地球一周の船旅 2026年4月 Voyage123(アフリカ・ヨーロッパ&アラスカコース)
クルーズレポート
差別を自分ごとにするために
上智大学外国語学部教授で、文化心理学をご専門とする出口真紀子さんの講座が開催されました。日本とアメリカにほぼ同年数滞在した経験をもとに、東洋と西洋の心理的差異や差別の心理を研究されている出口さん。講座では、「立場の弱い少数派をどう助けるか」という視点で語られがちな、差別問題の裏に存在する“マジョリティ(多数派)の特権”に焦点を当て、構造的な差別をなくすためにできることをお話ししてくださいました。
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[水先案内人紹介]出口 真紀子さん
オールディーズナイト
船内のバーから聴こえてきた楽しげな音楽――。この日は、1950年代から80年代のヒット曲を楽しむ「オールディーズナイト」が開催されました。本船専属バンドの生演奏に合わせて、歌やダンス、手拍子を交えて会場は大盛り上がり。
皆さん思い思いのスタイルで、時代を超えて音楽がつなぐ、活気に満ちた夜となりました。
ノーベル平和賞特別洋上展がなぜピースボートに?
毎年ノルウェーのオスロで開催される、ノーベル平和賞の授賞式。それに併せてノーベル平和センターで開催される「ノーベル平和賞企画展」が、2025年4月よりピースボートクルーズの船内で「洋上特別展」として公開されています。なぜ世界をめぐる船の上で、これらの展示がおこなわれているのか――。特別展の公開までの経緯や、NGOピースボートが長年続けてきた平和への取り組みについてスタッフが紹介しました。また、会場にはピースボートが国際運営団体として関わるICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が、2017年にノーベル平和賞を受賞した際のメダルも展示され、訪れた方々にこれまでの歩みを知っていただく機会となりました。
星空観望会
旅の舞台となる洋上は、街灯りや空をさえぎる建物もない、星空の観測には絶好の環境です。この日の夜のデッキでは南半球の星空を眺める観望会が行われ、夜空を埋めつくす星たちをじっくりと見ることができました。船の灯りを消すことでより星の姿が際立ち、肉眼で眺めるのはもちろん、写真や動画をたくさん撮られた方も多くみられました。
モーリシャスの海を救おう
まもなく寄港するインド洋の島国・モーリシャスは、“インド洋の楽園”とよばれるなど美しい海や自然が息づく場所として世界的に知られています。しかしながら、近年は気候変動による海水温の上昇で、島を囲むサンゴ礁が縮小するなど深刻な影響も出ています。この日の講座では、モーリシャス出身の海洋専門家であるタシカ・カルーさんが取り組むサンゴの植樹や、透明な海を守る水質浄化プロジェクトなどが紹介され、美しい海を未来へと残すためのさまざまな活動を知ることができました。
美しい景色に導かれて
この日は、風もなく波も立たない、いわゆる“ベタ凪”とよばれる海が見られました。滑らかな布のような、そんな美しい水面がどこまでも続く光景は神秘的な雰囲気すら感じさせます。鏡面のようにゆらめく海に映る白い雲――毎日少しずつ変化する海や空の景色とともに、地球一周の旅路は続いてゆきます。
夢とロマンの世界遺産講座
世界遺産協会の常任理事で、世界遺産検定の最高位『世界遺産マイスター』の称号をもつなど、これまで400近くの世界遺産を見聞してきた片岡英夫さんの講座が開催されました。今クルーズでも数々の世界遺産を訪れるとあって、会場をうめた皆さんは真剣そのもの。豊富な知識に裏付けされた片岡さんの解説を聞き、これから訪れる寄港地がさらに楽しみになりました。
