻!!最後の階段を下ればそこはカリブ海、船は運河の出口の港、クリストバルへ入港します。

2012年2月23日 原発はいらない

軍縮教育家の水先案内人、キャスリン・サリバンさんの洋上講座・テーマは原発です。東日本大震災と、それに伴う東電・福島第一原発事故からもうすぐ1年。原発事故による放射能汚染は、復興を阻む大きな壁となっているだけでなく、人々の故郷を奪い、また多くの人々の生活に不安を与えています。ピースボートで核軍縮や脱原発プロジェクトの運営を担うスタッフの川崎哲は、「核や原発の問題もヒバクシャの問題も、経済発展や国家の安全保障の名の下に隠されてしまいがち」と言います。まもなく迎える3月11日に向けて、私たちにできることは何なのか。その日に向けて考える講座となりました。

2012年2月18日 カヤオ(ペルー)寄港

オセアニック号はカヤオに寄港。今回は「MINNATSOP(ペルー働く子ども・若者全国運動)」という団体を訪問しました。迎えてくれたのは元気いっぱいの子どもたち。お互いに自己紹介の後、子どもたちと一緒にコミュニティを散策します。明るい笑顔の子どもたちに元気をもらうと共に、多くを考えさせられた、という参加者も多かったよう。はつらつとした姿は日本の子どもたちと変わりませんが、大きな違いは、彼らは働いていること。それも嫌々ながらではなく、誇りをもって仕事に取り組み、家計を支えているのです。「良い/悪い」の二択では捉えることのできないペルー社会の”今”にふれる1日となりました。

2012年2月12日 洋上大運動会

晴れ渡った青空の下、洋上大運動会を開催!誕生月ごとに、赤・青・黄・白の4チームに分かれた参加者が、それぞれのチームカラーを身につけて続々とデッキに集まります。この日最も盛り上がった競技は、各チーム18名が参加して3分間で一番多く飛べたチームが勝ち、という「大縄跳び」。各チーム、練習の中で編み出した”秘策”があったようですが……皆さん前半は苦戦気味。残り1分にどれだけ数を重ねられるか、競技も応援も、会場の盛り上がりも最高潮に!全競技が終了——、優勝を見事勝ち取ったのは……黄色組の皆さん!皆さん本当にお疲れ様でした。さぁ、今夜は盛大に打ち上げです!

2012年2月11日 平井慶祐カメラ講座

ルールは素敵だと思う写真を撮ること、そしてシャッターを押すのは3回まで——そう話すのは、NPO「On The Road」の活動を記録しているカメラマンの平井慶祐さんです。好きな被写体を見つけ、好きなアングルを探し、好きなタイミングでシャッターを切るのが”平井流”。いい写真かどうかは他人が決めることじゃない、自分が心から「いい」と思えれば、それがいい写真、と続けます。写真講座の参加者も思い思いにシャッターを切り、互いの「渾身の一枚」を見せ合います。次々と発表される新鮮な写真に、皆さん大盛り上がり。地球一周の旅は始まったばかり、素晴らしい写真がたくさん生まれそうです!

2012年2月9日 台風12号和歌山水害支援報告

2011年9月、和歌山県を襲った台風12号の甚大な被害を受け、ピースボート災害ボランティアセンターは復興支援のためにスタッフを派遣。今日行われたのはその報告会。当時の状況や今の課題について、和歌山で活動したピースボートの鈴木隆之が語りました。和歌山での活動を通じて、支援は地元の方々とのネットワークを第一に行うものだと改めて感じたという鈴木。活動は2ヶ月ほどで一区切りを迎えましたが、「今後は僕自身の体験をきちんと伝えていくことが大切だと思っています」と語りました。改めて、今後も起こりうる災害に向けたネットワーク作りと、支援のあり方について考える場となりました。

2012年2月8日 ラジオ体操

早朝のプールデッキの恒例企画と言えばラジオ体操!出航翌日から毎日開催、毎回150名ほどの参加者が集まる、人気企画となっています。参加者の皆さんは、すっかり顔なじみのよう。「おはようございます」の挨拶はもちろん「今日は起きれました」なんて声も聞こえてきます。スピーカーからお馴染みの音楽が流れれば、自然と身体が動きます。伸びの運動ではあちこちから「うぅぅ〜」なんて声が漏れてくることも(笑)。でも、この「うぅぅ〜」な感じも朝のひとときですよね。

