PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第69回クルーズレポート

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Life Onboard

グダンスク(ポーランド)寄港 ~アウシュビッツ~

コペンハーゲンから船を一時離脱し行われたオーバーランドツアー。目的地へと向かう前に訪れたこちらは、ポーランド南部の街、クラクフです。写真は、歴代ポーランド王の居城として知られるヴァフェル城の中庭での1枚。曇り空だったため、写真写りはイマイチですが、本物はずっとキレイなんですよ。
 


第二次大戦中、国土の多くが激戦地となったポーランドにあって、クラクフは奇跡的にも戦禍を免れた街。中世の街並みを残していることから、ユネスコの世界遺産にも登録されています。こちらは中央市場での1枚。奥の建物は織物取引所です。美しい建物ですよね。

クラクフ中央駅から郊外へ電車で1時間半ほど。ここがこのツアーの「目的地」、アウシュビッツ強制絶滅収容所です。第二次大戦中、ナチス・ドイツ占領下の土地に暮らすユダヤ人、共産主義者などの「政治犯」、障がい者、同性愛者、反ナチス活動家などが捕らえられ虐殺された場所です。入り口のアーチには「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」という文字が。当時の人々がどんな思いでこの門を見上げたのか…想像することすら苦しくなるような場所です。

現在は博物館として公開されている収容所跡地。28の囚人棟に、多い時は2万8千人をこえる人々が収容されていたと言います。「博物館」と言っても、展示物と説明が所狭しと並べられているようなものではなく、閑散とした雰囲気。一切の希望も未来もなかった、その空気を「展示」しているかのよう。饒舌な説明が無い分だけに、多くを考えさせられます。

多くの花が手向けられたこの場所は、「死の壁」と呼ばれる場所。当時、この壁に向かって銃殺刑が行われていたと言います。

建物を囲む鉄条網。この細い針金が、人々の希望を奪っていたという現実に、ただただ言葉を失うばかり。

アウシュビッツの外へ続く線路。向かう先にあるのは、ここから2kmほどの場所にあるさらに大きな強制絶滅収容所・ビルケナウ。今では基本的人権として保障されている「移動」も、ここでは、「死」への移動でしかなかった事実に、やるせない気持ちに。

アウシュビッツの「シンボル」ともされる「死の門」。二度と生きては出られないと知りながらこの土地に収用された人々、絶望の日々をおくった人々、命を奪われた人々――こうした人々のことを思うと、辛くなるとともに、この場所を作り、ここで収容者の監視と殺害をしたのもまた私たちと同じ人間であることも忘れてはなりません。多くの命が奪われた悲惨な歴史を知ると共に、自分自身も含め、人はどこまでも残虐になれることを学ぶプログラムに。

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