PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

楽園のもう一つの顔-ハワイイ先住民の主権問題-

2015年02月16日

日本からの海外旅行先としてはもっともポピュラーな場所の1つ、ハワイイ。美しい海、輝く白浜、美味しい南国フルーツ、オシャレなリゾートホテル、エステにスパ、アロハシャツ、フラダンス……まさに、楽しみ方は無限大!! な土地ですが、これらは「観光をハワイイ経済の軸とする」ために「慎重に作られたもの」だと言います。登壇したのは、ハワイイ出身のCC(コミュニケーション・コーディネーター=通訳スタッフ)ジェイソン・ション。観光ガイドにはない、ハワイイについて語りました。

ジェイソンは、ハワイイが米国の「発見」から、米国の一部となる歴史を解説。ハワイイ先住民族は弾圧を受け、その豊かな文化も壊されました。そして今、ハワイイ先住民族の文化や権利を守り、先住ハワイアンの国家内国家を認める「アカカ法案」の制定がすすめられています。この法案が成立すれば、ハワイイ先住民族にも、アラスカ先住民族やネイティブアメリカンと同様の自治権が認められることになります。先住民族の権利回復は必要、とこの法案の重要性を認めながらもジェイソンは「こうした形がいいのか…迷いもある」と複雑な胸の内を明かします。ジェイソンは白人と日系人の両親を持つ「ダブル」。アカカ法案が先住民族の権利を保証することで、日系人やダブル、その他の「外国人」など、ハワイイ先住民族以外のマイノリティに新たな差別が生まれないか――「人種によってハワイイが分裂しないか、不安もある」と言います。

「今回の旅でアフリカや南米を巡り、欧米列強の支配を受け、今も苦しんでいる先住民族に出会いました。彼らが受けてきた迫害や、権利回復のための戦い、そして今なお続く差別を知り、ハワイイ先住民族のことを振り返ると、アカカ法案には反対は出来ません。しかし…不安はあります。きっと、同様のことは世界中で起きています。それに対して、自分がどうコミットするのか、もっともっと勉強したいと思います」――ジェイソンの言葉に、改めて「人権」や「差別」を知る意義や難しさを考えたという方も多かったよう。多くの視点を与えてくれる、意義深い講座となりました。

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