北米・中南米・南太平洋レポート
旅も後半に入りましたが、みなさん楽しみにされている寄港地が続きます。船内でも寄港地の文化に触れる企画なども行われ、訪問への期待も高まっているようでした。
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眠らない街ニューヨーク
経済、音楽、アート、カルチャー、さまざまな分野で世界の最先端として、日々新たな文化が生まれるエキサイティングな街、ニューヨーク。タイムズスクエアや自由の女神像、セントラルパーク、五番街など、訪れたいスポットがたくさんあります。中でも、マンハッタンとブルックリンを結ぶブルックリン橋からは、マンハッタンの景色を楽しむことができます。日中はもちろん、ひときわ美しくきらめく夜景も堪能することができました。
ニューヨークの掲載記事はこちら
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エンベラ族の文化
次の寄港地であるパナマには、7つの先住民族が暮らしています。先住民族は人口の約12%、41万人で、各民族それぞれの文化や風習、伝統があります。そのうちの一つ、エンベラ族の文化を広げる活動をしているミリッツァ・フラコさんは、幼いころからエンベラの人びとの伝統について学び、現在は伝統舞踊の教師でもあります。今回は、エンベラ族の教育や食事などについてお話しいただきました。パナマでは、彼らのコミュニティを訪問するオプショナルツアーも実施予定とあり、たくさんの方が講座に参加しました。
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[水先案内人紹介]ミリッツァ・フラコさん
アンデス文明史
写真家の義井豊さんに、アンデス文明について講座を行っていただきました。義井さんは、長年ペルーに在住し、古代アンデスの考古学博物館である「天野博物館」にも勤務された経歴や、「シカン文化学術調査団」メンバーとして発掘現場での記録撮影を25年以上にわたり続けられています。講座では、文字をもたなかった古代アンデスがどのように発展したのか、そしてどうやって高度な文明を築いたのか─。義井さんが撮影した写真も交えてお話しくださり、みなさん興味深そうに耳を傾けていました。
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[水先案内人紹介]義井豊さん
パナマの先住民族文化
パナマ運河のカリブ海側の玄関口である、クリストバルに入港しました。クリストバルでは先住民族の文化に触れるオプショナルツアーが行われました。 エンベラの人びとが暮らすコミュニティへは、ボートに乗って熱帯雨林の中を進み、かやぶき屋根の家々の村を訪問。村の中を案内してもらったり、伝統楽器の演奏やダンスを披露してくれたりする場面も。一緒に踊り、楽しい時間を過ごしました。また、先住民族クナの文化を体験するツアーでは、クナの人びとだけに伝わる美しい手芸、「モラ」作りを体験。クナの人びとが受け継いできた歴史や文化を学び、交流を深めることができました。
パナマ運河通航
パナマ運河通航の日を迎えました。カリブ海と太平洋をつなぐ運河は、内陸部にある海抜26mのガトゥン湖まで、階段を上るように、船を上下させて通航する閘門式運河です。船が閘室と呼ばれる巨大なプールのような区画へ入ると、閘門が閉まり、大量の水が注入されます。船が徐々に上昇し、次の閘室と同じ水位になると、ゆっくり閘門(水門)が開きます。巨大な船が上昇し、閘門が開くたびに「すごい!」と歓声があがりました。船旅でしか見られない光景をたくさんの人が楽しんでいました。
パナマ運河の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]海と海をつなぐ、パナマ運河を渡る
アンデス地方伝統音楽ライブ
ペルー国内外で活動しているアンデス音楽グループ、「アンサンブル・タキ・ペルー」が乗船されました。アンデス音楽は、ペルー、チリ、ボリビアなどのアンデス地方の伝統音楽の総称で、地域によっても特色があります。船内で行われたコンサートでは、伝統音楽をはじめ、さまざまな曲が演奏されました。会場となったアトリウムは、独特な楽器の音色や民族衣装、装飾も相まって、アンデスの空気に包まれました。美しい音色を届けてくれた「アンサンブル・タキ・ペルー」のメンバーに、大きな拍手が送られました。これから寄港するペルーがより楽しみになりました。
[クルーズコレクション]謎多き古代アンデスの大地に魅せられて
世界遺産の国ペルー
ペルーの海の玄関口カヤオに入港、さまざまなツアーが行われました。クスコでは、美しい教会やカフェが並ぶアルマス広場やクスコ大聖堂など、ペルーの歴史と文化に触れました。標高約2,400メートル、天空の都市・マチュピチュ遺跡では、感嘆の声があちらこちらから聞こえてきます。未だに多くの謎が残るマチュピチュ遺跡は、たくさんの人を魅了してやみません。市場では、民族楽器やカラフルな民芸品、アルパカの毛で作られたセーターなどお買い物も楽しみました。
カヤオ(ペルー)の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]聖なる巡礼地・マチュピチュを訪ねて
ラパ・ヌイの踊りや歌のワークショップ
現地の言葉で「ラパ・ヌイ(大きな大地)」と呼ばれるイースター島。ラパ・ヌイ(イースター島)で生まれ育ち、現在はラパ・ヌイの文化や伝統を守り広めていく活動をしているアーティスト、エンリケ・イカさんによるワークショップが行われました。ラパ・ヌイの踊りや歌などを教えていただき、楽しいひとときとなりました。
また、エンリケさんによる演奏会も行われ、ワークショップに参加したみなさんも出演し、そのダイナミックなステージに、大きな拍手が送られました。
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[水先案内人紹介]エンリケ・イカさん
ハロウィーンを楽しみましょう
ハロウィーンを楽しむイベントが行われました。もともとハロウィーンは、古代ケルト人の風習で、死後の世界の扉が開く10月31日は、ご先祖様が家族に会いに戻ってくる1日。同時に死後の世界から来てしまう、悪い霊から身を守るために仮装をしていたと言われています。ハロウィーンの起源などを紹介する企画では、「知らなかった!」という声も。ジャック・オー・ランタンも飾られ、たくさんの人が写真撮影をしていました。また、ハロウィーンならではの、さまざまなコスチュームで仮装を披露するファッションショーが開催され、ハロウィーンの気分を満喫することができました。
絶海の孤島イースター島
モアイ像で有名なイースター島へ寄港しました。モアイ像が並ぶアフ・トンガリキやモアイ像の製造工場ラノ・ララクなど、島に点在する約1,000体のモアイ像が、なぜ、どうやって作られたのか、未だに多くの謎が残されています。モアイ以外にも興味深いのが、”鳥人伝説”。かつて、島の南側オロンゴ岬から海に飛び込み、その先の島からアジサシ(カモメ)の卵を一番早く持ち帰った者が、その後1年間、鳥人(島の首長)になれたという言い伝えが残されています。周囲には住居跡や、鳥人の姿が彫り込まれた岩が残され、人びとの暮らしに思いを馳せることができます。
イースター島の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]謎とロマンに彩られた絶海の孤島
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