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[水先案内人紹介]片岡 英夫さん
朝日とともにはじまる一日
朝のデッキへと向かうと、朝日が昇るのを待つ人たちの姿が見られました。雲間から徐々に顔を見せ始める朝日は、新しい一日のはじまりを告げるような印象的な美しさ。デッキでは早くもウォーキングやストレッチに汗を流す人の姿もあり、自由で清々しい時間が流れていました。
赤道を越えて
シンガポールを出港したパシフィック・ワールド号は、南半球の寄港地に向けて航海を続けています。この日は、地球を北半球と南半球に分ける緯度0度の線「赤道」を通過するタイミングに合わせて、デッキでイベントが行われました。皆さん、赤道にちなんで“赤”の服やグッズを身に付けるなど準備もばっちり!ここからいよいよ、南半球の旅がはじまります。
洋上のすし処
この日は、以前から気になっていた有料のレストラン「すし処 海-kai-」で食事をいただくことに。ちょうどランチの時間帯とあり、数量限定の海鮮丼をいただくことができました。ぎっしりと詰められた海鮮は、どのネタも新鮮で彩りも鮮やか。友人たちと旅のアレコレを話しながら、美味しく味わいました。夜は予約制で握りずしや刺身、アラカルトもあるようなので、記念日や特別なタイミングで利用するのも楽しみです。
洋上ワールドファッションショー
船の中央に位置するアトリウムを舞台に、「洋上ワールドファッションショー」が開催されました。ランウェイを歩くのは、美しい民族衣装を身にまとった参加者の皆さん。大勢のギャラリーが見守るなか、着物やチマチョゴリ、インドや東南アジアなどの多彩な民族衣装が披露されました。世界一周クルーズならではの“装いの世界旅行”を、多くの皆さんが楽しまれていました。
航路と航海の雑学
船の航路や、航海にまつわるさまざまな知識を紹介するシリーズ企画「航路と航海の雑学」。横浜出航以降どのような航路を取り、そして今後南アフリカまでどのような海を進むのかを、本船事務局長が説明しました。さらには、これから航行するインド洋の特徴やめずらしい海洋現象など、クルーズならではの楽しみについてのお話も。普段はなかなか聞くことのない航海の専門家による解説に、皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
多彩な顔をもつ街へ
さまざまな文化や伝統、宗教などが混在し、異国情緒たっぷりの街歩きが楽しめるシンガポール。活気あふれる屋台や飲食店がひしめくチャイナタウン、黄金のモスクがそびえエキゾチックな雰囲気ただようアラブ・ストリートなど、街を歩くだけでアジア諸国を周遊した気分になります。飛び交う言語、極彩色の装飾にスパイスの香り――肌で感じるシンガポールの旅を楽しみ、たくさんのお土産とともに船へと戻りました。
シンガポールの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]ピースボートでゆく世界の寄港地 -シンガポール編-
シンガポールに入港しました
東南アジア随一の観光大国である、シンガポールにやってきました。船を降りてまず向かったのは、発展著しいベイエリア。街のシンボルのマーライオン、そしてマリーナ・ベイ・サンズなどの高層ビルがそびえる光景は、シンガポールの歴史と未来の融合を感じさせます。たくさん写真や動画を撮ったあとは、次の目的地へ。寄港時間を目一杯使って、シンガポールの街を楽しみ尽くします!
