地球一周の船旅 2026年4月 Voyage123(アフリカ・ヨーロッパ&アラスカコース)
クルーズレポート
美の殿堂 ルーブル美術館をめぐる
中国国家博物館や故宮博物院などの研究機関をはじめ、中国国内外の大学で世界遺産についての講座を行う、世界遺産講師・檀 怀宇(タン・ホァイユー)さんのレクチャーが行われました。この日取り上げたのは、古代エジプトからルネサンスに至るまでの数々の至宝が集結した、フランス・パリにあるルーブル美術館。所蔵されている名画や名宝について、じっくりとお話を聞かせてくださいました。今後寄港が続くヨーロッパ区間には、世界的に知られる美術館が数多くあるとあって、これまで以上に旅の楽しみが増えそうです。
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[水先案内人紹介]檀 怀宇(タン・ホァイユー)さん
卓球交流会
日々利用者の絶えない、船内の卓球スペース。この日は「卓球交流会」と題したダブルスの大会が行われました。事前にペアを組んでいた方はもちろん、おひとり参加の方もその場でペアを組み、さっそく試合開始です。ギャラリーが見守るなか白熱した試合が展開し、点が入ると「おぉ!」という歓声とともに拍手も起こります。試合後は握手を交わしお互いのプレーを称え合うなど、卓球を通して交流を深めた楽しい時間となりました。
宇宙の起源
カナリア諸島宇宙物理学研究所教授のエドワルド L.マルティンさんによる、「宇宙の起源」をテーマにした講座が行われました。素粒子が生まれてから、銀河や星々、惑星、そして謎にみちたダークマターが形づくられるまでの、宇宙のダイナミックな進化の歴史をお話しいただきました。私たちはどこから来たのか――地球を旅する船上から宇宙の神秘に思いを馳せる、特別なひとときとなりました。
自分だけのオリジナルマスクを
間もなく開催されるマスカレードパーティー(仮面舞踏会)を前に、パーティーで着用するマスクを制作する催しが行われています。キラキラしたスパンコールや羽で飾ったり、ペンで華やかな模様を描いたり、皆さん楽しみながら個性豊かなオリジナルマスクを制作していました。当日はもちろん、こうして準備の段階からイベントを楽しむことで、旅の思い出はより一層深まることでしょう。
オープンGET
旅をしながら洋上で語学を学ぶプログラム「GET(Global English Training)」では、有料クラスに加えて誰でも無料で参加できるオープンクラスも用意されています。事前予約も不要で、どなたでも参加できるので、気軽に語学を学びたい方にぴったりのプログラム。旅を楽しみながら語学を学び、さらに学んだ言葉を活かして旅の楽しみが増える――そんな相乗効果を生むレッスンに、日々多くの方が参加しています。
アイスクリームバー
ランチのあとや、小腹が空いたときなどにぜひ立ち寄りたいのが、船内のアイスクリームバーです。冷たくて甘いアイスクリームは、リフレッシュにもぴったり。海を眺めたり、ご友人と語らったりしながら、思い思いに冷たいデザートを楽しむ皆さんの姿が、船上の定番の風景となっています。
世界と繋がる船内ショップ
長い航海を快適にサポートしてくれるのが、船内のショップです。日用品やスナック類はもちろん、ピースボートオリジナルグッズも並び、乗客の皆さんの強い味方となっています。
さらに店内の一角には、ピースボートクルーズで実施されているプロジェクトの関連商品もあり、買い物を通じて環境問題や社会活動にふれ、世界にむけて自然と目を向けることができる、ピースボートらしい空間でもあります。
夜景に見送られて
一日を通してケープタウンの見どころを堪能したあとは、港近くのウォーターフロント地区へ。多数のお店やレストラン、カフェなどが並び、アフリカの最先端を感じることができるエリアです。お土産探しに夢中になり、気付けば夕暮れ時。日中とはまたちがった美しさをまとう夜景に見送られて、船は南アフリカの地を離れました。
ペンギンコロニーへ