2012年2月8日 初心者のためのスペイン語文法

「スペイン語はカタカナ発音に近いので覚えやすいですよ!」そんな呼びかけで始まったスペイン語教室。講師を務めるのは、洋上語学プログラム・GET(Global English / Espanol Training)のコーディネーター・伊豆有加です。スペイン語=スペインで話されている言葉、と思いがちですが、中南米やポルトガル、イタリアでもスペイン語は使えます。世界で20カ国4億人がスペイン語を使っているのだそう。今日の講座で習ったのは、基本の言葉。いくつかの単語を練習し、最後はもちろん「グラシアス!(ありがとう)」で終了。次港ペルーを皮切りに、スペイン語圏の寄港地が続く地球一周の船旅。スペイン語クラス参加者はますます増えそうです。

2012年2月6日 パペーテ(タヒチ)寄港

横浜を出航して約2週間。オセアニック号は最初の寄港地、パペーテに寄港しました!港からフェリーで約30分、到着したのはモーレア島!ここはタヒチを代表するリゾート地のひとつ、何とものんびりとした空気が流れています。島をぐるりと散策した後は、お昼ご飯。メニューには、タヒチ風カルパッチョの「ポワソンクルー」とパンの実をチョイス。いずれも地元産の新鮮な食材ばかりで、本当に美味しい!食事のお供には、タヒチ名物のヒナノビールを。美味しい料理でお腹いっぱいになったら、サンゴ礁の海から届く柔らかな風に吹かれながら、ビール片手にのんびり——何とも贅沢な時間を堪能しました。

2012年2月2日 ピースボート落語会

イタリアで建造されたオセアニック号ですが、今日ばかりはラウンジの雰囲気が一転。寄席会場が登場しました!まず登場したのは、水先案内人の那須仁さん(ミュージシャン)と三線奏者の関口さん。演奏したのは『おじい自慢のオリオンビール』という何とも陽気な一曲です。一気に和やかムードになったところで、クルーズディレクター村石由里弥が南京玉すだれを披露。盛り上がったところでいよいよ真打ち、関西の噺家・切磋亭琢磨さんの登場です!皆さん軽妙な語りに耳を傾け、また大笑いし、落語の魅力を存分に楽しまれたよう。終始大盛り上がりのうちに落語会は終了。素晴らしい一夜となりました。

2012年2月1日 ジャム・カリンバ・一五一会セッション

水先案内人のカリンバ奏者・Bunさんと、一五一会講師の那須さんによる音楽ワークショップの開催です!「カリンバ」は日本語訳するならば「親指ピアノ」。両手のひらで楽器を包むように持ち、両親指でキーを弾いて音を出します。そして「一五一会」とは、ギターと三線を合わせたような楽器。奏法はギターそっくりですが、ネックを押さえる左手は人差し指一本でOK、というのが大きな特長です。楽器の仕組みや音の出し方を習ったら、いよいよ参加者みんなでセッション。カリンバと一五一会の優しい音色に、皆さんすっかり魅了されたよう。この企画、明日以降、ますますの盛り上がりとなりそうです。

2012年1月30日 夏だよGOGO!夏祭り

日本は1年で一番寒い時期でしょうか?太平洋を南下中のオセアニック号洋上は、夏真っ盛りです!快晴の空の下、行われたのは夏祭り!!会場には、浴衣姿の方もたくさん。団扇を帯にさして、夏気分満開です。熱気あふれる会場に、威勢のよいかけ声と共に登場したのは御神輿!その名も「WORLD元気御輿」です。この御神輿はNGO法人「On The Road」によるもの。石巻の人びとや復興支援に関わるボランティアらのメッセージをのせた御神輿は、この船で世界を巡り、世界の声を携えてまた石巻へ「凱旋」する予定です。法被姿の担ぎ手が、かけ声を掛け合いながらデッキを練り歩く迫力に会場は大盛り上がり!

2012年1月30日 日本人にとっての文化、アイデンティティとは?