シンガポールの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]異国情緒あふれる魅惑の国
ボールを追いかけて
船の最上階にあるスポーツコートでは、日々体を動かし、汗を流す方たちの姿が見られます。この日はサッカーのミニゲームが行われており、世代や性別も異なる方たちが楽しそうにボールを追いかけていました。吹く風も気持ちよく、“隣は海”という開放的な空間は、旅の間の運動や健康維持にはぴったりの場所です。
はじめてのフラメンコ
出航記念の特別ショーで素晴らしいパフォーマンスを披露してくださった、フラメンコギタリストのチャノ・カラスコさんと、踊り手の池谷香名子さん。この日は、世界を舞台に活躍するお二人とともに、フラメンコを体験できる企画が催されました。ギタリストのチャノさんの演奏に合わせて、掛け声や手拍子、フラメンコの特徴でもある手の動きを学ぶうち、会場は熱気に包まれます。フラメンコファンの方はもちろん、はじめてフラメンコにふれた方にとっても、貴重で特別な時間となったようです。
シンガポールをもっと楽しむ
シンガポールへの寄港を前に、現地で使われている言葉や文化を学ぶ講座が行われました。多民族国家であるシンガポールでは、英語をベースに中国語やマレー語、タミル語などが混ざり合った独特の言語「シングリッシュ(Singlish)」が日常生活で多用されています。このシングリッシュが使えると、街で買い物をしたり、カフェやレストランでオーダーをするときにとても便利。語尾に「lah(ラー)」を付けるなどの特徴や、よく使うフレーズが紹介され、皆さんシンガポールの奥深い文化を楽しみながら学んでいたようでした。
フィリピン人海外就労者の歴史と現状
この日の水先案内人講座にご登壇いただいたのは、NGO「DAWN」の代表を務めるカルメリータ・ヌキさんです。在日フィリピン人労働者や帰国した女性、その子どもたち(JFC:日比国際児)の権利保護を訴え、社会的自立と生活向上のための支援を行っています。講座では、家族と自国の経済を支えるために海を渡ったフィリピン人海外就労者の歴史や、当事者たちが連帯してエンパワーメントに取り組む現状など、これまでの多岐にわたる活動についてお話しいただきました。
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[水先案内人紹介]カルメリータ・ヌキさん
音楽が彩る旅路
朝の船内を包む優美な音色――アトリウムでは、フルートとピアノのデュオが息の合った演奏を披露していました。ピースボートクルーズにはさまざまなジャンルの専属ミュージシャンが乗船しており、場所や時間帯に合わせて多彩な生演奏をおこなっています。演奏を聴くことを習慣にしたり、時には一緒に歌を口ずさんだりと、クルーズライフには欠かせない音楽が旅の日々を彩ります。
海と空と旅する
良く晴れたこの日、船のデッキからは見渡す限りの絶景が広がっていました。後方デッキには海に面してデッキチェアが並び、潮騒をBGMにゆっくりと身体を横たえることもできます。海と空の絶景が常に隣り合うクルーズライフは、ただの移動手段を超えた、ぜいたくな時間であることを実感します。
地域交流会
さまざまな国や地域から参加者が集うピースボートクルーズ。この日は出身地やゆかりの地域ごとに参加者の皆さんが集まり、交流を深める企画が行われました。同郷の方との思わぬ出会いや、共通の話題で盛り上がるなど、会場は和気あいあいとした雰囲気に。お一人でクルーズに参加された方でも、こういった企画を通じてお友だちができる方も多く、この場からまた新たな出会いやつながりが生まれたようでした。
地球で未発掘の宝物
2009年からはじまった洋上保育園「ピースボート子どもの家」でアドバイザーを務める、水先案内人の深津高子さんによる講座が行われました。この日のテーマは「子どもと高齢者」。教育現場で注目を集める「すべての人がともに学び生活する仕組み=フルインクルーシブ」を社会全体で実現させるには、子どもと高齢者が重要なカギになると語る深津さん。ある一定の速度で歩ける人のみで構成されがちな社会から、人びとが分離されることなく、ともに生きていける社会へ――子どもと高齢者という存在を通して、多様な社会のあり方を考える時間となりました。
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[水先案内人紹介]深津 高子さん
見どころ満載の香港
中国南東部の特別行政区である香港。イギリス植民地時代の建物をはじめ、世界的な金融都市を象徴する高層ビル群や、喧騒に満ちた路地裏の店など、さまざまな“顔”と出会える街です。本場の飲茶や食べ歩きスイーツ、夜には「100万ドル」と称されるネオンきらめく夜景も堪能し、はじめての寄港地をたっぷりと楽しむことができました。
香港に入港しました
パシフィック・ワールド号は、今クルーズはじめての寄港地となる香港に寄港しました。着岸した船のデッキからは香港の高層ビルが間近に見え、海を渡って新たな地へ辿り着いたんだという実感が湧いてきます。オプショナルツアーで観光を楽しまれる方も、自由行動を楽しまれる方も、それぞれが期待を胸に香港の街へと出発して行きました。