ピースボート 日本一周クルーズ 2026年夏(日本一周クルーズ 21日間)
クルーズレポート
日本一周クルーズ 2026年夏 が帰港しました
パシフィック・ワールド号は旅を終え、横浜港に帰港しました。日本各地や台湾、韓国をめぐり、さらには洋上での多くのイベントを楽しんだ、かけがけのない旅の日々――。デッキでは、お迎えに来たご家族の方に手を振られたり、この旅を通じてお友だちになった方同士で別れを惜しまれたりする姿が見られました。「また会いましょうね」、「次は世界一周クルーズで!」そんな言葉を掛け合いながら船を降り、皆さんがそれぞれの帰路につかれる姿とともに、今クルーズは幕を閉じました。
カルチャースクール水彩画 展示会
船内の一角に飾られた、彩り鮮やかで個性豊かな作品たち――。クルーズ中に実施されている、カルチャースクール「水彩画」クラスの参加者の方たちによる作品展示会が行われました。寄港地で見た美しい風景、洋上で紡いだかけがえのない思い出など、”それぞれの旅”が描かれた作品が多数飾られ、大勢の方が足を止めて見入っていました。
石巻に入港しました
パシフィック・ワールド号は、今クルーズ最後の寄港地となる宮城県の石巻に寄港しました。まずは街の中心部にある「いしのまき元気いちば」へ。石巻の新鮮な魚介や産地直送の野菜やフルーツ、ご当地ものが所狭しと並び、お土産選びやご当地グルメを心ゆくまで楽しみました。ほかにも、石巻ゆかりの漫画家・石ノ森章太郎の作品に登場するキャラクターたちが点在する「石巻マンガロード」を散策されたり、近隣にある日本三景の松原を訪れたりと、皆さんがそれぞれに魅力いっぱいの石巻を堪能される充実した1日となりました。
石巻の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]待ち望んでくれる人がいる、ピースボートクルーズの寄港地
クラシックギターの調べ
水先案内人として乗船中のプロギタリスト、岡野雅一さんの演奏会が開催されました。繊細なピッキングが生む優雅な音色はとても心地よく、まるで波音と重なるかのような響きを生みます。岡野さんの奏でるクラシックギターの優しく美しい調べに、客席で聴き入る皆さんは大いに魅了されていました。
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[水先案内人紹介]岡野 雅一さん
生きづらさを希望に変える
保護者がいない、または虐待や貧困などの理由で親元で暮らせない子どもを、公的責任で育てて保護する「社会的養護」を経験された方々を支援するブローハンさんと、臨床心理士の資格を持つ小林さんとともに、“自分らしく生きる”をテーマに考えを深めました。人それぞれ、さまざまな“生きづらさ”を抱える時代――その気持ちにそっと寄り添い、社会全体で支える仕組みを知るなど、多様なバックボーンをもつ人びとが集う洋上で大変実りのあるひとときとなりました。
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[水先案内人紹介]ブローハン 聡さん
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[水先案内人紹介]小林 深吾さん
函館に入港しました
北海道2か所目の寄港地は函館。昨日の小樽に引き続き良く晴れた青空のもと、さっそく街めぐりへと出かけます。幕末の開港によって、海外から多くの文化を迎え入れた港町・函館。箱館戦争の舞台となった西洋式の城郭・五稜郭や、明治期に建てられた海辺の倉庫群、山手エリアに残るレトロな洋館を訪ねるなど、異国情緒漂う街を存分に堪能しました。
小樽に入港しました
パシフィック・ワールド号は、古くから北海道の海の玄関口として栄えた小樽に寄港しました。港から街の中心部へと向かうと、風情ある運河とレトロな倉庫が並ぶ、小樽を象徴する光景が広がります。ほかにも、明治から昭和初期にかけての商家や洋館が残るノスタルジックな街並み散策や、少し足を延ばして札幌を訪れた方もいたようで、小樽やその近郊の街を舞台に充実のひとときを過ごしました。
マスカレードファッションショー
船内中央のアトリウムに集ったのは、不思議な雰囲気をまとい仮面をつけた人びと――。終日航海日となったこの日、マスカレードパーティーが開催されました。
思い思いの華やかな衣装、そして個性豊かなマスクを身に着けた人びとが登場するファッションショー、中世ヨーロッパの仮面舞踏会の雰囲気が味わえるダンスパーティーなど、さまざまな催しが行われました。ご家族や旅でできたご友人と一緒に楽しんだクルージングパーティーは、この旅の忘れられない思い出となりました。
アイヌの歴史・文化紹介
北海道を含む東北北部からカムチャッカ南部において、独自の文化や歴史を築いてきたアイヌ民族の人びと。この日の講座では、アイヌ文化アーティスト・宇佐照代さんに、アイヌ文化やその継承活動についてお話しいただきました。北海道内の地名のおよそ8割がアイヌ語由来であるなど、暮らしのさまざまな側面に息づくアイヌの文化や伝統。アイヌにルーツをもつ宇佐さんが紐解く、奥深いアイヌの世界にふれ、あらためてその文化の素晴らしさを感じることができました。
