PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第90回クルーズレポート

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Life Onboard

マオヒというアイデンティティー

2016年03月08日

「まず、大事なこと。私はフランス人ではありません」――タヒチからの水先案内人ガブリエル・テティアラヒさん(通称ガビさん)の講座はこんな言葉から始まります。
太平洋に位置し時に「楽園」と称される美しい珊瑚礁で知られるタヒチ。この土地の正式名称は「仏領ポリネシア」。そう、ここはフランス本国とは遠く離れていますが、未だフランス領にあたります。こうしたタヒチの歴史と今をガビさんにお話しいただきました。

講座タイトルの「マオヒ」はタヒチの先住民族です。マオヒはフランスの入植以来、土地を奪われ、言葉を奪われ、伝統文化やコミュニティも奪われました。農地開発が行われ、輸出用の作物を作ることを強いられたことから、タヒチ固有の作物や生活スタイルも失われていきます。そしてムルロア環礁で行われた核実験――多くの島民が犠牲となり、深刻な健康被害は今なお続いています。

こうした状況に対し、ガビさんはマオヒの権利と文化回復のための活動を展開。タヒチの非植民地化、マオヒの自決権を求めて国際社会へ発言を続けています。今ガビさんが求めているのはタヒチの非植民地化、自治権の回復と国民投票の実施です。「フランス統治下のままでいること、フランスと自治国家の関係を結ぶこと、完全独立を目指すこと――投票の選択肢はいくつか考えられます。私はタヒチは独立へ向かうべきだと思っていますが、最も大切なことは私たちがその投票権を持つこと。私たちのことを私たちで決める権利です」。

「自由を求める権利、それは誰もが持つものです」そんな言葉にハッとさせられた参加者も多かったよう。
「私には2つの夢があります。1つは、太平洋諸国が核から解放されること。もう1つは、タヒチが自由を獲得すること」――ガビさんの言葉を胸に刻む、大切な講座となりました。

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