クルーズレポート
黄昏のひととき
洋上から、水平線の向こうへと沈みゆく夕日を眺めていると、時間の経過が生む美しい変化に魅入ってしまいます。日暮れが迫り、オレンジ色の空が少しずつ夜の闇に包まれてゆくさまは、例えようのない神秘的な光景――世界の海を渡る船の上で、この上ないぜいたくな時間が過ぎてゆきます。
カヤオ(ペルー)に入港しました
南米ペルーの太平洋に面した港町、カヤオに寄港したパシフィック・ワールド号。数々の世界遺産との出会いが楽しみなペルーでめざしたのは、天空の都市・マチュピチュ遺跡です。山を登り小高い丘から望む遺跡の全景は、とても神秘的で素晴らしい眺めでした。遺跡内の遊歩道をめぐり、精巧に積まれた石垣や祭礼の跡を見学するなど、マチュピチュのもつ魅力を全身で感じることができました。
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[クルーズコレクション]聖なる巡礼地・マチュピチュを訪ねて
アンデス音楽の夕べ
ペルーのさまざまな伝統音楽の普及に取り組む音楽グループ、「ロス・チョロス」のメンバーによるライブが開催されました。ギターやパーカッションの他に、ペルーの伝統的な管楽器などを用いながら力強い歌声で魅了してくれたロス・チョロスの皆さん。アトリウムはアンデスの調べに包まれ、ペルーへの寄港がさらに楽しみになりました。
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[水先案内人紹介]ロス・チョロス Los Cholos
自分を振り返る時間
新しい出会いや刺激に満ちた旅の日々――頭も体もついつい忙しなくなりがちですが、ときにはゆっくりと心を落ち着けて、自分自身を振り返る時間も必要です。この日はカルチャースクールの先生のナビゲートのもと、ゆっくりと心を静めながら頭の中を整理したりアウトプットを行うなど、リラックスしたひとときを過ごすことができました。
海図の書き方講座
船が安全に航行できるよう、水深や海岸の地形などを記載した“海の地図”である「海図」。パシフィック・ワールド号では、豊富な航海経験をもつ事務局長が、毎日手書きで海図に船の現在地を書き入れています。今日は参加者の方に向けた海図の書き方講座が行われ、事務局長のレクチャーを受けながら定規やコンパスを使って、皆さん熱心に海図の書き込みに取り組んでいました。
インカ帝国の礎
長年にわたり古代アンデス文明の発掘現場の撮影をしている写真家・義井豊さんによるアンデス文明講座。この日はアンデス地域の古代文明の中でもとりわけ豪華な黄金製品が発掘されたシカン遺跡をはじめ、今も多くの謎が残るインカ帝国のマチュピチュ遺跡について、写真とともに解説してくださいました。このような事前レクチャーが行えるのは、クルーズ旅行の大きなメリット。学びと知識を深めながら、寄港地での新たな出会いに期待が高まります。
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[水先案内人紹介]義井豊さん
多彩な通訳ボランティア
普段、船内の企画や講座、寄港地でのツアー等で通訳をはじめとした言語サポートを担っているコミュニケーションコーディネーターの皆さん。この日の企画では、起業家や指揮者、元国連職員など、彼らの個性豊かなバックボーンの一部を紹介するとともに、どのようにして言語を習得したかなど興味深い話もたくさん聞かせてくれました。
パナマ運河通航
クリストバルを出港した船は、いよいよクルーズのハイライトのひとつであるパナマ運河の通航へ。またとない通航シーンを見ようと、船のデッキには早朝から大勢の人たちが集まりました。全長約80kmのパナマ運河は、内陸部との標高差を越えるための「閘門(こうもん)」とよばれる開閉式の門が数カ所設けられ、水を注水して船を浮かせるなどシステマティックな通航劇が魅力。船のデッキやお部屋のバルコニーから、クルーズならではのパナマ運河の通航をたっぷりと楽しみました。
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[クルーズコレクション]海と海をつなぐ、パナマ運河を渡る
美しい手工芸品「モラ」
パナマの地では、繊細な手仕事が生んだ美しい手工芸品との出会いもありました。先住民族であるクナの人びとが生み出す「モラ」とよばれる手工芸品は、彼らの伝統衣装にも使われる美しい布製品。幾重にも布を重ね、絵を描くように糸で模様を縫い留めつくられたモラは、お土産にもぴったりです。ひとつひとつデザインも異なるため、選ぶ楽しみも味わいながら美しいモラをお土産に購入しました。
クリストバル(パナマ)に入港しました
中米パナマのカリブ海側の港町、クリストバルに寄港しました。参加したのは、先住民族であるエンベラの人たちのコミュニティを訪問するツアー。ジャングルの中をボートに乗って向かい、到着すると鮮やかな民族衣装を身にまとったエンベラの人びとが出迎えてくれました。伝統楽器の演奏やダンスを披露してもらい、途中からは参加者も一緒になって踊る場面も。環境も文化も異なる人びとと共有した楽しい時間は、忘れられない思い出となりました。