地球一周の船旅 2025年12月 Voyage122(南太平洋・南米・アフリカコース)
クルーズレポート
タオルアート
バスタオルやフェイスタオルを使って、動物などの可愛らしい姿をつくり上げるタオルアート。クルー(乗組員)の説明を聞きながら、ねじったり折り込んだりを繰り返すと・・・なんとも愛らしいタオルアートが完成しました。1枚のタオルが自在に姿を変えていく様子は魔法のようで、参加された皆さんはクルーの手順を確認しながら、楽しそうにそれぞれの作品を仕上げていました。
航路と航海の雑学
本船事務局長による、今クルーズの航路や航海にまつわる雑学を楽しむシリーズ企画がはじまりました。この日は、神戸出航以降の航路を振り返り、ここからリオデジャネイロまでの航路が紹介されました。また、船の特殊な構造についてや、ここでしか聞けないような航海にまつわる専門的なお話もあり、会場に集まった方たちは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
国連公海条約発効を記念して
ピースボートクルーズは、国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」を推進するキャンペーンシップです。17の目標のうち、とりわけ14番目の目標「海の豊かさを守ろう」を重視し、これまで海洋生態系の保全に取り組む若者たちを船に招くなどさまざまな企画を実施してきました。
そしてこの日、2026年1月17日は、地球の過半を占める公海(国際水域)の海洋生物を保護するために締結された『国連公海条約』が発効された記念すべき日。そんな歴史的な日を洋上で迎えるにあたり、「海の豊かさを守りたい」という共通の想いを込めて“青いもの”を身に着けた皆さんが集合し記念写真の撮影が行われました。まさに公海を航行中の今、洋上から国連公海条約の重要性を発信する貴重な機会となりました。
生演奏で楽しむ社交ダンス
船内のバーで行われた社交ダンスパーティーでは、本船専属バンドの弦楽奏に合わせて踊る人たちの姿が見られました。日頃から素晴らしいライブミュージックを奏でてくれる弦楽バンドの生演奏をバックに、優雅にステップを刻む特別な時間――皆さん、生演奏ならではの贅沢なひとときを楽しまれていました。
夏祭り
南米大陸に向けて航海を続けるパシフィック・ワールド号の船上では、夏祭りが開催されました。屋内ブースでは、ヨーヨー釣りや輪投げ、的当てなど、童心に返って楽しめる催しも登場。陽気に照らされた屋外エリアでは、さまざまな国や地域のダンスが披露され、最後は盆踊りタイムも!夕景に染まるデッキは、いつまでも夏祭りの熱気と余韻に包まれていました。
ラパ・ヌイとペルーを結ぶ:公海の新時代
ラパ・ヌイ(イースター島)から乗船された、海洋生物学がご専門の水先案内人ステファニー・トレスさんの講座が行われました。海洋保護や気候変動対策の提唱、そして世界的環境フォーラムにおいて若者の代表を務めるなど、海洋環境や生態系への理解促進に情熱を注がれてきたステファニーさん。この日の講座ではラパ・ヌイとペルーという、遠く離れた海域をつなぐ深海生態系を紹介してくださるとともに、海洋環境の保護と国際協力のあり方についてお話しくださいました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]ステファニー・トレス Stefanie TORRESさん
星空観望会
夜のデッキで行われていたのは、水先案内人で関西モバイルプラネタリウム代表を務める、小関高明さんによる『星空観望会』。小関さんの解説を聞きながら、頭上にまたたく星たちを眺めました。クルーズが始まった頃の北半球と比べて、現在航行する南半球では、星座の位置や向きが逆さまに見えます。普段とはちがう星の並びや、星空の不思議を感じながら、洋上の「天然のプラネタリウム」を堪能しました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]小関高明さん
自然が寄り添うクルーズライフ
