地球一周の船旅 2026年4月 Voyage123(アフリカ・ヨーロッパ&アラスカコース)
クルーズレポート
神戸港に帰港しました
世界一周クルーズを終え、パシフィック・ワールド号は神戸港に帰港しました。旅の間にできたご友人や、いつも船室や客室で顔を合わせていたクルーたちとのお別れは名残惜しく、「元気でいてくださいね」「また一緒に乗りましょう!」そんなやりとりが至るところで交わされていました。
遥か4万kmの地球をめぐる壮大な旅は終わりを迎えますが、この旅で生まれたつながりはずっと続いてゆく――。笑顔で手を振り船を降りて行く皆さんの姿が、この旅が充実したものであったことを物語っているようでした。
横浜港に帰港しました
大勢の参加者の皆さんを乗せたパシフィック・ワールド号は、無事に横浜港に帰港しました。船のデッキから横浜の街並みを眺めると、約3か月前にこの地を出港したことがよみがえり、あらためて「地球を一周して帰り着いたんだ」という気持ちになります。船内ではご友人同士で連絡先を交換したり、笑顔で記念撮影をしたりと、名残惜しいひとときを過ごす方たちの姿もありました。
「また必ず会いましょうね」――そんな言葉を交わしながら、横浜で下船される方たちは旅の思い出がつまった“我が家”に別れを告げ、ゆっくりと船を降りていかれました。
ベネズエラサポートコンサート
ベネズエラの首都カラカス近郊で6月24日に発生した巨大地震。同国史上最大ともいえる被害が発生する中、NGOピースボートは地震発生後から現地のカウンターパートナーと密に連絡を取り合い情報を集め、支援活動を開始しています。
先日船内で開催されたチャリティーオークションでは、多くの方の温かいご支援が寄せられました。また、ベネズエラ出身の本船専属ミュージシャン「Venezuelan Vibes」のメンバーたちによる、故郷の美しい光景をバックに素晴らしい音楽を奏でるコンサートも開催されました。ベネズエラの人びとの暮らしが一日も早く復旧し、復興に向けて歩みだせるよう願いを込めて――。美しい音色に包まれた超満員の会場から、遠くベネズエラへ想いを馳せるひとときとなりました。
フェアウェルセレモニー
これまで何度も開催されてきたクルージングパーティーも、いよいよ今回が最後。この日は『お別れ』を意味する「Farewell」をテーマに、セレモニーやパーティーが開催されました。会場となったアトリウム周辺には大勢の方々が集まり、船長の挨拶とともにグラスを掲げ、和やかに旅を締めくくりました。皆さんそれぞれに記念撮影やご歓談、ダンスを楽しまれるなど、見ているこちらも心が温かくなる光景が広がる、特別な一夜となりました。
難民・移民と私たち
ライターとして取材活動を続ける傍ら、日本に住む難民や移民の方々を知り・関わり・応援するためのチャリティーフェス『難民・移民フェス』の実行委員を務める熊崎敬さん。そして、映画監督で在日コリアン2世の金聖雄さんによるトーク企画が行われました。お二方には、私たちの社会の中に存在する「外国人」という境界について幅広くお話しいただき、日本に暮らす難民・移民の方々の背景や生活、文化について学び、考える機会となりました。
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[水先案内人紹介]熊崎 敬さん
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[水先案内人紹介]金 聖雄 キム ソンウンさん
かけがえのない瞬間を思い出に
朝起きると、目の前には果てしなく続く海。青い空、心地よい海風、そして美しい朝日や夕日。そんな当たり前ながらもかけがえのないシーンとともに過ぎる旅も、残りあとわずかです。約3か月かけてさまざまな国や地域を、そして雄大な海をめぐった旅に想いを馳せながら――今、この瞬間も刻一刻と姿を変える美しい景色を心に刻みます。
金聖雄さん監督最新作上映会+トーク
この日、船内のシアターで行われたのは、映画監督で水先案内人の金 聖雄(キム ソンウン)さんが手がけた最新映画『うそがほんとに ほんとがうそに』の上映会。2024年に無罪が確定した袴田事件と、未だ再審裁判の扉が開かない狭山事件という2つの冤罪事件を並べ、無実を訴えるそれぞれの家族の日常から、日本の司法制度の残酷さを浮き彫りにした作品です。今夏の一般公開に先駆け本クルーズで初上映されるという大変貴重な機会となり、終演後は金さんにこの映画に懸けた想いなどをお聞きするトーク会も行われました。
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[水先案内人紹介]金 聖雄 キム ソンウンさん
「はじめての水彩画」最終展示会
カルチャースクールのラインアップで、社交ダンスと並んで人気を誇るのが「はじめての水彩画」クラスです。デッサンから彩色まで、講師の先生が丁寧にサポートしてくれる安心感もあり、多くの方が旅をしながら思い思いの作品を描いてきました。今日の最終展示会では、壁一面を個性豊かな作品が埋めるなか、大勢の方が入れ代わり立ち代わり鑑賞に訪れていました。お知り合いの絵を見つけて喜んだり、描かれたモチーフから寄港地の思い出話に花が咲いたり――これまでの航海で紡いできた、色鮮やかな感動が詰まった作品の数々を、皆さん楽しまれていました。
