地球一周の船旅 2026年4月 Voyage123(アフリカ・ヨーロッパ&アラスカコース)
クルーズレポート
GETスピーチフェスティバル
ピースボートクルーズでは、旅をしながら洋上で語学を学ぶプログラム「GET(Global English Training)」を実施しています。英語の他にスペイン語のクラスもあり、単語や文法などをただ覚えるのではなく、「伝えたいこと」を実際に「伝える」ためのコミュニケーションや異文化理解を大切にしています。この日は、これまでレッスンを受講してきた方々によるスピーチ発表の場が設けられ、それぞれの学習の成果を、学んだ言葉を使って発表しました。旅で得た気づきや、自分が立てた目標の達成度など、語られる内容は多岐に渡りましたが、そこには世界を旅しながら身に着けた自信や喜びがあふれていました。
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[クルーズコレクション]刺激に満ちた旅の中で、新しい学びの扉をひらく
バンクーバー(カナダ)に入港しました
近代的な都市機能と、豊かな自然の調和が魅力のバンクーバーに寄港しました。見どころ豊富なバンクーバー、まずは港の対岸に位置するスタンレーパークへ。針葉樹林の森に美しい海岸線、先住民族の歴史が感じられるトーテムポールを眺めるなど、都会のオアシスを堪能しました。他にも、石畳の敷かれたレトロな街並みをめぐり、市街地にあるキャピラノ渓谷で大自然を舞台にアクティビティを楽しむなど、行く先々で充実のときを過ごし、船はバンクーバーの地を離れました。
バンクーバーの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]ピースボートでゆく世界の寄港地-バンクーバー編-
『泳ぐ魂』映画上映会
カナダの先住民族の元族長であり作家のベブ・セラーズさんが監督を務めた、ドキュメンタリー映画の上映会が行われました。『泳ぐ魂』と題されたこの映画では、カナダのフレイザー川を遡上するサケの回遊を通して、「儀式としての生」という先住民族の精神世界を描写しています。上映前には先住民族と自然保護に関するベブさんのトークも行われ、お話や映画を通して、サケと、それを糧に生きる先住民族との深い関係を学ぶことができました。
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[水先案内人紹介]ベブ・セラーズさん
ライブペインティング完成セレモニー&オークション
壁画アーティストのアドリーさん、カルロスさん姉弟が手がけてきたライブペインティングの完成を記念して、お披露目を兼ねた特別なセレモニーが開催されました。舞台となったアトリウムには大勢の方が集まり、最後に作品にサインが入れられる瞬間を見届けました。
その後、完成した作品を対象としたチャリティーオークションも実施され、たくさんの方にご参加いただきました。オークションでの売り上げは、ピースボートが20年以上に渡り何度も訪問している、ベネズエラ北西部のラグアイラ州で6月24日に発生した大地震の緊急支援募金に充てさせていただき、ラグアイラ全体で音楽教育をおこなう団体「エル・システマ」を通じて、緊急支援と復興支援へ役立てられます。
ベネズエラ地震への緊急支援についてはこちら
(NGOピースボートのサイトへ移動します)
洋上ミュージカル
ご自身の好きなことや興味関心に合わせて、さまざまな体験にチャレンジできるピースボートクルーズ。この日は、参加者有志の皆さんによる洋上ミュージカルが上演されました。セリフや演技はもちろん、歌やダンスも何度も練習を重ねたという作品は、わずか3週間という練習期間とは思えないほどの完成度。年齢や国籍を超えて、さまざまな人が舞台に上がるさまは、ピースボートクルーズならではの光景でした。キャストの皆さんの情熱あふれるパフォーマンス、そして“好き”を楽しむその姿に、客席からは大きな拍手が送られました。
広島・メキシコ友好壁画に込めた思い
壁画アーティストであるアドリー・デル・ロシオさん、カルロス・アルベルトさん姉弟は、昨年広島空港の壁面に、核のない世界を願って『広島・メキシコ友好壁画』を描きました。この日の講座では、クレーンを使って制作をしている様子をはじめ、プロジェクト実施に至った背景や、お二人が作品に込めた思いなどを語ってくれました。広島とメキシコで核廃絶運動を牽引してきた人びとや両国を象徴する花や鳥、笑顔の子どもたち――制作者の思いを聞いた上であらためて眺める壁画からは、核なき世界への力強いメッセージが感じられました。
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[水先案内人紹介]アドリー・デル・ロシオ Adry del Rocioさん カルロス・アルベルト Carlos Alberto GHさん
名前を奪われた少女
この日の水先案内人講座に登壇されたのは、カナダの先住民族の元族長であり作家のベブ・セラーズさん。強制的な先住民族同化政策によって幼少期に名前を奪われ、生まれ持った文化を消し去るために寄宿学校へと送られたご自身の体験を語ってくださいました。間もなく寄港するバンクーバーが属するカナダのブリティッシュコロンビア州には、独自の文化や言語、伝統をもつ先住民族の人びとが29万人以上暮らしているといわれています。苦難の道のりを辿った先住民族の人びとの歴史にふれ、学びを深めた時間となりました。