アイヌの歴史や文化の継承活動を行うNGO「ヤイユーカラの森」運営委員長の計良光範さんとフリーライター中原さんによる対談企画が行われました。継承すべき日本の文化や「私たちのアイデンティティ」とは何なのか——北海道の先住民族アイヌを切り口に考察します。「ピースボートの面白さは、世界各地の人びとと出会えること。その出会いからさまざまなものを得て、それを持ち帰り広めていくことができれば日本という国も少しずつ変わっていくのではないでしょうか」。地球一周という特別な100日間にどれだけのものを受け取ることができるのか。旅への思いを再確認したという参加者も多かったよう。

2012年1月29日 ヒバクシャは海を超えて

1924年、日本占領下の朝鮮半島で生まれ、20歳の時「日本軍軍人」として広島で被爆した郭貴勲(カク・キフン)さん。「終戦後、私を含め多くの韓国人が広島から母国へ戻りました。そのうち90%もの人びとが原爆の後遺症に苦しめられました。貧困のために適切な治療を受けられなかった人たちもたくさんいます。本当にたくさんの仲間が亡くなりました」——穏やかに語る郭さんの言葉に、「核」がもたらす多くの問題を改めて考えさせられたという参加者も多かったよう。3.11以後、核への意識が高まる中、貴重な示唆を与えてくれる郭さんの講座にますますの注目が集まります。

2012年1月27日 タヒチアン・ガビの活動の半生

水先案内人ガブリエル・テティアラヒさんによる、今クルーズ最初の講座。自身が創設した、タヒチ先住民族の文化継承を行うNGOの活動や、現在も仏領にあるタヒチの独立運動などを、ガビさんの半生と共にお話しいただきました。日本では時に「楽園」と呼ばれ、リゾート地のイメージが先行するタヒチ。しかしそこには、フランスの占領によって先住民族の文化やアイデンティティが奪われ、人々の生活や命を無視した核実験が行われるなど、決して忘れてはならない歴史があります。タヒチ寄港時には、ガビさんの活動の現場を訪れるプログラムも実施予定。これからタヒチまでの洋上講座にも注目が集まります。

2012年1月27日 ノルディックウォーキング

出航から3日が経ち、皆さんそろそろ船内生活にも慣れてきたよう。スッキリと晴れ渡った青空の下、ノルディックウォーキングが始まりました。これは、この旅を通じて洋上では毎日行われる洋上カルチャースクールのひとつ。2本のポールを使って歩くことで、通常のウォーキングよりも全身の筋肉を動かすことが出来ると、大注目のエクササイズなんです!デッキには、ノルディックウォーキングの開講を楽しみにしていたという皆さんが、専用ポールを携えて集合。しっかり食べて、しっかり動く——ココロにもカラダにもこれが一番。ノルディックウォーキング、3ヶ月の人気企画になりそうです。

2012年1月26日 未来につなぐ−世界のヒバクシャから学ぶ

ヒロシマ、ナガサキの被爆者と共に地球一周し、被爆証言を通じて非核の声を世界へと発信する「ピースボートおりづるプロジェクト」。今クルーズには、10名の被爆者が乗船しています。プロジェクトを通じて被爆者が乗船し航海を行うのは、今回が5回目。企画では、プロジェクトの概要やこれまでの航海の報告、そして昨年3月11日の東日本大震災に伴う東電・福島第一原発事故以来高まる、国内外からの「非核」、「脱原発」への動きを紹介する企画が行われました。日本の被爆者の声を世界へと発信するだけでなく、世界の被爆者ともつながり非核を訴えるこのプロジェクト。今後の展開にさらなる注目が集まります。

2012年1月26日 Sandii Bunbunファーストライブ

ピースボートの船旅をより有意義なものへとナビゲートしてくれる、水先案内人の皆さん。今クルーズの水先案内人企画、トップバッターとなったのが「Sandii Bunbun」。伝統フラの継承者でダンサー、シンガーとして活躍するSandii (サンディー)さんと、カリンバ(親指ピアノ)を始めとする民族楽器奏者・Bun (ブン)さんによるライブの始まりです!ライブは中盤から弦楽器奏者の那須仁さん、ダンサーの宮崎奈保子さんも加わり、迫力のあるパフォーマンスが繰り広げられます。集まった参加者の皆さん、柔らかな音楽にすっかり魅了されてしまったよう。明日以降始まる、お二人のワークショップにも注目です!

2012年1月24日 第75回ピースボート「地球一周の船旅」出航!

いよいよ第75回ピースボート「地球一周の船旅」、出航の日を迎えました!出発地である横浜港大さん橋国際客船ターミナルには、朝から続々と旅立つ皆さんが集まってきます。昨日までの雪模様が嘘のように、空は青く晴れ渡り、すばらしい出航日和となりました。岸壁には平日にもかかわらず、お見送りの方々もたくさん集まりました。「いってらっしゃーい!」、「気をつけてね!」と、声を掛け合い、大きく手を振ります。そして、待ちに待った船出の時、いよいよ地球一周クルーズのスタートです。これからどんな出会いや感動が待っているのか——たくさんの期待を乗せ、オセアニック号は大海原へ!

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