失われゆく氷の世界
先日の講座では、海をテーマにさまざまな観点からお話を聞かせてくれた水先案内人の王 淼(ウァン・ミャオ)さん。この日は、2019年から南北極探検隊員として数十回も極地へと赴いた経験から、大自然の驚異と刻一刻と進む気候変動のリアルについて語ってくれました。極地が放つ一瞬の輝きと、今そこにある危機――王さんの撮影した映像と視点を通じて、あらためて地球という星がもつ美しさと儚さを目の当たりにしました。
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[水先案内人紹介]王 淼 ウァン・ミャオさん
世界をめぐった私たちが今、能登にできること
国内外の災害支援活動や、災害に強い社会作りに取り組む非営利団体「公益社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)」のスタッフと、クルーズディレクターの対談企画が行われました。
発災から2年半が経過した能登半島地震。能登の「いま」はどんな状況なのか――現地で継続的に支援を続けるからこそ見えてくる必要な支援のかたち、そして世界をめぐった私たちだからこそ繋げる支援のバトン。語らいを通して考えを深めるなかで、「いま自分に何ができるのか」を問う企画となりました。
PBVについてはこちら
※公益社団法人ピースボート災害支援センターのページへ遷移します
W杯 スタジアム場外の熱戦
北中米を舞台に、連日白熱した試合が続くサッカーW杯。選手たちの気迫あふれるプレーはもちろん、そのプレーに一喜一憂するサポーターたちもW杯を彩る存在です。サッカー専門誌や総合スポーツ誌のライターとして活躍されてきた水先案内人の熊崎敬さんは、50を超える国や地域を訪れるなかで、人びとのサッカーに対する熱量や応援の仕方のちがいを感じてきたと語ります。試合だけでなく、スタジアムの外に広がる“サッカーのある光景”に目を向けることで、W杯を別の視点から捉え、見つめることのできる貴重なお話を聞かせてくださいました。
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[水先案内人紹介]熊崎 敬さん
カルチャースクール社交ダンス発表会
クルーズ中の楽しみのひとつとして、多くの方が参加されるのが「洋上カルチャースクール」。特に人気の社交ダンスは、経験者はもちろん、乗船をきっかけに始めた方まで、それぞれのレベルに合わせたレッスンが好評です。この日は社交ダンスのレッスンに参加されてきた方々の集大成となる、最後の発表会が開催されました。船内一の規模を誇るシアターの舞台で、優雅にステップを刻むメンバーの皆さん。ジルバ、ワルツ、タンゴ、ブルース、ルンバ、チャチャチャ、マンボと多彩な演目で、パートナーと息の合った踊りが披露されました。これまでのレッスンでともに汗を流してきた皆さんの充実した表情に、満員となった会場からは惜しみない拍手が送られました。
カルチャースクールの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]毎日が充実!洋上カルチャースクールを楽しむ
冤罪をテーマに撮り続ける理由
2004年に映画監督としてデビューした、水先案内人の金 聖雄(キム ソンウン)さん。数々の作品を世に送り出すなかで、「冤罪」と闘う人びとと出会い、以来こだわりをもって映画を撮り続けてきたと語ります。この日の企画では、金さんが制作してきた冤罪をテーマとしたTV番組やプロジェクトの映像を観ながら、なぜ冤罪をテーマに映像を撮り続けるのか、その想いなどをお話しいただきました。
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[水先案内人紹介]金 聖雄 キム ソンウンさん
最後の出港式
ウィッティアを出発する際、本クルーズ最後の出港式が開催されました。参加者の方々から想いのこもったスピーチが披露されたほか、寄港地や船内での日々を振り返る映像が上映され、皆さんが笑顔で乾杯を交わす充実したときを過ごしました。
アラスカの素晴らしい自然に囲まれた船上で、クルーズの思い出、そしてこれからの日々に思いを馳せるひととき――。クルーズの終わりにはまだ少し早いものの、あらためて旅することの喜びや感謝の気持ちを、周囲の方々と共有し合う時間となりました。
ウィッティア(米国)に入港しました
パシフィック・ワールド号は、今クルーズの最終寄港地となるウィッティアに寄港しました。カレッジフィヨルドを擁するプリンス・ウィリアム湾の西端に位置するこの町は、自然豊かで美しい光景と出会える場所です。素朴で可愛らしい雰囲気の市街地をゆっくり散策される方や、少し足を延ばして州都アンカレッジを訪れる方など、楽しみ方はさまざま。雄大な大自然に囲まれた同地で思い思いのときを過ごし、皆さんの“我が家”である船へと帰りました。
カレッジフィヨルド遊覧
昨日のハバード氷河に続き、この日はいくつもの氷河が集中する景勝地・カレッジフィヨルドの遊覧が行われました。船がカレッジフィヨルドを進むと、周囲には切り立った険しい山々と緑の森、そして迫力ある氷河の姿が見えてきました。船をぐるりと囲むデッキからはフィヨルドのさまざまな景観が楽しめ、空や海の表情も相まって、遊覧時間はあっという間に過ぎてゆきます。約6時間に及んだ遊覧をたっぷりと堪能し、船はフィヨルドの入り口へと無事帰着。いよいよ最終寄港地となるウィッティアへと向かいます。
