クルーズコレクション

カーニバルの熱気に魅せられて

2022年4月1日

リオデジャネイロ(ブラジル)

ダイナミックな音楽とサンバのリズム、華やかな衣装と壮大なパフォーマンスが身体だけでなく心までをも揺さぶる、世界最大級の祭典「リオのカーニバル」。デザインから建設まで、一年かけて準備されるという豪華絢爛な山車とダンサーやミュージシャンによる華麗なパフォーマンスは、見るものすべてを魅了します。南半球をめぐるピースボートクルーズでは、街全体が熱気と喧騒に包まれる、カーニバル真っただ中のリオデジャネイロに寄港する機会も。世界を熱狂の渦に巻くリオのカーニバルの魅力に迫り、ピースボートクルーズならではのカーニバルの楽しみ方をご紹介します。

文・構成 / 編集部 写真 / PEACE BOAT

© Mizumoto Shunya
洋上から始まるカーニバル

リオデジャネイロへと向かう大西洋上、船内ではカーニバルの歴史・文化に関する講座をはじめ音楽ライブやダンスのワークショップなど、さまざまなイベントが連日開催されます。
もともとはローマカトリックの世俗行事だったというカーニバル。リオのカーニバルは、ブラジルに入植したポルトガル人をはじめとするヨーロッパ人、ブラジルの先住民族、そしてアフリカから連れて来られた黒人奴隷たちの文化が融合し、独自の進化を遂げました。ピースボートクルーズにも乗船したカーニバル専門家の白根全さんは、その華麗さを「動くサンバ・オペラのようだ」と語ります。

© Yoshioka Hinata

世界各地のカーニバルを歩き訪ねたという白根さんの解説を聞こうと、講座には多くの人が詰めかけます。リオのカーニバルの成り立ちや他の地域で行われるカーニバルとの違いを知れば、現地での体験はさらに楽しみに。ほかにもパレードの構成や見どころ、現地で人気のチームなど、リオのカーニバルの楽しみ方が一層深まる話題の数々に、ワクワクが膨らんでいきます。
もちろん座学だけではなく、全身を使ってカーニバル気分を楽しむのがピースボート流。リオデジャネイロ寄港の直前には、船内で「洋上サンバカーニバル」という企画が開催されました。

素晴らしい音楽で船内のお祭りムードを盛り上げてくれるのは、「浅草サンバカーニバル」の立ち上げにも深く関わったミュージシャン、フランシス・シルバさん。この日のために船内で結成された「バテリア(サンバチームの打楽器隊)」との息の合った演奏で、船内をリズムの渦へと巻き込んでいきます。バテリアの演奏に導かれるように、いつしかデッキは満面の笑顔でダンスを楽しむ人びとの輪に包まれます。普段とはちょっぴり違った自分になって、リズムに身を委ねて……これぞカーニバルの醍醐味です。
さあ、事前予習は万全。いよいよ船はカーニバル真っただ中のリオデジャネイロへと寄港します。

世界最大級の祭典を間近で体験!

カーニバルに華やぐリオデジャネイロの街へ。港へと降り立った瞬間から、お祭りムードが伝わってきます。リオのカーニバルのメインイベントは、4日間にわたって開催されるきらびやかなパレード。カーニバル専用会場のサンボードロモでは、何万人もの観客が見守る中、「エスコーラ」と呼ばれるパレード隊がスペクタクルを繰り広げます。
リオのカーニバルは、その年のパフォーマンスの出来栄えを競い合う熾烈なコンテストでもあります。各エスコーラごとに、音楽の演奏やダンサーのパフォーマンス、テーマ曲の歌詞・メロディー、テーマの面白さ、山車のデザインなどの評価で順位が決められます。

© Yoshioka Hinata

各エスコーラごとに、5~7台の巨大な山車が登場。その間にダンスチームや打楽器隊・バテリアが入り、1年間磨きをかけたパフォーマンスを披露します。そのクオリティ、存在感、そして、全身全霊で「楽しい!!」を伝えるパフォーマンス――カーニバル評論家の白根全さんが、「動くオペラ」と称することにも納得です。
また、山車の上で踊るダンサーも見逃せません。いずれの山車もかなりの高さがあるのですが、皆さん実に堂々とした素晴らしい踊りっぷりです。パレードの時間は各エスコーラ80分ほど。この間ダンサーたちはひたすら踊り、バテリアも音楽を奏で続けるのです。

© Yoshioka Hinata
熱狂の渦の中へ

登場するダイナミックな山車の数々に、観客席も大賑わい。皆さんそれぞれにご贔屓のチームがあるようで、新たなエスコーラが登場する度にあちこちから大きな声援が送られます。
そしてピースボートクルーズでは、カーニバルを観るだけではなく、実際にエスコーラに参加できる機会も。2016年のクルーズではエスコーラの隊列に加わり、サンボードロモを練り歩きました。洪水のようなリズムと人びとの熱気が渦巻く臨場感と高揚感は、決して観客席では味わえないもの。カーニバルを間近に見るだけではなく、その熱狂の一部になる――大感動の思い出を胸に刻み、船はリオの街を離れます。

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