クルーズコレクション

ピースボートでゆく世界の寄港地-リマ・カヤオ編-

バルパライソ(チリ)

南米の玄関口・ペルー。ピースボートクルーズでは、ペルー最大の港町カヤオに寄港します。カヤオを拠点に、世界遺産にも登録されている首都リマへ。陽気な音楽が流れる通り、素朴で優しい笑顔、世界遺産の街並みと地元の市場。新旧が交差する景色の中に、人びとの暮らしが息づいています。

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Ⓒ Yoshida Taisuke

リマの観光

ペルーの首都リマは、都会のにぎわいと人びとの素顔が同居する場所。歴史的な建物やアートの詰まった博物館も魅力ですが、実際に歩いてみて感じるのは、日々の暮らしのなかに旅の発見があるということ。公園で猫とたわむれたり、静かな笑顔でお土産を手渡されたり——観光地というよりも、その場所そのものが印象に残るような、そんな場所です。

1 ケネディ公園のネコたち

街の中心にあるケネディ公園は、リマの人びとの憩いの場。ベンチでくつろぐ人の足元には、自由気ままな猫たちが寄り添っていて、思わず笑みがこぼれます。どうやら野良猫たちがこの場所を気に入り、いつの間にか「ネコ公園」として有名になったのだそう。観光客も地元の人も、みんなで静かに見守る優しい空間でした。

2 静けさに包まれるラルコ博物館

ゆるやかな坂をのぼった先に佇むラルコ博物館。外観はこぢんまりとしていますが、内部にはペルー各地の古代土器や美術品がずらりと並び、その美しさに驚かされます。プレ・インカ時代からインカ文明に至るまでの貴重な遺物が展示され、精巧な装飾が施された陶器や仮面からは、当時の人びとの生活や信仰を垣間見ることができるでしょう。

3 色とりどりのインディアンマーケット

ペルーのお土産には、色鮮やかで伝統を感じさせるものが多く、旅の思い出にピッタリです。アルパカ製品や手織りの布、陶器や楽器など種類が豊富で、アンデス地方の伝統を感じるデザインは、ここでしか出会えない逸品ばかりです。カラフルな柄に目を奪われて立ち止まると、お店の人の控えめな笑顔と優しい挨拶が迎えてくれます。

4 海に沈む夕日とミラフローレス

ミラフローレス地区の海沿いには、海岸線を見渡せる遊歩道が続いています。夕暮れ時になると、カップルや家族連れ、ひとりで夕日を見つめる人など、さまざまな人びとがこの場所に集まってきます。大きくなる夕日を見ながら、地元の人の「日常」の中に入り、その地を五感で感じることができます。

Ⓒ Yoshida Taisuke

リマの世界遺産

街の中心に広がるリマ歴史地区は、スペイン統治時代の建物が今も多く残り、世界遺産にも登録されています。整えられた石畳の道を歩いていると、まるで過去と現在が混ざり合っているような感覚に。この地はスペインとインカ両者の文化の共存を見ることができる、貴重なスポットです。

1 歴史が交差する場所、アルマス広場

リマ旧市街の中心にあるアルマス広場は、歴史的な建造物が立ち並び、世界遺産に登録された「リマ歴史地区」の一部でもあります。スペイン統治時代に建設されたこの広場では、噴水のまわりに人びとが集まり、花壇の手入れをする職人の姿も。南米で最も古いカテドラルや大統領府、市庁舎などがあたりを囲んでいます。

2 静けさの中に時を感じるリマ大聖堂

広場の一角にあるリマ大聖堂は、荘厳な外観と静けさに包まれた内部が印象的な建物です。中に入ると、ひんやりとした空気の中に礼拝に訪れる人の姿があり、信仰の深さを感じさせてくれます。壁や柱の装飾は繊細で、長い時間をかけて受け継がれてきた文化の重みを肌で感じることができます。

3 大統領官邸

広場の正面に立つ大統領官邸は、ペルーの政治の中枢。建物の上に掲げられた大きな国旗が風にはためく様子を眺めていると、国としての誇りや自立心のようなものが静かに伝わってきます。伝統的な演出を見るのもいいですが、儀式や交代式のない静かな時間に訪れると、より街の雰囲気が感じられるかもしれません。

リマの食文化と生活が見える中央市場

観光地を離れて少し足をのばすと、地元の人びとの暮らしが息づく中央市場があります。台所を支える素材と、それを扱う手つきにペルーの食文化が詰まった場所で、目新しい食材を見つけたり、買い物をする人びとのやりとりを眺めたり。歩くだけでも刺激に満ちた時間の中で、人びとの生活にふれることで、旅がぐっと近くなる気がします。

1 ペルー原産の食材と豊かな食文化

市場に並ぶ野菜や穀物には、じゃがいもやキヌアなど、ペルー原産の食材が多く見られます。ユネスコの無形文化遺産に登録されているセビーチェをはじめ、ペルー料理には多様な地域と民族が育んだ食文化が息づいています。トウモロコシやトマトなど、新大陸の発見時世界中に影響を与えた食材の原産地でもあるこの国では、食べ物から土地を知るという不思議な感覚を実感できます。

2 豪快で力強い、肉のある食卓

精肉コーナーでは、牛・豚・鶏のさまざまな部位が大きな塊のまま並べられ、地元の人が慣れた様子で買い求めていきます。肉はペルーの食卓に欠かせない存在で、中でも「ロモ・サルタード」はペルーの伝統的な料理のひとつ。牛肉と野菜の炒めものは米と共に提供され、日本人の舌にもよくあいます。

3 チチャデホラ

市場の中で目を引くのは、ペルーの伝統的なアルコール飲料「チチャデホラ」で、主にアンデス地方で人気があります。発酵したトウモロコシを使用した飲み物で、その歴史は非常に古く、インカ帝国時代にも飲まれていたとされています。店先で一杯、くいっとグラスを傾けると、とろみのあるやさしい甘さが口の中に広がります。飲みごたえがあり、お腹も満たされる一杯です。

4 地元の人が通う、人気の食堂

市場の奥にある食堂エリアでは、地元の人びとで賑わい、買い物帰りにテーブルを囲んでいます。ローカル感の溢れるこの場所では、ロンダ・アンディナと呼ばれる、アンデス地方に由来する伝統的な料理を集めたスタイルを楽しめます。また、好奇心旺盛な方は、ペルー山岳地方でよく食べられているネズミの一種「クイ」に挑戦してみてもいいかもしれません。

Ⓒ Yoshida Taisuke

“ビジャ”で出会う、もうひとつのペルー

ペルー寄港では、現地の人びとの暮らしや文化に深くふれる交流プログラムに参加することができます。そこで観光するだけでは得られない経験が、旅の意味をより豊かなものにしてくれます。
ペルー内戦を逃れた人びとが、砂漠の地に集まり生まれた「ビジャ・エルサルバドル」というスラム。元々は人びとが”不法”に集まった場所でしたが、住人同士が互いに意見を出し合い、優れた都市計画から”街”が築きあげられ、「奇跡の街」と呼ばれるまでに。ノーベル平和賞にもノミネートされるなど、世界の注目を集めています。ピースボートでは、こうした「ビジャ・エルサルバドル」発展に大きく寄与した現地NGO「アレーナ・イ・エステラス」との交流を通じて、貧困問題や社会参加について考えるプログラムも実施しています。外からは見えにくい現実の中で、子どもたちが元気に駆け回る姿や、地域の食堂を巻き込み料理をふるまってくれる温かいもてなしにふれ、笑顔の奥にある背景を知ることで、ペルーという国が少し立体的に見えるかもしれません。

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