窓越しに見えた青い空に誘われて、360度の大海原が見渡せる14階のデッキへ。全身を海風と波音が包み、思い切り深呼吸したくなります。人それぞれ、個性豊かなクルーズライフが営まれているピースボートクルーズですが、その日常にはいつも、美しく壮大な自然が寄り添うように広がっています。
世界のビールを味わおう
ピースボートクルーズでは、寄港地はもちろん、洋上でも世界の食文化をお楽しみいただけるよう、船内でもさまざまなメニューを提供しています。ビールも世界各地の港で入荷しており、この日は先日寄港したタヒチとイースター島のビールを紹介する催しが行われました。参加された方たちはビールの紹介を聞きながら実際に複数のビールを飲み比べ、香りやのどごし、味わいの違いを体感されているようでした。
洋上成人式
この日アトリウムで行われたのは「洋上成人式」。成人の節目を迎えた参加者の方たちが一堂に会し、世界一周中の船上という特別な空間で成人式が開催されました。名前入りの証書を手に、船長と一緒に記念撮影に収まる成人の皆さんの表情は、とても晴れやかで誇らしげでした。周りの乗客の方からも「おめでとう!」と温かい声がかかるなど、世界をめぐる船の上で迎えた、一生に一度の特別な時間を楽しまれていました。
海図
船内の主要な施設が揃う7階のプロムナードデッキの一画には、海の地図である「海図」が貼り出されています。海図は毎日、本船の事務局長が手書きで、船の現在地や今後の航行ルートを書き入れています。海図が更新されると写真におさめたり、持参されたご自身の地図に書き込む人の姿も。旅のルートが可視化され、少しずつ船が進んでゆく様子がわかる海図は、海を通じて世界がつながっていることを教えてくれる存在でもあります。
神秘の島で
現在も約8,000人ほどの人びとが暮らすイースター島。島内唯一の村であるハンガロア村では、モアイが立つ光景の中に人びとの営みが垣間見られ、観光とはまた違う島の“いま”を感じることができます。モアイ像はもちろん、イースター島の不思議で奥深い歴史や文化にふれることのできた今回の旅。この神秘の光景が未来へと継承されてゆくことを願いながら、名残惜しさを胸に船へと帰船しました。
「トキ・ラパ・ヌイ」ライブパフォーマンス
これまで船内で演奏会やワークショップなどを多数開催してくださった、水先案内人のマハーニ・テアーウェさん。そんなマハーニさんの故郷であるイースター島寄港中の船内で、彼女が設立したイースター島初の音楽学校「トキ・ラパ・ヌイ」の生徒の皆さんがライブを開催してくださいました。たくさんの方々が集まったアトリウムに響き渡る、美しい歌声と楽器のハーモニー。島民の皆さんの誇りやアイデンティティが感じられる、素晴らしいパフォーマンスを見ることができました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]マハーニ・テアーウェ Mahani TEAVEさん
憧れのモアイが目の前に
小型ボートでイースター島へと上陸し、ついにモアイ像と対面です。まずは、写真や映像で何度も観てきた、15体のモアイ像が並び立つアフ・トンガリキへ。海を背に、虚空を見つめて佇むモアイ像はとても神秘的。荒涼とした大地が広がる光景も相まって、時間を忘れて眺めてしまいます。他にも、製造途中のモアイが残るラノ・ララクではさまざまな姿のモアイたちを見ることができ、一日かけて憧れのモアイ像との時間を堪能しました。
イースター島の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]謎とロマンに彩られた絶海の孤島
イースター島(チリ)に入港しました
パシフィック・ワールド号は、青く美しい海に囲まれたイースター島に寄港しました。今日から3日間、船は島の沖合に停泊し、乗客の皆さんは小型ボートに乗り換えて島へと渡ります。停泊中の船内では「ラパヌイ・パフォーマンスステージ」も開催され、民族舞踊団の皆さんによるしなやかで力強いダンス、そしてリズミカルで楽しい演奏が会場を満たしました。神秘の島が育んできた豊かな歴史と文化にふれ、ますますイースター島に魅了された夜となりました。
星空を見上げて
昼夜を問わず、数々の美しい光景と出会えるクルーズの旅。神秘的な日の出やロマンティックな夕景を楽しんだあとは、夜の空には無数の星たちがまたたきます。定期的に星空観測を楽しまれている方も多く、先日の講座で紹介された星座を探したり流れ星に歓声をあげたりと、天然のプラネタリウムに囲まれた洋上で、クルーズならではの夜を過ごしていらっしゃるようです。