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[水先案内人紹介]ベブ・セラーズさん
洋上ライブペインティング
船内中央に広がるアトリウムではじまったのが、メキシコ人壁画アーティストのお二人によるライブペインティング。世界各地で巨大壁画や、平和をテーマにした作品を手がけてきた、アドリー・デル・ロシオさん、カルロス・アルベルトさんの姉弟が、大きなキャンバスに作品を描いていきます。周囲で見学していた方々も、お二人の巧みな筆さばきや色の重ね方にすっかり釘付けに。作品が出来上がっていく過程を、興味深く見入っていらっしゃいました。
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[水先案内人紹介]アドリー・デル・ロシオ Adry del Rocioさん カルロス・アルベルト Carlos Alberto GHさん
ジャマイカで考えた、支援のかたち
先日寄港したジャマイカのモンテゴベイは、世界中から観光客が集まる同国有数のリゾート地。一方で、経済格差や不安定な雇用環境、失業者やハンディキャップを抱える人へのセーフティーネットの不足などから、家を失いホームレスとなる人びとが社会問題となっています。この日の企画では、モンテゴベイ寄港時にこうした人びとを支援するNPOが活動・運営するシェルターを訪れたツアー参加者の方々による報告会が行われました。施設の見学や現地の方々との交流を通して学んだこと、感じたことをご自身の言葉で語られた参加者の皆さん。現場を訪ねることで見えてくる、人とのつながりや尊厳、支援のあり方など、とても貴重なお話をきくことができました。
Ocean Upcycleプロジェクト ワークショップ
毎日さまざまな表情を見せてくれる海とともに、世界をめぐる私たちの旅。しかし、近年は海洋汚染、とりわけ海洋プラスチックの問題が世界的にも報じられています。NGOピースボートでは、世界の海でビーチクリーンなどを実施しながら海の美しさや豊かさを守ろうという『Ocean Upcycleプロジェクト』を立ち上げ、捨てられてしまうモノに手を加え、新たな価値を生み出す取り組みを続けています。この日は、これまでのビーチクリーンで回収されたプラスチックゴミを使用して、オリジナルのピンバッジを作るワークショップが行われました。参加された皆さんは楽しそうに手を動かしながら、旅の思い出にもなる“世界にひとつだけ”のアート作品を制作していました。
デッキで過ごす時間
船の7階部分には、船体をぐるりと周回するウォーキングデッキがあります。体力維持を兼ねてのウォーキングはもちろん、ベンチに座って風や波を感じながらリフレッシュするなど、さまざまな過ごし方が叶うスポットです。美しい海の色、癒しを誘う波音――どこまでも続いてゆく海の景色は、どれだけ眺めても飽きることはありません。
サッカー交流
現在開催中のサッカーW杯の共催国でもあるメキシコは、中南米を代表するサッカー強豪国。マンサニージョでは、地元の若者たちとサッカーを通して交流を深めるツアーも開催されました。はじめは少し緊張気味でしたが、ともにボールを追いかけるうちに、お互い自然と笑顔がこぼれます。試合後は一緒にメキシカンランチを囲み、日本から持参したサッカーボールを手渡すこともできました。遠く離れた国で同じ時代を生きる人びとと過ごしたかけがえのない時間――言語や文化のちがいを超えて友情を育んだ、思い出に残るひとときとなりました。
マンサニージョ(メキシコ)に入港しました
太平洋に面したメキシコの港町、マンサニージョに寄港しました。美しい海岸線に彩られたマンサニージョは、多くのクルーズ客船が訪れるメキシコ屈指のリゾート地。名物であるカジキマグロの大きなモニュメントに迎えられたあとは、中米らしいカラフルな街並みの散策へ。ランチには新鮮な魚介類をマリネしたセビッチェに、タコスやワカモーレなど、楽しみにしていたメキシコ料理もいただき、この街の多彩な魅力を味わうことができました。
ナイトプール
夜風を感じながら、特別なロケーションで楽しむ夜のプール――この日はいつもとは趣向を変えて、夜のプールデッキを舞台に「洋上ナイトプール」が開催されました。ライトアップされたプールは雰囲気抜群、ご友人と一緒にゆったりくつろぐなど、皆さんそれぞれのスタイルでナイトプールを楽しんでいました。
海図の書き方
水深や海岸の地形などを記載した“海の地図”である海図は、船の安全な航行には欠かせないもの。本船では豊富な航海経験をもつ事務局長が、毎日手書きで海図に船の現在地を書き入れ、参加者の皆さまに向けて掲示しています。この日は海図がどのように書かれているかを学ぶ講座が開かれ、参加者の方々は熱心にメモを取るなど、海図の読み解きや書き込みに取り組んでいました。
太平洋で眺める夕日
パナマ運河を渡り太平洋を北へと航海中の船。4月の出航以降、太平洋、インド洋、大西洋、カリブ海と幾多の海を渡り、そして再び太平洋へとたどり着きました。毎日、海や空を好きなだけ眺められるぜいたくな日々も、残り一ヶ月弱。この日も、雲間から夕焼けがのぞく幻想的な夕日を眺めながら、あらためて地球を旅する素晴らしさを感じました。