喜望峰の近郊には、アフリカ大陸に生息する唯一のペンギン「ケープペンギン」を間近で観察できる、ボルダーズ・ビーチがあります。ケープペンギンは絶滅危惧種に指定されている希少種ですが、ボルダーズ・ビーチでは近隣住民と共存するためのルール作りや保護活動に取り組み、現在は数千羽のペンギンたちが生息しています。遊歩道からは、岩場に集まるペンギンたちの愛らしい姿を眺めることができ、南アフリカの希有な自然を垣間見るひとときとなりました。
ケープタウン(南アフリカ)に入港しました
アフリカ有数の国際都市として知られる、ケープタウンへやって来ました。豊かな自然景観と発展した街並みが調和する美しい都市には、数々の見どころが点在しています。まずは景勝地として名高い、喜望峰へ。目の前にはインド洋と大西洋が出会う大海原、そして強く吹く風――。大航海時代、船乗りたちを導き続けた喜望峰の絶景を眺めていると、歴史のロマンと、旅することの素晴らしさを感じずにはいられません。
ケープタウンの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]虹の国が抱擁する、希有な自然と洗練された街
アパルトヘイトを越え「和解の国」へ
アパルトヘイトが刻んだ深い傷を、今なお抱える南アフリカ。この日は、アパルトヘイトと闘い続けたデズモンド・ツツ大司教の名を冠した「デズモンド&リア・ツツ・レガシー財団」で、リード・ファシリテーターを務めるアイカ・スワイさんの講座が行われました。南アフリカは今、教育や和解の取り組みを通じて過去のトラウマと向き合い、それを乗り越えようとしていると語るスワイさん。講座では、取り組みのキーワードとなる「和解」の意味を、歴史や社会、教育の視点からお話しいただきました。
交流ツアー
ポートエリザベスでは、寄港先のNGOや自治体の協力のもと、観光ツアーでは味わえない特別な体験ができる「交流ツアー」が実施されました。訪れたのは、街の郊外にあるタウンシップ(旧黒人居住区)で、貧困の克服や持続可能な発展のためのプログラムを展開するNPO「ミッションベール・ケア・センター」です。施設を見学し、医療や教育、職業訓練といった多岐に渡る取り組みについてお話を伺いました。生徒の皆さんとの交流では、楽器演奏や歌、ダンスによる温かい歓迎を受ける場面も。地域が置かれている現状を学ぶと同時に、支援のあり方や豊かさの本質について思いを馳せる、多くの気づきに満ちた時間となりました。
アフリカの思い出
大自然の中でのサファリ体験や交流ツアーを通じ、ポートエリザベスをたっぷり楽しんだ2日間。帰船を前に忘れてはいけないのが、この地でしか出会えないお土産探しです。アフリカらしさが感じられる木彫りのお面や、美しい動物の置物、カラフルなアクセサリーなどどれも魅力的です。旅が終わっても、この地で出会った景色や人びとのことを思い出せるように――。そんな願いをこめて、素敵な逸品を購入し、船へと戻りました。
ポートエリザベス文化ショー
ポートエリザベス停泊中の船内では、アフリカの文化が体感できるパフォーマンスショーが開催されました。素晴らしい演奏やダンスを披露してくださったのは、2004年に設立された、南アフリカの東ケープ州を拠点とするパフォーマンスグループ『アフリカン・ドラムビート』の皆さん。打楽器が刻むリズミカルなビートと、ダンサーたちの迫力ある踊りは、アフリカの地で出会った自然や躍動する生命を感じさせます。観客の皆さんも手拍子で応え、満員のシアターはアフリカの熱気に包まれました。
ポートエリザベス(南アフリカ)に入港しました
アフリカ大陸へと到達したパシフィック・ワールド号。この日は、インド洋に面した南アフリカの風光明媚な港町、ポートエリザベスに寄港しました。街の郊外には野生動物たちが生息する国立公園や保護区が多数あり、さっそくそちらへと向かいます。ガイドとともに四輪駆動車に乗って、広い保護区内をめぐると、目の前に野生動物たちが次々と現れます。ライオン、キリン、サイ、ゾウにバッファローなど、大地を自由に闊歩する動物たちの迫力には圧倒されるばかり!大自然を舞台に生きる動物たちの姿は、忘れられない旅の思い出となりました。
ポートエリザベスの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]野生動物の楽園で、本場のサファリ体験
支援物資を世界へ