海の未来を守るための挑戦
海洋保護を目的としたNPO「ベター・ブルー」の創立者で、ダイビングインストラクターでもある水先案内人の王 淼(ウァン・ミャオ)さん。ご自身の“仕事場”でもある海の美しさ、そして脆さを目撃し続けてきたと語られます。
海に魅了され、その未来を守るために走り続けてきた10年に及ぶ挑戦と冒険の物語、そして地球の71%を占める海が直面するリアルな課題など、海をテーマにさまざまな観点から奥深いお話が語られました。
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[水先案内人紹介]王 淼 ウァン・ミャオさん
アラスカフィヨルド遊覧
いよいよ今クルーズのハイライトのひとつ、アラスカフィヨルドのクルージングがはじまりました。この日は、全長約122kmの巨大なハバード氷河の付近を遊覧しました。観光で訪れることができる氷河としては、北米最大級を誇るハバード氷河。デッキには防寒着を身にまとった方々が大勢集まり、大迫力の氷河や、どこまでも続く青と白の世界に魅了されていたようでした。また、遊覧中は温かい船内からフィヨルドの景観を楽しまれた方も。船室のバルコニーをはじめ、レストランやカフェの窓越しからも氷河やフィヨルドを眺めるなど、思い思いのスタイルでアラスカの自然美を堪能されていました。
私のライフストーリー
大学卒業後に就職し、その後独立して商売をはじめるも失敗。「何かやりたい、できるんだ」という想いを胸にくすぶらせながら東京へ。そして、料理写真家の助手を経験し映像の世界へ――。そんなご自身の歩んだ道のりを語られたのは、映画監督で水先案内人の金 聖雄(キム ソンウン)さんです。山あり谷ありの人生を経て映画監督になるまでの金さんのライフストーリーに、会場を埋めた方々は熱心に耳を傾けていました。
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[水先案内人紹介]金 聖雄 キム ソンウンさん
アラスカの歴史と民族、氷河と野生動物たち
間もなくはじまるアラスカフィヨルド遊覧、そしてウィッティアへの寄港を控えたこの日、ピースボートクルーズでは“アラスカの達人”としてお馴染みの安藤正康さんの講座が行われました。現地で長年に渡って旅行会社の代表を務めるなど、アラスカ観光のスペシャリストである安藤さん。アラスカの大自然をはじめ、そこに息づく歴史や文化についてなど、多方面から解説していただきました。未だ見ぬアラスカでの雄大な自然景観や動物たちとの出会いに思いを馳せながら――アラスカの魅力を存分に感じる有意義な時間となりました。
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[水先案内人紹介]安藤 正康さん
ライター熊崎敬ができるまで
サッカー専門誌や総合スポーツ誌を経て、現在はフリーランスのライターとして活躍されている水先案内人の熊崎敬さん。スポーツライターとして世界50ヵ国以上を旅する中でたどり着いたのは、難民や移民支援の現場でした。この日の講座では、取材先で遭遇した驚きのエピソードから、外国人の支援に携わるようになった経緯まで、これまでのご自身の歩みがたっぷりと語られました。
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[水先案内人紹介]熊崎 敬さん
自主企画 最後の発表会
ピースボートクルーズならではの催しである「自主企画」。参加者自身が企画・実施し、趣味や好きなことを通じて交流を深めるなど、クルーズライフの楽しみには欠かせないものです。
この日は旅のフィナーレを前に、集大成となる発表会が行われました。合唱やダンス、バンド演奏やマジックなど、この旅の中で実に多彩な企画が日々練習されてきたことがわかるように、1日をかけて3部構成のステージが展開されました。
客席で観覧された方々も、ステージに立つご家族やご友人に声援を送り、会場全体で大きな盛り上がりを見せました。それぞれのクルーズライフを感じながら旅を振り返る、心温まる時間となりました。
マンサニージョ交流ツアー報告会
先日のマンサニージョ寄港では、現地の若者たちと一緒にサッカーを楽しむツアーと、厳しい生活環境にある子どもたちの保護施設を訪問するツアーが催行されました。いずれも、現地のNGOや団体等の協力によって実現しているピースボートならではの特別な「交流ツアー」です。
この日は、この2つの交流ツアーの報告会が行われ、子どもたちとの交流のひとときや支援物資を届けた際の様子が、参加者の方々自身の言葉で真っ直ぐに語られました。
安らぎの音色
日々さまざまな音楽が響く、船内中央のアトリウム。この日は、弦楽器とピアノで構成されたカルテットが美しい音色を奏でていました。クラシックはもちろん、ときには私たちに耳馴染みのあるポピュラー曲も演奏され、会場にはお子さんやお孫さんと一緒に楽しそうに聴いている方の姿も見受けられました。専属ミュージシャンたちの演奏は、旅の毎日に心地よい安らぎを与えてくれます。