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[水先案内人紹介]宇佐 照代さん
石巻の魅力を大解剖
東日本大震災の緊急支援から街づくりまで、現在も深く石巻に関わり続けている公益社団法人ピースボート災害支援センター理事を務める小林深吾さんによる、石巻の紹介企画が催されました。
「世界三大漁場」に数えられる金華山で獲れる海鮮、『仮面ライダー』『サイボーグ009』などの作品で知られる漫画家・石ノ森章太郎の記念館、そして震災からの復興など、当事者目線で石巻の多彩な魅力を伝えてくれた小林さん。今クルーズの最終寄港地である石巻でのさまざまな出会いが、今から楽しみになるひとときとなりました。
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[水先案内人紹介]小林 深吾さん
金沢に入港しました
舞鶴を出港した翌日、船は風情ある街並みが広がる古都・金沢に寄港しました。歴史的な建築物はもちろん、アートにグルメなど見どころの尽きない金沢の街。美しい出格子と石畳が迎えるひがし茶屋街を散策したり、夏空に緑が映える兼六園、感性を刺激する展示物が揃う金沢21世紀美術館、ランチには日本海で獲れたネタがのったお寿司をいただくなど、金沢の“とっておき”と出会った一日となりました。
舞鶴に入港しました
京都府北部にある日本海に面した港町・舞鶴に寄港しました。舞鶴では、明治時代に建てられ、現在は重要文化財に指定されている赤れんが倉庫群が並ぶ「舞鶴赤れんがパーク」や、少し足をのばして日本三景の天橋立を訪れるなど、歴史的景観や自然を堪能しました。また、港町ならではの海鮮丼や「舞鶴かまぼこ」といった豊かな海の幸との出会いも楽しみ、海から訪れる日本の風景美をあらためて感じる一日となりました。
クラシックギターでめぐる世界の旅
満員のシアターに響く、クラシックギターの優しい音色――。“地球を旅するギタリスト”こと、水先案内人の岡野雅一さんのファーストコンサートが開催されました。幼少期にギターを始め、大学時代にプロへの登竜門である第13回クラシカルギター・コンクールで優勝するなど、名ギタリストとして人気を博す岡野さんの演奏。まるで世界旅行に誘うかのような美しく多彩な曲目で、会場に集まった大勢の方々を魅了してくださいました。
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[水先案内人紹介]岡野 雅一さん
私が希望をあきらめなかった理由
一般社団法人コンパスナビ代表理事として、「社会的養護」を巣立った若者たちの居場所、就労、住まい、生活の支援に取り組んでいる水先案内人のブローハン聡さん。この日の講座では、無戸籍・無国籍での出生、幼少期の虐待、児童養護施設での成育経験の当事者として、親がいても一緒に暮らせない若者たちの現状をお話しいただきました。周りの支えで歩み直せた体験から、「人はいつでもリスタートできる」と語るブローハンさん。当事者の声を社会に届けながらさまざまな活動を続けるブローハンさんのお話を、多くの方たちが聴き入っていました。
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[水先案内人紹介]ブローハン 聡さん
人生を豊かにする出会いという贈り物
「こどもたちを支えようと思って活動を始めましたが、支えられていたのは私のほうでした」そう笑顔で語るのは、水先案内人の佐東亜那さんです。佐東さんはこれまで、親と暮らせない、社会的養護の若者が、社会で生きていくために必要なリソースを身につける居場所事業「まなびのじかん」の提供や、「フレンドホーム(週末里親)」を経験されるなど、さまざまな活動を重ねてこられました。会場をうめた皆さんは佐東さんの実体験に熱心に耳を傾けるとともに、お話を通じて「家族とは何か」をあらためて考えていたようでした。
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[水先案内人紹介]佐東 亜耶さん
5歳の私が見たヒロシマ
1945年8月6日の広島で、原爆によって発生したきのこ雲の下にいた水先案内人の花垣ルミさん。あの日花垣さんはどんな体験をし、何を見たのでしょうか――。広島への原爆投下から81年を迎えたこの日、当時5歳で被爆された花垣さんから貴重な証言をお聞きするとともに、現在まで続けてこられた「核なき未来」に向けての活動についてもお話を伺いました。
先日寄港した広島で見た原爆の爪痕、そして花垣さんのお話を通して目の当たりにした被爆の実相。日本各地をともに旅する皆さんとともに、過去を見つめ、未来へと思いを馳せる大変有意義な時間となりました。
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[水先案内人紹介]花垣 ルミさん
