クルーズコレクション
出航～ハワイ寄港レポート
2023年10月13日
クルーズレポートダイジェスト
ピースボート地球一周の船旅 Voyage115は、約1800人を乗せて2023年8月23日・24日に出航しました。
地球を東回りでめぐる今クルーズは、紅葉のメッカとして知られるカナダのメープル街道へ。紅葉シーズンの美しいカナダの寄港地を訪れます。もうひとつのハイライトは、5夜連続のオーロラ鑑賞チャンス！夜空に気まぐれに現れる光のヴェールを目指して船は進みます。
旅をより有意義なものへと導いてくれる水先案内人の方々も、世界各地からご乗船いただき、訪問する国々にまつわる講座やイベントを行っていただく予定です。
ここでは、出航からハワイまでの船内や寄港地の様子をご紹介します。
【水先案内人】 薛玉淮さん
Voyage115が初めての乗船となるフラダンサーの薛玉淮（シュエ ユーファイ）さん。音楽ダンスグループ「MELE HULA」創設者であり振付師である薛玉淮さんは、幼少期に始めたバレエを通してダンスへの愛を育み、ベリーダンスやフラメンコ、チベットやインドのダンスなど、世界中のさまざまなダンスに出会いました。中でも、フラに出会ったことで踊る喜びを心から感じられるようになり、今では人生においてフラは欠かせないものとなっているといいます。フラを通して美しい身体づくりや心づくりを目指し、ハワイアンフラの美しさと文化を伝えてきた経験をいかして、船内ではパフォーマンスステージはもちろん、フラ教室も行っていただき、多くの人が参加しました。
【寄港地】ホノルル（米国）
1つ目の寄港地、ホノルル入港前の船内では、山火事の被害を受けたマウイ島の方々の救援のために現地の団体と協力した募金活動が行われ、多くの支援が集まりました。 当日は、海洋保護の取り組みとしてビーチクリーンを行うツアーを実施。地元の非営利団体「マウリオラ・キーエヒ」と共に、ビーチの清掃を行いました。 また、2023年4月出航のVoyage114に続き、ハワイでボランティア活動やコミュニティ構築の活動を行っている団体「カヌ・ハワイ」を通じて、美しい島を子どもたちに残すための誓約へ、署名を行いました。さらに、世界中の島々で再生可能エネルギーの普及を義務付ける取り組みを行っている「ブルー・プラネット・アライアンス」や、米国・アジア・太平洋の国々のよりよい関係作りのための活動を行っている「イースト・ウェスト・センター」などの取り組みについても学ぶことができました。
語学プログラム
ピースボートの船旅では、船内でも寄港地でも、多様な国や地域の人びとと出会います。自分でコミュニケーションを取ったり、友だちになるに大きなカギとなるのが、言語を学ぶことです。
洋上語学プログラムGET（Global English/Espanol Training）は、”使いながら学ぶ”という体験型の環境の中で、レベル別や少人数制でのレッスンを行っています。ホノルル寄港後のレッスンでは思い出や体験したことをシェアする時間が設けられ、写真を見せ合いながらどのグループも会話が弾みました。言語を学ぶことを楽しみながら、国境を越えた関係性を築くための方法として、多くの方が語学学習に励んでいます。
【水先案内人】マーサ・エレナ・ウェルシュ・ヘレラさん
横浜からメキシコまでご乗船いただいたマーサ・エレナ・ウェルシュ・ヘレラさんは、コンテンポラリーダンサーであり、動作学の専門家でもあります。ダンスパフォーマンスはもちろん、2009年に設立した平和や人権、芸術、環境の持続可能性に貢献する非営利センター「Casa Xitla」についての紹介や、ダンスやアートが心と身体、そして人生においてどのような幸せをもたらすかなどをお話いただきました。
【水先案内人】深津高子さん
子どもと一緒に地球をめぐる「ピースボート子どもの家」プログラムのアドバイザーを務める深津高子さんの講座には、教育に関心のある方やプログラムで取り入れているモンテッソーリ教育に興味のある方など、多くの方が参加しました。 「ピースボート子どもの家」プログラムはこれまでに180人以上の子どもたちとその保護者が参加してきました。子どもたちは地球一周の船旅を通じてさまざまな文化や言語、動植物や食べ物などの刺激をうけ、世界の広さや彩りを体験します。地球をめぐるユニークな旅の中で子どもたちは自由に冒険し、個性を存分に伸ばすことができます。深津さんは子どもたちの擁護者として「平和は子どもから始まる」というメッセージを伝え続けています。
