地球一周の船旅 2025年12月 Voyage122(南太平洋・南米・アフリカコース)
クルーズレポート
「トキ・ラパ・ヌイ」ライブパフォーマンス
これまで船内で演奏会やワークショップなどを多数開催してくださった、水先案内人のマハーニ・テアーウェさん。そんなマハーニさんの故郷であるイースター島寄港中の船内で、彼女が設立したイースター島初の音楽学校「トキ・ラパ・ヌイ」の生徒の皆さんがライブを開催してくださいました。たくさんの方々が集まったアトリウムに響き渡る、美しい歌声と楽器のハーモニー。島民の皆さんの誇りやアイデンティティが感じられる、素晴らしいパフォーマンスを見ることができました。
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[水先案内人紹介]マハーニ・テアーウェ Mahani TEAVEさん
憧れのモアイが目の前に
小型ボートでイースター島へと上陸し、ついにモアイ像と対面です。まずは、写真や映像で何度も観てきた、15体のモアイ像が並び立つアフ・トンガリキへ。海を背に、虚空を見つめて佇むモアイ像はとても神秘的。荒涼とした大地が広がる光景も相まって、時間を忘れて眺めてしまいます。他にも、製造途中のモアイが残るラノ・ララクではさまざまな姿のモアイたちを見ることができ、一日かけて憧れのモアイ像との時間を堪能しました。
イースター島の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]謎とロマンに彩られた絶海の孤島
イースター島(チリ)に入港しました
パシフィック・ワールド号は、青く美しい海に囲まれたイースター島に寄港しました。今日から3日間、船は島の沖合に停泊し、乗客の皆さんは小型ボートに乗り換えて島へと渡ります。停泊中の船内では「ラパヌイ・パフォーマンスステージ」も開催され、民族舞踊団の皆さんによるしなやかで力強いダンス、そしてリズミカルで楽しい演奏が会場を満たしました。神秘の島が育んできた豊かな歴史と文化にふれ、ますますイースター島に魅了された夜となりました。
星空を見上げて
昼夜を問わず、数々の美しい光景と出会えるクルーズの旅。神秘的な日の出やロマンティックな夕景を楽しんだあとは、夜の空には無数の星たちがまたたきます。定期的に星空観測を楽しまれている方も多く、先日の講座で紹介された星座を探したり流れ星に歓声をあげたりと、天然のプラネタリウムに囲まれた洋上で、クルーズならではの夜を過ごしていらっしゃるようです。
絶海の孤島ラパヌイの謎に迫る
元共同通信の記者であり、日本人記者としては最も長くラテンアメリカに携わるなど世界各地を取材されているジャーナリストの伊高浩昭さんの講座が開催されました。この日は、まもなく寄港するラパヌイ(イースター島)のモアイ像にまつわる謎の解明に挑んだ人類学者ヘイエルダールの記録をもとに、ポリネシア文化圏に位置するラパヌイと南米文明のつながりなどをお話しいただきました。地理的にも隔絶されたラパヌイが、他の大陸や島々と多くの共通点を有することを知り、太平洋という海を舞台に育まれた歴史や文化に思いを馳せる時間となりました。
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[水先案内人紹介]伊高 浩昭さん
旅の間も自分らしく
テーブルや椅子、ゆったりと座れるソファなどが各所に配された船内の公共スペース。ご友人と英会話の勉強に取り組む方、パソコンを広げてお仕事をされる方、静かに読書を楽しまれる方――皆さんそれぞれのひとときを過ごしているようです。旅という非日常をおくりながら、自分のやりたいことに好きなだけ向き合えるのは、ゆったりと時を刻むクルーズ旅行ならではの過ごし方です。
美しい海を旅する
タヒチを経て、次なる目的地イースター島を目指し南太平洋を進むパシフィック・ワールド号。この辺りの海は、熱帯の海のような明るいブルーやエメラルドグリーンとは異なる、紺色に近い濃い青色が特徴です。世界中の海を見てきたスタッフの間でも、「ここの海が好き」と声が上がるほど。日々さまざまな表情を見せてくれる美しい海や空にかこまれて、世界一周の船旅は続いてゆきます。
音が彩る素敵な夜