NGOピースボートでは、たくさんのものを輸送できる大型客船のメリットを生かし、クルーズで訪れる寄港地のニーズに合わせて支援物資を届けています。この日は、乗船前に日本中から集められた物資を、間もなく寄港するポートエリザベスへ持参するための仕分け作業が行われました。大勢の方のご協力のもと、受け取りやすいよう袋へと小分けされた物資は、寄港先で直接人びとの手に渡されます。
UPA国際協力プロジェクトについてはこちら
(NGOピースボートのサイトへ移動します)
南アフリカとアパルトヘイト
間もなく寄港するポートエリザベス、そしてケープタウンがある南アフリカ共和国は、かつて「アパルトヘイト」と呼ばれる政策を実施した国として認知されています。1948年から1990年代初頭にかけて、白人が多数派の黒人を法的に差別・分離・支配した人種隔離政策・アパルトヘイト。その歴史について基本的な情報を学ぶ講座が行われ、南アフリカ寄港を前にさまざまな歴史の側面にふれることができました。
韓流ドラマとグローバルなオタク文化
立教大学教授で韓国映画研究の先駆者として知られる、李 香鎮(イ・ヒャンジン)さんの講座が行われました。近年、世界的にも人気の韓流ドラマは、なぜ国境を越えて人びとの心を掴んで離さないのか――。ヒャンジンさんのレクチャーで、時代背景や経済の変遷とともに変化してきた韓流ドラマの歴史を辿り、そこに描かれた社会の本質を読み解きました。さらには、今や世界共通言語となった「オタク文化」へと話も及ぶなど、多角的な切り口から文化の深層に迫る、非常に興味深い時間となりました。
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[水先案内人紹介]李 香鎮(イ・ヒャンジン)さん
旅で学ぶ語学
約3か月におよぶクルーズの旅では、趣味や好きなことを楽しむのはもちろんのこと、「せっかく旅にでるのだから」と、語学の習得に挑戦される方もいます。さまざまな国や地域から参加者が集う船内は、習った言語をその場で活かせるメリットも。定期的に開催されている「中文教室」をのぞいてみると、大勢の方が挨拶や発音を学んでいました。覚えた言葉で少しずつ会話ができるようになると、周囲の方たちとの交流もさらに深まり、笑顔で会話を楽しむ姿も見られます。
洋上運動会
年齢、性別、国籍の垣根を越えて交流を促すことを目的に、「洋上運動会」が開催されました。乗客の皆さんは誕生月ごとのチームカラーを身に着けて集まり、どなたでも気軽に参加できるプログラムを通じて、汗を流しました。競技中は多くの声援が飛び交い、活気に満ちた雰囲気に。終了後はお互いの健闘を笑顔で称え合うなど、新たなつながりが生まれる充実のひとときとなりました。
『ピースボートの歩み』写真展
船内の一角では、NGOピースボートの歩みを紹介する写真展が開催されています。これまで世界各地を訪れ、現地に暮らす人びとと直接出会い、顔の見える交流を続けてきたピースボートの活動の一端が写真とともに紹介されています。国連との共同プロジェクトの実施やノーベル平和賞受賞団体の共同運営など、世界規模へと広がるピースボートの活動を、あらためて知っていただく機会となっています。
世界中の夕日を眺め
一日の締めくくりに、デッキで夕日を眺める時間。「朝日や夕日は旅の醍醐味」とはいうものの、あらためて目にするその光景は、言葉では表せない美しさを見せてくれます。太平洋からインド洋、そして大西洋へ――世界中の海に沈む夕日を眺められるぜいたくな時間が、洋上には流れています。
卓球を楽しむ
船内の専用スペースに設けられた卓球台。利用可能時間内であれば、いつでも卓球を楽しむことができます。ラケットや球もその場に用意されており、経験者はもちろん、「卓球は学生時代以来で」という方や「見ていて楽しそうだったので初挑戦です」という方も。その場に集まったメンバーで自然とラリーが始まるなど、世代や国籍を超えて、楽しそうに球を打ち合う姿が見られます。
デッキで過ごす時間
天気の良い日には、屋外で過ごす方も多く見られる船内。特に、7階をぐるりと囲むようにのびたプロムナードデッキは、直射日光を遮る屋根があるので、ウォーキングや散歩にはぴったりの場所です。この日も、海を見ながら歩いたり、ベンチでリラックスするなど、さまざまなスタイルでデッキを活用する方たちの姿が見られました。