絶海の孤島ラパヌイの謎に迫る
元共同通信の記者であり、日本人記者としては最も長くラテンアメリカに携わるなど世界各地を取材されているジャーナリストの伊高浩昭さんの講座が開催されました。この日は、まもなく寄港するラパヌイ(イースター島)のモアイ像にまつわる謎の解明に挑んだ人類学者ヘイエルダールの記録をもとに、ポリネシア文化圏に位置するラパヌイと南米文明のつながりなどをお話しいただきました。地理的にも隔絶されたラパヌイが、他の大陸や島々と多くの共通点を有することを知り、太平洋という海を舞台に育まれた歴史や文化に思いを馳せる時間となりました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]伊高 浩昭さん
旅の間も自分らしく
テーブルや椅子、ゆったりと座れるソファなどが各所に配された船内の公共スペース。ご友人と英会話の勉強に取り組む方、パソコンを広げてお仕事をされる方、静かに読書を楽しまれる方――皆さんそれぞれのひとときを過ごしているようです。旅という非日常をおくりながら、自分のやりたいことに好きなだけ向き合えるのは、ゆったりと時を刻むクルーズ旅行ならではの過ごし方です。
美しい海を旅する
タヒチを経て、次なる目的地イースター島をめざし南太平洋を進むパシフィック・ワールド号。この辺りの海は、熱帯の海のような明るいブルーやエメラルドグリーンとは異なる、紺色に近い濃い青色が特徴です。世界中の海を見てきたスタッフの間でも、「ここの海が好き」と声が上がるほど。日々さまざまな表情を見せてくれる美しい海や空にかこまれて、世界一周の船旅は続いてゆきます。
音が彩る素敵な夜
クルージングパーティーが行われたこの日、船内最大規模を誇るシアターが超満員に――お目当ては、本船専属ミュージシャンたちによる夢の演奏会。全6組13名によるスペシャルライブが行われ、素晴らしい音楽が会場を魅了しました。さらにはグループの枠を超えた、この日だけのスペシャルユニットでの演奏も。観客の皆さんからは手拍子も起こり、会場一体となって素敵な演奏に酔いしれた夜となりました。
世界を舞台に学ぶ
ピースボートクルーズには10代のユース世代から高齢の方たちまで、さまざまな年代の方々が乗船しています。この日行われていたのは、18歳から34歳までを主な対象者とした「学び舎(まなびや)」。せっかくの海外体験をただの観光で終わらせるのではなく、寄港地での体験はもちろん、洋上でゲストの話を聞いたりワークショップで思考を深めたりと、体験を通して自ら考え学ぶ場として定期的に開催されています。
日本語教室
さまざまな国や地域から来られた方が乗船するピースボートクルーズ。船内では定期的に日本語教室が開催されており、数の数え方や簡単なあいさつ、文法や発音などを楽しく学んでいます。この日のレッスンでは、「お誕生日はいつですか?」など、お互いを知るきっかけになるようなフレーズを練習しました。旅がはじまって間もなく1か月。少しずつお友だちの輪が広がる船内では、言語の壁を越えて会話を楽しむ姿も見られるようになってきました。
洋上カルチャースクール水彩画
クルーズ中の楽しみのひとつとして、多くの方が参加されるのが「洋上カルチャースクール」。社交ダンスやノルディックウォーキングなどアクティブなプログラムも人気ですが、旅の思い出をかたちに残したい!という方に好評なのが水彩画教室です。筆を持つなんて学生時代以来・・・という方でも、専任の先生がデッサンから彩色までていねいに教えてくれるので安心。皆さん、寄港地で撮った思い出の写真やご自身の好きなものをテーマに、夢中になって色を重ねていく姿が印象的でした。
ピックルボール
船の最上階にあるスポーツコートで、何やらラケットのようなものでボールを打ち合う人たちの姿が――これは「ピックルボール」という、テニスとバドミントンと卓球の要素を併せ持つスポーツなんだそう。穴の開いたボールを使用するのでスピードも緩やかでラリーも続けやすく、この日もさまざまな年代の人たちが楽しむ様子が見られました。