PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

森を守り、生活を変える-ブラジルの熱帯雨林から-

ビンカ・レ・ブレトンさん(環境活動家、作家)/ブロードウェイラウンジ

2014年12月28日

先日、驚くようなドキドキ、ワクワクの半生を語っていただき「すっかり大ファンになっちゃった」という参加者も多い水先案内人ビンカ・レ・ブレトンさん。今日の講座では、ビンカさんの現在の活動について――時に「地球の肺」とも称される、ブラジルの熱帯雨林の保護活動についてお話しいただきました。

スクリーンに投影されたカエル。これは、ビンカさんが設立した、人と森の共生に取り組む「イラカンビ研究センター」の研究者が発見したイラカンビ・カエル。クリクリお目々がカワイイ、と思わず目を細めるとビンカさん「このカエル、毒を持っています」えっ、そんな怖いカエルなの?! 「でも、このカエルがいることが森の健康状態を表しているんです。カエルがいなくなる、それはバランスが崩れている、ということです」

地球の森林の実に27%にあたるというブラジルの熱帯雨林。もちろんその大きさは世界一。時に「二酸化炭素の貯金箱」なんて呼ばれるほど、地球環境を保つ大きな役割を担っています。しかし、林業や農業、鉱業、人々の生活圏の拡大によって、森林破壊が進んでいます。“BRICs”の筆頭として急成長するブラジル。森林を守りながら国として成長していくためには――人と森の共存はたいへん重要なトピックです。

ビンカさんは「イラカンビ研究センター」を設立し、森林の持続可能性の研究や、地元の人々への啓蒙や教育、森林保護活動を続けています。例えば、環境保護区を設定すること、長く森に暮らす人々の智恵を活かすこと、開発と保護の両面から優先順位を決めること――地球環境全体を考える広い視野と、その土地に根ざした視点。ブラジルの森に25年以上にわたって携わるビンカさんならではの活動です。「森を守るのはたいへん難しいこと。いつも上手くいくとは限りません。でもとても楽しいことです。今は、森を守る力になる若者たちの育成にも取り組んでいます」

イラカンビ研究センターのロゴマークには、アマゾンに生息するハチドリがモチーフになっています。これは南米アンデスに伝わる『ハチドリのひとしずく』の逸話から採ったもの。一羽のハチドリが山火事を消すことは出来ませんが、それぞれに出来ることはあります。「微力でも無力ではない」そんなメッセージが込められた逸話です。ここで登壇したのは、洋上語学プログラムGETの講師として乗船しているジュリー・プリナー。彼女は学生時代、2ヶ月間ブラジルに滞在しイラカンビ研究センターで学びました。ジュリーの専門は生物や環境ではなく、ブラジルの熱帯雨林の問題は全くの門外漢。しかし「何かがしたい」とイラカンビを訪れ、手仕事のお手伝いや、子どもたちへのワークショップなどに携わりました。「小さなことでも、何か出来ることはある。自分が出来ることをやれば、微力でも必ず何かの力にはなる。それがビンカさんのイラカンビで学んだこと」とその日々を振り返ります。
熱帯雨林の保護――こう聞くと、あまりにも途方にないこと。しかし、ひとりひとりに出来ることは必ずあります。私たちに出来ることは何なのか、どのようにこの大きなトピックに取り組むのか。多くを考え、また勇気をもらう講座となりました。

※参考:ハチドリのひとしずく(All About)/『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』(辻信一監修・光文社)

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