クルージングパーティーが行われたこの日、船内最大規模を誇るシアターが超満員に――お目当ては、本船専属ミュージシャンたちによる夢の演奏会。全6組13名によるスペシャルライブが行われ、素晴らしい音楽が会場を魅了しました。さらにはグループの枠を超えた、この日だけのスペシャルユニットでの演奏も。観客の皆さんからは手拍子も起こり、会場一体となって素敵な演奏に酔いしれた夜となりました。
世界を舞台に学ぶ
ピースボートクルーズには10代のユース世代から高齢の方たちまで、さまざまな年代の方々が乗船しています。この日行われていたのは、18歳から34歳までを主な対象者とした「学び舎(まなびや)」。せっかくの海外体験をただの観光で終わらせるのではなく、寄港地での体験はもちろん、洋上でゲストの話を聞いたりワークショップで思考を深めたりと、体験を通して自ら考え学ぶ場として定期的に開催されています。
日本語教室
さまざまな国や地域から来られた方が乗船するピースボートクルーズ。船内では定期的に日本語教室が開催されており、数の数え方や簡単なあいさつ、文法や発音などを楽しく学んでいます。この日のレッスンでは、「お誕生日はいつですか?」など、お互いを知るきっかけになるようなフレーズを練習しました。旅がはじまって間もなく1か月。少しずつお友だちの輪が広がる船内では、言語の壁を越えて会話を楽しむ姿も見られるようになってきました。
洋上カルチャースクール水彩画
クルーズ中の楽しみのひとつとして、多くの方が参加されるのが「洋上カルチャースクール」。社交ダンスやノルディックウォーキングなどアクティブなプログラムも人気ですが、旅の思い出をかたちに残したい!という方に好評なのが水彩画教室です。筆を持つなんて学生時代以来・・・という方でも、専任の先生がデッサンから彩色までていねいに教えてくれるので安心。皆さん、寄港地で撮った思い出の写真やご自身の好きなものをテーマに、夢中になって色を重ねていく姿が印象的でした。
ピックルボール
船の最上階にあるスポーツコートで、何やらラケットのようなものでボールを打ち合う人たちの姿が――これは「ピックルボール」という、テニスとバドミントンと卓球の要素を併せ持つスポーツなんだそう。穴の開いたボールを使用するのでスピードも緩やかでラリーも続けやすく、この日もさまざまな年代の人たちが楽しむ様子が見られました。
星座のいろは
天文教育の第一線で活躍をされている、関西モバイルプラネタリウム代表を務める水先案内人の小関高明さん。この日の講座では、星空の魅力や、観察をより楽しむための基礎知識をやさしく解説してくださいました。後日実施予定の企画では、実際に星の姿を見ながら解説してくださるとのことで、これから続く南太平洋上での航海では、いつにも増して星空を眺める楽しみがありそうです。
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[水先案内人紹介]小関 高明さん
マハーニさんピアノコンサート
水先案内人としてご乗船いただいている、ピアニストのマハーニ・テアーウェさんによるコンサートが開催されました。故郷・イースター島出身者で唯一のプロのクラシック演奏家であるマハーニさんは、アーティストとしてのキャリアはもちろん、島で初となる音楽学校「トキ・ラパ・ヌイ」を設立するなど、人道支援活動家としての顔もお持ちです。マハーニさんの奏でる繊細で美しいピアノの調べが会場を包み、集まった皆さんはじっくりとその音色に聴き入っていました。
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[水先案内人紹介]マハーニ・テアーウェ Mahani TEAVEさん
負担の少ない時差調整
船旅では次の寄港地での時間に合わせるため、1時間単位の時差調整を行っていきます。飛行機の旅とは違い、少しずつ調整を行うため時差ボケがなく、旅の日々を快適に過ごせます。時差調整のある日は、船内新聞はもちろん、レストランなどの公共施設にも時差調整を知らせるボードが掲示されるので安心。今回は東回り航路のため、就寝前や24時を迎えたタイミングで、身の回りの時計を1時間進めれば完了です。
「旅と平和」エッセイ大賞