釜山(韓国)に入港しました
雄大な海の景観と発展した街並みが迎える、韓国第二の都市・釜山(プサン)に寄港しました。年間を通して多くの観光客が訪れる釜山は、開放的な海のパノラマが生む絶景、買い物や食べ歩きが楽しめる市場、レトロなカフェやおしゃれスポットなど見どころの尽きない街です。釜山の定番観光スポットを訪れた方、慶州(キョンジュ)まで足を延ばし世界遺産の新羅史跡をめぐられた方、港町グルメを堪能された方――それぞれの釜山での楽しいひとときを手土産に、皆さん充実した表情で船へと帰船されました。
長崎に入港しました
パシフィック・ワールド号は長崎に寄港しました。古くから諸外国との貿易の窓口となった長崎は、エキゾチックな見どころに富んだ街。石畳の階段が続く“坂の街・長崎”の風情を堪能しながら、国宝であり世界遺産の大浦天主堂、そして現存する日本最古の木造洋風建築として知られるグラバー邸などをめぐりました。ランチには名物の長崎ちゃんぽんや、長崎独自の洋食・トルコライスをいただき、多方面から長崎の“和洋折衷”の文化にふれることができました。
笑顔あふれる特別な夜
航海日を中心に、日々多彩なイベントが行われている船内。この日は季節感を味わいながら、皆さんの交流を深める「洋上夏祭り」が開催されました。
ヨーヨー釣りや的当てなどの縁日コーナーに加え、多才な皆さんによるパフォーマンスステージ、そしてフィナーレには夏の風物詩・盆踊りも行われました。会場となったデッキには国籍や世代を超えてたくさんの人たちが集い、あちこちで笑顔が見られ、それぞれに楽しそうな様子でした。洋上という特別な空間で、またひとつ夏の思い出が増えた一夜となりました。
旅でふれる 日本の未来
日本の原発(原子力発電)の歴史や反原発運動の歩みを、長年丁寧に見つめ続けてきたルポライターの鎌田慧さん。福島第一原発の事故以降は、「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人としても活動されてきました。この日の講座では、戦後から続く原発開発の歩み、そして日本の原発のこれからについてをお話しいただきました。
美しい海や日本各地を旅しながら、あらためて学び、考える日本の未来――。鎌田さんのお話を聞きながら、会場に集まった皆さんとともにこの国の未来という大切なテーマに思いをめぐらせる時間となりました。
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[水先案内人紹介]鎌田 慧さん
那覇に入港しました
抜けるような青空と眩しい日差しが迎える、那覇に寄港しました。この地ならではの文化や琉球の歴史が感じられるスポットやビーチなど、見どころ満載の那覇。街歩きでは、お馴染みのシーサーと写真を撮ったり、沖縄そばやサーターアンダギーなどの名物グルメを堪能したり、これぞ沖縄!といった体験を重ねました。開放的な雰囲気と、どこかゆったりと流れる時間に包まれて、那覇での寄港を目一杯楽しみ船へと帰りました。
旅で楽しむ音楽
船内では、日々さまざまな場所でライブ演奏が行われています。この日、アトリウムに面したバーで大勢の方が聴き入っていたのは、ピアノとボーカルの息の合ったセッション。まもなく寄港する沖縄にちなんだ楽曲を、しっとりとしたピアノの旋律とのびやかな歌声で披露していました。皆さんお酒やドリンクを片手にライブを楽しまれていた様子で、心地よい演奏が紡ぐ豊かな時間に身をゆだねていらっしゃいました。
冤罪・やり直し裁判を考える
この日の船内では、水先案内人で日本を代表する社会派ルポライターである鎌田慧さんの講座が開催されました。今回、鎌田さんが取り上げたテーマは、相次ぐ再審無罪によっていま改めて問われる日本の司法についてです。
逮捕から58年を経て2024年に無罪が確定した袴田事件、そしていまなお再審を求め続けている狭山事件を例に、冤罪を生む構造と「やり直す裁判」の課題について語られました。参加された皆さんが、日本の司法が抱える問題について考える有意義な時間となりました。
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[水先案内人紹介]鎌田 慧さん
基隆(台湾)に入港しました
広島を出航後2日間の航海日を経て、パシフィック・ワールド号は台湾へ入港しました。船が寄港したのは、台湾の海の玄関口である基隆(キールン)です。この街の名物である「基隆廟口夜市」では、わずか300~400メートルの間に、200軒近くの屋台がところ狭しと並び、新鮮な海産物はもちろん、バラエティ豊かな台湾の味覚をお腹いっぱい堪能できました。基隆は首都・台北や、有数の観光スポットとして知られる九份へのアクセスも良く、皆さんそれぞれに台湾の多様な魅力を存分に味わう一日となりました。
ニューヨークの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]彩り豊かな”麗しの島”