PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

マンデラさんのシーフードレシピ

松本仁一さん(ジャーナリスト)/ブロードウェイラウンジ

2014年12月20日

まるでお料理の本のようなタイトルで、水先案内人・松本仁一さんが語ったのは南アフリカでアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に尽力し、黒人初の大統領となったネルソン・マンデラについて。マンデラの功績は、世界で広く知られていますが、松本さんはその「人柄」に焦点を当てます。アパルトヘイト政策下、その活動が「国家反逆罪」にあたるとされ28年もの服役生活を送ったマンデラ。絶望的な状況にありながらも、信念を貫き通したことに「彼は逆境さえも笑い飛ばせる能力を持っていた」と振り返ります。

南アフリカで当時「監獄島」だったロベン島。マンデラもここに投獄されていました。社会から分断され、強制労働を強いられる日々。しかしマンデラは「“楽しいこと”を考えて過ごしていた」と松本さん。「例えば脱獄計画。歯科治療にかこつけて、歯医者のトイレの窓から飛び出してやろうか。仲間にヘリコプターをチャーターさせて脱獄してやったら看守も驚くだろう――実際に脱獄することはありませんでしたが、こうした計画を考えることを楽しんで、退屈なんてしなかった、と言うんです」 こんなコトで楽しめるの?とギモンに思ってしまいますが、それを「楽しめる力」こそがマンデラの才能、確かにスゴイです。

マンデラはロベン島での刑務として「海藻集め」を命じられた際、海藻にムール貝やザリガニ、アワビなどが付いていることに着目します。そして、これらでシーフードシチューを調理。新鮮なシーフードたっぷりの絶品シチューを、囚人仲間のみならず、看守とも分け合ったそう。以来、ロベン島では貝類がよくあがる強風の日は、ピクニックのようになったとか!? 「自由になる日が来るとも思えない、労働を強いられる辛い日々。囚人の多くは鬱状態になります。しかしマンデラは“先の楽しみ”を見つけて提示した。囚人たちもだんだんと明るさを取り戻したと言います」
「マンデラは、生活を楽しむ能力が格段に強かった」――人が持つほんとうの「強さ」というのは、こうしたところに現れるものなのかもしれません。マンデラの強さと、明るさ、その人柄を垣間見る貴重な講座となりました。

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