NGOピースボートでは、旅を通じて世界を学び、未来の国際社会をつくる若者たちを応援するため、「旅と平和」エッセイ大賞を設けています。大賞受賞者には、地球一周の船旅への乗船券が贈られます。この日、第16回の大賞受賞者の井戸静星さんによるトークイベントが行われました。ご自身の作品やこれまでの歩み、そしてまさに今、大いなる旅をしている中でさらにふくらむ「平和」への想いについてお話しいただきました。今後の展望も含め、井戸さんのさらなる活躍が期待される、充実した時間となりました。
「旅と平和」エッセイ大賞についてはこちら
緑うるわしい島で
タヒチの魅力は海だけではありません。緑が覆う渓谷や山肌、海辺に茂るヤシの木、街角で木陰をつくる常緑樹など、たくさんの自然が私たちを迎えてくれます。また、ポリネシア文化発祥の地であるタヒチでは、先住民族の人びとが守り継いできた伝統音楽や舞踊との出会いも。訪れたからこそわかる、リゾートという概念を超えた奥深い魅力が、この島の美しさを一層際立たせているようでした。
パペーテ(タヒチ)に入港しました
2026年最初の寄港地である、フランス領ポリネシア最大の島タヒチ島のパペーテに寄港しました。美しいラグーンに囲まれた透明度の高い海や、こぼれるように咲く熱帯の花々など、目に入るものすべてが南国気分を盛り上げてくれます。「南洋の楽園」とも呼ばれるタヒチの魅力を、全身で存分に堪能しました。
パペーテの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]タヒチの素顔にふれる旅 -1- ~穏やかな時間の流れる太平洋の楽園へ~
お正月の楽しみを
華やかで美しい祝い飾りが施された船内では、お正月ならでは体験を楽しむ方たちの姿も見られました。書き初めに新年の抱負を力強く書く方、福笑いやけん玉など昔ながらの伝統的な遊びを楽しむ方も。またお茶席も設けられ、お抹茶とお菓子を味わいながらゆったりとお正月気分を堪能される方もいらっしゃいました。
南太平洋で過ごすお正月
2026年という新たな年を、南太平洋で迎えたVoyage122。一年のはじまりを、ともに旅をする仲間たちと祝おうと、船内ではさまざまな催しが行われました。14階のプールデッキで行われたのは、お正月には欠かせない鏡開き。「3、2、1!」の掛け声とともに、小槌が振り下ろされ樽の蓋が開かれると、集まった方々からは大きな拍手が起こりました。その後、振る舞い酒も提供され、多くの方が洋上でのお正月気分を楽しまれていました。
特別な初日の出
今回のVoyage122では、本船が12月31日の早朝に日付変更線を西から東へと超えた瞬間に、一時的に「1月1日」になるというめずしい現象が発生しました。そうなると“世界で最も早い初日の出”となるため、大勢の方がデッキで世界一早い初日の出を楽しまれました。地球の自転、そして日付変更線をまたいで航行するこの旅ならではの、スペシャルで不思議な体験となりました。
洋上で迎える新たな年
来たるべき2026年を、世界一周という旅の最中に迎える特別な瞬間――大勢の方々が集まった船のデッキではカウントダウンパーティーが開催されました。巨大スクリーンで数字がカウントされ2026年を迎えると、「あけましておめでとう!」「HAPPY NEW YEAR!」といった声があちこちから上がります。一生の記憶となるような特別な瞬間を共有し、新しい年の幕開けをみんなでお祝いしました。
タヒチナイト
次の寄港地であるタヒチのパペーテを目指して、南太平洋を航行中のパシフィック・ワールド号。大晦日のこの日は、一足先にタヒチの雰囲気を味わおうと「TAHITI NIGHT(タヒチナイト)」と題されたイベントが開催されました。水先案内人のココ・ティラオさんによる歌とダンスを楽しみながら、洋上でタヒチの雰囲気に包まれる特別な時間を過ごしました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]ココ・ティラオ Coco TIRAOさん
多彩なパフォーマンス
年の暮れも押し迫った船内。この日は、参加者の方自身がご自慢の特技や素晴らしい才能を披露する芸達者祭が開催されました。22組もの方たちがエントリーし、楽器演奏やダンス、落語や民俗芸能などひとつとして同じものはない、多彩な芸を披露してくださいました。観客の方も一緒になって楽しむ様子が見られ、笑顔あふれるステージは大いに盛り上がりました。