クルーズコレクション

クルーズから見る神秘のオーロラ

2021年12月3日

レイキャビク(アイスランド)

夜空に揺らめく、美しい光のカーテン――ローマ神話の女神の名前から「オーロラ」と名付けられた幻想的な自然現象は、いつの時代も私たちを魅了してやみません。星空とともに帯状の光が大きく広がり、瞬く間に視界を包み込む光景は、言葉で表現できないほどの美しさ。地球一周の旅路で出会う奇跡の絶景は、一生忘れられない思い出となることでしょう。
オーロラシーズンのレイキャビク(アイスランド)に向かうと、夜には連日オーロラ鑑賞のチャンスが訪れます。オーロラをクルーズで観測するメリットとはどんなところにあるのでしょうか?

文・構成/編集部 写真/ Yuruki Shiho

レイキャビクの夜空に舞う光のヴェール

夜空を彩るオーロラは、古代から神秘的な現象として中国やロシア、ノルウェーなど世界各地で神話や物語として語り継がれてきました。現代では、その仕組みの科学的な解明が進められています。太陽から発せられた「太陽風」と呼ばれる電気を帯びた粒子が地球の極地に吸い寄せられ、大気圏を通過する際に空気中の窒素や酸素と反応して発光していることがわかっています。そんなオーロラを鑑賞するのに適しているのは、北半球では北緯60~70度付近の「オーロラベルト」と呼ばれる帯状のエリア。アイスランドは国土の大半がその圏内に入っており、オーロラ観測にも最適なのです。

Ⓒ Yuruki Shiho
能動的なオーロラ鑑賞を可能にする「クルーズ」という存在

オーロラツアーというと、内陸部のポイントでオーロラの出現を待つスタイルが一般的です。しかし内陸部は天候の影響を受けることも多く、雨雲ひとつで中止になることもしばしば。「その点、オーロラの出現する晴れ間を追いかけ移動できる船は、フットワークが軽く、オーロラと遭遇するチャンスにも恵まれる」と、オーロラハンターのアクセル・オスカーソンさんが教えてくれました。アイスランド生まれのアクセルさんは、天文学と地学の見地から気象・地場データを総合的に分析する、独自のオーロラ遭遇メソッドを持っています。

Ⓒ Mizumoto Shunya

過去4回、ピースボートクルーズでのオーロラ観測をコーディネートしてくれたアクセルさんですが、オーロラ観測をするために乗った船は、ピースボートクルーズだけだそう。オーロラハンターとしての経験の中でも稀有な、クルーズ船を使ってのオーロラ観測。しかし、周囲を360度見渡すことができる真っ暗な海の上は、オーロラ観測に最適だったと語ります。
ひとたびオーロラが姿を現せば、遮るもののない理想的な環境でその姿を目に焼き付けることができるのです。
「オーロラが夜空を舞ったあの日、デッキでは大勢の人が空を見上げとても興奮し、喜んでいたのを覚えています」と語ります。

Ⓒ Yuruki Shiho

「素晴らしい見応えでした。しかも背後には氷河も火山もありました」オーロラの出現を、寒い屋外で待ち続ける必要がないことも、クルーズでオーロラ観測をするメリットです。オーロラが現れるまで、船内でゆっくりと待つことができます。オーロラが出現したら、船内放送でアナウンスが流れてくるのです。
一方、昼間の船内では、オーロラベルト圏内の航行にあわせ、オーロラにまつわる世界各地の神話や発生の仕組みに関するレクチャー、オーロラ撮影講座など、さまざまなイベントが行われます。全ての照準を、夜のオーロラ観測に合わせ、オーロラを追いかける旅もまた思い出の1ページです。

惑星「地球」の鼓動を体感する

連夜クルーズでのオーロラ観測を楽しんだのち、ピースボートクルーズはいよいよ首都レイキャビクに入港します。「火と氷の国」アイスランドには、活発な火山活動や地殻変動、氷河の浸食などの作用による、他の場所では見ることのできない驚異的な風景がたくさん!
レイキャビク近郊でも、アイスランド随一の滝であるグトルフォスの滝、巨大な間欠泉・ゲイシール、世界遺産のシンクヴェトリル国立公園では「地球の割れ目」と言われるギャオが見られます。惑星「地球」を感じる、大自然の数々です。

Ⓒ Mizumoto Shunya

また、青みがかった乳白色が美しいブルーラグーンも、世界的に人気の高い観光スポット。ここは、隣接するスヴァルスエインギ地熱発電所から汲み上げた地下熱水の排水を再利用した、世界最大の露天温水施設です。青みがかった乳白色の湯が一面に広がる光景は、世界でも類を見ない美しさです。お湯には天然のミネラルが豊富に含まれており、美容効果はもちろん皮膚病にも高い効果があるのだとか。「シリカ」と呼ばれる石灰質の泥パックも、ぜひお試しください。アイスランドの壮大な自然に”浸かる”、癒しのひとときです。

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