歴史と文化の宝庫
地中海の真ん中にぽっかりと浮かぶ、サルデーニャ島。ピースボートクルーズは、島最大の街・カリアリへ入港しました。エメラルドグリーンの美しい海を持つ高級リゾート地として、ヨーロッパで特に人気の高いこの地が、訪れる人を最も魅了するのは、何千年もの歴史の足跡。そして、サルデーニャ島独自の伝統や習慣、イタリアの他の地域とは全く異なる料理など……歴史と暮らしが交差するこの島を訪ねます。
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サルデーニャ島の海は圧巻
船が地中海を航海しはじめると、その海の美しさに魅了され「海で泳ぎたい!」という衝動に駆られる日々。そんな中、到着したサルデーニャ島です。服の下に水着を忍ばせ、いざ下船!港からバスに揺られ近くのビーチへ。たどり着いたのは、カリアリの地元の人たちや観光客が集まる「ポエットビーチ」です。さんさんと輝く太陽にきらめく真っ白な砂浜。陸側から見る海もまたいいものです。ブルーグリーンに輝く遠浅の海にゆったりと身をゆだね、念願の地中海遊泳を楽しみます。
食べる楽しみは無限大
この温暖な地中海気候と豊かな自然、澄み切った海に囲まれたサルデーニャ島には、海の幸から山の幸まで、おいしいものがたくさんあると聞いて丘の上のカリアリ旧市街へ。なにかこの土地らしいものをいただきたいと選んだのは、カンピダネーゼ風マッロレッドゥス。サルシッチャ(生ソーセージ)と香味野菜をトマトソースでまとめたこの料理は、サルデーニャ島の中南部に位置するカンピダネーゼ州を代表する郷土料理です。
「マッロレッドゥス」は、サルデーニャ島でもっとも代表的なパスタといわれる、ニョッキ型の小さなパスタです。サルデーニャ島の方言で「小さな子牛」という意味なんだそう。とびっきり美味しいワインとともにいただきます。そうそう、チーズも忘れてはいけません。島民の倍以上いるといわれる羊やヤギの乳から作られるチーズは、驚くほど風味豊か。デザートには、華やかなイタリア風フルーツポンチ「マチェドニア」を。食の楽しみは尽きません。
行ってみたい街
旧市街は、ゆったりした街並みで歩いているだけでもワクワク。3つの塔と城壁に囲まれ、路地の合間にはサンタ・マリア大聖堂や考古学博物館など見どころが点在しています。城壁のすぐ外にあるノーラ遺跡には、古代ローマ時代の巨大な円形劇場や美しいモザイク画もしっかり残っていました。現在発掘されているだけでも、3ヘクタール以上。美しい海を望むかたちで造られた、大きな街を思わせる遺跡郡です。
散策をしていると、民族衣装を来た方々と出会いました。手の込んだ刺繍はカラフルな色使い、繊細なジュエリーをたくさん身に着け、なんともエレガントな装い。村や町によって衣装が違うらしく、多くの種類があるんだそう。地中海に浮かぶその立地条件から古代から交易の重要地であり、またフェニキア、カルタゴ、ローマなど、時代とともに侵略の対象とされてきた島の歴史は、街に残る建築物や遺跡などから、そして民族衣装や食事など人びとの暮らしの随所で感じられました。
知られざる巨石文明
そして太古のロマンを感じられる世界遺産、スー・ヌラージ・ディ・バルーミニへ。ヨーロッパの中でも最も古い土壌を持つと言われるサルデーニャ島に最初に文明が興ったのが、ヌラーゲ文明です。石積みの塔“ヌラーゲ”は、世界のどこにもない、この文明だけのもの。今も島全体に7000ほど残っています。驚くほど緻密に積み上げられたらせん状の階段は目がくらむようです。 歩いた分だけ、謎と魅力的な出会いがあるサルデーニャ島の旅でした。
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