クルーズレポート
絶海の孤島・イースター島へ
太平洋を西へと進んだパシフィック・ワールド号は、周囲およそ2,000kmを海に囲まれた“絶海の孤島”イースター島の沖合に停泊しました。島には大型客船が着岸できる港がないため、小型ボートに乗り換えて上陸します。船のデッキから島を望むと、虹が架かった神秘的な光景が見られました。モアイ像をはじめとする、たくさんの“不思議”に満ちたイースター島。早くも上陸が待ちきれません!
マオヒ・ヌイ――その起源と海
この日の講座にご登壇くださったのは、水先案内人のタヒマ・クリストフさんです。クリストフさんは現地の先住民族の言葉で「マオヒ・ヌイ」と呼ばれる、フランス領ポリネシア地域のご出身。講座内ではマオヒ・ヌイの人びとが太平洋の各地域へと渡った歴史や、伝統の航海術、マオヒ・ヌイに伝わる歌などを披露してくださいました。これから訪れるポリネシア地域を前に、知らなかった歴史や文化にふれ、理解を深める貴重な時間となりました。
ラテンフィエスタ
夜のプールデッキで行われていたのは、ラテン音楽とダンスを楽しむ「ラテンフィエスタ」。情熱的なサルサや陽気なメレンゲなど、ラテンダンス未経験の方も簡単なステップのレクチャーを受けながら踊りに挑戦していました。夜風が心地よく、皆さん思い思いに楽しい時間を過ごしていたようです。
水彩画教室
ピースボートクルーズでは、専任講師の指導のもと初心者でも気軽にチャレンジできる「洋上カルチャースクール」を開講しています。運動系から文化的な楽しみまで、さまざまな講座がラインナップされていますが、毎クルーズ特に人気があるのが水彩画教室です。専任講師の先生がデッサンから彩色まで丁寧にレクチャーしてくれるので、久しぶりに筆をもつという方でも安心。クルーズライフの中で少しずつ絵を完成させ、旅の記念となるような味わい深い作品を生み出される方も大勢いらっしゃいます。
旅で開く学びのとびら
さまざまな国や地域の方が参加されるピースボートクルーズ。日本語を母語としない方に向けた日本語教室は日常的に開催されていますが、今日は中国語を初歩から学ぶための中文教室が行われていました。簡単な挨拶や会話ができると、お互いの心の距離も縮まるもの。旅をきっかけに新たな言語や文化にふれる、ピースボートクルーズならではの体験です。
旅で楽しむイベント
ハロウィンイベントが開催された船内は、ジャック・オー・ランタンやお化けモチーフなどさまざまな装飾が施され、いつも以上に楽しい雰囲気に。フォトスポットでは、愉快な仮装をして写真を撮る人の姿も見られました。船で出会ったご友人と一緒に過ごす和やかで楽しい時間は、この旅の思い出の1ページとなることでしょう。
ハロウィンパーティー
船旅らしいイベントのひとつであるクルージングパーティー。この日は季節にちなんだ「ハロウィン」がテーマのパーティーが開催され、船内各所でさまざまな催しが行われました。フェイスペイントやお菓子の交換会、ちょっぴり怖くてワクワクするような衣装を身にまとった参加者がランウェイを歩くハロウィンファッションショーや、思い思いの仮装で踊るダンスパーティーなど、船内は楽しく華やかな雰囲気に包まれました。
Ocean UpCycleワークショップ
NGOピースボートが設立40周年を機に立ち上げた『Ocean Upcycleプロジェクト』。これは、近年問題となっている海洋汚染、とりわけ海洋プラスチックの問題に着目し、世界の海でビーチクリーンなどを実施しながら、美しい海や、海の豊かさを守ろうというプロジェクトです。「アップサイクル(Upcycle)」とは、「捨てられてしまうモノに手を加えて、新たな価値を生み出す」という意味。この日は実際に海で回収されたプラスチックごみ使って、工芸品を作るワークショップが開かれました。参加された皆さんは、細かく破砕されたプラスチック素材から、世界にひとつだけのオリジナルの作品を生み出していました。
黄昏のひととき
洋上から、水平線の向こうへと沈みゆく夕日を眺めていると、時間の経過が生む美しい変化に魅入ってしまいます。日暮れが迫り、オレンジ色の空が少しずつ夜の闇に包まれてゆくさまは、例えようのない神秘的な光景――世界の海を渡る船の上で、この上ないぜいたくな時間が過ぎてゆきます。
カヤオ(ペルー)に入港しました
南米ペルーの太平洋に面した港町、カヤオに寄港したパシフィック・ワールド号。数々の世界遺産との出会いが楽しみなペルーで目指したのは、天空の都市・マチュピチュ遺跡です。山を登り小高い丘から望む遺跡の全景は、とても神秘的で素晴らしい眺めでした。遺跡内の遊歩道をめぐり、精巧に詰まれた石垣や祭礼の跡を見学するなど、マチュピチュのもつ魅力を全身で感じることができました。
マチュピチュの掲載記事はこちら
[クルーズコレクション]聖なる巡礼地・マチュピチュを訪ねて