メキシコの多彩な文化にふれる
メキシコ・マンサニージョ寄港を控えたこの日、一日を通してメキシコの文化を体感しようとさまざまな企画が開催されました。船内各所には参加者の方が作ったメキシコの伝統的な切り絵「パペルピカド」が飾られ、メキシコを代表するお祭り「死者の日」についての講座や、メキシカングルメの定番・タコスの楽しみ方を紹介する企画など、船上はメキシコ一色に。見て、学んで、楽しんで――メキシコのさまざまな文化にふれ、マンサニージョ寄港がさらに楽しみになりました。
メキシコ民族舞踊団ラストショー
ニューヨークから乗船中の、「Casa Hogar Los Angelitos A.C 民族舞踊団」の皆さん。これまで素晴らしいパフォーマンスステージはもちろんのこと、メキシコの歴史や文化、ダンスのワークショップなど数々の企画で船内を盛り上げてくださいました。この日はそんな舞踊団の皆さんによるラストステージが行われ、初披露のダンスを含む圧巻のパフォーマンスで会場を魅了しました。超満員となったシアターは熱気に包まれ、ダンサーの皆さんの弾ける笑顔に客席からは盛大な拍手が送られました。
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[水先案内人紹介]NPO Casa Hogar Los Angelitos A.C 民族舞踊団
古都アンティグアへ
グアテマラの高地に位置し、スペインの影響を受けたバロック建築と植民地時代の多くの教会遺構が残る古都アンティグアを訪れました。かつてグアテマラの首都として栄え、世界遺産にも登録されているアンティグア。コロニアル様式の美しい街並みを散策し、十字架がそびえる小高い丘の上からアグア山を望むなど、古都アンティグアの象徴的な景色を楽しみました。
マヤ文明最大の遺跡 ティカルへ
グアテマラでは2日間の滞在というメリットを活かし、北部にあるマヤ文明最大の都市遺跡「ティカル」を訪れることができました。紀元前から建設が始まり、西暦300年~800年頃に最盛期を迎えたティカルには、高さ65mに及ぶ急勾配のピラミッドや神殿をはじめとした、約3,000もの建築物が点在しています。一番の見どころであるⅣ号神殿とよばれるピラミッドの頂上へ登ると、鬱蒼とした木々がまるで遺跡を隠すように生い茂る様子が見て取れます。文明の滅亡とともにジャングルの中で眠り続けた遺跡を訪れ、神秘的な雰囲気を肌で感じた、忘れられない体験となりました。
プエルトケツェル(グアテマラ)に入港しました
太平洋を航行し、中米グアテマラの港町プエルトケツァルに寄港したパシフィック・ワールド号。国土は比較的小さいながらも、古代マヤ文明の遺跡や世界遺産の古都など、魅力的な見どころが豊富に揃っています。寄港初日のこの日は、内陸の高地にある美しい湖「アティトラン湖」へ。約8万4000年前の大規模な火山噴火によってできたカルデラ湖の向こうには、3つの美しい成層火山の姿も――雲をまとった幻想的な風景に心癒されるひとときとなりました。
グアテマラの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]虹を織る人びとに出会う旅へ
メキシコ民族舞踊の歴史
先日のショーでは華麗な踊りを披露してくれた、水先案内人の「Casa Hogar Los Angelitos A.C 民族舞踊団」の皆さん。この日は「メキシコ民族舞踊の歴史」をテーマに、華やかな踊りの裏にある歴史的背景や美しい衣装の詳細を解説してくださいました。植民地時代にヨーロッパから流入した文化と、メキシコの伝統が融合して生まれた踊りや衣装からは、独特な優美さが感じられます。衣装の細部まで見せていただくなど、会場の皆さんはメキシコの文化の奥深さを楽しまれていました。
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[水先案内人紹介]NPO Casa Hogar Los Angelitos A.C 民族舞踊団
メキシコの芸術
社会や人びとのエネルギーがそのまま形になったような、圧倒的な力強さを感じさせる壁画や、鮮やかな色使いが大胆に組み合わされた絵画など、目を奪うような芸術作品が多数生まれた国、メキシコ。この日の講座では、20世紀初頭に興った壁画運動の中心となったシケイロスやオロスコの壁画、また世界的にも知られる画家フリーダ・カーロや建築家のルイス・バラカンなど、メキシコを代表する芸術家たちの作品が紹介されました。
路上に生きる子どもたち
先日の講座では、中米をはじめとする世界各地でジャーナリストとして取材を続けてきた経験をお話しくださった水先案内人の工藤律子さん。この日は、世界に1億人以上いるといわれるストリートチルドレンたちの現状やその背景についてお話しいただきました。なぜ子どもたちは、大人の保護を受けられないハイリスクな路上暮らしを選ばざるを得ないのか――30年以上世界各地で人びとの声を聞き続ける工藤さんとともに、格差が広がる社会の構造や、尊厳ある生き方を考えました。
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[水先案内人紹介]工藤 律子さん