クルーズレポート
ノーベル平和賞洋上特別展オープン
先日の講座で紹介された「ノーベル平和賞洋上特別展」が、いよいよ船内でスタートしました。会場の壁面には、1945年の広島・長崎への原爆投下以降、核兵器廃絶に向けてすすめられてきた国際社会の歩みがパネルで紹介されています。また、2017年にノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)や、同じく2024年に受賞した日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の取り組みに関するコーナーもあり、訪れた人たちはひとつひとつの展示にじっくりと向き合っていらっしゃいました。
今後はガイド付きでの公開も予定されており、世界をめぐりながら平和について考え、学ぶための貴重な場となっています。
モーリシャスの世界遺産
先日の講座では、今クルーズで訪れる世界遺産を豊富な知識で解説された水先案内人の片岡英夫さん。今回は、間近に迫ったモーリシャス寄港に向け、首都ポートルイス近郊にある世界遺産をテーマにお話しいただきました。
実際にツアーや自由行動で訪れる予定の方々も多数参加され、見どころや歴史的背景を熱心にメモに書き留めながら、片岡さんの講義に聞き入っていらっしゃいました。
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[水先案内人紹介]片岡 英夫さん
差別を自分ごとにするために
上智大学外国語学部教授で、文化心理学をご専門とする出口真紀子さんの講座が開催されました。日本とアメリカにほぼ同年数滞在した経験をもとに、東洋と西洋の心理的差異や差別の心理を研究されている出口さん。講座では、「立場の弱い少数派をどう助けるか」という視点で語られがちな、差別問題の裏に存在する“マジョリティ(多数派)の特権”に焦点を当て、構造的な差別をなくすためにできることをお話ししてくださいました。
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[水先案内人紹介]出口 真紀子さん
オールディーズナイト
船内のバーから聴こえてきた楽しげな音楽――。この日は、1950年代から80年代のヒット曲を楽しむ「オールディーズナイト」が開催されました。本船専属バンドの生演奏に合わせて、歌やダンス、手拍子を交えて会場は大盛り上がり。
皆さん思い思いのスタイルで、時代を超えて音楽がつなぐ、活気に満ちた夜となりました。
ノーベル平和賞特別洋上展がなぜピースボートに?
毎年ノルウェーのオスロで開催される、ノーベル平和賞の授賞式。それに併せてノーベル平和センターで開催される「ノーベル平和賞企画展」が、2025年4月よりピースボートクルーズの船内で「洋上特別展」として公開されています。なぜ世界をめぐる船の上で、これらの展示がおこなわれているのか――。特別展の公開までの経緯や、NGOピースボートが長年続けてきた平和への取り組みについてスタッフが紹介しました。また、会場にはピースボートが国際運営団体として関わるICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が、2017年にノーベル平和賞を受賞した際のメダルも展示され、訪れた方々にこれまでの歩みを知っていただく機会となりました。
星空観望会
旅の舞台となる洋上は、街灯りや空をさえぎる建物もない、星空の観測には絶好の環境です。この日の夜のデッキでは南半球の星空を眺める観望会が行われ、夜空を埋めつくす星たちをじっくりと見ることができました。船の灯りを消すことでより星の姿が際立ち、肉眼で眺めるのはもちろん、写真や動画をたくさん撮られた方も多くみられました。
モーリシャスの海を救おう
まもなく寄港するインド洋の島国・モーリシャスは、“インド洋の楽園”とよばれるなど美しい海や自然が息づく場所として世界的に知られています。しかしながら、近年は気候変動による海水温の上昇で、島を囲むサンゴ礁が縮小するなど深刻な影響も出ています。この日の講座では、モーリシャス出身の海洋専門家であるタシカ・カルーさんが取り組むサンゴの植樹や、透明な海を守る水質浄化プロジェクトなどが紹介され、美しい海を未来へと残すためのさまざまな活動を知ることができました。
美しい景色に導かれて
この日は、風もなく波も立たない、いわゆる“ベタ凪”とよばれる海が見られました。滑らかな布のような、そんな美しい水面がどこまでも続く光景は神秘的な雰囲気すら感じさせます。鏡面のようにゆらめく海に映る白い雲――毎日少しずつ変化する海や空の景色とともに、地球一周の旅路は続いてゆきます。
夢とロマンの世界遺産講座
世界遺産協会の常任理事で、世界遺産検定の最高位『世界遺産マイスター』の称号をもつなど、これまで400近くの世界遺産を見聞してきた片岡英夫さんの講座が開催されました。今クルーズでも数々の世界遺産を訪れるとあって、会場をうめた皆さんは真剣そのもの。豊富な知識に裏付けされた片岡さんの解説を聞き、これから訪れる寄港地がさらに楽しみになりました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]片岡 英夫さん
朝日とともにはじまる一日
朝のデッキへと向かうと、朝日が昇るのを待つ人たちの姿が見られました。雲間から徐々に顔を見せ始める朝日は、新しい一日のはじまりを告げるような印象的な美しさ。デッキでは早くもウォーキングやストレッチに汗を流す人の姿もあり、自由で清々しい時間が流れていました。